ボロスウィニー

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2018年10月28日 (日) 05:12時点におけるSPIT (トーク | 投稿記録)による版
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ボロスウィニー(Boros Weenie)は、ラヴニカ:ギルドの都に登場したボロス軍をメインとする白赤ビートダウンデッキの総称。スタンダードラヴニカ・ブロック構築からエクステンデッドまで広く存在するが、エクステンデッドのものは土地破壊の要素が組み込まれ、とくにBoros Deck Winsと呼ばれることが多い。

目次

概要

デッキのつくりはウィニークリーチャー火力というシンプルなもの。本来白と赤は対抗色であるため、エクステンデッドのような広いカード・プールでないとなかなか構築するのが難しかったが、対抗色という概念の無いラヴニカ:ギルドの都の登場で、スタンダードでも容易に組めるようになった。第9版戦場の鍛冶場/Battlefield Forge再録されているのも追い風となっている。

イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期

白赤ビートダウンのうち、少数だがボロスアグロ(Boros Aggro)と呼ばれる高速ビートダウンデッキが存在する。



軍勢の戦親分/Legion Warbossから生成されるトークン教導持ちで強化しながら殴り切ることをコンセプトとする。それだけではすぐ頭打ちになるが、正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrantsで教導持ちのパワーを引き上げることで強化上限をさらに伸ばす。アドバンテージ源としては暴君への敵対者、アジャニのほか、民兵のラッパ手/Militia Buglerも併用される。

サンプルレシピ

Boros Aggro [1]
土地 (24)
2 ボロスのギルド門/Boros Guildgate
4 断崖の避難所/Clifftop Retreat
5 山/Mountain
8 平地/Plains
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 採石場/Stone Quarry
クリーチャー (24)
4 アダントの先兵/Adanto Vanguard
4 正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice
4 ボロスの挑戦者/Boros Challenger
4 善意の騎士/Knight of Grace
2 軍勢の戦親分/Legion Warboss
4 民兵のラッパ手/Militia Bugler
2 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
呪文 (12)
2 暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants
3 議事会の裁き/Conclave Tribunal
4 ベナリア史/History of Benalia
3 溶岩コイル/Lava Coil
サイドボード (15)
3 苦悩火/Banefire
2 凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil
3 再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix
2 防御牝馬/Shield Mare
3 トカートリの儀仗兵/Tocatli Honor Guard
1 溶岩コイル/Lava Coil
1 暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants


ゼンディカー・ブロック期

ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードでは、能力語上陸を多用した白赤ビートダウンである、赤白上陸が存在しており、しばしばデッキカラーから「ボロス上陸」とも呼ばれている。

詳細は赤白上陸を参照。

ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

時のらせん加入後はサルタリーの僧侶/Soltari Priestが追加され、それによりボロスの持ち味である飛行シャドーなどの軸をずらしたダメージソースが強化された。また、梅澤の十手/Umezawa's Jitteがなくなったことにより、対戦相手が簡単にライフゲインができなくなったことが追い風となり、メタゲームの上位に浮上していた。



しかし次元の混乱登場後、硫黄の精霊/Sulfur Elementalという天敵の出現で大打撃を受ける。タフネス2以上を主体にすることで修整を逆利用したり、カードへ重点をシフトすることで対処するタイプが見られるようになったが、速度や安定面でのパワーダウンは否めず、未来予知直後の段階ではグルール・ビートが盛り返す形になっている。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
2 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest
4 聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus
1 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 ワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary
呪文 (16)
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
4 火山の鎚/Volcanic Hammer
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
土地 (21)
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
2 山/Mountain
4 平地/Plains
サイドボード
1 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
3 平和な心/Pacifism
2 氷結地獄/Cryoclasm
3 名誉の道行き/Honorable Passage
4 石の雨/Stone Rain
2 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec

ラヴニカ・ブロック構築

主力カードラヴニカ・ブロック内で揃うため、ラヴニカ・ブロック構築でも成立する。



スタンダードのものをブロック構築に移しただけであるため、パーツや構成はほぼ同じ。クリーチャー二段攻撃持ちのボロスの速太刀/Boros Swiftblade火力稲妻のらせん/Lightning Helix黒焦げ/Charなど。これらウィニークリーチャーと火力で相手を沈めるのが基本である。

ショックランド主体の環境のため対戦相手ライフ削れやすく、多色デッキゆえの土地事故にもつけこみやすい。

サンプルレシピ

Boros [2]
土地 (22)
4 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
10 山/Mountain
4 平地/Plains
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
クリーチャー (23)
4 ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage
3 激情のゴブリン/Frenzied Goblin
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
4 北風乗り/Mistral Charger
4 焼け焦げたルサルカ/Scorched Rusalka
4 空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire
呪文 (15)
4 黒焦げ/Char
3 悪魔火/Demonfire
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 炎の印章/Seal of Fire
サイドボード (15)
2 照らす光/Bathe in Light
3 瓶詰めの回廊/Bottled Cloister
4 信仰の足枷/Faith's Fetters
1 激情のゴブリン/Frenzied Goblin
1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
3 類電の反響/Parallectric Feedback
1 軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion


神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

ラヴニカ:ギルドの都参入直後のものは、既存の白ウィニータッチの構成で組まれる。

神河ブロックの白の優秀なクリーチャーを梅澤の十手/Umezawa's Jitte栄光の頌歌/Glorious Anthem強化し、稲妻のらせん/Lightning Helixなどの火力でバックアップする。



稲妻のらせんや梅澤の十手の回復でペインランド・ショックランドのライフ損失をカバーできるのも重要。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
4 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails
3 名誉の手/Hand of Honor
3 ボロスの速太刀/Boros Swiftblade
3 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec
3 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
呪文 (15)
3 ショック/Shock
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
土地 (23)
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
11 平地/Plains
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 山/Mountain
1 永岩城/Eiganjo Castle
1 血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep
サイドボード
2 照らす光/Bathe in Light
3 ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
3 血染めの月/Blood Moon
3 古の法の神/Kami of Ancient Law
3 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
1 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec

エクステンデッド

ローテーション直後からBoros Deck Winsが活躍していた。



フェッチランドデッキ圧縮し、土地破壊で足を止めつつ殴り殺す。詳細はBoros Deck Winsを参照のこと。

  • タカラトミー公式サイトなどでは、エクステンデッド以外のものもBoros Deck Winsと呼ばれる。

レガシー

レガシーにも、この2色の組み合わせのデッキが存在する。



基本的な動きは、古くから存在するPT Jankを踏襲しており、レガシー開始期から存在するアーキタイプである。

好みやメタゲームによって、が多めの「スライバーン)型」か、が多めの「白ウィニー型」とに分かれる。実際は各色の優秀カードを組み合わせていることに変わりはないが。

2色のデッキである構造上、基本でない土地を対策したデッキに対してもあまり拘束されずに動くことができ、また積極的に発展の代価/Price of Progressを採用してこちらが基本でない土地を食うことができる。デュアルランドの蔓延するレガシーでは発展の代価1発で大ダメージを狙うことも不可能ではない。

また、このを選択するメリットとして、ヨツンの兵卒/Jotun Gruntを採用できることが挙げられる。何らかの形で墓地を利用することの多いレガシー環境では、ヨツンの兵卒は刺さる場面が多い。

逆に、白を採用しているにもかかわらず、白最強の除去である剣を鍬に/Swords to Plowsharesを採用できないというデメリットもある。除去は基本的に火力頼みとなる。

タルモゴイフ/Tarmogoyfの登場でサイズ負けする場面が多くなってしまった。また、除去に火力しか採用できないことがサイズ負けに拍車をかけている部分もある。しかし、墓地と基本でない土地を同時に対策できるデッキであるため、このデッキを選択する余地はまだ大いにありそうである。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (17)
4 ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire
3 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
3 ヨツンの兵卒/Jotun Grunt
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
呪文 (23)
4 稲妻の連鎖/Chain Lightning
3 火炎破/Fireblast
4 稲妻/Lightning Bolt
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 発展の代価/Price of Progress
土地 (20)
2 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 山/Mountain
2 平地/Plains
4 Plateau
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
2 解呪/Disenchant
1 ヨツンの兵卒/Jotun Grunt
2 真髄の針/Pithing Needle
3 紅蓮操作/Pyrokinesis
3 破壊放題/Shattering Spree
4 難問の鎮め屋/Vexing Shusher

参考

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