バベル

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(サンプルレシピ1)
 
(17人の利用者による、間の36版が非表示)
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=バベル(Babel)=
+
'''バベル'''(''Babel'')は、[[機知の戦い/Battle of Wits]]で[[勝利]]することを目的とした、[[カード]]枚数が多い[[デッキ]]。また、ただ単にカード枚数が多い[[タワーデッキ]]を指すこともある。
  
[[機知の戦い/Battle of Wits]]で勝利することを目的とした、[[カード]]枚数が多い[[デッキ]]。
+
==概要==
 +
{{#card:Battle of Wits}}
  
また、ただ単にカード枚数が多い[[タワーデッキ]]を指すこともある。
+
勝ち手段である[[機知の戦い/Battle of Wits]]の[[勝利条件]]が[[ライブラリー]]200枚なので、当然それ以上の枚数で構築する必要がある。デッキの性質上、[[引く|ドロー]]や[[サーチ]]を多用することになるため、余裕を持って多めの枚数にするのがよい。
  
{{#card:Battle of Wits}}
+
60枚デッキを[[ハイランダー]]で作成し、それを4倍にすることで240枚デッキにするのが、デッキ調整がしやすく各種確率も計算しやすいため一般的である。もちろん[[事故]]などはハイランダーと同じ感覚で起きるとは言えないが。
  
勝ち手段である機知の戦いの[[勝利条件]][[ライブラリー]]200枚なので、平均して240枚程度で構築されるのが一般的。
+
極論で言えば、機知の戦い以外には必須のカードは存在しないため、編成には非常に大きな自由度がある。とはいえ[[カードプール]]の都合上、必ずしも選択肢が豊富とは限らないため、とにかく入れられるものは何でも詰め込んだような感じになるのが常である。[[]]を中心とした低速[[コントロール (デッキ)|コントロール]]戦略を軸に、[[白]]や[[黒]]を足していく編成が基本であり、大量のドローやサーチに加え、[[打ち消す|カウンター]]や[[除去]]や[[手札破壊]]、そしてそれらを兼ねる[[187クリーチャー]]などで構成される。
  
残りは大量の[[ドロー]][[サーチ]]に加え、[[カウンター]][[除去]][[手札破壊]]、そしてそれらを兼ねる[[187クリーチャー]]など、とにかく入れられるものは何でも詰め込んだような感じになっている。とても[[トーナメント]]レベルとは思えない、[[果敢な弟子/Daring Apprentice]]まで投入されるほど。
+
*カードの数も種類も([[スリーブ]]も)通常のデッキの数倍用意せねばならないため何気にすさまじくお金のかかるデッキ。選択肢を広げるために[[多色デッキ]]化しがちであるため、高額な[[多色土地]]がたくさん必要になる点もそれに拍車をかけている。
 +
*デッキの性質上サーチを使わざるを得ないうえ、[[切り直す]]のが非常に手間なので時間がかかりがち。
 +
*[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]を撃たれると、勝ち手段が大幅に減る自分も、240枚程度あるライブラリーからカードを[[探す]]ハメになる[[対戦相手]]も悲しい。
  
数も種類も通常のデッキの数倍入っているため、何気に凄まじくお金のかかるデッキ。
+
==収録当時の状況==
 +
===基本セット2013後===
 +
[[基本セット2013]]に機知の戦いが再収録されたものの、エンチャントをサーチするのに[[高まる野心/Increasing Ambition]]や[[魔性の天啓/Diabolic Revelation]]といった重いカードしかなく、[[トーナメント]]級に達するデッキは登場しなかった。
  
そもそも、本気で機知の戦いを使おうとするプレイヤーなんているとは思わなかったのだが、“地雷魔神ささぬ〜”こと[[笹沼希予志]]氏によって構築され一世を風靡した。
+
===第9版後===
しかもこのデッキで[[The Finals]]東日本予選を通過してしまうのだからすごい。
+
[[オデッセイ]]撤退後数年の時を経て、[[第9版]]で[[機知の戦い/Battle of Wits]]が[[再録]]されると共に[[トーナメント]]に復帰。大会レベルでの活躍例はあまり見られていないが、こと日本に限れば[[The Finals05]]でバベル勢が猛威を振るった事件が特に有名である。このときの[[デッキ]]は[[森田雅彦]]のデザインに、[[浅原晃]]がとある問題[[クリーチャー]]を加えたもの。
  
ちなみに、笹沼氏が使用するまでは、単に[[タワーデッキ]]と呼ばれており、「バベル」の名は笹沼氏オリジナルのデッキにこそ相応しいだろう。
+
浅原曰く、「Rogue Deckを超えたWander Deck」であり、彼のデッキ名は「'''The One'''」。それが意味するところとは、[[デッキリスト|リスト]]に1枚だけ入っている[[さまようもの/Wandering Ones]]である。
この後、各地でタワー・デッキが勃発。634枚(ムサシ)、573枚(コナミ)、758枚(ナゴヤ)などのタイプも登場したらしい。
+
<!-- 尚、笹沼氏の場合、実に8割近くが機知の戦いによる勝利で、残りは[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]による[[ビートダウン]]だったそうだ。
+
↑下記のサンプルレシピの方に同様の記述があったので統合 -->
+
  
自分に[[心の傷跡/Traumatize]]を撃って[[サイカトグ/Psychatog]]で攻撃したりもする。
+
[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]、[[不朽の理想/Enduring Ideal]]、[[脳崩し/Brainspoil]]([[変成]])により機知の戦いを[[サーチ]]。また、[[地底街の手中/Clutch of the Undercity]]の変成により魔性の教示者をサーチしてこられるようになっている。
*この場合、もうひとつの勝利条件カード、[[死闘/Mortal Combat]]の射程圏に入ることも見逃せない。
+
 
 +
主な[[フィニッシャー]]は機知の戦いや[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]だが、いざとなればさまようものによる1点(+精神的)[[ダメージ]]や[[幽体の照明灯/Spectral Searchlight]]の[[マナ・バーン]]戦法も駆使する。
 +
 
 +
*さまようもの+バベルの組み合わせはどう見てもふざけ半分なのだが、それでもしっかり戦果を挙げているあたりはさすがトッププロと言ったところか。The Finalsという大会の新たな魅力を見せてくれたという点でも意義深い一件であった。
 +
*仕掛け人の浅原は予選ラウンドにおいて、さまようもので[[黒田正城]](同大会優勝)を追い詰め、それ1体のために[[燎原の火/Wildfire]]を撃たせている。あるいは、準々決勝で[[中村修平]]に敗れる際のラストドローもさまようものであった。
 +
*同じく「The One」使用者の[[津村健志]]のデッキには一部で大人気の[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の姿が見える。これも浅原が手がけたもので、これの存在のために本来「デッキパワーは頭1つ抜けている(浅原談)」と言うことだが、さすがにこちらは1枚挿しでは事故の原因にしかならなかったそうだ。
 +
 
 +
====サンプルレシピ====
 +
*備考
 +
**[[The Finals05]] スタンダード部門ベスト8 ([http://web.archive.org/web/20090122140626/http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/finals/2005/index.html 参考])
 +
**使用者:[[浅原晃]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
 +
{{#MagicFactory:df300211}}
 +
 
 +
===オデッセイ・ブロック期===
 +
[[オデッセイ]]初出時には、本気で[[機知の戦い/Battle of Wits]]を使おうとする[[プレイヤー]]なんているとは思われなかったのだが、「地雷魔神ささぬ~」こと[[笹沼希予志]]によって構築され一世を風靡した。しかもこのデッキで[[The Finals]]東日本予選を通過してしまうのだからすごい。
 +
 
 +
ちなみに、笹沼が使用するまでは、単に[[タワーデッキ]]と呼ばれており、「バベル」の名は笹沼オリジナルのデッキにこそ相応しいだろう。この後、各地でタワー・デッキが勃発。634枚(ムサシ)、573枚(コナミ)、758枚(ナゴヤ)などのタイプも登場したらしい。
 +
 
 +
機知の戦いだけに頼らず、[[クリーチャー]]による[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]などでも[[勝利]]できるような構成にされるのが一般的。[[あなた|自分]]に[[心の傷跡/Traumatize]]を撃って[[サイカトグ/Psychatog]]を[[パンプアップ]]したり、同時に[[死闘/Mortal Combat]]の[[勝利条件]]達成を狙ったりもする。
  
 
また、[[Jon Finkel]]がマジック・[[インビテーショナル]]の[[Magic Online|オンライン]][[エクステンデッド]]で使用し、その[[フォーマット]]内で全勝を上げたこともある。
 
また、[[Jon Finkel]]がマジック・[[インビテーショナル]]の[[Magic Online|オンライン]][[エクステンデッド]]で使用し、その[[フォーマット]]内で全勝を上げたこともある。
  
*某外国人プレイヤーがツアーで日本にきたとき、機知の戦いを使っている人が少ない事に驚いて、「なぜこんなに少ないんだ、あんなに強いのに」と言ったそうな。
+
*オデッセイ当時、某外国人プレイヤーがツアーで日本にきたとき、機知の戦いを使っている人が少ないことに驚いて、「なぜこんなに少ないんだ、あんなに強いのに」と言ったそうな。
その言葉通り(?)[[第9版]]に[[再録]]された後、それなりに警戒される存在までになっている。各所で好成績を収め、最早ネタとは言えない。
+
*[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]を使われると自分も相手も悲しい。
+
勝ち手段が減るのもそうだが、カードを探して切りなおす作業がものすごく面倒くさいのだ。
+
  
===サンプルレシピ1===
+
====サンプルレシピ1====
 
*備考
 
*備考
**[[The Finals01]]東日本予選 1位通過
+
**[[The Finals01]]東日本予選 1位通過([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/jpstrategy/jp20020129b 参考])
**使用者:[[笹沼希予志]]
+
**使用者:[[笹沼希予志]]
 
*フォーマット
 
*フォーマット
 
**[[スタンダード]]([[第7版]]+[[インベイジョン・ブロック]]+[[オデッセイ]])
 
**[[スタンダード]]([[第7版]]+[[インベイジョン・ブロック]]+[[オデッセイ]])
  
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
{{#MagicFactory:df300209}}
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ(245)''
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (41)
+
|4||[[冬眠/Hibernation]]
+
|-
+
|4||[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]||4||[[反論/Gainsay]]
+
|-
+
|4||[[果敢な弟子/Daring Apprentice]]||4||[[最後の儀式/Last Rites]]
+
|-
+
|4||[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]||3||[[洗い流し/Wash Out]]
+
|-
+
|4||[[深淵の死霊/Abyssal Specter]]
+
|-
+
|4||[[ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager]]
+
|-
+
|4||[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]
+
|-
+
|4||[[朽ちゆく巨人/Rotting Giant]]
+
|-
+
|4||[[ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie]]
+
|-
+
|4||[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]
+
|-
+
|4||[[夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar]]
+
|-
+
|1||[[サイカトグ/Psychatog]]
+
|-
+
<!-- !colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (106) -->
+
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|[[インスタント]]・[[ソーサリー]] (96)
+
|-
+
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]
+
|-
+
|4||[[記憶の欠落/Memory Lapse]]
+
|-
+
|4||[[中略/Syncopate]]
+
|-
+
|4||[[蝕み/Undermine]]
+
|-
+
|4||[[除外/Exclude]]
+
|-
+
|4||[[撹乱/Disrupt]]
+
|-
+
|4||[[集中/Concentrate]]
+
|-
+
|4||[[嘘か真か/Fact or Fiction]]
+
|-
+
|4||[[手練/Sleight of Hand]]
+
|-
+
|4||[[選択/Opt]]
+
|-
+
|4||[[のぞき見/Peek]]
+
|-
+
|4||[[調査/Probe]]
+
|-
+
|4||[[頭の混乱/Addle]]
+
|-
+
|4||[[強迫/Duress]]
+
|-
+
|4||[[排撃/Repulse]]
+
|-
+
|4||[[はね返り/Recoil]]
+
|-
+
|4||[[闇への追放/Dark Banishing]]
+
|-
+
|4||[[恐ろしい死/Ghastly Demise]]
+
|-
+
|4||[[火+氷/Fire+Ice]]
+
|-
+
|4||[[悪意+敵意/Spite+Malice]]
+
|-
+
|4||[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]
+
|-
+
|4||[[汚れた契約/Tainted Pact]]
+
|-
+
|4||[[悪魔の意図/Diabolic Intent]]
+
|-
+
|1||[[死体焼却/Cremate]]
+
|-
+
|1||[[ロボトミー/Lobotomy]]
+
|-
+
|1||[[激動/Upheaval]]
+
|-
+
|1||[[脊髄支配/Spinal Embrace]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|[[エンチャント]]・[[アーティファクト]] (10)
+
|-
+
|4||[[説得/Persuasion]]
+
|-
+
|4||[[機知の戦い/Battle of Wits]]
+
|-
+
|1||[[押収/Confiscate]]
+
|-
+
|1||[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (98)
+
|-
+
|45||[[島/Island]]
+
|-
+
|29||[[沼/Swamp]]
+
|-
+
|4||[[地底の大河/Underground River]]
+
|-
+
|4||[[塩の湿地/Salt Marsh]]
+
|-
+
|4||[[ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs]]
+
|-
+
|4||[[シヴの浅瀬/Shivan Reef]]
+
|-
+
|4||[[硫黄泉/Sulfurous Springs]]
+
|-
+
|4||[[アーボーグの火山/Urborg Volcano]]
+
|}
+
  
<!-- カード数の関係でレイアウトをテンプレートから若干変更 -->
 
 
*1枚しか入っていないカードは[[シルバーバレット]]戦略用。
 
*1枚しか入っていないカードは[[シルバーバレット]]戦略用。
*[[対緑カード]]が多いのは当時の[[メタ]]の関係。([[ファイアーズ]]など)
+
*[[対緑カード]]が多いのは当時の[[メタゲーム]]の関係([[ステロイド]]など)。
*当初は240枚(通常のデッキの枚数60枚×4)で組んでいたらしい。
+
*当初は240枚(通常のデッキの枚数60枚×4)で組んでいたらしい。それが245枚になったのは、テストプレイ時に機知の戦いを置いたら5枚足りずに負けたことがあったためだという。
それが245枚になったのは、テストプレイ時に機知の戦いを置いたら5枚足りずに負けたことがあったためだという。
+
*予選でのこのデッキの勝ち方は、7~8割が機知の戦い、残りは[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]による[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]だったそうだ。
*予選でのこのデッキの勝ち方は、7〜8割が機知の戦い、残りは[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]による[[ビートダウン]]だったそうだ。
+
 
*これでも[[サイドボード]]はちゃんと役に立ったらしい。
 
*これでも[[サイドボード]]はちゃんと役に立ったらしい。
*この予選では[[ライブラリーアウト]]狙いのデッキとも対戦したそうだ。対戦相手はどんな気持ちだったのだろう。
+
*この予選では[[ライブラリーアウト]]狙いのデッキとも対戦したそうだ。対戦相手はどんな気持ちだったのだろう。まさに[[地雷]]である。
まさに[[地雷]]である。
+
*笹沼氏は[[The Finals01]]本戦にもこのデッキで出場した。その際、少しカードが入れ替わっている。
*笹沼氏は[[The Finals]]本戦にもこのデッキで出場した。その際、少しカードが入れ替わっている。
+
 
**沼4枚 → [[硫黄孔/Sulfur Vent]]
 
**沼4枚 → [[硫黄孔/Sulfur Vent]]
 
**悪意+敵意、闇への追放 各4枚 → 反論、[[釣り合い/Equilibrium]]
 
**悪意+敵意、闇への追放 各4枚 → 反論、[[釣り合い/Equilibrium]]
 
**脊髄支配1枚 → 冬眠
 
**脊髄支配1枚 → 冬眠
**(サイドボード)冬眠4枚、反論4枚、洗い流し3枚
+
**(サイドボード)冬眠4枚、反論4枚、洗い流し3枚 → 冬眠3枚、[[殺戮/Slay]]4枚、[[枯渇/Mana Short]]4枚
  → 冬眠3枚、[[殺戮/Slay]]4枚、[[枯渇/Mana Short]]4枚
+
  
===サンプルレシピ2===
+
====サンプルレシピ2====
 
*備考
 
*備考
**2002インビテーショナル スタンダード部門 全勝
+
**[[インビテーショナル02]] スタンダード部門全勝
**使用者:[[Jon Finkel]]
+
**使用者:[[Jon Finkel]]
 
*フォーマット
 
*フォーマット
 
**[[Magic Online]]による[[スタンダード]]([[第7版]]+[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート]])
 
**[[Magic Online]]による[[スタンダード]]([[第7版]]+[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート]])
  
{| class="wikitable"
+
{{#MagicFactory:df300210}}
|-
+
| aligen="center"|||||| aligen="center"|||||
+
|-
+
|colspan="2"|>||colspan="2"|>||''メインデッキ(241)''||
+
|-
+
| style="background:#eeeeff"|''12''| style="background:#eeeeff"|''クリーチャー''||| style="background:#eeeeff"|''143''| style="background:#eeeeff"|''呪文''||
+
|-
+
|4||[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]||||4||[[機知の戦い/Battle of Wits]]||
+
|-
+
|4||[[サイカトグ/Psychatog]]||||4||[[対抗呪文/Counterspell]]||
+
|-
+
|4||[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]||||4||[[記憶の欠落/Memory Lapse]]||
+
|-
+
| style="background:#eeeeff"|''86''| style="background:#eeeeff"|''土地''||||4||[[紛糾/Complicate]]||
+
|-
+
|21||[[島/Island]]||||4||[[中略/Syncopate]]||
+
|-
+
|9||[[山/Mountain]]||||4||[[圧服/Overmaster]]||
+
|-
+
|8||[[沼/Swamp]]||||4||[[強制/Compulsion]]||
+
|-
+
|4||[[やせた原野/Barren Moor]]||||4||[[集中/Concentrate]]||
+
|-
+
|4||[[血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire]]||||4||[[綿密な分析/Deep Analysis]]||
+
|-
+
|4||[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]||||4||[[洞察のひらめき/Flash of Insight]]||
+
|-
+
|4||[[真鍮の都/City of Brass]]||||4||[[霊感/Inspiration]]||
+
|-
+
|4||[[ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs]]||||4||[[留意/Mental Note]]||
+
|-
+
|4||[[忘れられた洞窟/Forgotten Cave]]||||4||[[強迫的な捜索/Obsessive Search]]||
+
|-
+
|4||[[大闘技場/Grand Coliseum]]||||4||[[手練/Sleight of Hand]]||
+
|-
+
|4||[[孤立した砂州/Lonely Sandbar]]||||4||[[のぞき見/Peek]]||
+
|-
+
|4||[[汚染された三角州/Polluted Delta]]||||4||[[物静かな思索/Quiet Speculation]]||
+
|-
+
|4||[[シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge]]||||4||[[埋め合わせ/Recoup]]||
+
|-
+
|4||[[硫黄泉/Sulfurous Springs]]||||4||[[脅迫状/Blackmail]]||
+
|-
+
|4||[[地底の大河/Underground River]]||||4||[[強迫/Duress]]||
+
|-
+
|||||||4||[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]||
+
|-
+
|||||||4||[[無垢の血/Innocent Blood]]||
+
|-
+
|||||||4||[[燻し/Smother]]||
+
|-
+
|||||||4||[[虫つぶし/Swat]]||
+
|-
+
|||||||3||[[炎の稲妻/Firebolt]]||
+
|-
+
|||||||2||[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]||
+
|-
+
|||||||4||[[記憶の彼方/Fade from Memory]]||
+
|-
+
|||||||4||[[燃え立つ願い/Burning Wish]]||
+
|-
+
|||||||4||[[狡猾な願い/Cunning Wish]]||
+
|-
+
|||||||3||[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]||
+
|-
+
|||||||3||[[腹黒い夢/Insidious Dreams]]||
+
|-
+
|||||||4||[[汚れた契約/Tainted Pact]]||
+
|-
+
|||||||4||[[炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond]]||
+
|-
+
|||||||4||[[緋色のダイアモンド/Fire Diamond]]||
+
|-
+
|||||||4||[[空色のダイアモンド/Sky Diamond]]||
+
|-
+
|||||||4||[[ダークウォーターの卵/Darkwater Egg]]||
+
|-
+
|||||||4||[[シャドーブラッドの卵/Shadowblood Egg]]||
+
|-
+
|||||||1||[[消えないこだま/Haunting Echoes]]||
+
|-
+
|||||||1||[[冬眠/Hibernation]]||
+
|-
+
|||||||1||[[激動/Upheaval]]||
+
|-
+
|||||||1||[[燎原の火/Wildfire]]||
+
|-
+
|colspan="2"|>||colspan="2"|>| style="background:#d0d8e0"|''サイドボード''||
+
|-
+
|1||[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]||||1||[[腹黒い夢/Insidious Dreams]]||
+
|-
+
|1||[[方向転換/Divert]]||||1||[[枯渇/Mana Short]]||
+
|-
+
|1||[[被覆/Envelop]]||||1||[[好機/Opportunity]]||
+
|-
+
|1||[[炎の稲妻/Firebolt]]||||1||[[迫害/Persecute]]||
+
|-
+
|1||[[恐ろしい死/Ghastly Demise]]||||2||[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]||
+
|-
+
|1||[[消えないこだま/Haunting Echoes]]||||1||[[激動/Upheaval]]||
+
|-
+
|1||[[冬眠/Hibernation]]||||1||[[燎原の火/Wildfire]]||
+
|}
+
  
 
*こちらは241枚[[デッキ]]。使用可能セットが大幅に変化しているため、基本は同じでありながら多くの点が異なる。
 
*こちらは241枚[[デッキ]]。使用可能セットが大幅に変化しているため、基本は同じでありながら多くの点が異なる。
**笹沼氏の物は[[タッチ]][[赤]]であったが、[[火力]]が追加され[[]][[黒]]赤の3色へ変化。それにより[[特殊地形]]や[[マナ・アーティファクト]]が増加した。
+
**笹沼氏の物は[[タッチ]][[赤]]であったが、[[火力]]が追加され[[青黒赤]]の3色へ変化。それにより[[基本でない土地]]や[[マナ・アーティファクト]]が増加した。
**[[ビートダウン]]が強かった[[インベイジョン・ブロック]]が落ちたため、[[クリーチャー]]・[[カード]]があまり多くなくても済むようになった。
+
**[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]が強かった[[インベイジョン・ブロック]]が落ちたため、[[クリーチャー]]・[[カード]]があまり多くなくても済むようになった。
 
**[[サーチ]]カードに[[願い]]が追加された。そのため[[サイドボード]]も[[シルバーバレット]]用に組まれている。
 
**[[サーチ]]カードに[[願い]]が追加された。そのため[[サイドボード]]も[[シルバーバレット]]用に組まれている。
 
*機知の戦い以外に、[[サイカトグ/Psychatog]]が[[フィニッシャー]]として4枚入っている。
 
*機知の戦い以外に、[[サイカトグ/Psychatog]]が[[フィニッシャー]]として4枚入っている。
 
 
==[[第9版]]後==
 
 
[[オデッセイ]]撤退後数年の時を経て、[[第9版]]で[[機知の戦い/Battle of Wits]]が[[再録]]されると共に[[トーナメント]]に復帰。
 
[[森田雅彦]]氏のデザインに[[浅原晃]]氏がとある問題クリーチャーを加え、[[The Finals05]]で大暴れした。
 
 
浅原氏曰く、「Rogue Deckを超えたWander Deck」でありデッキ名は「The One」だ。
 
 
{{#card:Wandering Ones}}
 
 
なるほど[[デッキリスト|リスト]]には[[さまようもの/Wandering Ones]]が。
 
 
[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]、[[不朽の理想/Enduring Ideal]]、[[脳崩し/Brainspoil]]の[[変成]]により[[機知の戦い/Battle of Wits]]を。
 
また、[[地底街の手中/Clutch of the Undercity]]の[[変成]]により[[魔性の教示者/Diabolic Tutor]]を[[サーチ]]してこられるようになっている。
 
 
主な[[フィニッシャー]]は[[機知の戦い/Battle of Wits]]や[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]だが、いざとなれば[[さまようもの/Wandering Ones]]による1点(+精神的)[[ダメージ]]や[[幽体の照明灯/Spectral Searchlight]]の[[マナ・バーン]]戦法も駆使する。
 
 
*同じく「The One」使用者の[[津村健志]]氏のデッキには一部で大人気の[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の姿が見える。
 
これも浅原氏が手がけたもので、これの存在のために本来「デッキパワーは頭1つ抜けている(浅原氏談)」と言うことだが、流石に1枚差しでは活躍の機会もなかったそうだ。
 
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
**[[The Finals05]]スタンダード部門 TOP8([http://mtg.takaratomy.co.jp/event/finals/index.html 参考])
 
**使用者:[[浅原晃]]
 
*フォーマット
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
 
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
| aligen="center"|||||| aligen="center"|||||
 
|-
 
|colspan="2"|>||colspan="2"|>||''メインデッキ(245)''||
 
|-
 
| style="background:#eeeeff"|''9''| style="background:#eeeeff"|''クリーチャー''||| style="background:#eeeeff"|''143''| style="background:#eeeeff"|''呪文''||
 
|-
 
|4||[[初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer]]||||4||[[ディミーアの印鑑/Dimir Signet]]||
 
|-
 
|4||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]||||4||[[セレズニアの印鑑/Selesnya Signet]]||
 
|-
 
|1||[[さまようもの/Wandering Ones]]||||4||[[ボロスの印鑑/Boros Signet]]||
 
|-
 
| style="background:#eeeeff"|''93''| style="background:#eeeeff"|''土地''||||4||[[ゴルガリの印鑑/Golgari Signet]]||
 
|-
 
|23||[[島/Island]]||||4||[[友なる石/Fellwar Stone]]||
 
|-
 
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|||||||4||[[残酷な布告/Cruel Edict]]||
 
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|||||||4||[[脳崩し/Brainspoil]]||
 
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|1||[[世界の源獣/Genju of the Realm]]||||4||[[迫害/Persecute]]||
 
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|1||[[一掃/Scour]]||||4||[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]||
 
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|4||[[疑念の影/Shadow of Doubt]]||||1||[[痕跡消し/Leave No Trace]]||
 
|}
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/jpstrategy/jp20020129b でかいデッキの出来るまで] ([[Sideboard|Sideboard Online Japan]]、文:[[笹沼希予志]])
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/reconstructed/i-challenge-you-2012-07-09 I Challenge You!]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/rc/003574/ あなたに挑戦!] ([[Daily MTG]]、ReConstructed、文:[[Gavin Verhey]]、訳:[[三輪祐介]])
 +
*[http://coverage.mtg-jp.com/gpkit13/article/006583/ 浅原晃の超プチ構築劇場―《機知の戦い》] (mtg-jp.com、文:[[浅原晃]])
 
*[[タワーデッキ]]
 
*[[タワーデッキ]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:はへる}}
 +
[[Category:青黒デッキ]]
 +
[[Category:白青黒デッキ]]
 +
[[Category:青黒赤デッキ]]
 +
[[Category:コントロールデッキ]]
 +
[[Category:青黒コントロールデッキ]]
 +
[[Category:白青黒コントロールデッキ]]
 +
[[Category:青黒赤コントロールデッキ]]
 +
[[Category:オデッセイ・ブロックを含むスタンダードデッキ]]
 +
[[Category:神河ブロックを含むスタンダードデッキ]]
 +
[[Category:ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードデッキ]]

2021年2月19日 (金) 16:00時点における最新版

バベル(Babel)は、機知の戦い/Battle of Wits勝利することを目的とした、カード枚数が多いデッキ。また、ただ単にカード枚数が多いタワーデッキを指すこともある。

目次

[編集] 概要


Battle of Wits / 機知の戦い (3)(青)(青)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーに200枚以上のカードがある場合、あなたはこのゲームに勝利する。


勝ち手段である機知の戦い/Battle of Wits勝利条件ライブラリー200枚なので、当然それ以上の枚数で構築する必要がある。デッキの性質上、ドローサーチを多用することになるため、余裕を持って多めの枚数にするのがよい。

60枚デッキをハイランダーで作成し、それを4倍にすることで240枚デッキにするのが、デッキ調整がしやすく各種確率も計算しやすいため一般的である。もちろん事故などはハイランダーと同じ感覚で起きるとは言えないが。

極論で言えば、機知の戦い以外には必須のカードは存在しないため、編成には非常に大きな自由度がある。とはいえカードプールの都合上、必ずしも選択肢が豊富とは限らないため、とにかく入れられるものは何でも詰め込んだような感じになるのが常である。を中心とした低速コントロール戦略を軸に、を足していく編成が基本であり、大量のドローやサーチに加え、カウンター除去手札破壊、そしてそれらを兼ねる187クリーチャーなどで構成される。

  • カードの数も種類も(スリーブも)通常のデッキの数倍用意せねばならないため何気にすさまじくお金のかかるデッキ。選択肢を広げるために多色デッキ化しがちであるため、高額な多色土地がたくさん必要になる点もそれに拍車をかけている。
  • デッキの性質上サーチを使わざるを得ないうえ、切り直すのが非常に手間なので時間がかかりがち。
  • 頭蓋の摘出/Cranial Extractionを撃たれると、勝ち手段が大幅に減る自分も、240枚程度あるライブラリーからカードを探すハメになる対戦相手も悲しい。

[編集] 収録当時の状況

[編集] 基本セット2013後

基本セット2013に機知の戦いが再収録されたものの、エンチャントをサーチするのに高まる野心/Increasing Ambition魔性の天啓/Diabolic Revelationといった重いカードしかなく、トーナメント級に達するデッキは登場しなかった。

[編集] 第9版後

オデッセイ撤退後数年の時を経て、第9版機知の戦い/Battle of Wits再録されると共にトーナメントに復帰。大会レベルでの活躍例はあまり見られていないが、こと日本に限ればThe Finals05でバベル勢が猛威を振るった事件が特に有名である。このときのデッキ森田雅彦のデザインに、浅原晃がとある問題クリーチャーを加えたもの。

浅原曰く、「Rogue Deckを超えたWander Deck」であり、彼のデッキ名は「The One」。それが意味するところとは、リストに1枚だけ入っているさまようもの/Wandering Onesである。

魔性の教示者/Diabolic Tutorけちな贈り物/Gifts Ungiven不朽の理想/Enduring Ideal脳崩し/Brainspoil変成)により機知の戦いをサーチ。また、地底街の手中/Clutch of the Undercityの変成により魔性の教示者をサーチしてこられるようになっている。

主なフィニッシャーは機知の戦いや曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorだが、いざとなればさまようものによる1点(+精神的)ダメージ幽体の照明灯/Spectral Searchlightマナ・バーン戦法も駆使する。

  • さまようもの+バベルの組み合わせはどう見てもふざけ半分なのだが、それでもしっかり戦果を挙げているあたりはさすがトッププロと言ったところか。The Finalsという大会の新たな魅力を見せてくれたという点でも意義深い一件であった。
  • 仕掛け人の浅原は予選ラウンドにおいて、さまようもので黒田正城(同大会優勝)を追い詰め、それ1体のために燎原の火/Wildfireを撃たせている。あるいは、準々決勝で中村修平に敗れる際のラストドローもさまようものであった。
  • 同じく「The One」使用者の津村健志のデッキには一部で大人気の甲鱗のワーム/Scaled Wurmの姿が見える。これも浅原が手がけたもので、これの存在のために本来「デッキパワーは頭1つ抜けている(浅原談)」と言うことだが、さすがにこちらは1枚挿しでは事故の原因にしかならなかったそうだ。

[編集] サンプルレシピ

バベル [1]
土地 (93)
23 島/Island
19 平地/Plains
19 沼/Swamp
4 湿った墓/Watery Grave
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
4 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
4 地底の大河/Underground River
4 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
4 ディミーアの水路/Dimir Aqueduct
4 海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea
4 流砂/Quicksand
クリーチャー (9)
4 初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer
4 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
1 さまようもの/Wandering Ones
呪文 (143)
4 不朽の理想/Enduring Ideal
4 神の怒り/Wrath of God
4 最後の裁き/Final Judgment
4 連絡/Tidings
4 ふるい分け/Sift
4 手練/Sleight of Hand
4 時間の把握/Telling Time
4 強迫的な研究/Compulsive Research
4 空民の助言/Counsel of the Soratami
4 屍賢者の助言/Consult the Necrosages
4 残酷な布告/Cruel Edict
4 脳崩し/Brainspoil
4 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
4 魔性の教示者/Diabolic Tutor
4 けちな贈り物/Gifts Ungiven
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/Remand
4 霊魂放逐/Remove Soul
4 巻き直し/Rewind
4 邪魔/Hinder
4 地底街の手中/Clutch of the Undercity
4 忌まわしい笑い/Hideous Laughter
4 不快な群れ/Sickening Shoal
4 闇への追放/Dark Banishing
4 最後の喘ぎ/Last Gasp
4 ディミーアの印鑑/Dimir Signet
4 セレズニアの印鑑/Selesnya Signet
4 ボロスの印鑑/Boros Signet
4 ゴルガリの印鑑/Golgari Signet
4 友なる石/Fellwar Stone
4 幽体の照明灯/Spectral Searchlight
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
4 機知の戦い/Battle of Wits
4 魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal
4 信仰の足枷/Faith's Fetters
3 押収/Confiscate
サイドボード (15)
1 世界の源獣/Genju of the Realm
1 一掃/Scour
4 疑念の影/Shadow of Doubt
4 迫害/Persecute
4 交錯の混乱/Muddle the Mixture
1 痕跡消し/Leave No Trace


[編集] オデッセイ・ブロック期

オデッセイ初出時には、本気で機知の戦い/Battle of Witsを使おうとするプレイヤーなんているとは思われなかったのだが、「地雷魔神ささぬ~」こと笹沼希予志によって構築され一世を風靡した。しかもこのデッキでThe Finals東日本予選を通過してしまうのだからすごい。

ちなみに、笹沼が使用するまでは、単にタワーデッキと呼ばれており、「バベル」の名は笹沼オリジナルのデッキにこそ相応しいだろう。この後、各地でタワー・デッキが勃発。634枚(ムサシ)、573枚(コナミ)、758枚(ナゴヤ)などのタイプも登場したらしい。

機知の戦いだけに頼らず、クリーチャーによるビートダウンなどでも勝利できるような構成にされるのが一般的。自分心の傷跡/Traumatizeを撃ってサイカトグ/Psychatogパンプアップしたり、同時に死闘/Mortal Combat勝利条件達成を狙ったりもする。

また、Jon Finkelがマジック・インビテーショナルオンラインエクステンデッドで使用し、そのフォーマット内で全勝を上げたこともある。

  • オデッセイ当時、某外国人プレイヤーがツアーで日本にきたとき、機知の戦いを使っている人が少ないことに驚いて、「なぜこんなに少ないんだ、あんなに強いのに」と言ったそうな。

[編集] サンプルレシピ1

バベル [2]
土地 (98)
45 島/Island
29 沼/Swamp
4 地底の大河/Underground River
4 塩の湿地/Salt Marsh
4 ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 硫黄泉/Sulfurous Springs
4 アーボーグの火山/Urborg Volcano
クリーチャー (41)
4 マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
4 果敢な弟子/Daring Apprentice
4 マーフォークの物あさり/Merfolk Looter
4 深淵の死霊/Abyssal Specter
4 ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager
4 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats
4 朽ちゆく巨人/Rotting Giant
4 ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie
4 影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
4 夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar
1 サイカトグ/Psychatog
呪文 (106)
4 対抗呪文/Counterspell
4 記憶の欠落/Memory Lapse
4 中略/Syncopate
4 蝕み/Undermine
4 除外/Exclude
4 撹乱/Disrupt
4 集中/Concentrate
4 嘘か真か/Fact or Fiction
4 手練/Sleight of Hand
4 選択/Opt
4 のぞき見/Peek
4 調査/Probe
4 頭の混乱/Addle
4 強迫/Duress
4 排撃/Repulse
4 はね返り/Recoil
4 闇への追放/Dark Banishing
4 恐ろしい死/Ghastly Demise
4 火+氷/Fire+Ice
4 悪意+敵意/Spite+Malice
4 魔性の教示者/Diabolic Tutor
4 汚れた契約/Tainted Pact
4 悪魔の意図/Diabolic Intent
1 死体焼却/Cremate
1 ロボトミー/Lobotomy
1 激動/Upheaval
1 脊髄支配/Spinal Embrace
4 説得/Persuasion
4 機知の戦い/Battle of Wits
1 押収/Confiscate
1 ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda
サイドボード (15)
4 冬眠/Hibernation
4 反論/Gainsay
4 最後の儀式/Last Rites
3 洗い流し/Wash Out


[編集] サンプルレシピ2

バベル [3]
土地 (86)
21 島/Island
9 山/Mountain
8 沼/Swamp
4 やせた原野/Barren Moor
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
4 セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum
4 真鍮の都/City of Brass
4 ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs
4 忘れられた洞窟/Forgotten Cave
4 大闘技場/Grand Coliseum
4 孤立した砂州/Lonely Sandbar
4 汚染された三角州/Polluted Delta
4 シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge
4 硫黄泉/Sulfurous Springs
4 地底の大河/Underground River
クリーチャー (12)
4 マーフォークの物あさり/Merfolk Looter
4 サイカトグ/Psychatog
4 影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
呪文 (143)
4 対抗呪文/Counterspell
4 記憶の欠落/Memory Lapse
4 紛糾/Complicate
4 中略/Syncopate
4 圧服/Overmaster
4 集中/Concentrate
4 綿密な分析/Deep Analysis
4 洞察のひらめき/Flash of Insight
4 霊感/Inspiration
4 留意/Mental Note
4 強迫的な捜索/Obsessive Search
4 手練/Sleight of Hand
4 のぞき見/Peek
4 物静かな思索/Quiet Speculation
4 埋め合わせ/Recoup
4 脅迫状/Blackmail
4 強迫/Duress
4 チェイナーの布告/Chainer's Edict
4 無垢の血/Innocent Blood
4 燻し/Smother
4 虫つぶし/Swat
3 炎の稲妻/Firebolt
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
4 記憶の彼方/Fade from Memory
4 燃え立つ願い/Burning Wish
4 狡猾な願い/Cunning Wish
3 魔性の教示者/Diabolic Tutor
3 腹黒い夢/Insidious Dreams
4 汚れた契約/Tainted Pact
1 消えないこだま/Haunting Echoes
1 冬眠/Hibernation
1 激動/Upheaval
1 燎原の火/Wildfire
4 機知の戦い/Battle of Wits
4 強制/Compulsion
4 炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond
4 緋色のダイアモンド/Fire Diamond
4 空色のダイアモンド/Sky Diamond
4 ダークウォーターの卵/Darkwater Egg
4 シャドーブラッドの卵/Shadowblood Egg
サイドボード (15)
1 魔性の教示者/Diabolic Tutor
1 腹黒い夢/Insidious Dreams
1 方向転換/Divert
1 被覆/Envelop
1 炎の稲妻/Firebolt
1 恐ろしい死/Ghastly Demise
1 消えないこだま/Haunting Echoes
1 冬眠/Hibernation
1 枯渇/Mana Short
1 好機/Opportunity
1 迫害/Persecute
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 激動/Upheaval
1 燎原の火/Wildfire


[編集] 参考

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