大群マジック

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'''大群マジック'''/''Horde Magic''とは、[[多人数戦]]の[[変種ルール]]の1つ。[[プレイヤー]]が1つの[[チーム]]を組み『'''大群'''/''Horde''』と呼ばれるデッキに挑むものである。  
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'''大群マジック'''/''Horde Magic''とは、[[多人数戦]]の[[ハウスルール]]の1つ。[[プレイヤー]]が1つの[[チーム]]を組み『'''[[大群]]'''/''Horde''』と呼ばれるデッキに挑むものである。  
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==概要==
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2011年9月に、元[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]インターン生の[[Peter Knudson]]がウェブサイト『Quiet Speculation』の記事[http://www.quietspeculation.com/2011/09/horde-magic-a-new-way-to-play-magic-and-survive-zombie-invasions/]で提唱したのが発端である。その後、2011年10月に[[Daily MTG]]の連載記事「Serious Fun」で紹介され、広く知られることになった。
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*後に、大群マジックを基にして[[チャレンジ・デッキ]]のシリーズが作られた。特に[[大群との戦い]]では、チャレンジ・デッキ側を[[大群]]と呼ぶなど、実際の大群マジックのデッキに近いデザインになっている。
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==ルール==
 
==ルール==
 
*[[プレイヤー]]は最大4人の[[チーム]]で行い、それぞれ自分のデッキを組む。
 
*[[プレイヤー]]は最大4人の[[チーム]]で行い、それぞれ自分のデッキを組む。
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===『大群』===
 
===『大群』===
 
大群マジックは『大群』と呼ばれる、60枚の同一の名前の[[トークン]]の入った100枚[[デッキ]]が必要となる。プレイヤーが3人以下の場合、1人ならば55枚、2人ならば40枚、3人ならば25枚を、ゲーム開始時に[[無作為に]]取り除く。
 
大群マジックは『大群』と呼ばれる、60枚の同一の名前の[[トークン]]の入った100枚[[デッキ]]が必要となる。プレイヤーが3人以下の場合、1人ならば55枚、2人ならば40枚、3人ならば25枚を、ゲーム開始時に[[無作為に]]取り除く。
*上記以外に、4人を下回る一人につき25枚をランダムに取り除く(3人なら75枚、2人なら50枚)方法もある。
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*上記以外に、プレイヤー人数が4人を下回る一人につき25枚を無作為に取り除く(プレイヤーが1人ならば75枚、2人ならば50枚、3人ならば25枚を取り除く)方法もある。
 
*参考リンクにあるデッキは55枚の同名トークンのものと55枚と5枚の2種類で60枚にしたものとがあり、必ずしも60枚ですべて同名トークンでなくてもいいようだ。またトークンのクリーチャー・タイプ、サイズ、能力などは自由に設定することができる。公式に存在しないトークン・カードでもよい。
 
*参考リンクにあるデッキは55枚の同名トークンのものと55枚と5枚の2種類で60枚にしたものとがあり、必ずしも60枚ですべて同名トークンでなくてもいいようだ。またトークンのクリーチャー・タイプ、サイズ、能力などは自由に設定することができる。公式に存在しないトークン・カードでもよい。
 
**数十枚のトークンを公式のトークン・カードで用意するのは厳しいので、別のカードをトークンとして代用することになるだろう。その場合、複数のトークンをデッキに入れていると区別がつきにくいので現実的には1-2種類に抑えるのがいいだろう。
 
**数十枚のトークンを公式のトークン・カードで用意するのは厳しいので、別のカードをトークンとして代用することになるだろう。その場合、複数のトークンをデッキに入れていると区別がつきにくいので現実的には1-2種類に抑えるのがいいだろう。
**仮に大群デッキを60枚デッキで構築する場合、トークン・カードを36枚(33枚+3枚)、通常カードを24枚使用する。[[シャッフル]]後はここから、プレイヤーが1人ならば33枚、2人ならば24枚、3人ならば15枚を、あるいは4人を下回る一人につき15枚取り除けばよい。
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**仮に大群デッキを60枚デッキで構築する場合、トークン・カードを36枚(33枚+3枚)、通常カードを24枚使用する。[[切り直す|シャッフル]]後はここから、プレイヤーが1人ならば33枚、2人ならば24枚、3人ならば15枚を、あるいは4人を下回る一人につき15枚取り除けばよい。
 
*大群デッキにおいては、トークン・カードを通常のマジックの[[カード]]と同じように扱う。
 
*大群デッキにおいては、トークン・カードを通常のマジックの[[カード]]と同じように扱う。
 
**ただし、トークンが[[墓地]]に置かれたり大群の[[手札]]や[[ライブラリー]]に戻されたり[[追放]]されたりした場合、通常の[[ゲーム]]通り[[状況起因処理]]が働く([[領域]]を移動した後、ゲームから取り除かれる)。あくまでトークン・カードはトークンなので墓地に残る事はない。
 
**ただし、トークンが[[墓地]]に置かれたり大群の[[手札]]や[[ライブラリー]]に戻されたり[[追放]]されたりした場合、通常の[[ゲーム]]通り[[状況起因処理]]が働く([[領域]]を移動した後、ゲームから取り除かれる)。あくまでトークン・カードはトークンなので墓地に残る事はない。
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**単に大群側のプレイヤーを担当する人間がいない、という意味であって、プレイヤーや[[対戦相手]]を[[対象]]とする時に大群を対象に選べない、という事ではない。
 
**単に大群側のプレイヤーを担当する人間がいない、という意味であって、プレイヤーや[[対戦相手]]を[[対象]]とする時に大群を対象に選べない、という事ではない。
 
*大群のターンの開始時にトークン以外のカードが出るまで[[ライブラリーの一番上]]から順に[[公開する]]。そのあと、公開されたすべてのトークンを唱え(それらの[[コスト]]は0である)、最後に公開したカードを[[唱える]]。
 
*大群のターンの開始時にトークン以外のカードが出るまで[[ライブラリーの一番上]]から順に[[公開する]]。そのあと、公開されたすべてのトークンを唱え(それらの[[コスト]]は0である)、最後に公開したカードを[[唱える]]。
**その代わりに、大群は[[ドロー・ステップ]]のカード・ドローを行わない。
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**その代わりに、大群は[[ドロー・ステップ]]の開始時にカードを引かない。
 
**トークンは唱えられる([[スタック]]に乗る)ので、[[打ち消す]]事が可能。
 
**トークンは唱えられる([[スタック]]に乗る)ので、[[打ち消す]]事が可能。
 
**[[ブーメラン/Boomerang]]でクリーチャーが[[バウンス]]された場合など、大群の[[手札]]に移動した(トークン・カード以外の)カードは、次の[[ターン]]に公開された[[呪文]]が唱えられた後で([[メイン・フェイズ]]に)再び唱えられる。
 
**[[ブーメラン/Boomerang]]でクリーチャーが[[バウンス]]された場合など、大群の[[手札]]に移動した(トークン・カード以外の)カードは、次の[[ターン]]に公開された[[呪文]]が唱えられた後で([[メイン・フェイズ]]に)再び唱えられる。
 
**この処理を行う正確なタイミングが不明である。言葉通り1.「[[アンタップ・ステップ]]の前」なのか、2.「[[アップキープ]]の開始時」なのか、3.「ドロー・ステップの[[ターン起因処理]]」として行うかのいずれにするかは、ゲームの開始前にはっきりさせておいた方がよい。
 
**この処理を行う正確なタイミングが不明である。言葉通り1.「[[アンタップ・ステップ]]の前」なのか、2.「[[アップキープ]]の開始時」なのか、3.「ドロー・ステップの[[ターン起因処理]]」として行うかのいずれにするかは、ゲームの開始前にはっきりさせておいた方がよい。
*大群は必要な[[マナ]]は保っているものとして扱い、いくらでも[[追加コスト]]に必要なマナを払える([[プロパガンダ/Propaganda]]など)。
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*大群は必要な[[マナ]]は保っているものとして扱い、いくらでも[[追加コスト]]に必要なマナを支払える([[プロパガンダ/Propaganda]]など)。
*大群は常にプレイヤー・チームのプレイヤー全員に対して攻撃する。誰か1人を選んで攻撃する訳ではない。
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*大群は常にプレイヤー・チームのプレイヤー全員に対して攻撃する。誰か1人を選んで攻撃する訳ではない。
*プレイヤー・チームが大群側から攻撃を受けた場合、各プレイヤーは自由に自身の[[コントロール]]するクリーチャーを[[ブロック・クリーチャー]]に選び、大群側の[[攻撃クリーチャー]]を[[ブロック]]できる。
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*プレイヤー・チームが大群側から攻撃を受けた場合、各プレイヤーは自由に自身の[[コントロール]]するクリーチャーを[[ブロック・クリーチャー]]に選び、大群側の[[攻撃クリーチャー]]を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できる。
 
*大群側の[[クリーチャー]]は[[速攻]]と[[攻撃強制]]を持つ(可能な限り攻撃に参加する)。
 
*大群側の[[クリーチャー]]は[[速攻]]と[[攻撃強制]]を持つ(可能な限り攻撃に参加する)。
 
**ブロック強制も持つ、とするのが望ましい。
 
**ブロック強制も持つ、とするのが望ましい。
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===勝敗===
 
===勝敗===
*大群側のライブラリーと手札、戦場にいるクリーチャーをすべて排斥すればプレイヤーの勝利となる。
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*大群側のライブラリーと手札、戦場にいるクリーチャーをすべて排斥すればプレイヤーの[[勝利]]となる。
**つまり、大群側のライブラリーが空になっても、大群側の手札や戦場のクリーチャーが残っている限り大群側は敗北しない。
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**つまり、大群側のライブラリーが空になっても、大群側の手札や戦場のクリーチャーが残っている限り大群側は[[敗北]]しない。
 
*プレイヤー側のライフが0になると敗北となる。
 
*プレイヤー側のライフが0になると敗北となる。
  
==統率者戦用変種ルールその1==
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==変種ルール==
統率者戦向けとして[[射場本正巳]]から、以下のような追加[[ルール]]が提案されている([http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 参考])。
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===統率者戦用変種ルールその1===
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統率者戦向けとして[[射場本正巳]]から、以下のような追加[[ルール]]が提案されている([http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 参考])。
  
 
*参加する[[プレイヤー]]の人数に関係なく、プレイヤー側の[[共用ライフ]]は合計で100であり、大群[[デッキ]]の枚数は100枚である。
 
*参加する[[プレイヤー]]の人数に関係なく、プレイヤー側の[[共用ライフ]]は合計で100であり、大群[[デッキ]]の枚数は100枚である。
*プレイヤーは一人で大群と戦うとき、準備[[ターン]]として5ターンを得る。人数が一人増えるごとに得られるターンは1少なくなる。
+
*プレイヤーは1人で大群と戦うとき、準備[[ターン]]として5ターンを得る。人数が1人増えるごとに得られるターンは1少なくなる。
 
*大群デッキに入れられる[[トークン]]の上限は50体。トークン以外に[[クリーチャー]]を40体以上、クリーチャー以外の[[呪文]]は10枚まで。
 
*大群デッキに入れられる[[トークン]]の上限は50体。トークン以外に[[クリーチャー]]を40体以上、クリーチャー以外の[[呪文]]は10枚まで。
 
**大群デッキに含まれる[[カード]]はトークンと同じ[[クリーチャー・タイプ]]を持つか、そのクリーチャー・タイプを[[ルール文章]]か[[カード名]]に含むものとする。これらのカードは、同名カードを4枚まで[[デッキ]]に入れることができる。
 
**大群デッキに含まれる[[カード]]はトークンと同じ[[クリーチャー・タイプ]]を持つか、そのクリーチャー・タイプを[[ルール文章]]か[[カード名]]に含むものとする。これらのカードは、同名カードを4枚まで[[デッキ]]に入れることができる。
**上記のカードのほかに10枚まで自由にカードを入れることができる。これらのカードはそれぞれ1枚制限とする。
+
**上記のカードのほかに10枚まで自由にカードを入れることができる。これらのカードはそれぞれ1枚制限とする。
**大群マジックでは大群の撃破が目的となる為、その目的を不可能にする[[エルドラージ]]3人衆である以下の3枚は[[禁止カード]]である。
+
**大群マジックでは大群の撃破が目的となるため、その目的を不可能にする[[エルドラージ]]3人衆である以下の3枚は[[禁止カード]]である。
 
***[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]
 
***[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]
 
***[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]]
 
***[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]]
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**正の[[効果]]を与える[[能力]]や[[呪文]]の場合([[ターン]]を得る、[[クリーチャー]]を強化するなど)、それの[[対象]]にふさわしいと思われる大群側の[[オブジェクト]]を[[プレイヤー]]側が選択し、その中から[[対象]]を[[無作為に]]決定する。
 
**正の[[効果]]を与える[[能力]]や[[呪文]]の場合([[ターン]]を得る、[[クリーチャー]]を強化するなど)、それの[[対象]]にふさわしいと思われる大群側の[[オブジェクト]]を[[プレイヤー]]側が選択し、その中から[[対象]]を[[無作為に]]決定する。
  
==統率者戦用変種ルールその2==
+
===統率者戦用変種ルールその2===
その1の記事の後に、統率者戦向けとして[[射場本正巳]]から、ふたたび以下のような追加[[ルール]]が提案されている([http://mtg-jp.com/reading/variety/002766/ 参考])。
+
[[#統率者戦用変種ルールその1|その1]]の記事の後に、統率者戦向けとして[[射場本正巳]]から、ふたたび以下のような追加[[ルール]]が提案されている([http://mtg-jp.com/reading/variety/002766/ 参考])。
  
 
*大群[[デッキ]][[構築]][[ルール]]
 
*大群[[デッキ]][[構築]][[ルール]]
 
**[[パワー]]の合計が200以内になるように[[トークン・カード]]を入れる。([[トークン]]の種類は複数あってよい)
 
**[[パワー]]の合計が200以内になるように[[トークン・カード]]を入れる。([[トークン]]の種類は複数あってよい)
**通常の[[呪文]][[カード]]を50枚入れる。(各[[カード]]は1枚制限)
+
**通常の[[呪文]][[カード]]を50枚入れる。(各[[カード]]は1枚制限)
 
**[[デッキ]]の上限は250枚とする。
 
**[[デッキ]]の上限は250枚とする。
  
 
*大群[[デッキ]][[プレイ]][[ルール]]
 
*大群[[デッキ]][[プレイ]][[ルール]]
 
**[[プレイヤー]]側の[[ライフ]]は何人で[[プレイ]]しても100。[[毒カウンター]]は50個で[[敗北]]。
 
**[[プレイヤー]]側の[[ライフ]]は何人で[[プレイ]]しても100。[[毒カウンター]]は50個で[[敗北]]。
**[[プレイヤー]]は人数ごとに準備[[ターン]]がある。[[プレイヤー]]1人で5[[ターン]]とし、以下1人増えるごとに1[[ターン]]減少する。
+
**[[プレイヤー]]は人数ごとに準備[[ターン]]がある。[[プレイヤー]]1人で5[[ターン]]とし、以下1人増えるごとに1[[ターン]]減少する。
 
**大群[[デッキ]]は[[プレイヤー]]の準備[[ターン]]終了後、自動的に[[プレイ]]される。
 
**大群[[デッキ]]は[[プレイヤー]]の準備[[ターン]]終了後、自動的に[[プレイ]]される。
**大群の[[ターン]]、[[ライブラリー]]から[[トークン]]以外の[[カード]]がめくれるまでめくり、[[トークン]]全てを同時に[[戦場]]に出す。その後通常[[カード]]を[[プレイ]]する。
+
**大群の[[ターン]]、[[ライブラリー]]から[[トークン]]以外の[[カード]]がめくれるまでめくり、[[トークン]]全てを同時に[[戦場に出す]]。その後通常[[カード]]を[[プレイ]]する。
 
**大群の[[クリーチャー]]は[[速攻]]を持ち、即座に[[攻撃]]する。
 
**大群の[[クリーチャー]]は[[速攻]]を持ち、即座に[[攻撃]]する。
 
**大群が[[ダメージ]]を受けたとき、大群[[デッキ]]の上から同数の[[カード]]を[[墓地]]に置く。
 
**大群が[[ダメージ]]を受けたとき、大群[[デッキ]]の上から同数の[[カード]]を[[墓地]]に置く。
**大群[[デッキ]]が0枚となったとき、大群は[[敗北]]する。
+
**大群[[デッキ]]が0枚となったとき、大群は[[敗北]]する。
  
 
*その他詳細[[ルール]]
 
*その他詳細[[ルール]]
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***[[ダメージ]]を与える[[呪文]]は[[プレイヤー]]を[[対象]]とする。
 
***[[ダメージ]]を与える[[呪文]]は[[プレイヤー]]を[[対象]]とする。
 
***[[クリーチャー]][[除去]][[呪文]]は常に一番[[パワー]]の高い[[クリーチャー]]を[[対象]]とする。
 
***[[クリーチャー]][[除去]][[呪文]]は常に一番[[パワー]]の高い[[クリーチャー]]を[[対象]]とする。
***[[アーティファクト]]や[[エンチャント]]を[[対象]]に取るときは完全[[ランダム]]とする。
+
***[[アーティファクト]]や[[エンチャント]]を[[対象]]に取るときは[[無作為に]]選ぶ。
***大群の[[クリーチャー]]を[[対象]]にするものは完全[[ランダム]]。
+
***大群の[[クリーチャー]]を[[対象]]にするものは無作為に選ぶ。
***その他[[対象]]を取るものは不自然でない範囲で[[ランダム]]に選ぶ。
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***その他[[対象]]を取るものは不自然でない範囲で無作為に選ぶ。
**大群[[クリーチャー]]が[[プレイヤー]][[ターン]]の[[戦闘フェイズ]]中に[[アンタップ]]状態の場合、[[ランダム]]で[[攻撃クリーチャー]]を[[ブロック]]する。
+
**大群[[クリーチャー]]が[[プレイヤー]][[ターン]]の[[戦闘フェイズ]]中に[[アンタップ]]状態の場合、無作為に[[攻撃クリーチャー]]を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]する。
 
**大群[[デッキ]]は[[呪文]]を本来の[[コスト]]で[[唱える]]目的、および[[クリーチャー]]の維持や[[攻撃]]の制限を解除する目的において[[マナ]]の制限を受けない。(X[[呪文]]、[[キッカー]][[コスト]]、[[起動型能力]]のために[[マナ]]は使わない)
 
**大群[[デッキ]]は[[呪文]]を本来の[[コスト]]で[[唱える]]目的、および[[クリーチャー]]の維持や[[攻撃]]の制限を解除する目的において[[マナ]]の制限を受けない。(X[[呪文]]、[[キッカー]][[コスト]]、[[起動型能力]]のために[[マナ]]は使わない)
 
**大群[[デッキ]]は通常の[[デッキ]]とは区別して扱う。
 
**大群[[デッキ]]は通常の[[デッキ]]とは区別して扱う。
***大群から唱えられた[[カード]]は[[手札]]から唱えられたものとみなし、[[手札]]に[[カード]]が戻されるときは[[デッキ]]に加えて[[シャッフル]]する。[[手札]]の枚数を増減させる[[効果]]の影響は受けない。
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***大群から唱えられた[[カード]]は[[手札]]から唱えられたものとみなし、[[手札]]に[[カード]]が戻されるときは[[デッキ]]に加えて[[切り直す]][[手札]]の枚数を増減させる[[効果]]の影響は受けない。
 
***大群[[デッキ]]は[[ライブラリー]]とはみなさない。[[ライブラリー]]から[[カード]]を[[探す]][[効果]]、[[ライブラリー]]に戻る[[効果]]などは行われない。
 
***大群[[デッキ]]は[[ライブラリー]]とはみなさない。[[ライブラリー]]から[[カード]]を[[探す]][[効果]]、[[ライブラリー]]に戻る[[効果]]などは行われない。
 
**大群は[[ライフ]]回復の[[効果]]で[[デッキ]]が回復することはない。
 
**大群は[[ライフ]]回復の[[効果]]で[[デッキ]]が回復することはない。
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==禁止カード==
 
==禁止カード==
[[Peter Knudson]]はプレイヤー側への[[禁止カード]]を設けている{[http://www.quietspeculation.com/2011/10/horde-magic-an-open-source-project/ 参考]}。
+
===提唱者による禁止カードリスト===
 +
大群マジック提唱者の[[Peter Knudson]]はプレイヤー側への[[禁止カード]]を設けている([http://www.quietspeculation.com/2011/10/horde-magic-an-open-source-project/ 参考])。
  
*[[上天の閃光/AEther Flash]]
+
*[[上天の閃光/Aether Flash]]
 
*[[黄金化/Aurification]]
 
*[[黄金化/Aurification]]
 
*[[刺草/Barbed Foliage]]
 
*[[刺草/Barbed Foliage]]
121行: 129行:
 
*[[嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan]]
 
*[[嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan]]
 
*[[外科的摘出/Surgical Extraction]]
 
*[[外科的摘出/Surgical Extraction]]
*[[上天のしみ/Tainted AEther]]
+
*[[上天のしみ/Tainted Aether]]
 
*[[テフェリーの濠/Teferi's Moat]]
 
*[[テフェリーの濠/Teferi's Moat]]
 
*[[時間の伸長/Time Stretch]]
 
*[[時間の伸長/Time Stretch]]
127行: 135行:
 
*[[隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden]]
 
*[[隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden]]
  
禁止したほうがいいトークン
+
他には以下のようなカードも禁止が推奨される。
  
・暗殺者トークン・・・
+
*[[落とし格子/Portcullis]]
 「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはゲームに敗北する。」の能力が強すぎる。
+
*[[魅力的な執政官/Blazing Archon]]
極端な話、200体いたらまずブロッカーが追いつかなくてまず勝てない。
+
*[[不断の霞/Constant Mists]]
 +
*[[夜明けに歩くもの/Dawnstrider]]
  
・*/*のエレメンタルトークン・・・
+
===大群側禁止推奨カード===
 「このクリーチャーのパワーとタフネスは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」の能力が強すぎる。点数で見たパワーが0なのでたくさん入る点でも強すぎる。
+
  
・2/2のウーズトークン・・・
 
 「このクリーチャーが死亡したとき、緑の1/1のウーズ・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。」の能力が強すぎる。
 
  
・構築物/Constructトークン・・・
+
*[[聖戦士の進軍/Cathars' Crusade]]
 6/12トランプルが33体もいると強すぎるかも知れない。
+
複数のトークンが同時に戦場に出るため、恒久的に全体強化ができてしまう。
 +
[[旗印/Coat of Arms]]や[[集団的祝福/Collective Blessing]]と比べても強すぎる。
  
・3/3のワームトークン、1/1の狼トークン・・・
+
*[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]
 接死が強すぎるかも知れない。
+
大群側にはトークンが大量に並ぶため維持が容易であり、破壊不能が強すぎる。
 +
 
 +
===禁止推奨トークン===
 +
;1/1の[[暗殺者]]([[見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen]])
 +
:「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはゲームに敗北する。」の能力が強い。
 +
 
 +
;*/*の[[エレメンタル]]([[復活の声/Voice of Resurgence]])
 +
:「このクリーチャーのパワーとタフネスは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」の能力が強い。
 +
 
 +
;7/7の[[エルドラージ]]([[アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)]])
 +
:[[滅殺]]1が強い。
 +
 
 +
 
 +
;2/2の[[ウーズ]]([[分裂するスライム/Mitotic Slime]])
 +
:デッキ内のトークン以外にトークンを使用するカードを使うのは好ましくない。
  
・1/1の昆虫トークン・・・
 
 感染が強すぎるかも知れない。
 
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==
===その1([http://mtg-jp.com/reading/translated/002246/ 参考])===
+
===その1===
 +
「[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/165  Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/002246/ 上上下下左右左右BAシャッフル!]」より。
 +
 
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (29)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (29)
215行: 236行:
 
|1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]]
 
|1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]]
 
|}
 
|}
===その2([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/166 参考])===
+
 
 +
===その2===
 +
[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/166 Hording all the Fun]」より。
 +
 
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (23)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (23)
283行: 307行:
 
|1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]]
 
|1||[[黄昏の呼び声/Twilight's Call]]
 
|}
 
|}
===その3([http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 参考])===
+
 
射場本正巳の統率者戦用追加ルールその1に沿って作られたデッキ。
+
===その3===
 +
[[#統率者戦用変種ルールその1|射場本正巳の統率者戦用変種ルールその1]]に沿って作られたデッキ。「[http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!]」より。
 +
 
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (38)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (38)
340行: 366行:
 
|1||[[明日の標/Beacon of Tomorrows]]
 
|1||[[明日の標/Beacon of Tomorrows]]
 
|}
 
|}
===その4([http://mtg-jp.com/reading/variety/002766/ 参考])===
+
 
射場本正巳の統率者戦用追加ルールその2に沿って作られたデッキ。
+
===その4===
 +
[[#統率者戦用変種ルールその1|射場本正巳の統率者戦用追加ルールその2]]に沿って作られたデッキ。「[http://mtg-jp.com/reading/variety/002766/ 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第4回:~カジュアル道~]」より。
 +
 
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (18)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (18)
387行: 415行:
 
|19||[[ヤギ]][[トークン]](0/1)
 
|19||[[ヤギ]][[トークン]](0/1)
 
|-
 
|-
|1||[[マリット・レイジ]][[トークン]](20/20)
+
|1||[[暗黒の深部/Dark Depths|マリット・レイジ]][[トークン]](20/20)
 
|-
 
|-
 
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (32)
 
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (32)
458行: 486行:
 
==参考リンク==
 
==参考リンク==
 
*[http://www.quietspeculation.com/2011/09/horde-magic-a-new-way-to-play-magic-and-survive-zombie-invasions/ Horde Magic: A New Way to Play Magic and Survive Zombie Invasions](Quiet Speculation、文:[[Peter Knudson]])
 
*[http://www.quietspeculation.com/2011/09/horde-magic-a-new-way-to-play-magic-and-survive-zombie-invasions/ Horde Magic: A New Way to Play Magic and Survive Zombie Invasions](Quiet Speculation、文:[[Peter Knudson]])
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/165 Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/002246/ 上上下下左右左右BAシャッフル!]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/down-down-left-right-left-right-b-shuffle-2011-10-17 Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004002/ 上上下下左右左右BAシャッフル!]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/166 Hording all the Fun]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/hording-all-fun-2011-10-25 Hording all the Fun]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
*[http://mtg-jp.com/reading/gekijo/002586/ 塚本樹詩のデッキ構築劇場・押し寄せる何か]([[MTG-JP.com]])
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*[https://mtg-jp.com/reading/gekijo/0003678/ 塚本樹詩のデッキ構築劇場・押し寄せる何か]([[MTG-JP.com]])
*[http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/ 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!]([[MTG-JP.com]])
+
*[https://mtg-jp.com/reading/variety/0004534/ 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!]([[MTG-JP.com]])
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/183 Then We Will Fight in the Shade!]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/then-we-will-fight-shade-2012-02-20 Then We Will Fight in the Shade!]([[WotC]]、文:[[Adam Styborski]])
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*[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004157/ ハイドラのできるまで]/[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/270  Building a Hydra](Latest Development、[[Sam Stoddard]]著)

2022年3月2日 (水) 19:00時点における最新版

大群マジック/Horde Magicとは、多人数戦ハウスルールの1つ。プレイヤーが1つのチームを組み『大群/Horde』と呼ばれるデッキに挑むものである。

目次

[編集] 概要

2011年9月に、元ウィザーズ社インターン生のPeter Knudsonがウェブサイト『Quiet Speculation』の記事[1]で提唱したのが発端である。その後、2011年10月にDaily MTGの連載記事「Serious Fun」で紹介され、広く知られることになった。

  • 後に、大群マジックを基にしてチャレンジ・デッキのシリーズが作られた。特に大群との戦いでは、チャレンジ・デッキ側を大群と呼ぶなど、実際の大群マジックのデッキに近いデザインになっている。

[編集] ルール

  • プレイヤーは最大4人のチームで行い、それぞれ自分のデッキを組む。
  • 共用ライフの初期値は20×人数とし、チームの進行は共有チーム・ターンで行う。
  • 最初にプレイヤー側のターンを3ターン分行い、その後、大群側とプレイヤー側と交互に行う。

[編集] 『大群』

大群マジックは『大群』と呼ばれる、60枚の同一の名前のトークンの入った100枚デッキが必要となる。プレイヤーが3人以下の場合、1人ならば55枚、2人ならば40枚、3人ならば25枚を、ゲーム開始時に無作為に取り除く。

  • 上記以外に、プレイヤー人数が4人を下回る一人につき25枚を無作為に取り除く(プレイヤーが1人ならば75枚、2人ならば50枚、3人ならば25枚を取り除く)方法もある。
  • 参考リンクにあるデッキは55枚の同名トークンのものと55枚と5枚の2種類で60枚にしたものとがあり、必ずしも60枚ですべて同名トークンでなくてもいいようだ。またトークンのクリーチャー・タイプ、サイズ、能力などは自由に設定することができる。公式に存在しないトークン・カードでもよい。
    • 数十枚のトークンを公式のトークン・カードで用意するのは厳しいので、別のカードをトークンとして代用することになるだろう。その場合、複数のトークンをデッキに入れていると区別がつきにくいので現実的には1-2種類に抑えるのがいいだろう。
    • 仮に大群デッキを60枚デッキで構築する場合、トークン・カードを36枚(33枚+3枚)、通常カードを24枚使用する。シャッフル後はここから、プレイヤーが1人ならば33枚、2人ならば24枚、3人ならば15枚を、あるいは4人を下回る一人につき15枚取り除けばよい。
  • 大群デッキにおいては、トークン・カードを通常のマジックのカードと同じように扱う。
    • ただし、トークンが墓地に置かれたり大群の手札ライブラリーに戻されたり追放されたりした場合、通常のゲーム通り状況起因処理が働く(領域を移動した後、ゲームから取り除かれる)。あくまでトークン・カードはトークンなので墓地に残る事はない。
  • 大群デッキをプレイするプレイヤーはいない。それは自動的にプレイされる。
    • 単に大群側のプレイヤーを担当する人間がいない、という意味であって、プレイヤーや対戦相手対象とする時に大群を対象に選べない、という事ではない。
  • 大群のターンの開始時にトークン以外のカードが出るまでライブラリーの一番上から順に公開する。そのあと、公開されたすべてのトークンを唱え(それらのコストは0である)、最後に公開したカードを唱える
  • 大群は必要なマナは保っているものとして扱い、いくらでも追加コストに必要なマナを支払える(プロパガンダ/Propagandaなど)。
  • 大群は常にプレイヤー・チームのプレイヤー全員に対して攻撃する。誰か1人を選んで攻撃する訳ではない。
  • プレイヤー・チームが大群側から攻撃を受けた場合、各プレイヤーは自由に自身のコントロールするクリーチャーをブロック・クリーチャーに選び、大群側の攻撃クリーチャーブロックできる。
  • 大群側のクリーチャー速攻攻撃強制を持つ(可能な限り攻撃に参加する)。
    • ブロック強制も持つ、とするのが望ましい。
  • プレイヤーが大群にダメージを与えた場合、大群のライブラリーのカードを上からダメージの値に等しい枚数墓地に置く(ダメージ以外のライフ損失も含む)。
    • ライブラリーがライフの代わりなので、大群側の初期ライフは0である。大群がライフを得たとしても、それにより大群側のライブラリーは回復する事はない。
  • たとえば、プレイヤーがプレインズウォーカーをコントロールしていて大群のクリーチャーが攻撃できる場合など、大群に選択肢が持つ場合、その選択は可能な限り無作為に選ぶ。

[編集] 勝敗

  • 大群側のライブラリーと手札、戦場にいるクリーチャーをすべて排斥すればプレイヤーの勝利となる。
    • つまり、大群側のライブラリーが空になっても、大群側の手札や戦場のクリーチャーが残っている限り大群側は敗北しない。
  • プレイヤー側のライフが0になると敗北となる。

[編集] 変種ルール

[編集] 統率者戦用変種ルールその1

統率者戦向けとして射場本正巳から、以下のような追加ルールが提案されている(参考)。

[編集] 統率者戦用変種ルールその2

その1の記事の後に、統率者戦向けとして射場本正巳から、ふたたび以下のような追加ルールが提案されている(参考)。

[編集] 禁止カード

[編集] 提唱者による禁止カードリスト

大群マジック提唱者のPeter Knudsonはプレイヤー側への禁止カードを設けている(参考)。

他には以下のようなカードも禁止が推奨される。

[編集] 大群側禁止推奨カード

複数のトークンが同時に戦場に出るため、恒久的に全体強化ができてしまう。 旗印/Coat of Arms集団的祝福/Collective Blessingと比べても強すぎる。

大群側にはトークンが大量に並ぶため維持が容易であり、破壊不能が強すぎる。

[編集] 禁止推奨トークン

1/1の暗殺者見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはゲームに敗北する。」の能力が強い。
*/*のエレメンタル復活の声/Voice of Resurgence
「このクリーチャーのパワーとタフネスは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」の能力が強い。
7/7のエルドラージアガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)
滅殺1が強い。


2/2のウーズ分裂するスライム/Mitotic Slime
デッキ内のトークン以外にトークンを使用するカードを使うのは好ましくない。


[編集] サンプルレシピ

[編集] その1

Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle/上上下下左右左右BAシャッフル!」より。

クリーチャー (29)
1 盲目の忍び寄るもの/Blind Creeper
4 大笑いの悪鬼/Cackling Fiend
1 屍肉ワーム/Carrion Wurm
4 死の男爵/Death Baron
1 肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder
1 墓所のタイタン/Grave Titan
2 感染性の宿主/Infectious Host
3 蛆たかり/Maggot Carrier
2 入れ子のグール/Nested Ghoul
2 腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake
2 切り刻まれた軍勢/Severed Legion
1 卑屈な騎士/Skulking Knight
2 魂無き者/Soulless One
1 息せぬ群れ/Unbreathing Horde
1 アンデッドの戦長/Undead Warchief
2 復讐に燃えた死者/Vengeful Dead
1 歩く死骸/Walking Corpse
1 イクスリッドの看守/Yixlid Jailer
トークン・カード (60)
5 ゾンビ巨人トークン
55 ゾンビトークン
呪文 (11)
1 忌むべき者の軍団/Army of the Damned
2 不吉の月/Bad Moon
1 墓への呼び声/Call to the Grave
1 滅び/Damnation
2 狂乱病のもつれ/Delirium Skeins
1 終わり無き死者の列/Endless Ranks of the Dead
1 絶望の荒野/Forsaken Wastes
1 疫病風/Plague Wind
1 黄昏の呼び声/Twilight's Call

[編集] その2

Hording all the Fun」より。

クリーチャー (23)
1 肉切り屋のグール/Abattoir Ghoul
1 脳喰らい/Brain Gorgers
4 大笑いの悪鬼/Cackling Fiend
1 死の男爵/Death Baron
1 肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder
1 暴食するゾンビ/Gluttonous Zombie
1 虚ろの犬/Hollow Dogs
2 感染性の恐怖/Infectious Horror
2 入れ子のグール/Nested Ghoul
2 切り刻まれた軍勢/Severed Legion
1 魂無き者/Soulless One
1 息せぬ群れ/Unbreathing Horde
1 アンデッドの戦長/Undead Warchief
2 復讐に燃えた死者/Vengeful Dead
1 衰退するワーム/Waning Wurm
1 イクスリッドの看守/Yixlid Jailer
トークン・カード (60)
5 ゾンビ巨人トークン
55 ゾンビトークン
呪文 (17)
1 忌むべき者の軍団/Army of the Damned
2 不吉の月/Bad Moon
1 墓への呼び声/Call to the Grave
1 滅び/Damnation
2 狂乱病のもつれ/Delirium Skeins
2 終わり無き死者の列/Endless Ranks of the Dead
1 ただれた行進/Festering March
1 絶望の荒野/Forsaken Wastes
3 危険な墓/Grave Peril
1 小悪疫/Smallpox
1 吸心/Syphon Mind
1 黄昏の呼び声/Twilight's Call

[編集] その3

射場本正巳の統率者戦用変種ルールその1に沿って作られたデッキ。「射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!」より。

クリーチャー (38)
4 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star
4 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star
4 若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon
4 ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant
4 ドラコ/Draco
4 降る星、流星/Ryusei, the Falling Star
4 災火のドラゴン/Balefire Dragon
4 ヘルカイトの首領/Hellkite Overlord
1 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star
1 ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
1 帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen
1 ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog
1 背くもの/It That Betrays
1 コジレックの職工/Artisan of Kozilek
トークン・カード (50)
50 ドラゴントークン
呪文 (12)
4 火のるつぼ/Crucible of Fire
1 ドラゴン変化/Form of the Dragon
1 怒りの反射/Rage Reflection
1 疫病風/Plague Wind
1 重力の変容/Gravitational Shift
1 総帥の召集/Patriarch's Bidding
1 暴動/Insurrection
1 獣使いの昇天/Beastmaster Ascension
1 明日の標/Beacon of Tomorrows

[編集] その4

射場本正巳の統率者戦用追加ルールその2に沿って作られたデッキ。「射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第4回:~カジュアル道~」より。

クリーチャー (18)
1 警備隊長/Captain of the Watch
1 陸軍元帥/Field Marshal
1 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
1 エイヴンの兵団長/Aven Brigadier
1 キイェルドーの王、ダリアン/Darien, King of Kjeldor
1 ダールの戦長/Daru Warchief
1 迎え火のしもべ/Balefire Liege
1 萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege
1 シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege
1 死を運ぶ者のしもべ/Deathbringer Liege
1 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
1 隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero
1 トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood
1 銀の熾天使/Silver Seraph
1 天使の調停者/Angelic Arbiter
1 魅力的な執政官/Blazing Archon
1 炉のドラゴン/Furnace Dragon
1 溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge
トークン・カード (200)
180 兵士トークン(1/1)
19 ヤギトークン(0/1)
1 マリット・レイジトークン(20/20)
呪文 (32)
1 疫病風/Plague Wind
1 集団の石灰化/Mass Calcify
1 報いの時/Hour of Reckoning
1 十字軍/Crusade
1 清浄の名誉/Honor of the Pure
1 聖餐式/Divine Sacrament
1 栄光の頌歌/Glorious Anthem
1 ガイアの頌歌/Gaea's Anthem
1 弱者の力線/Leyline of the Meek
1 司令官の頌歌/Marshal's Anthem
1 ミラーリの目覚め/Mirari's Wake
1 ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs
1 無形の美徳/Intangible Virtue
1 総帥の召集/Patriarch's Bidding
1 怒りの反射/Rage Reflection
1 真実の確信/True Conviction
1 踏み荒らし/Overrun
1 圧倒する暴走/Overwhelming Stampede
1 凶暴の命令/Decree of Savagery
1 滅殺の命令/Decree of Annihilation
1 抹消/Obliterate
1 ジョークルホープス/Jokulhaups
1 タイタンの根本原理/Titanic Ultimatum
1 活力の風/Vitalizing Wind
1 暴動/Insurrection
1 獣使いの昇天/Beastmaster Ascension
1 分かち合う憎しみ/Shared Animosity
1 旗印/Coat of Arms
1 明日の標/Beacon of Tomorrows
1 時間のねじれ/Time Warp
1 時間の伸長/Time Stretch
1 世界大戦/World at War

[編集] 参考リンク

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