青黒ライブラリーアウト
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(2022年直近のレシピ追加と概要欄を一部加筆修正) |
|||
15行: | 15行: | ||
*[[中村修平]]曰く、「[[親和 (デッキ)|親和]]や[[ドレッジ]]のようないわゆる「[[メインデッキ|メイン]]最強系」のデッキを名乗れるレベル」(→[http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/023524/ 参考])。 | *[[中村修平]]曰く、「[[親和 (デッキ)|親和]]や[[ドレッジ]]のようないわゆる「[[メインデッキ|メイン]]最強系」のデッキを名乗れるレベル」(→[http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/023524/ 参考])。 | ||
− | * | + | *ライブラリーアウト戦略の常として、天敵は[[エルドラージ覚醒]]に収録されている3体の[[伝説の]][[エルドラージ]]達([[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]など)。対戦相手を[[対象]]に取るカードが多い関係上[[神聖の力線/Leyline of Sanctity]]も悶絶モノ。どちらもモダンではかなりの頻度で見られるカードであり、中々[[メタゲーム]]の上位には入り込めない。 |
− | ** | + | **またデッキの枚数が多い[[タワーデッキ]]も不得手とし、[[空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad]]を[[相棒]]に指定したデッキには苦戦を強いられる。[[バベル]]を相手にしてしまうと目も当てられない。 |
**対策としては自分の[[ライブラリー]]を削れるカードを残し[[ジェイスの幻/Jace's Phantasm]]で[[ビートダウン (俗語)|ビートダウン]]戦略を取る、自分の[[墓地]]を大量に肥やした上で[[奈落の総ざらい/Empty the Pits]]を唱え[[ゾンビ]][[トークン]]を10体以上並べて殴り勝つ、などがある。また、近年では対象を選ばないライブラリー破壊カードも増えつつある。 | **対策としては自分の[[ライブラリー]]を削れるカードを残し[[ジェイスの幻/Jace's Phantasm]]で[[ビートダウン (俗語)|ビートダウン]]戦略を取る、自分の[[墓地]]を大量に肥やした上で[[奈落の総ざらい/Empty the Pits]]を唱え[[ゾンビ]][[トークン]]を10体以上並べて殴り勝つ、などがある。また、近年では対象を選ばないライブラリー破壊カードも増えつつある。 | ||
*[[白]]を[[タッチ]]して[[書庫の罠/Archive Trap]]と相性の良い[[流刑への道/Path to Exile]]や、前述の伝説のエルドラージへの回答となる[[隠匿+探求/Hide+Seek]]を追加した[[白青黒|エスパー]]バージョンも見られる。 | *[[白]]を[[タッチ]]して[[書庫の罠/Archive Trap]]と相性の良い[[流刑への道/Path to Exile]]や、前述の伝説のエルドラージへの回答となる[[隠匿+探求/Hide+Seek]]を追加した[[白青黒|エスパー]]バージョンも見られる。 |
2022年9月25日 (日) 07:29時点における版
青黒ライブラリーアウト(UB Mill)は主にモダン環境に存在するライブラリー破壊デッキ。
目次 |
概要
Archive Trap / 書庫の罠 (3)(青)(青)
インスタント — 罠(Trap)
インスタント — 罠(Trap)
このターン、対戦相手1人が自分のライブラリーを探していたなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい。
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを13枚切削する。
軽量で大量のライブラリーを削ることができるカードを最速で対戦相手に叩き込み、ライブラリーアウトさせて勝利する戦術のデッキ。
数枚のライブラリー破壊カードをエンドカードに据えたコントロールや、無限ライブラリー破壊コンボのような従来のライブラリー破壊デッキの形態とは大きく異なるのが特徴。マジック史上でもここまで大量のライブラリー破壊カードのみで構成されたデッキは珍しい。その構築理念はもはやバーンデッキに近い。
継続的なライブラリー破壊手段としては催眠の宝珠/Mesmeric Orbや各種フェッチランドと相性の良い面晶体のカニ/Hedron Crab、息切れ対策としては彼方の映像/Visions of Beyondや殻船着の島/Shelldock Isleなどが採用される。ビートダウンデッキ対策に墓所への乱入/Crypt Incursionや不敬な遺品/Profane Memento、コンボデッキ対策に外科的摘出/Surgical Extractionと、ライブラリー破壊と併せた防御・妨害が行えることも強み。
デッキ全体の各パーツがシナジーしており、早ければ4ターンほどで対戦相手のライブラリーを削りきることが可能。
- 中村修平曰く、「親和やドレッジのようないわゆる「メイン最強系」のデッキを名乗れるレベル」(→参考)。
- ライブラリーアウト戦略の常として、天敵はエルドラージ覚醒に収録されている3体の伝説のエルドラージ達(引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなど)。対戦相手を対象に取るカードが多い関係上神聖の力線/Leyline of Sanctityも悶絶モノ。どちらもモダンではかなりの頻度で見られるカードであり、中々メタゲームの上位には入り込めない。
- またデッキの枚数が多いタワーデッキも不得手とし、空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomadを相棒に指定したデッキには苦戦を強いられる。バベルを相手にしてしまうと目も当てられない。
- 対策としては自分のライブラリーを削れるカードを残しジェイスの幻/Jace's Phantasmでビートダウン戦略を取る、自分の墓地を大量に肥やした上で奈落の総ざらい/Empty the Pitsを唱えゾンビトークンを10体以上並べて殴り勝つ、などがある。また、近年では対象を選ばないライブラリー破壊カードも増えつつある。
- 白をタッチして書庫の罠/Archive Trapと相性の良い流刑への道/Path to Exileや、前述の伝説のエルドラージへの回答となる隠匿+探求/Hide+Seekを追加したエスパーバージョンも見られる。
- さらに赤をタッチして隠匿+探求の隠匿を上記の神聖の力線対策にしたり、紅蓮地獄/Pyroclasmを採用するバージョンもある。
- カードプールの増加に伴い青単色での強力なライブラリー破壊カードや虹色の終焉/Prismatic Endingなどの除去が追加されたことから、黒を抜いた白青ライブラリーアウトも存在する。
サンプルレシピ
- Magic Onlineで結果を残した青黒純正バージョン。
サンプルレシピ2
- 参考
- グランプリロサンゼルス16 9-4-2
- 使用者:Jinlin Li
- フォーマット
Blue-Black Mill [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- 継続的にライブラリー破壊が可能な躁の書記官/Manic Scribeを追加したバージョン。罠の橋/Ensnaring Bridgeによりビートダウン耐性を高めている。
サンプルレシピ3
UB Mill [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- 廃墟の地/Field of Ruinと書庫の罠のシナジーを活かすために罠師の引き込み/Trapmaker's Snareが投入されている。それに合わせてサイドの墓地対策としては貪欲な罠/Ravenous Trapが採用されている。
サンプルレシピ4
Blue-Black Mill [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- 遺跡ガニ/Ruin Crab、ターシャズ・ヒディアス・ラフター/Tasha's Hideous Laughter、正気破砕/Fractured Sanity、湖での水難/Drown in the Lochなどのライブラリー破壊戦略を支える強力なカードが追加され、モダンのメタゲームの一角を担う程となった。
- 2022年3月に禁止カードに指定される以前は夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを搭載したタイプも存在していた。