12post

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'''12post'''は[[デッキ]]の[[アーキタイプ]]の1つ。製作者は[[Gabriel Nassif]]
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'''12post'''は[[デッキ]]の[[アーキタイプ]]の1つ。大元となった[[ミラディン・ブロック構築]]のバージョンの製作者は[[Gabriel Nassif]]
 
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"12post"の名前は、それぞれ4枚ずつ投入された[[雲上の座/Cloudpost]]、[[森の占術/Sylvan Scrying]]、[[刈り取りと種まき/Reap and Sow]]により、あたかも雲上の座(post)が12枚入っているかのように挙動することに由来する。
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==概要==
 
{{#card:Cloudpost}}
 
{{#card:Cloudpost}}
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[[雲上の座/Cloudpost]]4枚とそれを[[サーチ]]できるカードを8枚、または[[微光地/Glimmerpost]]と[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]による追加の[[神座]]8枚により、雲上の座が実質12枚入っているかのように挙動することがデッキ名の由来。雲上の座から出る大量の[[無色マナ]]を用いた[[ランプ]]デッキの構成を取る。
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==ミラディン・ブロック構築==
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[[ミラディン・ブロック構築]]に存在する[[コンボ]]寄りの[[緑コントロール]][[デッキ]]。[[雲上の座/Cloudpost]]を[[サーチ]]できる[[森の占術/Sylvan Scrying]]と[[刈り取りと種まき/Reap and Sow]]を4枚ずつ投入することで、「12post」を構成する。
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{{#card:Sylvan Scrying}}
 
{{#card:Sylvan Scrying}}
 
{{#card:Reap and Sow}}
 
{{#card:Reap and Sow}}
  
== 概要 ==
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大量の[[無色マナ]]からは主に[[歯と爪/Tooth and Nail]]に繋ぎ、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]][[白金の天使/Platinum Angel]]などで[[ゲーム]]を決める。他には対[[コントロールデッキ|コントロール]]で効く[[精神隷属器/Mindslaver]][[エンドカード]]として使われる。
[[ミラディン・ブロック構築]]に存在する[[コンボ]]寄りの[[緑コントロール]][[デッキ]]。4枚ずつ投入された[[森の占術/Sylvan Scrying]][[刈り取りと種まき/Reap and Sow]]から[[雲上の座/Cloudpost]][[サーチ]]し、そこから生み出される大量の[[無色マナ]]を利用して[[重い|重く]]強力な[[カード]]を[[プレイ]]して[[勝利]]に繋げる。
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上記2種の[[サーチカード]]の存在のために、[[緑]]を中心色に据えて[[歯と爪/Tooth and Nail]]に繋げる[[単色]]もしくは[[赤緑]][[緑白]]のバリエーションが一般的であり、歯と爪からは[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]や[[白金の天使/Platinum Angel]]などが[[サーチ]]される。[[赤]]を含む場合は[[火の玉/Fireball]]も併用される。[[ブロック構築]]の場合、[[メタ]]の中心である[[親和 (デッキ)|親和]]に対抗するため、安定性を高めた単色のものが一般的である。
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[[緑]]中心のため、[[メタゲーム]]の中心にある[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]]対策の[[アーティファクト]][[破壊]]が投入しやすいのも流行の一因となった。
  
最高速度で大量の[[マナ]]を揃えて[[歯と爪/Tooth and Nail]][[プレイ]]する12postの戦略は、後に[[ウルザトロン]]へと受け継がれた。12postは[[ウルザランド]]に比べて[[スロット]]を圧迫しないため、ウルザトロンよりも[[色マナ]]を出せる[[土地]]を多く入れることができる。
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[[デッキカラー]][[緑単色デッキ|緑単色]]、または[[赤緑]][[緑白]][[緑青]]のバリエーションがあり、[[赤]]を含む場合は[[火の玉/Fireball]]も併用される。ただし[[ミラディン・ブロック構築]]の場合、親和の速度に対抗するため、安定性を高めた単色か、他の色は[[タッチ]]にとどめるものが一般的である。
  
== 初期型 ==
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*最高速度で大量の[[マナ]]を揃えて[[歯と爪/Tooth and Nail]]を[[唱える]]、いわゆる'''[[歯と爪]]'''デッキはこの12postが走りであり、この戦略は後に緑系[[ウルザトロン]]などへと受け継がれた。
*備考
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*雲上の座は[[ウルザランド]]に比べて[[スロット]]を圧迫しないため、ウルザトロンよりも[[色マナ]]を出せる[[土地]]を多く入れることができる。そのぶん素で揃えるのが難しく、また複数枚並んだ時に小回りが利きにくいのも難点。歯と爪との相性もあって[[スタンダード]]ではウルザトロンのほうが主流だった。
**[[プロツアー神戸04]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptkob04ja/welcome 参考])
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**使用者:[[Gabriel Nassif]]
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===サンプルリスト===
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====初期型====
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*備考
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**[[プロツアー神戸04]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptkobe04 参考]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/live-coverage-2004-pro-tour-kobe-2004-02-23-0 翻訳])
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**使用者:[[Gabriel Nassif]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ミラディン・ブロック構築]]([[ミラディン]]+[[ダークスティール]])
 
**[[ミラディン・ブロック構築]]([[ミラディン]]+[[ダークスティール]])
  
 
{{#MagicFactory:df300189}}
 
{{#MagicFactory:df300189}}
 
 
*最初期に活躍したバージョン。
 
*最初期に活躍したバージョン。
*[[親和 (デッキ)|親和]]その他への対策のため、[[メインデッキ]]から[[アーティファクト]][[破壊]]が採用されている。
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*[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]]その他への対策のため、[[メインデッキ]]から[[アーティファクト]][[破壊]]が採用されている。
  
== 参考 ==
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====後期型====
*[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]
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*備考
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**[[グランプリニュージャージー04]] 優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpnj04 参考])
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**使用者:[[Jeff Garza]]
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*[[フォーマット]]
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**[[ミラディン・ブロック構築]]([[ミラディン]]+[[ダークスティール]]+[[フィフス・ドーン]])
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{{#MagicFactory:df300948}}
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*[[フィフス・ドーン]]参入後の[[赤緑]]タイプ。
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==モダン==
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[[モダン]]においては、[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]と[[微光地/Glimmerpost]]によって「12post」を構成する。
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{{#card:Vesuva}}
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{{#card:Glimmerpost}}
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主に[[緑]]を中心とし、[[赤緑]]や[[緑青]]の構成が主流。[[サーチ]]手段として、[[フィニッシャー]]にもなり得る[[原始のタイタン/Primeval Titan]]が多くの場合に採用され、[[風景の変容/Scapeshift]]や[[探検の地図/Expedition Map]]などもしばしば採用される。
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大量の[[無色マナ]]の使い道には、[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]や[[無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre]]といった始祖[[エルドラージ]]が用いられる。
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モダンが公式[[フォーマット]]となった直後より[[メタゲーム]]の中心に位置しており、[[プロツアーフィラデルフィア11]]においては、2日目進出率こそ奮わなかったものの使用者数が最多であった。
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2011年10月1日より[[雲上の座/Cloudpost]]が[[禁止カード]]に指定されたため、[[環境]]から姿を消すこととなった。
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===サンプルリスト===
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*備考
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**[[プロツアーフィラデルフィア11]] ベスト8 ([https://mtg-jp.com/coverage/ptphi11/ 参考])
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**使用者:[[Jesse Hampton]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[基本セット2012]])
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{{#MagicFactory:df305569}}
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*'''ブリーチポスト''' (''Breach Post'') と呼ばれる[[赤緑]]のバージョン。
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*その名の通り[[裂け目の突破/Through the Breach]]を採用し、[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]により[[戦場]]を壊滅させることを狙う。
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==レガシー==
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[[レガシー]]にも少数存在する。[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]と[[微光地/Glimmerpost]]によって「12post」を構成するが、ヴェズーヴァの枚数は抑えられる場合も多く単にCloudpostと呼ばれる場合もある。
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天敵である[[不毛の大地/Wasteland]]の対策のために[[メインデッキ]]から[[真髄の針/Pithing Needle]]を採用するなどの対策がなされている。
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{{#card:Pithing Needle}}
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{{#card:Crop Rotation}}
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[[緑青]]の構成で[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を使って[[土地]]を[[探す]]のが一般的。[[#モダン|モダン]]との違いは、高速で[[原始のタイタン/Primeval Titan]]や[[フィニッシャー]]を[[戦場に出す]]ことができる[[実物提示教育/Show and Tell]]、直接戦場に出せる土地[[サーチ]]手段である[[輪作/Crop Rotation]]などが挙げられる。豊富な土地サーチ手段を利用して、レガシー特有の様々な[[基本でない土地]]が[[挿す|1枚挿し]]される。
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また、[[MUD#レガシー|MUD]]や[[エルドラージ (デッキ)#レガシー|エルドラージ]]のマナ基盤として12postが採用されることもある。
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===サンプルリスト===
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====緑青====
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*備考
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**StarCityGames.com Premier IQ 第5位 ([https://old.starcitygames.com/decks/80061 参考])
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**使用者:[[Clinton Whitehurst]]
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*[[フォーマット]]
 +
**[[レガシー]](~[[運命再編]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df312591}}
 +
*[[血染めの月/Blood Moon]]や[[発展の代価/Price of Progress]]への対策として[[青霊破/Blue Elemental Blast]]が[[サイドボード]]に採用されている。
 +
 
 +
====緑白青====
 +
*備考
 +
**[[レガシー選手権15]] 第15位 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/legacychamp15 参考])
 +
**使用者:[[Chris Rowland]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[レガシー]](~[[マジック・オリジン]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df314387}}
 +
====緑白====
 +
*備考
 +
**[[グランプリシアトルタコマ15]] 第41位、初日9-0 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsea15 参考])
 +
**使用者:[[John Kassari]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[レガシー]](~[[戦乱のゼンディカー]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df315334}}
 +
*緑単タッチ白のタイプ。白のカードはサイドボードのみとなっている。
 +
 
 +
==参考==
 +
*[[緑コントロール]]
 
**[[歯と爪]](デッキ)
 
**[[歯と爪]](デッキ)
 
***[[ウルザトロン]]
 
***[[ウルザトロン]]
 
*[[8post]]
 
*[[8post]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:12post}}
 +
[[Category:緑単色デッキ]]
 +
[[Category:赤緑デッキ]]
 +
[[Category:緑白デッキ]]
 +
[[Category:緑青デッキ]]
 +
[[Category:緑白青デッキ]]
 +
[[Category:コントロールデッキ]]
 +
[[Category:緑単コントロールデッキ]]
 +
[[Category:赤緑コントロールデッキ]]
 +
[[Category:緑白コントロールデッキ]]
 +
[[Category:緑青コントロールデッキ]]
 +
[[Category:緑白青コントロールデッキ]]
 +
[[Category:ミラディン・ブロック構築デッキ]]
 +
[[Category:モダンデッキ]]
 +
[[Category:レガシーデッキ]]

2022年6月15日 (水) 08:00時点における最新版

12postデッキアーキタイプの1つ。大元となったミラディン・ブロック構築のバージョンの製作者はGabriel Nassif

目次

[編集] 概要


Cloudpost / 雲上の座
土地 — 神座(Locus)

雲上の座はタップ状態で戦場に出る。
(T):戦場に出ている神座(Locus)1つにつき(◇)を加える。


雲上の座/Cloudpost4枚とそれをサーチできるカードを8枚、または微光地/Glimmerpostヴェズーヴァ/Vesuvaによる追加の神座8枚により、雲上の座が実質12枚入っているかのように挙動することがデッキ名の由来。雲上の座から出る大量の無色マナを用いたランプデッキの構成を取る。

[編集] ミラディン・ブロック構築

ミラディン・ブロック構築に存在するコンボ寄りの緑コントロールデッキ雲上の座/Cloudpostサーチできる森の占術/Sylvan Scrying刈り取りと種まき/Reap and Sowを4枚ずつ投入することで、「12post」を構成する。


Sylvan Scrying / 森の占術 (1)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。



Reap and Sow / 刈り取りと種まき (3)(緑)
ソーサリー

以下から1つを選ぶ。
・土地1つを対象とし、それを破壊する。
・あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
双呪(1)(緑)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)


大量の無色マナからは主に歯と爪/Tooth and Nailに繋ぎ、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus白金の天使/Platinum Angelなどでゲームを決める。他には対コントロールで効く精神隷属器/Mindslaverエンドカードとして使われる。

中心のため、メタゲームの中心にある親和対策のアーティファクト破壊が投入しやすいのも流行の一因となった。

デッキカラー緑単色、または赤緑緑白緑青のバリエーションがあり、を含む場合は火の玉/Fireballも併用される。ただしミラディン・ブロック構築の場合、親和の速度に対抗するため、安定性を高めた単色か、他の色はタッチにとどめるものが一般的である。

[編集] サンプルリスト

[編集] 初期型

12post‎ [1]
土地 (24)
16 森/Forest
4 雲上の座/Cloudpost
3 隠れ石/Stalking Stones
1 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
クリーチャー (12)
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
1 レオニンの高僧/Leonin Abunas
4 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum
1 映し身人形/Duplicant
1 白金の天使/Platinum Angel
1 ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus
呪文 (24)
4 忘却石/Oblivion Stone
2 団結のタリスマン/Talisman of Unity
2 精神隷属器/Mindslaver
4 森の占術/Sylvan Scrying
4 歯と爪/Tooth and Nail
4 刈り取りと種まき/Reap and Sow
4 酸化/Oxidize
サイドボード (15)
4 テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen
1 映し身人形/Duplicant
1 白金の天使/Platinum Angel
1 精神隷属器/Mindslaver
4 虚空の杯/Chalice of the Void
4 絡み森の脈動/Pulse of the Tangle

[編集] 後期型

12post [2]
土地 (23)
4 雲上の座/Cloudpost
15 森/Forest
4 山/Mountain
クリーチャー (11)
1 映し身人形/Duplicant
4 永遠の証人/Eternal Witness
1 レオニンの高僧/Leonin Abunas
1 白金の天使/Platinum Angel
4 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum
呪文 (25)
4 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
4 酸化/Oxidize
3 刈り取りと種まき/Reap and Sow
2 粗野な覚醒/Rude Awakening
4 森の占術/Sylvan Scrying
4 衝動のタリスマン/Talisman of Impulse
4 歯と爪/Tooth and Nail
サイドボード (15)
1 映し身人形/Duplicant
1 メフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampire
3 精神隷属器/Mindslaver
1 刈り取りと種まき/Reap and Sow
1 隔離するタイタン/Sundering Titan
3 当然の酬い/Justice
1 トリスケリオン/Triskelion
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman

[編集] モダン

モダンにおいては、ヴェズーヴァ/Vesuva微光地/Glimmerpostによって「12post」を構成する。


Vesuva / ヴェズーヴァ
土地

あなたは、ヴェズーヴァが戦場に出ているいずれかの土地のコピーとしてタップ状態で戦場に出ることを選んでもよい。



Glimmerpost / 微光地
土地 — 神座(Locus)

微光地が戦場に出たとき、あなたは戦場に出ている神座(Locus)1つにつき1点のライフを得る。
(T):(◇)を加える。


主にを中心とし、赤緑緑青の構成が主流。サーチ手段として、フィニッシャーにもなり得る原始のタイタン/Primeval Titanが多くの場合に採用され、風景の変容/Scapeshift探検の地図/Expedition Mapなどもしばしば採用される。

大量の無色マナの使い道には、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyreといった始祖エルドラージが用いられる。

モダンが公式フォーマットとなった直後よりメタゲームの中心に位置しており、プロツアーフィラデルフィア11においては、2日目進出率こそ奮わなかったものの使用者数が最多であった。

2011年10月1日より雲上の座/Cloudpost禁止カードに指定されたため、環境から姿を消すこととなった。

[編集] サンプルリスト

ブリーチポスト [3]
土地 (25)
3 森/Forest
1 山/Mountain
4 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
4 雲上の座/Cloudpost
4 微光地/Glimmerpost
4 ヴェズーヴァ/Vesuva
1 ウギンの目/Eye of Ugin
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
クリーチャー (20)
4 草茂る胸壁/Overgrown Battlement
4 根の壁/Wall of Roots
1 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
1 ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya
4 原始のタイタン/Primeval Titan
1 テラストドン/Terastodon
1 無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
4 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
呪文 (15)
4 グルールの印鑑/Gruul Signet
3 内にいる獣/Beast Within
4 裂け目の突破/Through the Breach
4 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
サイドボード (15)
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
1 子守り大トカゲ/Brooding Saurian
3 虚空の杯/Chalice of the Void
3 罰する火/Punishing Fire
2 原基の印章/Seal of Primordium
2 四肢切断/Dismember
3 炎渦竜巻/Firespout

[編集] レガシー

レガシーにも少数存在する。ヴェズーヴァ/Vesuva微光地/Glimmerpostによって「12post」を構成するが、ヴェズーヴァの枚数は抑えられる場合も多く単にCloudpostと呼ばれる場合もある。

天敵である不毛の大地/Wastelandの対策のためにメインデッキから真髄の針/Pithing Needleを採用するなどの対策がなされている。


Pithing Needle / 真髄の針 (1)
アーティファクト

真髄の針が戦場に出るに際し、カードの名前1つを選ぶ。
その選ばれた名前を持つ発生源の起動型能力は、それがマナ能力でないかぎり起動できない。



Crop Rotation / 輪作 (緑)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。


緑青の構成で渦まく知識/Brainstorm師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを使って土地探すのが一般的。モダンとの違いは、高速で原始のタイタン/Primeval Titanフィニッシャー戦場に出すことができる実物提示教育/Show and Tell、直接戦場に出せる土地サーチ手段である輪作/Crop Rotationなどが挙げられる。豊富な土地サーチ手段を利用して、レガシー特有の様々な基本でない土地1枚挿しされる。

また、MUDエルドラージのマナ基盤として12postが採用されることもある。

[編集] サンプルリスト

[編集] 緑青

post [4]
土地 (26)
1 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 微光地/Glimmerpost
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
1 ウギンの目/Eye of Ugin
1 カルニの庭/Khalni Garden
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 ヴェズーヴァ/Vesuva
4 雲上の座/Cloudpost
1 森/Forest
1 島/Island
1 Glacial Chasm
1 カラカス/Karakas
4 Tropical Island
クリーチャー (8)
4 原始のタイタン/Primeval Titan
1 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
1 無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
1 ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya
1 粗石の魔道士/Trinket Mage
呪文 (26)
1 狼狽の嵐/Flusterstorm
3 撤廃/Repeal
2 一瞬の平和/Moment's Peace
4 渦まく知識/Brainstorm
3 輪作/Crop Rotation
2 実物提示教育/Show and Tell
3 探検の地図/Expedition Map
2 真髄の針/Pithing Needle
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
1 Candelabra of Tawnos
サイドボード (15)
2 白鳥の歌/Swan Song
1 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
1 精神壊しの罠/Mindbreak Trap
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
1 一瞬の平和/Moment's Peace
4 意志の力/Force of Will
4 青霊破/Blue Elemental Blast

[編集] 緑白青

12Post(Legacy) [5]
土地 (25)
3 Tropical Island
2 ヴェズーヴァ/Vesuva
2 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 微光地/Glimmerpost
4 雲上の座/Cloudpost
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 島/Island
1 Tundra
1 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 ウギンの目/Eye of Ugin
1 Savannah
1 カラカス/Karakas
クリーチャー (8)
3 白金の帝像/Platinum Emperion
4 原始のタイタン/Primeval Titan
1 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
呪文 (27)
4 実物提示教育/Show and Tell
4 終末/Terminus
3 撤廃/Repeal
3 輪作/Crop Rotation
4 渦まく知識/Brainstorm
1 白鳥の歌/Swan Song
2 Candelabra of Tawnos
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
2 真髄の針/Pithing Needle
サイドボード (15)
2 白鳥の歌/Swan Song
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
2 聖なる場/Sacred Ground
3 抵抗の宝球/Sphere of Resistance
2 翻弄する魔道士/Meddling Mage
3 狼狽の嵐/Flusterstorm
2 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant

[編集] 緑白

12Post(Legacy) [6]
土地 (28)
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
1 ウギンの目/Eye of Ugin
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
1 演劇の舞台/Thespian's Stage
1 暗黒の深部/Dark Depths
2 ヴェズーヴァ/Vesuva
2 Savannah
1 カラカス/Karakas
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
3 冠雪の森/Snow-Covered Forest
2 魂の洞窟/Cavern of Souls
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
4 微光地/Glimmerpost
4 雲上の座/Cloudpost
クリーチャー (9)
2 ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya
1 老練の探険者/Veteran Explorer
1 絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
1 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
4 原始のタイタン/Primeval Titan
呪文 (23)
2 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
1 全ては塵/All Is Dust
3 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
4 輪作/Crop Rotation
1 一瞬の平和/Moment's Peace
2 三なる宝球/Trinisphere
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2 探検の地図/Expedition Map
2 真髄の針/Pithing Needle
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
サイドボード (15)
1 Glacial Chasm
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 夜明けに歩くもの/Dawnstrider
1 クローサの掌握/Krosan Grip
2 赤の防御円/Circle of Protection: Red
2 アメジストのとげ/Thorn of Amethyst
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 法の定め/Rule of Law
4 神聖の力線/Leyline of Sanctity
1 安らかなる眠り/Rest in Peace
  • 緑単タッチ白のタイプ。白のカードはサイドボードのみとなっている。

[編集] 参考

MOBILE