注釈文

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注釈文の多くは[[ルール・テキスト]]の直後に書かれているが、[[ファイレクシア・マナ]]に関する注釈のように独立した行に書かれることも。
 
注釈文の多くは[[ルール・テキスト]]の直後に書かれているが、[[ファイレクシア・マナ]]に関する注釈のように独立した行に書かれることも。
  
またルール上厳密ではないが直感的であったり([[マッドネス]]など)、フレイバーを重視したユニークな表現を用いたりする注釈文を持つカード([[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]]や、[[基本セット2015]]以降の[[召集]]など)もある。
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またルール上厳密ではないが直感的であったり([[マッドネス]]など)、フレイバーを重視したユニークな表現を用いたりする注釈文を持つカード([[基本セット2015]]以降の[[召集]]など)もある。→[[#釈文が書かれたカード]]
*[[Duh]]など、[[アン・ゲーム]]では注釈文の有無を参照するカードが存在する。「なんでもあり」のアン・ゲーム世界だからこその例外中の例外である。
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[[Duh]]など、[[アン・ゲーム]]では注釈文の有無を参照するカードが存在する。「なんでもあり」のアン・ゲーム世界だからこその例外中の例外である。
 
*[[アングルード2]]では注釈文を使ったお遊びも企画されていた(→[[Gangrene Pepper]])。
 
*[[アングルード2]]では注釈文を使ったお遊びも企画されていた(→[[Gangrene Pepper]])。
  
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**例えば、[[徴税理事/Syndic of Tithes]]は[[強請]]の注釈文に[[白黒]]の[[混成マナ・シンボル]]を含むが({{Gatherer|id=368316|カード画像}})、固有色は[[白]]のみである。
 
**例えば、[[徴税理事/Syndic of Tithes]]は[[強請]]の注釈文に[[白黒]]の[[混成マナ・シンボル]]を含むが({{Gatherer|id=368316|カード画像}})、固有色は[[白]]のみである。
  
==その他==
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==沿革==
*[[第8版]]から[[第10版]]の[[基本セット]]では全てのキーワード能力に注釈文が付いていた([[第10版]]の[[プレミアム・カード]]除く)。
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[[1995年]]の[[第4版]]ごろまではキーワード能力などに注釈文が書かれることはなく、[[デュアルランド]]や[[色 (サイクル)|色サイクル]]のように個別に書かれるとしても''(括弧の中に注釈文)''という形ではなく、ルール文章との区別なく地続きで書かれていた。現在、それらは[[オラクル]]の更新により括弧つきの注釈文として扱われるようになっている。
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[[1996年]]度の[[ミラージュ・ブロック]]にて初めて、[[ブロック]]新規キーワードである[[側面攻撃]]を持つカードすべてに注釈文が書かれた([[フェイジング]]には注釈文なし)。また、[[常盤木]]能力の中では[[渡り]]のみ注釈文が書かれた。
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[[1997年]]度の[[テンペスト・ブロック]]では、ブロック新規キーワードである[[シャドー]]と[[バイバック]]両方に注釈文が書かれ、以降の[[セット]]でも毎回の定例となった。また[[壁]]クリーチャーに、当時のルールである「壁は攻撃に参加できない」が注釈文として書かれるようになり、[[2004年]]の[[フィフス・ドーン]]まで続いた(次の[[神河物語]]にて[[防衛]]が制定されたことにより廃止)。
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同年の[[ポータル]]および[[1998年]]の[[ポータル・セカンドエイジ]]では、[[初心者向け]]らしく数枚のカードに、他[[セット]]では見られないような注釈文が書かれた([[#注釈文が書かれたカード]])。「壁は攻撃に参加できない」は注釈文ではなく地のルール文章として書かれた(1997年版のポータル1では[[クリーチャー・タイプ]]の概念がなかったため、すべて「[カード名]は攻撃に参加できない」であった)。
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[[第8版]]から[[第10版]]の[[基本セット]]では全てのキーワード能力に注釈文が付いていた([[第10版]]の[[プレミアム・カード]]除く)。
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[[2005年]]の[[神河救済]]で初めて[[マナ・コストの無いカード]]である[[常在精神/Evermind]]が登場。''(マナ・コストの無い呪文はプレイできない。)''との注釈文が書かれていた。
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キーワードでない、[[混成カード]]や[[合体カード]]や[[英雄譚]]といった[[メカニズム]]もたびたび登場するようになり、それらも注釈文が書かれている。
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[[護法]]の制定後、[[打ち消されない]]カードは''(護法能力によっても打ち消されない。)''の注釈文が書かれるようになった。
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*[[基本セット2011]]現在、オラクルで最も長い注釈文を持つ[[キーワード能力]]は[[他の〜とのバンド]]だろう。
 
*[[基本セット2011]]現在、オラクルで最も長い注釈文を持つ[[キーワード能力]]は[[他の〜とのバンド]]だろう。
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*[[他のプレイヤーをコントロールする]]や[[ターンを終了する]]はそれぞれ、そのためのルールが存在し、注釈文でも簡潔に触れられている。
 
*最も多く印刷されている注釈文は、[[コントロール]]奪取や能力付与などに使われる「それは[[ターン終了時に]]終わらない」だろう。
 
*最も多く印刷されている注釈文は、[[コントロール]]奪取や能力付与などに使われる「それは[[ターン終了時に]]終わらない」だろう。
 
**しかしながら、「継続的効果が永続する」旨の注釈文は混乱を招くとして、近年では使われておらず、[[オラクル]]改訂時に順次削除されている。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shadows-over-innistrad-update-bulletin-oracle-text-2016-04-07 参考])
 
**しかしながら、「継続的効果が永続する」旨の注釈文は混乱を招くとして、近年では使われておらず、[[オラクル]]改訂時に順次削除されている。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shadows-over-innistrad-update-bulletin-oracle-text-2016-04-07 参考])
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==注釈文が書かれたカード==
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[[落葉樹]]メカニズムなどの、たびたび登場するものは除く。
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===補足的な記述===
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;[[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]]([[ゼンディカー]])
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:''(この土地は、黒曜石の火心が戦場を離れた後も燃え続ける。)''
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;[[フレイムスカル/Flameskull]]([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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:''(逆もまた然り。)''
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;[[保安官を撃て/Shoot the Sheriff]]([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
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:''(それらでないあらゆるものは格好の的である。)''
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===直接的な記述===
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;[[魔法改竄/Magical Hack]]([[30th Anniversary Edition]])
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:''(例えば、あなたは「沼渡り」を「平地渡り」に変えることができる。この効果は永続する。)''
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:;魔法改竄/Magical Hack([[第5版]])
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::''(例えば「沼渡り」は「平地渡り」などに置き換えられる。また、パーマネントを対象とするときは、この呪文はインスタントとしてプレイする。)''
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::*[[第4版]]以前は注釈文ではなくルール文章として書かれていた。当時[[インタラプト]]であったゆえの注釈も含んでいる。
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;[[臨機応変/Sleight of Mind]]([[第8版]]、[[第9版]])
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:''(例えば、あなたは「黒でないクリーチャー」を「緑でないクリーチャー」に変えたり、「森渡り」を「島渡り」に変えたりしてよい。この効果はターン終了時に終わらない。)''
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:*[[第10版]]では注釈文がない。
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;[[永劫機関/Aeon Engine]]、[[アトロポス神殿/Temple of Atropos]]([[ドクター・フー統率者デッキ]])
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:''(たとえば、プレイが時計回りに進行していたなら、今後は反時計回りに進行する。)''
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;[[混沌の花、アヴェルナ/Averna, the Chaos Bloom]]([[統率者レジェンズ]])
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:''(この処理は、最後のカードが追放された後、土地でないカードを唱えるかどうか決定する前に行う。)''
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;[[旗印/Coat of Arms]]、[[ヴェリズ・ヴェル/Velis Vel (次元カード)]]
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:[[クリーチャー・タイプ]]に関する例えが書かれている。
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;[[憤怒売り/Ragemonger]]、[[呪文破/Spell Blast]]、[[魔力を持つペンダント/Charmed Pendant]]、[[境を歩む者/Edgewalker]]、[[三なる宝球/Trinisphere]]、[[苦悶の権化/Embodiment of Agonies]]
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:[[マナ・コスト]]に関する例えが書かれている。
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===[[初心者向け]]===
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他セットへ再録、もしくは他セットから再録されているカードも多いが、初心者向け版でのみ注釈文が印刷されている。
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[[スターター]](1999年版)には日本語版は存在しないため英語表記。
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;[[力の均衡/Balance of Power]]、[[変化の風/Winds of Change]]
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:''([カード名]をプレイしたとき、[カード名]自体はあなたの手札の一部とは扱われない。)''
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:;[[ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom]]
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::''(Don't count this card.)''
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;[[残酷な取り引き/Cruel Bargain]]
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:''(例えば、あなたのライフが11点なら、あなたは6点のライフを失う。)''
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;[[最後のチャンス/Last Chance]]、[[戦士の誓言/Warrior's Oath]]
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:''(あなたの勝ちが先に決まれば、あなたの負けになることはない。)''
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;[[自然の外套/Nature's Cloak]]
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:''(防御側プレイヤーが森を1枚でも場に出しているかぎり、あなたの緑のクリーチャーはどれも[[迎撃]]されない。)''
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;[[蛇人間の戦士/Serpent Warrior]]、[[吸血のスピリット/Vampiric Spirit]]
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:''([カード名]をプレイしたプレイヤーが、このライフを失う。)''
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;[[歴戦の司令官/Seasoned Marshal]]、[[打ち寄せる大波/Tidal Surge]]
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:''(タップ状態のクリーチャーは、迎撃に参加できない。)''
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:*[[ソーサリー・タイミング]]であるため、「攻撃に参加できない」とは書かれていない。
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:;[[アラボーンの騎兵/Alaborn Cavalier]]、[[自然のハーモニー/Harmony of Nature]]、[[堰破り/Broken Dam]]、[[迂回部隊/Flanking Troops]]、[[軍勢の整列/Marshaling the Troops]]
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::''(タップ状態のクリーチャーはブロックに参加できない。)''
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;[[有為転変/Flux]]、[[一時休戦/Temporary Truce]]
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:''([何枚カードを捨てるか/カードを引くか引かないか]は、あなたが先に決める。)''
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:*英語版では単に''(You choose first.)''
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;[[悪意の眼差し/Baleful Stare]]、[[萎縮の凝視/Withering Gaze]]
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:''(引くカードは、あなたのデッキの一番上のカード。)''
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:*英語版では''(You draw from your deck.)''
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:;[[魔術の視界/Sorcerous Sight]]
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::''(引くカードは、あなたのデッキの一番上のカード。)''
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::*英語版では''(Draw the card from your deck.)''
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;[[アラボーンの盲信者/Alaborn Zealot]]
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:''(あなたがダメージを割り振る前に両方のクリーチャーを破壊する。)''
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;[[ギザギザ稲妻/Jagged Lightning]]
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:''(ダメージを与えるクリーチャーを2体選べないかぎり、あなたは[カード名]をプレイできない。)''
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:;[[再帰/Undo]]、[[血塗られた取り引き/Wicked Pact]]
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::''(You can't play this card unless you can choose two creatures in play.)''
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;[[捕食の夜魔/Predatory Nightstalker]]
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:''(そのクリーチャーはあなたの対戦相手が選ぶ。)''
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;[[夜魔の帰還/Return of the Nightstalkers]]
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:''(その夜魔は、あなたがたった今、自分の手札からプレイしたかのように扱う。)''
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;[[森のバジリスク/Sylvan Basilisk]]
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:''(クリーチャーがダメージを与える前に破壊する。森のバジリスクはあなたの対戦相手にダメージを与えない。)''
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;[[大クラゲ/Man-o'-War]]、[[オーガの放火魔/Ogre Arsonist]]
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:''(あなたの[クリーチャー/土地]しか場に出ていないなら、そのうちの1体を[あなたの手札に戻す/破壊する]。)''
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:;[[堕落した宦官/Corrupt Eunuchs]]
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::''(あなたのクリーチャーしか場に出ていないなら、あなたのクリーチャーにそのダメージを与える。)''
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;[[暴君 董卓/Dong Zhou, the Tyrant]]、[[魏の暗殺団/Wei Assassins]]
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:''(あなたの対戦相手がクリーチャーを1体も場に出していない場合、この効果は無視する。)''
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;[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]、[[深淵の夜魔/Abyssal Nightstalker]]、[[魏の夜襲部隊/Wei Night Raiders]]、[[合肥の勇将 張遼/Zhang Liao, Hero of Hefei]]
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:''(あなたの対戦相手の手札が1枚もない場合、この効果は無視する。)''
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;[[精神腐敗/Mind Rot]]、[[魏公 曹操/Cao Cao, Lord of Wei]]、[[詭計/Deception]]、[[深淵の怪物/Abyssal Horror]]
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:''(あなたの対戦相手の手札が1枚しかない場合、このプレイヤーはその1枚のカードを捨てる。)''
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;[[大地の飛礫/Spitting Earth]]、[[ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike]]、[[ネズミの大群/Swarm of Rats]]、[[ダクムーアの女魔術師/Dakmor Sorceress]]、[[魏の大将軍 司馬懿/Sima Yi, Wei Field Marshal]]
 +
:''(これには、タップ状態の[性質]とアンタップ状態の[性質]の両方が含まれる。)''
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;[[壊滅/Devastation]]、[[ハルマゲドン/Armageddon]]、[[野火/Flashfires]]、[[沸き立つ海/Boiling Seas]]、[[乾きの呪文/Dry Spell]]、[[ハリケーン/Hurricane]]、[[地震/Earthquake]]、[[眩しい光/Blinding Light]]、[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]、[[サンダーメア/Thundermare]]、[[神の怒り/Wrath of God]]、[[針の嵐/Needle Storm]]、[[自然の喪失/Nature's Ruin]]、[[美徳の喪失/Virtue's Ruin]]、[[ダクムーアの疫病/Dakmor Plague]]、[[正義の憤激/Righteous Fury]]、[[東風招来/Borrowing the East Wind]]、[[新野の火計/Burning of Xinye]]、[[砂漠の砂嵐/Desert Sandstorm]]、[[飢饉/Famine]]、[[戦の惨害/Ravages of War]]、[[横揺れの地震/Rolling Earthquake]]、[[突風/Squall]]
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:''(これには、[あなたと]あなたの[クリーチャー/土地]も含まれる。)''
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:;[[マグマの巨人/Magma Giant]]
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::''(これには、あなたとあなたのクリーチャーも含まれ、マグマの巨人も含まれる。)''
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:;[[燎原の火/Wildfire]]
 +
::''(これにはあなたのクリーチャーも含まれる。)''
 +
::*[[テンプレート]]に反して読点(、)がない。
 +
:;[[微震/Tremor]]
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::''(これには、飛行を持たないあなたクリーチャーも含まれる。)''
 +
::*「の」が抜けているのは[[誤訳/名訳|脱字]]か。
 +
:;[[勇敢な突撃/Valorous Charge]]
 +
::''(これには、他のプレイヤーの白のクリーチャーも含まれる。)''
 +
:;[[呉主 孫権/Sun Quan, Lord of Wu]]
 +
::''(それには孫権も含まれる。)''
  
 
==参考==
 
==参考==

2025年5月1日 (木) 21:55時点における版

注釈文/Reminder Textは、文章欄においてキーワード能力や直感的に理解しがたいカードの説明のため、()の中に斜体で(日本語版では小さな文字で)書かれた文。


Raging Goblin / 怒り狂うゴブリン (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 狂戦士(Berserker)

速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下で戦場に出てすぐに攻撃したり(T)したりできる。)

1/1


Time Stop / 時間停止 (4)(青)(青)
インスタント

ターンを終了する。(スタックから、このカードを含むすべての呪文と能力を追放する。ターンを進めているプレイヤーは自分の手札のカードを、自分の手札の枚数の最大値になるまで捨てる。ダメージは取り除かれ、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終了する。)


目次

ゲーム上での機能

注釈文はあくまでも補足のために書かれているものに過ぎず、ゲームのルールには一切影響しない。キーワード能力が初登場したときや、基本セットなどの初心者向け商品などには、ルールの説明の必要性があるためよく書かれているが、それ以外(特に高レアリティ特殊なバリエーションのカード)ではしばしば省かれる。だからと言ってそれぞれに差異が生じるわけではない。

注釈文とは、あなたがすでに知っているルールをわざわざ解説するカッコつきの斜体文である。
(出典:Duhの注釈文)

Vault Skirge / 大霊堂のスカージ (1)(黒/Φ)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) インプ(Imp)

((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
飛行
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)

1/1


Obsidian Fireheart / 黒曜石の火心 (1)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

(1)(赤)(赤):猛火(blaze)カウンターが置かれていない土地1つを対象とし、その上に猛火カウンターを1個置く。その土地の上に猛火カウンターが置かれ続けているかぎり、それは「あなたのアップキープの開始時に、この土地はあなたに1点のダメージを与える。」を持つ。(この土地は、黒曜石の火心が戦場を離れた後も燃え続ける。)

4/4


Will-Forged Golem / 心鍛のゴーレム (6)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱えるに際しあなたがタップしたクリーチャー1体で、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)

4/4

注釈文の多くはルール・テキストの直後に書かれているが、ファイレクシア・マナに関する注釈のように独立した行に書かれることも。

またルール上厳密ではないが直感的であったり(マッドネスなど)、フレイバーを重視したユニークな表現を用いたりする注釈文を持つカード(基本セット2015以降の召集など)もある。→#釈文が書かれたカード

Duhなど、アン・ゲームでは注釈文の有無を参照するカードが存在する。「なんでもあり」のアン・ゲーム世界だからこその例外中の例外である。

ルール

沿革

1995年第4版ごろまではキーワード能力などに注釈文が書かれることはなく、デュアルランド色サイクルのように個別に書かれるとしても(括弧の中に注釈文)という形ではなく、ルール文章との区別なく地続きで書かれていた。現在、それらはオラクルの更新により括弧つきの注釈文として扱われるようになっている。

1996年度のミラージュ・ブロックにて初めて、ブロック新規キーワードである側面攻撃を持つカードすべてに注釈文が書かれた(フェイジングには注釈文なし)。また、常盤木能力の中では渡りのみ注釈文が書かれた。

1997年度のテンペスト・ブロックでは、ブロック新規キーワードであるシャドーバイバック両方に注釈文が書かれ、以降のセットでも毎回の定例となった。またクリーチャーに、当時のルールである「壁は攻撃に参加できない」が注釈文として書かれるようになり、2004年フィフス・ドーンまで続いた(次の神河物語にて防衛が制定されたことにより廃止)。

同年のポータルおよび1998年ポータル・セカンドエイジでは、初心者向けらしく数枚のカードに、他セットでは見られないような注釈文が書かれた(#注釈文が書かれたカード)。「壁は攻撃に参加できない」は注釈文ではなく地のルール文章として書かれた(1997年版のポータル1ではクリーチャー・タイプの概念がなかったため、すべて「[カード名]は攻撃に参加できない」であった)。

第8版から第10版基本セットでは全てのキーワード能力に注釈文が付いていた(第10版プレミアム・カード除く)。

2005年神河救済で初めてマナ・コストの無いカードである常在精神/Evermindが登場。(マナ・コストの無い呪文はプレイできない。)との注釈文が書かれていた。

キーワードでない、混成カード合体カード英雄譚といったメカニズムもたびたび登場するようになり、それらも注釈文が書かれている。

護法の制定後、打ち消されないカードは(護法能力によっても打ち消されない。)の注釈文が書かれるようになった。

注釈文が書かれたカード

落葉樹メカニズムなどの、たびたび登場するものは除く。

補足的な記述

黒曜石の火心/Obsidian Fireheartゼンディカー
(この土地は、黒曜石の火心が戦場を離れた後も燃え続ける。)
フレイムスカル/Flameskullフォーゴトン・レルム探訪
(逆もまた然り。)
保安官を撃て/Shoot the Sheriffサンダー・ジャンクションの無法者
(それらでないあらゆるものは格好の的である。)

直接的な記述

魔法改竄/Magical Hack30th Anniversary Edition
(例えば、あなたは「沼渡り」を「平地渡り」に変えることができる。この効果は永続する。)
魔法改竄/Magical Hack(第5版
(例えば「沼渡り」は「平地渡り」などに置き換えられる。また、パーマネントを対象とするときは、この呪文はインスタントとしてプレイする。)
  • 第4版以前は注釈文ではなくルール文章として書かれていた。当時インタラプトであったゆえの注釈も含んでいる。
臨機応変/Sleight of Mind第8版第9版
(例えば、あなたは「黒でないクリーチャー」を「緑でないクリーチャー」に変えたり、「森渡り」を「島渡り」に変えたりしてよい。この効果はターン終了時に終わらない。)
永劫機関/Aeon Engineアトロポス神殿/Temple of Atroposドクター・フー統率者デッキ
(たとえば、プレイが時計回りに進行していたなら、今後は反時計回りに進行する。)
混沌の花、アヴェルナ/Averna, the Chaos Bloom統率者レジェンズ
(この処理は、最後のカードが追放された後、土地でないカードを唱えるかどうか決定する前に行う。)
旗印/Coat of Armsヴェリズ・ヴェル/Velis Vel (次元カード)
クリーチャー・タイプに関する例えが書かれている。
憤怒売り/Ragemonger呪文破/Spell Blast魔力を持つペンダント/Charmed Pendant境を歩む者/Edgewalker三なる宝球/Trinisphere苦悶の権化/Embodiment of Agonies
マナ・コストに関する例えが書かれている。

初心者向け

他セットへ再録、もしくは他セットから再録されているカードも多いが、初心者向け版でのみ注釈文が印刷されている。

スターター(1999年版)には日本語版は存在しないため英語表記。

力の均衡/Balance of Power変化の風/Winds of Change
([カード名]をプレイしたとき、[カード名]自体はあなたの手札の一部とは扱われない。)
ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom
(Don't count this card.)
残酷な取り引き/Cruel Bargain
(例えば、あなたのライフが11点なら、あなたは6点のライフを失う。)
最後のチャンス/Last Chance戦士の誓言/Warrior's Oath
(あなたの勝ちが先に決まれば、あなたの負けになることはない。)
自然の外套/Nature's Cloak
(防御側プレイヤーが森を1枚でも場に出しているかぎり、あなたの緑のクリーチャーはどれも迎撃されない。)
蛇人間の戦士/Serpent Warrior吸血のスピリット/Vampiric Spirit
([カード名]をプレイしたプレイヤーが、このライフを失う。)
歴戦の司令官/Seasoned Marshal打ち寄せる大波/Tidal Surge
(タップ状態のクリーチャーは、迎撃に参加できない。)
アラボーンの騎兵/Alaborn Cavalier自然のハーモニー/Harmony of Nature堰破り/Broken Dam迂回部隊/Flanking Troops軍勢の整列/Marshaling the Troops
(タップ状態のクリーチャーはブロックに参加できない。)
有為転変/Flux一時休戦/Temporary Truce
([何枚カードを捨てるか/カードを引くか引かないか]は、あなたが先に決める。)
  • 英語版では単に(You choose first.)
悪意の眼差し/Baleful Stare萎縮の凝視/Withering Gaze
(引くカードは、あなたのデッキの一番上のカード。)
  • 英語版では(You draw from your deck.)
魔術の視界/Sorcerous Sight
(引くカードは、あなたのデッキの一番上のカード。)
  • 英語版では(Draw the card from your deck.)
アラボーンの盲信者/Alaborn Zealot
(あなたがダメージを割り振る前に両方のクリーチャーを破壊する。)
ギザギザ稲妻/Jagged Lightning
(ダメージを与えるクリーチャーを2体選べないかぎり、あなたは[カード名]をプレイできない。)
再帰/Undo血塗られた取り引き/Wicked Pact
(You can't play this card unless you can choose two creatures in play.)
捕食の夜魔/Predatory Nightstalker
(そのクリーチャーはあなたの対戦相手が選ぶ。)
夜魔の帰還/Return of the Nightstalkers
(その夜魔は、あなたがたった今、自分の手札からプレイしたかのように扱う。)
森のバジリスク/Sylvan Basilisk
(クリーチャーがダメージを与える前に破壊する。森のバジリスクはあなたの対戦相手にダメージを与えない。)
大クラゲ/Man-o'-Warオーガの放火魔/Ogre Arsonist
(あなたの[クリーチャー/土地]しか場に出ていないなら、そのうちの1体を[あなたの手札に戻す/破壊する]。)
堕落した宦官/Corrupt Eunuchs
(あなたのクリーチャーしか場に出ていないなら、あなたのクリーチャーにそのダメージを与える。)
暴君 董卓/Dong Zhou, the Tyrant魏の暗殺団/Wei Assassins
(あなたの対戦相手がクリーチャーを1体も場に出していない場合、この効果は無視する。)
貪欲なるネズミ/Ravenous Rats深淵の夜魔/Abyssal Nightstalker魏の夜襲部隊/Wei Night Raiders合肥の勇将 張遼/Zhang Liao, Hero of Hefei
(あなたの対戦相手の手札が1枚もない場合、この効果は無視する。)
精神腐敗/Mind Rot魏公 曹操/Cao Cao, Lord of Wei詭計/Deception深淵の怪物/Abyssal Horror
(あなたの対戦相手の手札が1枚しかない場合、このプレイヤーはその1枚のカードを捨てる。)
大地の飛礫/Spitting Earthゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strikeネズミの大群/Swarm of Ratsダクムーアの女魔術師/Dakmor Sorceress魏の大将軍 司馬懿/Sima Yi, Wei Field Marshal
(これには、タップ状態の[性質]とアンタップ状態の[性質]の両方が含まれる。)
壊滅/Devastationハルマゲドン/Armageddon野火/Flashfires沸き立つ海/Boiling Seas乾きの呪文/Dry Spellハリケーン/Hurricane地震/Earthquake眩しい光/Blinding Light紅蓮地獄/Pyroclasmサンダーメア/Thundermare神の怒り/Wrath of God針の嵐/Needle Storm自然の喪失/Nature's Ruin美徳の喪失/Virtue's Ruinダクムーアの疫病/Dakmor Plague正義の憤激/Righteous Fury東風招来/Borrowing the East Wind新野の火計/Burning of Xinye砂漠の砂嵐/Desert Sandstorm飢饉/Famine戦の惨害/Ravages of War横揺れの地震/Rolling Earthquake突風/Squall
(これには、[あなたと]あなたの[クリーチャー/土地]も含まれる。)
マグマの巨人/Magma Giant
(これには、あなたとあなたのクリーチャーも含まれ、マグマの巨人も含まれる。)
燎原の火/Wildfire
(これにはあなたのクリーチャーも含まれる。)
微震/Tremor
(これには、飛行を持たないあなたクリーチャーも含まれる。)
  • 「の」が抜けているのは脱字か。
勇敢な突撃/Valorous Charge
(これには、他のプレイヤーの白のクリーチャーも含まれる。)
呉主 孫権/Sun Quan, Lord of Wu
(それには孫権も含まれる。)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

  • 2 カードの部分
    • 207 文章欄
      • 207.2 文章欄には、ゲーム上意味を持たないイタリック体の(日本語版では文字サイズが小さいまたは教科書体である)文章が書かれていることがある。
        • 207.2a 注釈文は、カッコにくくられたイタリック体(日本語版では文字サイズが一段小さい)の文章であり、そのカードに適用されるルールの要約である。これはそれが対応する能力と同じ行に書かれていることが多いが、その能力でなくカード全体の注釈の場合、独立した行に書かれていることもある。
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