Magic: The Gathering Arena
提供:MTG Wiki
(今後必要スペックが変更されるとその分メンテナンスも増えるため、Magic Onlineの項と同様のHP誘導へ) |
(→MTGアリーナ限定カード) |
||
274行: | 274行: | ||
*[[白]] | *[[白]] | ||
**[[Angelic Reward]] | **[[Angelic Reward]] | ||
− | **★[[Blinding Radiance]] | + | **★[[まばゆい輝き/Blinding Radiance]] |
**[[Confront the Assault]] | **[[Confront the Assault]] | ||
**[[Inspiring Commander]] | **[[Inspiring Commander]] | ||
− | **★[[Shrine Keeper]] | + | **★[[神殿の守り手/Shrine Keeper]] |
**[[魂の守護者/Spiritual Guardian]]([[ポータル]]より再録) | **[[魂の守護者/Spiritual Guardian]]([[ポータル]]より再録) | ||
**[[Tactical Advantage]] | **[[Tactical Advantage]] | ||
294行: | 294行: | ||
**★[[Ogre Painbringer]] | **★[[Ogre Painbringer]] | ||
*[[緑]] | *[[緑]] | ||
− | **★[[Feral Roar]] | + | **★[[野生の咆哮/Feral Roar]] |
− | **★[[Treetop Warden]] | + | **★[[樹上の番人/Treetop Warden]] |
===[[構築済みデッキ]]=== | ===[[構築済みデッキ]]=== |
2019年2月16日 (土) 21:49時点における版
Magic: The Gathering Arena(MTG Arena、MTG アリーナ)は、マジック:ザ・ギャザリングのデジタルトレーディングカードゲーム。略称はMTGAなど。デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズの後継にあたる。
制作はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社のMagic Digital Next(マジック・デジタル・ネクスト)チーム。
目次 |
概要
公式サイト(英語)または日本公式サイトより無料ダウンロード。基本プレイ無料。ゲーム内課金あり。
対応言語はリリース時点で英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ブラジルポルトガル語の6言語、2019年2月15日のアップデート以降日本語、韓国語に対応。
2017年8月3日に初めて情報が公開され、同年12月4日よりクローズドβテスト開始。翌年2018年9月27日からオープンβ版がリリースされ、誰でも遊べるようになった。
2019年以降、流行のeスポーツに合わせてマジック・プロリーグやプロツアーの後継イベント『ミシックチャンピオンシップ』などが展開される予定。
動作環境
対応プラットフォームはWindows PCのみ。推奨動作環境などは公式サイト(英語)または日本公式サイトを参照。
- 動作が重い場合、グラフィック設定を下げることで多少改善される。
- 正常に動作しない場合、最新のVisualC++のランタイムをインストールすることで解消される場合がある[1]。Microsoftのホームページから無料ダウンロード可能。
- 最初の言語設定で日本語を選択するとうまくインストールできない場合がある。一度アンインストールした後に英語を選択して再インストールし、改めてゲーム内で言語設定を変更するとよい。
特徴
ゲーム部分以外のシステムは、流行している主要なデジタルTCGと近い。いわゆる「スタミナ制」ではなく、好きなだけ対戦を行うことができる。
ゲーム勝利・デイリークエスト・ウィークリークエストを達成することでゲーム内通貨(ゴールド)を入手、ブースターパックを購入してコレクションを増やす、というもの。クエストによってはカード、ブースターパック、あるいはデッキが貰える場合もある。
対戦はランダムでマッチングしたプレイヤーと行う形式。シールド戦や、やや形は異なるが疑似的なドラフト戦も行える。
UIはより洗練され、デッキ名などを入力する以外はほぼマウスだけで操作可能。墓地や追放領域からプレイ・起動できるカードを手札の横に表示するなどよりわかりやすく、直感的にプレイできるようになっている。
演出面もマジック・デュエルズから強化されている。特定のカードをプレイするとサウンドやアニメーションが発生、プレインズウォーカーが忠誠度能力を使用したりダメージを受けるとボイスが流れるなど、臨場感が高まっている。
Magic Onlineと比較するとカードプールは限定されているが、完全に無課金でも遊び続けられるのが大きな違い。
操作関連
ここで記されているキーコンフィグはデフォルト設定のもの。これらはメニュー右上にあるオプション→GamePlayから変更可能。
マナの支払い
手動の場合、あらかじめ土地、マナ・アーティファクト、マナ・クリーチャーを1つずつタップしてマナを生み出してからカードを唱える。誤ってマナを生み出してしまった場合、Zキーで操作を戻すことができる。
自動の場合、土地をタップせずに手札からそのままプレイした場合、できるだけ複数の色マナ、マナ・クリーチャー、マナ・アーティファクトを残すように自動で支払い方が決定される。
マナ・コストにXを含むカードについては、唱える際にXの値を±で決定してから改めて支払い方を決定する。召集を持つカードについても、唱える際に改めて支払い方を手動で決定する。
ゲームの自動進行
MTGアリーナでは、基本的に何もできない状況であればフェイズ・ステップが自動で進行していく。例えば第1ターン目に土地のプレイを終えた後、手札に唱えられる(手札から起動できる)カードが無ければその場でターンが自動で終了する。これにより無用な待ち時間が少なくなり、スムーズにゲームが進行していく。
手札に唱えることのできるインスタント・カードを持っていたり、起動型能力を起動できる状況であれば、インスタント・タイミングで行動できる各タイミングで許可を求められる。
また特定のタイミングで優先権の放棄をしたくない場合や、呪文や能力がスタック上に乗ってから解決し始める前にレスポンスを行いたい場合は、特定の操作が必要になる。
- フェイズごとの進行停止
右下のターン進行ボタンの上部に、各ターンのフェイズがどこまで進んでいるかを示すシンボルが表示されている。(開始フェイズ、戦闘前メイン・フェイズ、戦闘フェイズ、戦闘後メイン・フェイズ、最終フェイズの5つ。戦闘フェイズ中はさらに戦闘開始ステップ、攻撃クリーチャー指定ステップ、ブロック・クリーチャー指定ステップ、戦闘ダメージ・ステップ、戦闘終了ステップの5つが展開される。)各フェイズのシンボルをクリックすることで、そこで進行を一時停止して優先権を得ることができる。ただしターンが経過すると一時停止指示は消えてしまうので、毎ターンその都度指示する必要がある。
例えば以下のような操作を行いたい場合は、指定のフェイズをクリックしておく必要がある。
- 戦闘前メイン・フェイズに入る前に、開始フェイズ中に氷の干渉器/Icy Manipulatorを起動して土地をタップさせたい。(開始フェイズをクリック)
- 戦闘フェイズに入る前に、戦闘前メイン・フェイズ中に軍勢の戦親分/Legion Warbossに対してショック/Shockを唱えたい。(戦闘前フェイズをクリック)
- フルコントロールモード(Full Control Mode)
対戦相手が使った呪文や能力に対する優先権の行使はその都度求められるが、自分が使った呪文や能力に対しては再び優先権を得ることができず、すぐに解決が開始されてしまう。より細かく手順を進行したい場合、あらかじめCtrlキーを押しておくことでフルコントロールモードとなり、自動で解決が始まらなくなる。またShift+Ctrlキーで常時フルコントロールモードにできる。
例えば以下のような操作を行いたい場合は、フルコントロールモードをあらかじめ機能させておく必要がある。
- 自分が何か呪文を唱えて、それを解決し始める前に団体のギルド魔道士/League Guildmageの2つ目の能力を起動してコピーしたい。(呪文を唱える前にフルコントロールモードにしておく)
複数の誘発型能力が同時に誘発する場合や、置換効果が適用される場合、初期状態ではそれらは自動決定された順番で誘発し、自動的に適用される。オプションの「Auto Order Triggerd Abilities(誘発型能力の自動順序づけ)」「Auto Choose Replacement Effects(置換効果の自動選択)」 をオフにすることで、それぞれを任意に決定することが可能になる。
- レスポンスのパス(Pass Turn)・優先権のパス(Pass Priority)・ターンのパス(Pass Turn)
対戦相手の行動に対するレスポンスを求められた場合はEnterキー、各フェイズで優先権の行使を求められた場合はSpaceキー、そのターンを何もせずにすぐ終えたい場合はShitf+Enterキーで、それぞれパスできる。特にターンのパスは対戦画面右下にレバーが表示されており、必要な時にオンにするだけでフェイズを進めずにすぐターンを終了することができる。
カード収集関連
ゲーム内通貨
ゲーム内通貨は2種類存在する。
- Gold(ゴールド)
- 主にデイリークエストやイベント参加で入手。
- ブースターパックの購入やフリー以外のプレイモードの参加費に使用する。
- Gem(ジェム)
- 主に課金することでチャージできる。無課金でも、特定のプレイモードで少量獲得できる場合がある。
- ブースターパックの購入やフリー以外のプレイモードの参加費に使用する。
ブースターパック
1000ゴールドで1パック、または3パック600ジェム(単価200ジェム)で購入できる。エキスパンションによっては、45パック一括購入でBOX特典カードが付いてくる。
コモン5枚、アンコモン2枚、レアまたは神話レア1枚の8枚入り。
ワイルドカードが出現することがあるほか、ブースターパックを開封することでポイントが蓄積し、一定量に達すると神話レア・レア・アンコモンのワイルドカードを手に入れることができる。
- 現実のブースターパックとの違い 、スタンダード禁止カードはM:TGA仕様のパックには封入されない。
- 2019年2月14日より、45パックの基本セット2019を一括購入した場合通常のBOX特典カード運命のきずな/Nexus of Fateの代わりに全知/Omniscienceが付いてくる、理由は前者のカードの項を参照。
ワイルドカード
同レアリティの任意のカードと交換できる特別なカード。一種の交換チケットであり、神話レア、レア、アンコモン、コモンが存在する。
初期状態でも一定量所持しており、最初から好きなカードをある程度デッキに入れて遊ぶことができる。
パックを開けていくとゲージが溜まり入手できる他、パックに直接入っている事もある。
The Vault
コレクションには、同カードは(収録セット違いを除けば)4枚までしかストックされない。5枚以降を入手したとき、それはThe Vaultのポイントとして蓄積される。ポイントが100%になると、神話レア1枚、レア2枚、アンコモン3枚のワイルドカードを獲得できる。
5枚目以降のカードを入手したとき、そのレアリティに応じて進行度が変わり、アンコモン0.3%、コモン0.1%という具合。単純計算でコモン1000枚分の蓄積が必要であり、進行はかなりゆっくりとしたものである。
The Vaultの進行状況はゲーム内では確認できないが、output_log.txt内に"vaultProgress"としてログが出力されている。
神話レア、レアについても当初は5枚目以降はVaultの進行度に換えられていたが、アップデートにより以下のように変更された
- ブースターパック開封時
- すでに4枚所持している神話レア・レアが出現した場合、再抽選が行われ、そのブースターパックから出現するまだ4枚揃っていない他のカードが出現する。
- そのブースターパックから出現する同レアリティのカードを全てコンプリートしていた場合、ジェムに変換される。
- 再抽選の過程で神話レアからレアに格下げ、レアから神話レアに格上げされることはない。
- リミテッド
- すでに4枚所持している神話レア・レアを入手した場合、再抽選は行われない。
- ドラフトピック終了後、シールド開封後、コレクションで5枚以上持っているカードはジェムに変換される。
- ジェムに変換後も、そのイベント内におけるカードプールはそのまま維持される。
- 報酬
- すでに4枚所持している神話レア・レアを入手した場合、再抽選は行われず、即座にジェムに変換される。
- ジェムの変換レートはいずれも神話レア40ジェム、レア20ジェム。
デッキ編集関連
デッキ編集画面では、デッキ名の入力と基本的にクリック操作だけでカードをデッキに出し入れできる。ドラッグ&ドロップでも可。マウスホイールで素早くページ送りが可能。
土地の自動調整機能(Auto-Suggest)によって使用しているカードに含まれるマナ・シンボルに合わせて24枚の基本土地がデッキに投入される。土地の枚数を変更しようとすると機能を無効にするか確認され、OKを押せば以後自動調整されなくなる。
所持していないカードや、所持上限を超える枚数をデッキに入れようとした場合、ワイルドカードを使って交換するか確認される。一度交換すると操作を戻すことはできないので注意が必要。
画面右上にはデッキに採用しているカードをマナ・コストごとに並べたグラフが表示されており、常にマナカーブを確認しながらデッキを構築できるようになっている。またグラフをクリックすることでより詳細なデッキ分析も行える。
サイドボードはタブを切り替えて編集する。また右上のボタンからデッキ編集画面のレイアウトを切り替えることができる。
ドラフト時は、カードをピックする段階で使わないカードをドラッグ&ドロップで直接サイドボードに放り込むことができる。
カードの検索
カード一覧では基本的に色順、マナ・コスト順、アルファベット順でカードが並んでいる。同名のカードは基本セット→エキスパンション順で並べられている。
カードは一度に8枚ずつしか表示されないので手探りでデッキ構築しようとすると少々時間がかかる。そこで画面上部の検索欄やフィルタボタンを活用することで効率よく目的のカードを探し出すことができる。
- 検索欄
画面左上の検索欄ではキーワードを入力してカードを絞り込める。検索方式は部分一致で、カード全体のどこかにキーワードが含まれていればそれらすべてを表示する。
- 例えば「elf」と入力すると、クリーチャー・タイプがエルフのカードのほか、エルフ・トークンを出すカード、カード名にSelfが含まれる無私の勇者、レナ/Lena, Selfless Championやミシュラの自己複製機械/Mishra's Self-Replicator、ルール文章にitselfと書かれている裁きの一撃/Justice Strikeなどもヒットする。
- キーワードをダブルクォーテーションマークで囲えば完全一致検索も可能。例えば「クリーチャー1体を対象とする。~はそれに2点のダメージを与える。」というルール文章を含むカードを検索すべく「deals 2 damage to target creature」と入力した場合、20点のダメージを与える絶滅の星/Star of Extinctionや、それ自身がクリーチャーであるヴィーアシーノの紅蓮術師/Viashino Pyromancerなどもヒットしてしまう。その場合「"deals 2 damage to target creature"」と入力すればシヴの火/Shivan Fireなどの目的のカードを検索できる。
- 「e:(エキスパンションの略号)」と入力することでエキスパンションごとに絞り込むことも可能。例えば「e:GRN」でラヴニカのギルドのカードだけが表示される。
- 「basic land」または基本土地の名前(Plains等)を入力し、その後フィルタ画面でリセットを押すことでイラスト違いの基本土地を使用できる。
- 簡易フィルタ
マナ・シンボル等を押すことで簡易的に各色、無色、多色のカードを簡易的に絞り込むことができる。
ワイルドカードと同じシンボルをクリックすると、また所持しているカードだけを表示するか、未所持も一緒に表示するかを切り替えることができる。1枚も持っていないカードを
土地ボタンをクリックすると、土地だけを表示するモードに切り替えられる。そこで「SUGGEST LANDS」をクリックすることで、土地の自動調整機能(Auto-Suggest)の有効化・無効化を切り替えられる。
- 詳細フィルタ
丸のついた「三」のようなボタンから色、点数で見たマナ・コスト、レアリティ、カード・タイプ、所持・未所持といった条件でより詳細に絞り込むことができる。
デッキのエクスポート・インポート
デッキ一覧画面の下部のボタンからデッキの出力(エクスポート)、取り込み(インポート)ができる。
エクスポート(EXPORT)を押すとクリップボードにデッキリストがコピーされる。その状態でメモ帳などのテキストエディタに貼り付けることでデッキリストをパソコンに保存できる。
インポート(INPORT)を押すと、現在クリップボードにコピーされているデッキリストをデッキとして取り込むことができる。
- ドミナリア版ラノワールのエルフ/Llanowar Elves4枚なら「4 Llanowar Elves (DAR) 168」といった規格になる。エキスパンションの略号やコレクター番号を含むため、Magic Online用のリストはそのままでは使用できない。
- MTG Arena DeckbuilderやMTG Goldfishなど、アリーナ向けにデッキリストをコピーできるサイトも登場している。
- バベルのような大量にカードを積んだデッキを組む場合、いちいちクリックで1枚ずつカードを入れていくのは非常に時間がかかるため、デッキリストからインポートするのが望ましい。
その他
- 上限を超えなければ基本土地は何枚でもデッキに入れることができる。ネズミの群棲/Rat Colonyのような4枚制限ルールを無視するカードも同様だが、その場合は一度4枚集めておく必要がある。
- デッキボックスには好きなカードのイラストを設定することができる。最初にデッキに入れたカードがまず登録されるが、編集画面で右上のデッキイメージに向かってカードを放り込むことでイラストを変更できる。
- 単にコレクション一覧を確認したいだけなら、デッキ一覧画面から「Collection」ボタンを押せばより広い画面でコレクションを見ることができる。
プレイモード
チュートリアル(スキップ可)後、いくらかフリープレイを行ってゴールドを稼ぎブースターパックを購入・開封することで全てのモードが開放される。
初期のArena Play Modeでは短時間で終わる1本勝負のゲームだけが選択できるようになっている。ホーム画面でAll Play Modeに切り替えることでサイドボードを扱う2本先取・3本勝負のゲームが遊べる。
フリープレイ以外はイベント期間を設けて配信されている。ゲーム内ではエキスパンション名が冠せられるなど表記名がやや異なる場合がある。
いくつかのモードでは戦績に応じてランクが変動し、各シーズンごとにランクに応じた報酬を獲得できる。各モードの日本語名称は一部仮訳。
- 現実のリミテッドとの違い
- ピックしたカードがすぐに自身のコレクションに加えられるドラフト取りきりルールである。
- ただし、スタンダードの禁止カード(スタンダードがサポートされている前に収録された暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon、ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins除く)のみ、リミテッドイベント終了後にコレクションから消滅し、代わりに同じ稀少度のワイルドカードを入手した。
- ブースター・ドラフトはAIと行い、ピックしたカードを用いてデッキを構築し、同様の手順を済ませた別のプレイヤーとゲームを行う。8名のプレイヤーが集まってドラフトを行うわけではない。現実で例えるなら、ドラフトをした卓とは全く別の卓のプレイヤーとゲームを行うことになる。
- そのため、ブースター・ドラフトにおける戦術的醍醐味は大きく損なわれてしまっている。ピックしなかったカードを元に対戦相手のデッキ内容を予測したりすることができず、ドラフト中に全く見かけなかったカードが次々とプレイされることもある。また、通常のドラフトならば卓内のカードプール全体のカードパワーが著しく低い(高い)ことがあっても、対戦相手も同条件なのでフェアなゲームになるが、こちらはそうは行かず、戦績がカードプールの当たり外れに左右されやすい。総じて、実際の感触としてはほとんどシールド戦に近い。
- 他の対戦相手が使っている色を読んで無理にデッキカラーを変更したり、危険なカードをカットしにいく必要がないのであながち悪いことばかりでもないが、それらの要素もブースター・ドラフトを奥深いものにしているのも事実である。
- デッキ構築時間に特に制限はない。
プレイ/Free Play
常時参加無料。構築したデッキで1本勝負のゲームを行う。
マッチ・プレイ/Traditional Play
常時参加無料。構築したデッキで、サイドボードを使った2本先取・3本勝負のマッチを行う。
- このモードに限らず、Traditional(伝統的な)と付くものは「サイドボードを使った2本先取・3本勝負のマッチ制」であることを表している。
ランク戦/Ranked
常時参加無料。フリープレイと同じ1本勝負のルールだが、構築戦ランクに影響する。
マッチ・ランク戦/Traditional Ranked
常時参加無料。トラディショナルプレイと同じ2本先取のルールだが、構築戦ランクに影響する。
構築イベント/Constructed Event
参加費:500ゴールド または 95ジェム
7勝または3敗するまで、構築したデッキで1本勝負のゲームを行う。勝利数に応じたレアリティのカード3枚(アンコモンは15%でレアまたは神話レアに変化)と、勝利数に応じた額のゴールドを獲得できる。
マッチ構築戦/Traditional Constructed
参加費:1,000ゴールド または 190ジェム
5勝または2敗するまで、構築したデッキで2本先取・3本勝負のマッチを行う。勝利数に応じたレアリティのカード3枚(アンコモンは15%でレアまたは神話レアに変化)と、勝利数に応じた額のゴールドを獲得できる。
ドラフト/Quick Draft
参加費:5,000ゴールド または 750ジェム
15枚入りパック3つを受け取ってAIとドラフトを行い、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って7勝または3敗するまで、1本勝負のゲームを行う。ブースターパック1~2つ(勝利数に応じて2つ貰える確率上昇。7勝で確定2つ)と、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。リミテッド戦ランクに影響。
ピックしたカードはすぐにコレクションに加えられる。
- 利率は低いがゴールドをジェムに換えられる数少ないプレイモード。これで稼いだジェムを元手に、よりジェムを稼げる他のモードに参加していけば継続してプレイしやすくなるだろう。
- サイドボード無しの1本勝負なので、相性の悪いデッキとの対戦を想定して通常とはやや異なるデッキ構築が求められる。例えば本来サイドボード向けである垂直落下/Plummetを、最初からメインデッキに複数積むことも選択肢に入ってくる。
マッチ・ドラフト/Traditional Draft
参加費:1,500ジェム
15枚入りパック3つを受け取ってAIとドラフトを行い、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って5勝または2敗するまで、2本先取・3本勝負のマッチを行う。勝利数に応じてブースターパック1~6つと、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。
ピックしたカードはすぐにコレクションに加えられる。
- 2勝まではジェムの払い戻しはないが、3勝から一気に1,500ジェム以上払い戻され、参加費を回収できる。当然ながら勝ち続ける手腕と運は必要になるが、他のモードより継続しやすい設計になっている。
Sealed(シールド)
参加費:2,000ジェム
15枚入りパック6つを受け取り、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って7勝または3敗するまで、1本勝負のゲームを行う。ブースターパック3つと、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。
受け取ったカードはすぐにコレクションに加えられる。
- 勝利数0でもパック6つ+パック3つ+200ジェム(パック1つ相当)を獲得でき、それは参加費2,000ジェム(パック10つ相当)と価値が等しく、トータルでは損をしないように見える。
- 参加時に受け取ったパックではワイルドカードのゲージが蓄積しないが、M:TGA仕様のパック(8枚入り:レア/神話レア1枚、アンコモン2枚、コモン5枚)とは違って現実仕様のパック(15枚入り:レア/神話レア1枚、アンコモン3枚、コモン11枚)であるため、コモンカードの揃っていないエキスパンションでのシールドであれば勝てなくともあまり損はしないだろう。
Quick Singleton(シングルトン)
参加費:500ゴールド または 100ジェム
「基本土地カード以外のカードを各1枚しか入れることができない」ルール、いわゆるハイランダーで構築したデッキを登録。5勝または2敗するまで1本勝負のゲームを行う。勝利数に応じたゴールドと、ランダムなレアカード1枚・アンコモンカード1枚を獲得できる。アンコモンカードは15%の確率でレアまたは神話レアに変化する。
指名対戦/Direct Challenge
ユーザーIDを指定して、特定の友人と対戦ができるモード。
- 設定のボタンの並びにある対戦マーク(剣が交差しているマーク)をクリックすると、対戦オプションの設定・対戦相手指定・デッキ選択画面が画面右に展開される。
- 互いのユーザーIDを教え合い、入力欄に対戦相手のユーザーID(ユーザー名#12345)を入力。
- デッキを選択し、PLAYをクリックすると待機画面に移行。
- 双方が待機状態になったら対戦が開始される。
- オプションでは「1本先取または3本先取」「先手後手の指定」が可能。実装当初は1本先取のみ、先手後手ランダムだった。
- デッキの最低枚数が60枚以上であること以外フォーマットの制限はない。自分はスタンダード、相手はシングルトンなど好きなようにデッキを選択できる。
- プレイヤーランクに影響を与えない。
- デイリークエストやウィークリークエストの報酬条件に影響しない。
- 対戦中のタイマーは無効になる(長時間の動作なしはサーバータイムアウトになる)。
- 最後に入力したユーザーIDは入力欄に残り続けるので、続けて同じ相手と対戦する場合は再度PLAYをクリックするだけでよい。
- オンラインチャットツール「Discord」との連携機能があり、Discordを通じて対戦を申し込むことが可能。
期間限定イベント
上記以外の特殊ルールを用いたイベントが期間限定で開催されることがある。
一例として、モミール・ベーシックのスタンダード版であるMomir Madness、オープンβ版リリース記念のスタンダードハイランダー戦のWelcome Weekend Singleton、Standard Pauperなど。
収録カード
現実と同じスタンダードで使用可能なカード(ウェルカム・デッキやプレインズウォーカーデッキ限定収録のカードや、BOX特典カードも含む)が収録されているほか、MTGアリーナ限定のオリジナルカード(一部再録)が存在する。
現在使用可能なカード・セットに関してはスタンダードの項を参照のこと。
MTGアリーナ限定カード
カード名の左の★はチュートリアルでのみ登場するカードを意味し、構築に使用できない。
構築済みデッキ
Starting Deckは、新規プレイヤー向けに配布される構築済みデッキ。チュートリアル後に5つ単色デッキが与えられ、さらにクエストをこなすことで10個の2色デッキを入手できる。配信当初は5つまでしか配布されないことになっていたが、ユーザーからのフィードバックを受けて10個全てが配信されるようになった。
2色デッキの入手パターンは以下のように順番が決まっている。例えば最初に赤黒デッキのChaos and Mayhemを手に入れたら、その次はAuras of Majestyになる。
- パターン1:(RB)→(WG)→(WB)→(GU)→(UR)→残りの5種
- パターン2:(GU)→(RW)→(RB)→(WG)→(UB)→残りの5種
- パターン3:(WB)→(UR)→(RG)→(WU)→(BG)→残りの5種
- パターン4:(RG)→(BG)→(UB)→(WU)→(RW)→残りの5種
- 単色デッキ
- Tactical Assault(W)
- Arcane Inventions(U)
- Graveyard Bash(B)
- Dragon's Fire(R)
- Forest's Might(G)
- 2色デッキ
- Artifacts Attack(WU)
- Walk the Plank(UB)
- Chaos and Mayhem(BR)
- Primal Fury(RG)
- Auras of Majesty(GW)
- Eternal Thirst(WB)
- Saproling Swarm(BG)
- Jungle Secrets(GU)
- Wrath of Mages(UR)
- Strength in Numbers(RW)
クローズドβで配布されていた構築済みデッキについては構築済みデッキ一覧#Magic: The Gathering Arena内限定セットを参照。
その他
- スタンダードで使用可能な新セットは、紙での発売日よりもひと足早く実装され、いち早く遊ぶことができる。
- いくつかの製品には、Magic: The Gathering Arenaで使用できるシリアルコードが封入されている。いずれも1アカウントにつき1回まで使用可能。
- ラヴニカのギルドおよびラヴニカの献身の各製品には、製品ごとに異なるコードが封入されている[2]。
- プレリリース・トーナメントで配布されるプレリリース・パックには、MTGアリーナで使用するとシールド戦が1回遊べるコードが封入されている。
- プレインズウォーカーデッキには、MTGアリーナで同じデッキを使用可能になるコードが封入されている。
- ブースターパックには、MTGアリーナでラヴニカのギルドのブースターパックを3つ入手できるコードが、およそ8つに1つの割合で封入されている。
- Gift Pack2018には、同セット収録の新規カード5枚が入手できるシリアルコードが封入されている。
- ラヴニカのギルドおよびラヴニカの献身の各製品には、製品ごとに異なるコードが封入されている[2]。
脚注
参考
- 公式サイト(英語)/日本公式サイト(無料ダウンロード)
- コンピューターゲーム