ボロスウィニー
提供:MTG Wiki
細 |
|||
280行: | 280行: | ||
|2||[[真髄の針/Pithing Needle]] | |2||[[真髄の針/Pithing Needle]] | ||
|- | |- | ||
− | |3||[[Pyrokinesis]] | + | |3||[[紅蓮操作/Pyrokinesis]] |
|- | |- | ||
|3||[[破壊放題/Shattering Spree]] | |3||[[破壊放題/Shattering Spree]] |
2013年9月6日 (金) 02:07時点における版
ボロスウィニー(Boros Weenie)は、ラヴニカ:ギルドの都に登場したボロス軍をメインとする白赤ビートダウンデッキの総称。スタンダード、ラヴニカ・ブロック構築からエクステンデッドまで広く存在するが、エクステンデッドのものは土地破壊の要素が組み込まれ、とくにBDWと呼ばれることが多い。
目次 |
概要
デッキのつくりは白のウィニークリーチャーに赤の火力というシンプルなもの。本来白と赤は対抗色であるため、エクステンデッドのような広いカード・プールでないとなかなか構築するのが難しかったが、対抗色という概念の無いラヴニカ:ギルドの都の登場で、スタンダードでも容易に組めるようになった。第9版で戦場の鍛冶場/Battlefield Forgeが再録されているのも追い風となっている。
ゼンディカー・ブロック期
ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードでは、能力語の上陸を多用した白赤ビートダウンである、赤白上陸が存在しており、しばしばデッキカラーから「ボロス上陸」とも呼ばれている。
詳細は赤白上陸を参照。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
時のらせん加入後はサルタリーの僧侶/Soltari Priestが追加され、それによりボロスの持ち味である飛行、シャドーなどの軸をずらしたダメージソースが強化された。また、梅澤の十手/Umezawa's Jitteがなくなったことにより、対戦相手が簡単にライフゲインができなくなったことが追い風となり、メタゲームの上位に浮上していた。
しかし次元の混乱登場後、硫黄の精霊/Sulfur Elementalという天敵の出現で大打撃を受ける。タフネス2以上を主体にすることで修整を逆利用したり、赤いカードへ重点をシフトすることで対処するタイプが見られるようになったが、速度や安定面でのパワーダウンは否めず、未来予知直後の段階ではグルール・ビートが盛り返す形になっている。
サンプルレシピ
- 時のらせん参入後の後期型。
- ミラーマッチ対策にワイルドファイアの密使/Wildfire Emissaryがメインから入っている。
ラヴニカ・ブロック構築
主力カードがラヴニカ・ブロック内で揃うため、ラヴニカ・ブロック構築でも成立する。
スタンダードのものをブロック構築に移しただけであるため、パーツや構成はほぼ同じ。クリーチャーは二段攻撃持ちのボロスの速太刀/Boros Swiftblade、火力は稲妻のらせん/Lightning Helixや黒焦げ/Charなど。これらウィニークリーチャーと火力で相手を沈めるのが基本である。
ショックランド主体の環境のため対戦相手のライフが削れやすく、多色デッキゆえの土地事故にもつけこみやすい。
- ドローエンジンに闇の腹心/Dark Confidantを投入しラクドス・アグロとハイブリッドしたボロドス・アグロも登場した。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーチャールストン06 ベスト4 (参考)
- 使用者:John Pelcak チーム:Big Timing with Big
- フォーマット
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都参入直後のものは、既存の白ウィニーにタッチ赤の構成で組まれる。
神河ブロックの白の優秀なクリーチャーを梅澤の十手/Umezawa's Jitteと栄光の頌歌/Glorious Anthemで強化し、稲妻のらせん/Lightning Helixなどの火力でバックアップする。
稲妻のらせんや梅澤の十手の回復でペインランド・ショックランドのライフ損失をカバーできるのも重要。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (22) | |
4 | 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails |
3 | 名誉の手/Hand of Honor |
3 | ボロスの速太刀/Boros Swiftblade |
3 | ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec |
3 | 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge |
3 | サバンナ・ライオン/Savannah Lions |
3 | 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda |
呪文 (15) | |
3 | ショック/Shock |
4 | 稲妻のらせん/Lightning Helix |
4 | 黒焦げ/Char |
4 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
土地 (23) | |
4 | 聖なる鋳造所/Sacred Foundry |
11 | 平地/Plains |
4 | 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge |
2 | 山/Mountain |
1 | 永岩城/Eiganjo Castle |
1 | 血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep |
サイドボード | |
2 | 照らす光/Bathe in Light |
3 | ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics |
3 | 血染めの月/Blood Moon |
3 | 古の法の神/Kami of Ancient Law |
3 | 血の手の炎/Flames of the Blood Hand |
1 | ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec |
エクステンデッド
フェッチランドでデッキ圧縮し、土地破壊で足を止めつつ殴り殺す。詳細はBDWを参照のこと。
- タカラトミー公式サイトなどでは、エクステンデッド以外のものもBDWと呼ばれる。
レガシー
レガシーにも、この2色の組み合わせのデッキが存在する。
基本的な動きは、古くから存在するPT Jankを踏襲しており、レガシー開始期から存在するアーキタイプである。
好みやメタゲームによって、赤が多めの「スライ(バーン)型」か、白が多めの「白ウィニー型」とに分かれる。実際は各色の優秀カードを組み合わせていることに変わりはないが。
2色のデッキである構造上、特殊地形を対策したデッキに対してもあまり拘束されずに動くことができ、また積極的に発展の代価/Price of Progressを採用してこちらが特殊地形を食うことができる。デュアルランドの蔓延するレガシーでは発展の代価1発で大ダメージを狙うことも不可能ではない。
また、この色を選択するメリットとして、ヨツンの兵卒/Jotun Gruntを採用できることが挙げられる。何らかの形で墓地を利用することの多いレガシー環境では、ヨツンの兵卒は刺さる場面が多い。
逆に、白を採用しているにもかかわらず、白最強の除去である剣を鍬に/Swords to Plowsharesを採用できないというデメリットもある。除去は基本的に火力頼みとなる。
タルモゴイフ/Tarmogoyfの登場でサイズ負けする場面が多くなってしまった。また、除去に火力しか採用できないことがサイズ負けに拍車をかけている部分もある。しかし、墓地と特殊地形を同時に対策できるデッキであるため、このデッキを選択する余地はまだ大いにありそうである。
サンプルレシピ
- 備考
- レガシー選手権08 トップ8
- 使用者:Chris Bergeson
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (17) | |
4 | ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire |
3 | 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer |
3 | 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda |
3 | ヨツンの兵卒/Jotun Grunt |
4 | サバンナ・ライオン/Savannah Lions |
呪文 (23) | |
4 | Chain Lightning |
3 | 火炎破/Fireblast |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
4 | 稲妻のらせん/Lightning Helix |
4 | マグマの噴流/Magma Jet |
4 | 発展の代価/Price of Progress |
土地 (20) | |
2 | 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire |
2 | 溢れかえる岸辺/Flooded Strand |
4 | 山/Mountain |
2 | 平地/Plains |
4 | Plateau |
3 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
3 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills |
サイドボード | |
2 | 解呪/Disenchant |
1 | ヨツンの兵卒/Jotun Grunt |
2 | 真髄の針/Pithing Needle |
3 | 紅蓮操作/Pyrokinesis |
3 | 破壊放題/Shattering Spree |
4 | 難問の鎮め屋/Vexing Shusher |