シールド
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**当時のスターターデッキには基本土地が各4~5枚しか封入されていなかった。2色デッキにするには追加支給分の5枚を足しても対応する色の基本土地が足りず、やむなく[[タッチ]]で3色目を入れる事が多かった。 | **当時のスターターデッキには基本土地が各4~5枚しか封入されていなかった。2色デッキにするには追加支給分の5枚を足しても対応する色の基本土地が足りず、やむなく[[タッチ]]で3色目を入れる事が多かった。 | ||
**トーナメントパックに変更後は基本土地が各6枚封入されるようになり、追加支給分の5枚を足せば17枚まで満たせるため2色で組みやすくなっている。 | **トーナメントパックに変更後は基本土地が各6枚封入されるようになり、追加支給分の5枚を足せば17枚まで満たせるため2色で組みやすくなっている。 | ||
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運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。 | 運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。 | ||
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ただし、カードプールが貧弱だった場合、3色目を[[タッチ]]する程度にとどめ、[[不屈の自然/Rampant Growth]]などといった[[土地]][[サーチ]]や[[マナフィルター]]を活用するとよい。 | ただし、カードプールが貧弱だった場合、3色目を[[タッチ]]する程度にとどめ、[[不屈の自然/Rampant Growth]]などといった[[土地]][[サーチ]]や[[マナフィルター]]を活用するとよい。 | ||
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+ | *多色推奨環境([[インベイジョン]]や[[アラーラの断片]]や[[タルキール覇王譚]])の場合は3色が基準になり、4色や5色になることも珍しくない。 | ||
===土地の枚数=== | ===土地の枚数=== |
2017年10月11日 (水) 04:13時点における版
シールド/Sealed Deckとは、未開封のブースターパックをその場で開け、40枚以上のデッキを構築する対戦形式。リミテッドに分類され、認定大会でも多く行われている。
- シールドとは「盾/Shield」ではなく「封をされた/Sealed」という意味である。
目次 |
解説
ブースターパックから出てきたカードをそのままデッキ構築に用いるという性格上、すべてのフォーマットの中でもっとも運の要素が大きい。
各プレイヤーに同数同種の未開封のブースターパックが支給され、これを用いてデッキの構築を行う。
基本土地(基本氷雪土地除く)は好きなだけ支給される。デッキに使用しないカードはすべてサイドボードとなる。
- 多めに基本土地を確保しておき、苦手な色に当たった場合に色変えをするという戦略もある。
ルール適用度において競技レベル以上の場合、シールド戦では専用のデッキ登録用紙へのカード登録をし、デッキに使用するカードを記入する。デッキ登録後、ランダムでパックを交換する方式もあるので、制限時間内に間違いなくパックのカードを記入することが大切である。
用いるパックについて
シールドについてはイベント規定によって明記されているが、用いるエキスパンションとパック数についてはイベント主催者に一任されている。 但し、推奨されているのは合計6パックを用いたものであり公認・公式大会も6パックで行われる事がほとんどである。
- 小型エキスパンションを使用する場合、「大型エキスパンション×2、小型エキスパンション×4」の構成で行うのが主流である。
- タルキール覇王譚ブロック以前の1ブロック3エキスパンションの頃は、「大型エキスパンション×6」、「大型エキスパンション×3+小型エキスパンションA×3」、「大型エキスパンション×2+小型エキスパンションA×2+小型エキスパンションB×2」で行われるのが主流であった。
- トーナメントパックが発売されていた2009年2月(コンフラックスのプレリリース・トーナメント・発売記念パーティ)まではトーナメントパック×1、ブースターパック×2(トーナメントパックがない場合はブースターパック×5)で行われていた。カードのダブり方や、レアカードの強化などで戦術が違ってきている。
- 黎明期では、スターターデッキに土地が入っているので、基本土地は各人最大5枚までしか追加で支給されなかった(例:山/Mountain2枚+沼/Swamp3枚はOK、山2枚+沼4枚はダメ)。
- 当時のスターターデッキには基本土地が各4~5枚しか封入されていなかった。2色デッキにするには追加支給分の5枚を足しても対応する色の基本土地が足りず、やむなくタッチで3色目を入れる事が多かった。
- トーナメントパックに変更後は基本土地が各6枚封入されるようになり、追加支給分の5枚を足せば17枚まで満たせるため2色で組みやすくなっている。
デッキ構築の定石
運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。
強いカードを使う
シールドでは配布された84枚の中からデッキを構築するフォーマットである。勝利を引き寄せるエンドカードは必ず入れるべきである。
また、予言/Divinationといったエンドカードをたぐり寄せるドローカードや墓暴き/Disentombといった除去されても再利用できるカードも重要である。
除去カードは重要
クリーチャーとの戦闘がメインであるため除去は必須とされる。ただし、垂直落下/Plummetといった除去が限定されるカードはサイドボードにしまっておくのが無難である。
もし、除去が足りない場合は精神腐敗/Mind Rotといった手札破壊や本質の散乱/Essence Scatterといったカウンターで代用するとよい。
綺麗なマナカーブを
デッキ内のマナカーブを留意することも重要である。3マナを頂点とした放物線を描くようなマナカーブが理想的とされる。
低マナに寄り過ぎると息切れをしやすく、逆だと序盤に押される危険性がある。
できるだけ2色で
一般にほとんどのマナ基盤が基本土地であるリミテッドでは2色で組むのが望ましいとされる。
ただし、カードプールが貧弱だった場合、3色目をタッチする程度にとどめ、不屈の自然/Rampant Growthなどといった土地サーチやマナフィルターを活用するとよい。
土地の枚数
一般的には土地17枚、呪文23枚が適正とされる。
ただし、5マナ以上を多めに使って重くなってたり、パンプアップなど後半に余った分のマナを使えるカードが何枚か入っているなら土地18枚でも構わない。上記の土地サーチやマナフィルターは土地1枚分として数える。
先手を取るか、後手を取るか
シールドではテンポよりカードパワー1枚分の強さが重要視される。そのため、カード・アドバンテージをもつ後攻を取ることが有利とされてきた。
しかし、ゼンディカー以降、低マナコストのパワーが強くなっているため後手有利の理論が通用しなくなっている。
さまざまなバリエーション
1パックシールド
ブースターパックを1つだけ使う、最もカードプールが狭いシールド。1パックシールドの項も参照。
3パックシールド
使用するブースターパックを3個で行うシールド。3パックシールドの項も参照。
4パックシールド
使用するブースターパックを4個で行うシールド。4パックシールドの項も参照。
8パックシールド
使用するブースターパックを8個で行うシールド。8パックシールドの項も参照。
スーパーシールド
使用するブースターパックを通常の倍の12パックで行うシールド。スーパーシールドの項も参照。
スタンダードシールド
現在スタンダードで使用できるエキスパンションから各1パックを使うシールド。グランプリ神戸12のサイドイベントで行われ、基本セット2012、ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、イニストラード、闇の隆盛が使われた。
デュプリケート・シールド
参加するプレイヤーが全員同じカードプールを使うシールド。デュプリケート・シールドの項も参照。
デカデント・シールド
各エキスパンションのブースターパックを1つずつ使うシールド。デカデント・シールドの項も参照。
チーム・シールド
チーム・シールドでは、ブースターパック12パックで3人分のデッキを(以前はトーナメントパック2つとブースターパック4つ、世界選手権98では、第5版のスターターデッキ4つとブースターパック4つで4人分)作ることになる。基本土地を除き1人辺り約50枚と少ないが、カードプールが広いので単色デッキや2色デッキが組みやすくなっている。
双頭巨人戦シールド
双頭巨人戦のシールドは、ブースターパック8つで2人分のデッキを作って行う。
参考
- はじめてのシールドデッキ (タカラトミー、文:真木孝一郎)
- 高橋 優太のリミテッドマニュアル:シールド構築編 (タカラトミー、文:高橋優太)
- 10項目で学ぶシールドデッキの作り方(文:Olivier Ruel)
- 第25回:シールドのメモ帳(渡辺雄也の「リミテッドのススメ」から)
- 藤田憲一の「スーパーシールド」も楽じゃない!?
- リミテッド
- ドラフト
- トーナメント用語