白
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*[http://web.archive.org/web/20071006005244/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/0206a.html 偉大なる白の業 〜白は「善い」色か?〜](Braingeyser、上の記事の和訳) | *[http://web.archive.org/web/20071006005244/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/0206a.html 偉大なる白の業 〜白は「善い」色か?〜](Braingeyser、上の記事の和訳) | ||
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/rb57m The Past and Future of White] ([http://web.archive.org/web/20041228002524/http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/03/0212.html 和訳] Braingeyser) | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/rb57m The Past and Future of White] ([http://web.archive.org/web/20041228002524/http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/03/0212.html 和訳] Braingeyser) | ||
+ | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/great-white-way-revisited-2015-07-13 The Great White Way Revisited]/[http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/20150713 再び大いなる白の道を](Making Magic 2015年7月13日 [[Mark Rosewater]]著 [[米村薫]]訳) | ||
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2015年8月4日 (火) 10:13時点における版
白/Whiteは、マジック:ザ・ギャザリングにおける色の1つ。平和や秩序、正義を表す。略号はW。
色の特徴
ライフの回復やダメージの軽減に長け、平等化という意味でリセットボタンも多く存在する。行動の制限や抑制なども長けている。
法を信奉する者として「ルールの制定・変更」や組織としての一面を持つ、以下のような力を持つカードが多い。
- 呪文を唱えることの禁止(オアリムの詠唱/Orim's Chant、法の定め/Rule of Lawなど)
- アンタップの制限(明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star、塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinkerなど)
- 徴税をイメージさせる、追加コストによる攻撃制限(亡霊の牢獄/Ghostly Prison、安全の領域/Sphere of Safetyなど)
- 税収としての限定的な土地サーチ(土地の寄進/Gift of Estates、税収/Titheなど)
小型クリーチャーに優秀なものが多いのが特徴で、白ウィニーは古来よりウィニーデッキの代表格である。先制攻撃、二段攻撃、レンジストライクなどといった戦闘を有利にする能力が多くあり、攻撃クリーチャーの除去やプロテクション、警戒など攻防一体の能力も多く存在する。飛行に関しては青についで2番目の色とされているが、小型クリーチャーの質が高いため小型なら青に勝る。大型クリーチャー(ファッティ)においても、怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath、悪斬の天使/Baneslayer Angel、エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeriaなど、非常に制圧力が高いものが控えている。パワーよりもタフネスが高いクリーチャーが圧倒的に多く、クリーチャー1体あたりの生存率は比較的高い。
クリーチャー・タイプは、種族では人間、天使、鳥(エイヴン)、猫(レオニン)、象(ロクソドン)など、職業では兵士、騎士、クレリックなどが多い。
エンチャントに関してはエキスパート。単体除去、全体除去を初め、サーチ、回収、リアニメイト、参照したりと様々なシナジーがあり、白だけでほとんどのことができる。そのため、白は「エンチャントの色」と呼ばれており、対抗色の赤と黒がエンチャントの対応を苦手とすることとは対極的である。
アーティファクトの扱いは回収、再生、装備品とのシナジーなど、アーティファクトの存在を尊重するようになっている。除去も比較的得意。
土地はコントロールしている土地の数が相手より少ない場合といった条件付きのサーチができる。また、土地のアンタップ制限も持っており、これによりマナ拘束が可能。
除去に関してはほぼ全てのパーマネントに対応することが可能で、かつ単体除去、大量破壊の双方が可能。一時は「白に壊せないものはない」とまで謳われていた。ただし、土地に関しては当初から狙い撃ちにしての破壊は苦手であり、かつ、近年では大量破壊できるカードも少なくなってきている(もっとも、白以外でも土地破壊カードのカードパワーは抑えられる傾向にある)。また、クリーチャーの単体除去に関しては、自分を攻撃しているクリーチャーに対する受動的なもの(懲罰/Chastiseや糾弾/Condemnなど)、何らかのリソースと引き換えにするもの(剣を鍬に/Swords to Plowsharesや流刑への道/Path to Exileなど)など、制限付きのものに限られる。土地以外のパーマネントの一時的な追放や抑制にも長け、この手段でクリーチャーを殺さずに対処することもできる(忘却の輪/Oblivion Ringや平和な心/Pacifismなど)。タッパーを使った抑制も得意。
手札や呪文に干渉する手段は、唱えることを禁止する手段以外はほとんど持たない。そのためコントロール力については汎用性は高いが、大雑把で小回りが利きづらいと評価されることがよくある。
基本的なプレイスタイルとしては、コントロールならば強固な防御体制を敷き、アグロならば大量のクリーチャーを素早く並べて相手を殴り倒すものが多い。まれに、ライフを過剰に得たり、崇拝/Worshipや最下層民/Pariahなどで防御を固めすぎて相手が投了する場合もある。
- サイクルを組まれるとライフの回復になることが多い。そのためサイクル内の他のカードに比べ効果が薄くなりがちであまり使われないことも多かったが、近年ではサイクル内でカードパワーが釣り合うように効果が見直されており、使われることも多くなった。
色の役割の変更
第8版近辺以降での色の役割調整で、以下のような能力が配分され直されている。
IN
- 青からルール制定効果を受け継いだ。(秘儀の研究室/Arcane Laboratory → 法の定め/Rule of Law)
- アンタップ制限も青から移行。(水位の上昇/Rising Waters → 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker)
- 攻撃制限も青から移行。(プロパガンダ/Propaganda → 亡霊の牢獄/Ghostly Prison)
- タイム・デストラクションも青から移行していた時期があったが、現在は青に戻されている。(時の引き潮/Time Ebb → 破門/Excommunicate、記憶の欠落/Memory Lapse → 確実性の欠落/Lapse of Certainty)
- 緑より大量エンチャント破壊が移行。(平穏/Tranquility → 光の大嵐/Tempest of Light)
OUT
- 土地のリセットは赤に移行。(ハルマゲドン/Armageddon → 爆裂+破綻/Boom+Bust)
- アーティファクト除去において緑・赤に次いで三番手とされた(解呪/Disenchant → 帰化/Naturalize)。ただその後もアーティファクトとエンチャント兼用の除去は登場している(存在の破棄/Revoke Existence、真面目な捧げ物/Solemn Offering)
その他
参考
- The Great White Way
- 偉大なる白の業 〜白は「善い」色か?〜(Braingeyser、上の記事の和訳)
- The Past and Future of White (和訳 Braingeyser)
- The Great White Way Revisited/再び大いなる白の道を(Making Magic 2015年7月13日 Mark Rosewater著 米村薫訳)
- 用語集
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |