Frites
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(リアニメイト#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期へのリダイレクト) |
(内容を加筆して独立。) |
||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''Frites'''は、[[闇の隆盛]]参入後の[[スタンダード]]に登場した[[リアニメイト]][[デッキ]]。[[緑]]を中心とした5色で組まれ、単に'''5色リアニメイト'''/''5-color Reanimator''とも呼ばれる。 | |
+ | |||
+ | [[Raphael Levy]]らフランスの[[プレイヤー]]によって[[プロツアー「闇の隆盛」]]に持ち込まれた。デッキ名は「フランス生まれの[[堀葬の儀式/Unburial Rites]]デッキ」を意味する'''French Rites'''を縮めたもので、フランス語でフライドポテトのことである。 | ||
+ | |||
+ | ==概要== | ||
+ | {{#card:Unburial Rites}} | ||
+ | {{#card:Mulch}} | ||
+ | {{#card:Elesh Norn, Grand Cenobite}} | ||
+ | |||
+ | [[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]や[[追跡者の本能/Tracker's Instincts]]、[[根囲い/Mulch]]で[[ライブラリー]]を掘り進め、堀葬の儀式でリアニメイトするのが基本の動き。[[5色デッキ]]ながら[[マナ基盤]]は[[2色地形]]と[[マナ・クリーチャー]]だけと一見頼りないが、初動には[[緑マナ]]さえあれば十分で、上記の[[墓地]][[肥やす|肥やし]][[呪文]]が[[マナ・ソース]]の[[サーチ]]を兼ねているため、実際は見た目以上に安定する。 | ||
+ | |||
+ | [[フィニッシャー]]には対[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に高い制圧力を発揮する[[大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite]]が主に採用される。リアニメイトが不可能な時はシンプルにマナ・クリーチャーで[[マナ加速]]して[[ファッティ]]を呼び出し、[[対戦相手]]を[[殴る|殴り]]殺す。 | ||
+ | |||
+ | *同[[環境]]の[[太陽拳#イニストラード・ブロック期|太陽拳]]がリアニメイト[[ギミック]]を組み込んだ[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]であるのに対して、こちらは墓地肥やしに特化した純正リアニメイトデッキであり、[[除去]]などにはほとんど[[スロット]]を割かない。 | ||
+ | **この例外が[[未練ある魂/Lingering Souls]]で、墓地肥やしとも相性の良い[[ブロッカー]]兼追加の勝ち手段としてよく用いられる。特にエリシュ・ノーンと共に並べると圧巻。 | ||
+ | |||
+ | ==サンプルレシピ== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリボルチモア12]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpbal12/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Eric Meng]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2012]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]+[[イニストラード]]+[[闇の隆盛]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df306619}} | ||
+ | |||
+ | *[[アグレッシブ・サイドボーディング]]戦略を取り入れたタイプ。[[サイドボード]]後はビートダウンデッキに近い構成となり、[[墓地対策]]や[[打ち消す|カウンター]]をかわしやすくなる。 | ||
+ | |||
+ | ==参考== | ||
+ | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptdka12/videodt7 Video Deck Tech: Frites with Raphael Levy]([[WotC]]) | ||
+ | *[[リアニメイト]] | ||
+ | *[[5色デッキ]] | ||
+ | *[[デッキ集]] |
2012年3月9日 (金) 05:22時点における版
Fritesは、闇の隆盛参入後のスタンダードに登場したリアニメイトデッキ。緑を中心とした5色で組まれ、単に5色リアニメイト/5-color Reanimatorとも呼ばれる。
Raphael Levyらフランスのプレイヤーによってプロツアー「闇の隆盛」に持ち込まれた。デッキ名は「フランス生まれの堀葬の儀式/Unburial Ritesデッキ」を意味するFrench Ritesを縮めたもので、フランス語でフライドポテトのことである。
概要
Unburial Rites / 掘葬の儀式 (4)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
Elesh Norn, Grand Cenobite / 大修道士、エリシュ・ノーン (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
信仰無き物あさり/Faithless Lootingや追跡者の本能/Tracker's Instincts、根囲い/Mulchでライブラリーを掘り進め、堀葬の儀式でリアニメイトするのが基本の動き。5色デッキながらマナ基盤は2色地形とマナ・クリーチャーだけと一見頼りないが、初動には緑マナさえあれば十分で、上記の墓地肥やし呪文がマナ・ソースのサーチを兼ねているため、実際は見た目以上に安定する。
フィニッシャーには対ビートダウンに高い制圧力を発揮する大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobiteが主に採用される。リアニメイトが不可能な時はシンプルにマナ・クリーチャーでマナ加速してファッティを呼び出し、対戦相手を殴り殺す。
- 同環境の太陽拳がリアニメイトギミックを組み込んだコントロールデッキであるのに対して、こちらは墓地肥やしに特化した純正リアニメイトデッキであり、除去などにはほとんどスロットを割かない。
- この例外が未練ある魂/Lingering Soulsで、墓地肥やしとも相性の良いブロッカー兼追加の勝ち手段としてよく用いられる。特にエリシュ・ノーンと共に並べると圧巻。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリボルチモア12 ベスト8 (参考)
- 使用者:Eric Meng
- フォーマット
- アグレッシブ・サイドボーディング戦略を取り入れたタイプ。サイドボード後はビートダウンデッキに近い構成となり、墓地対策やカウンターをかわしやすくなる。