ビッグ・レッド
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*[[メタゲーム]]オンリーのカードは極力減らされ、[[減衰のマトリックス/Damping Matrix]]のみとなっている。 | *[[メタゲーム]]オンリーのカードは極力減らされ、[[減衰のマトリックス/Damping Matrix]]のみとなっている。 | ||
*[[アーティファクト]][[破壊]]はメイン投入が基本の[[環境]]のため、[[マナ・アーティファクト]]は[[サイドボード|サイド]]に落とされ、相手がアーティファクト破壊をサイドに回した時初めてメイン投入という[[アグレッシブ・サイドボーディング]]の手法がとられている。 | *[[アーティファクト]][[破壊]]はメイン投入が基本の[[環境]]のため、[[マナ・アーティファクト]]は[[サイドボード|サイド]]に落とされ、相手がアーティファクト破壊をサイドに回した時初めてメイン投入という[[アグレッシブ・サイドボーディング]]の手法がとられている。 |
2012年8月19日 (日) 10:47時点における版
ビッグ・レッド(Big Red)は、赤単色の中速デッキの総称。
目次 |
概要
ミラディン・ブロック構築に端を発し、その高いデッキパワーから同時期のスタンダードでも活躍した。
クリーチャー — ビースト(Beast)
(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。
4/5インスタント
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶鉱炉の脈動はそれに4点のダメージを与える。その後そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーのライフがあなたより多いなら、溶鉱炉の脈動をオーナーの手札に戻す。
基本的戦略はバーンであり、クリーチャーとしては弧炎撒き/Arc-Sloggerや炎歩スリス/Slith Firewalkerのようなダメージ効率の高いものが用いられる。フィフス・ドーン参入後にはマグマの噴流/Magma Jetが追加され、神河物語後は親和対策としてかまどの神/Hearth Kamiが多用される。また、デッキによって異なるが、多くの場合マナ加速のために金属モックス/Chrome Moxと煮えたぎる歌/Seething Songが投入される。
ほか、溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forgeや爆片破/Shrapnel Blastという効率の良い火力呪文を採用し、溶鉄の雨/Molten Rainなどの土地破壊呪文で相手の展開を遅らせながら相手のライフを削り取るのが基本戦略となる。
もともとはアーティファクト対策に秀でた赤の特長を活かすために生まれたデッキで、さらに赤緑コントロールなどのアンチ親和にも有利であったため、ミラディン・ブロック構築のプロツアー神戸04ではベスト8の内、日本人初のプロツアーチャンピオンとなる黒田正城を含む5人がビッグ・レッドであった。→*1
頭蓋骨絞め/Skullclamp禁止後、親和がそれほどの支配力を持たなくなった後も、土地破壊という別のコントロール要素を強化することでメタの一角を占め続けた。→ポンザ
2005年3月20日の禁止カード大量発表により事実上親和が消滅した後は、どちらかと言うと高速型のスライが主流となった。
ミラディン・ブロック構築版
後期型
- 備考
- グランプリオーランド04 準優勝 (参考)
- 使用者:Michael Kuhman
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード (15) | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (11) | 3 | 粉砕/Shatter | |
4 | 炎歩スリス/Slith Firewalker | 4 | 分流/Shunt |
3 | 焼炉の仔/Furnace Whelp | 1 | 火炎崩れ/Flamebreak |
4 | 弧炎撒き/Arc-Slogger | 3 | 粒化/Granulate |
呪文 (25) | 4 | 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble | |
4 | 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt | ||
4 | マグマの噴流/Magma Jet | ||
3 | 爆片破/Shrapnel Blast | ||
4 | 煮えたぎる歌/Seething Song | ||
4 | 溶鉄の雨/Molten Rain | ||
3 | 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge | ||
3 | 火炎崩れ/Flamebreak | ||
土地 (24) | |||
18 | 山/Mountain | ||
2 | 大焼炉/Great Furnace | ||
4 | ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel |
- フィニッシャーに焼炉の仔/Furnace Whelpを採用して、終盤引いた煮えたぎる歌/Seething Songの無駄カード化を防いでいる。
初期型
メインデッキ (60) | サイドボード (15) | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (8) | 3 | 炉のドラゴン/Furnace Dragon | |
4 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum | 2 | 衝動のタリスマン/Talisman of Impulse |
4 | 弧炎撒き/Arc-Slogger | 2 | 耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence |
呪文 (28) | 4 | 残響する破滅/Echoing Ruin | |
4 | 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt | 4 | 溶鉄の雨/Molten Rain |
4 | 減衰のマトリックス/Damping Matrix | ||
4 | 爆片破/Shrapnel Blast | ||
4 | とげの稲妻/Barbed Lightning | ||
4 | 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge | ||
4 | 爆破/Detonate | ||
4 | 火の玉/Fireball | ||
土地 (24) | |||
16 | 山/Mountain | ||
4 | ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus | ||
4 | ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel |
- メインデッキは基本土地以外4枚投入というとても漢らしいデッキ。全てが4の倍数で、サイドボードも残響する破滅対策でタリスマンが半々に分かれているが、基本的には3,4,4,4の構成である。
- メタゲームオンリーのカードは極力減らされ、減衰のマトリックス/Damping Matrixのみとなっている。
- アーティファクト破壊はメイン投入が基本の環境のため、マナ・アーティファクトはサイドに落とされ、相手がアーティファクト破壊をサイドに回した時初めてメイン投入というアグレッシブ・サイドボーディングの手法がとられている。
スタンダード版
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (12) | |
4 | 弧炎撒き/Arc-Slogger |
4 | 炉のドラゴン/Furnace Dragon |
4 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum |
呪文 (26) | |
4 | 金属モックス/Chrome Mox |
4 | 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt |
2 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
4 | 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge |
4 | 煮えたぎる歌/Seething Song |
4 | 爆片破/Shrapnel Blast |
2 | 衝動のタリスマン/Talisman of Impulse |
2 | 耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence |
土地 (22) | |
4 | ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus |
4 | 大焼炉/Great Furnace |
4 | ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel |
10 | 山/Mountain |
サイドボード (15) | |
4 | 爆破/Detonate |
4 | 残響する破滅/Echoing Ruin |
4 | 溶鉄の雨/Molten Rain |
3 | 粉砕/Shatter |
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp禁止前の電結親和全盛の大会であるため、マナ・アーティファクトやアーティファクト・土地から炉のドラゴン/Furnace Dragonを高速で撃つ構成をとっている。