オムナス・ランプ
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*続唱により豆の木が8枚体制であり、十分にアドバンテージを稼げるため、一つの指輪は採用されていない。 | *続唱により豆の木が8枚体制であり、十分にアドバンテージを稼げるため、一つの指輪は採用されていない。 | ||
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2023年10月23日 (月) 03:12時点における最新版
オムナス・ランプ(Omnath Ramp)は、創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを中心とする赤緑白青~5色のランプデッキ。4色オムナス(Four-Color Omnath)とも呼ばれる。ゼンディカーの夜明け参入後の様々なフォーマットに存在する。
目次 |
[編集] 概要
創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationの存在下で、何らかの手段により土地を1ターンに複数回戦場に出し、上陸能力を誘発させて多彩なアドバンテージを稼ぐ。
[編集] スタンダード
ゼンディカーの夜明けで創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationが登場するや否や、それをキーカードとするランプデッキが瞬く間にスタンダード環境を席巻した。
上陸能力を持つ水蓮のコブラ/Lotus Cobraやオムナスの存在下で、寓話の小道/Fabled Passageや耕作/Cultivateを駆使して土地を1ターンに複数回戦場に出し、大量のマナを生み出す。そこから僻境への脱出/Escape to the Wildsや発生の根本原理/Genesis Ultimatumに繋げ、カード・アドバンテージを一気に稼ぐとともに、さらに上陸能力を誘発させる。特に発生の根本原理とのシナジーは暴力的で、上陸能力と合わせて唱える前よりマナや手札が増えた結果、1ターンに2発目3発目の根本原理が叩きつけられることさえ珍しくなかった。
ローテーション直後の環境を支配し、結果としてMagic: The Gathering ArenaおよびMagic Onlineでのゼンディカーの夜明け発売から11日、テーブルトップでの発売からは3日で自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathが禁止カードに指定されてしまった。これによりアグロ耐性や持久力を失い大きく弱体化したものの、引き続きメタの一角となっていた。だが間を置かず創造の座、オムナスも禁止カードに指定され、ArenaおよびMO基準では登場から25日、テーブルトップ基準では17日という記録的なスピードで消滅を余儀なくされた。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- フォーマット
- ゼンディカーの夜明け参入直後の最初期のリスト。
[編集] ウーロ禁止後
- 備考
- CFB Clash Qualifier 1 ベスト4(参考)
- 使用者:gagamaru(Takato Hasegawa)
- フォーマット
Omnath Ramp [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ヒストリック
基本的な構成はスタンダードのもの(自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止前)と同じで、それに探検/Exploreと成長のらせん/Growth Spiralが加わった強化版と言える。
またヒストリック特有のチョイスとしては、ネオストーム、ゴブリン、ジャンド・サクリファイスなど多くのデッキの対策となる鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earthが挙げられる。
2020年シーズン・グランドファイナルでは34.4%もの使用率を記録したが[1]、結果として大会翌日に創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationが一時停止カードに指定されてしまった。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- 2020年シーズン・グランドファイナル ヒストリック部門5勝1敗(Bye1回を含む)(参考/参考)
- 使用者:Autumn Burchett
- フォーマット
Omnath Ramp [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earthをメインデッキから採用したリスト。
[編集] パイオニア
パイオニアにも存在する。
基本的な構成はスタンダードやヒストリックのものと同じ。こちらでは成長のらせん/Growth Spiralが中核を担うほか、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerも採用される。
また、荒野の再生/Wilderness Reclamationを中心とするティムール再生の亜種も存在する。
[編集] サンプルリスト
[編集] ランプ型
Omnath Ramp [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 荒野の再生型
Four-Color Reclamation [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 荒野の再生/Wilderness Reclamationを中心とするタイプ。
[編集] モダン
モダンには、創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを採用したコントロールデッキが存在する。
各種フェッチランドをレンと六番/Wrenn and Sixで使い回し、オムナスの上陸能力を存分に活用する。最後は約束の刻/Hour of Promiseから死者の原野/Field of the Deadをサーチするか、神秘の聖域/Mystic Sanctuaryと謎めいた命令/Cryptic Commandを互いに使いまわすソフトロックで勝負を決める。
- 多様な多色カードと島3枚が条件になる神秘の聖域/Mystic Sanctuaryに加え、7種の土地を要求しながら自身は色マナが出せない原野との両立という、他に類を見ないほど制約の多いマナ基盤を強引に成立させる影の立役者、2種2枚のトライオームの性能が光る。
- レンと六番の存在から、レンアンドオムナス/Wrenn and Omnathと呼ばれることもある。以下の後継も同様。
2021年2月15日に死者の原野が禁止指定されこの型は消滅したが、モダンホライゾン2発売後はエレメンタル・インカーネーションサイクルを主軸にしたエレメンタルデッキが環境入りしている。
2023年には指輪物語:中つ国の伝承で一つの指輪/The One Ring、エルドレインの森では豆の木をのぼれ/Up the Beanstalkという新たなアドバンテージ源を獲得。よりリソース勝負で磐石となった。
また、2マナ以下のカードを豆の木のみに絞り、断片無き工作員/Shardless Agentから続唱で確実に唱えられるようにする型も登場した。これは2023年10月現在、豆の木カスケード/Cascade Beanstalk等と呼ばれている。
- 豆の木+指輪の過剰ドローによるライブラリーアウトを防ぐため、空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad無しの構築であってもメインデッキが60枚を超えることがある。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型(死者の原野型)
Four-Color Control [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] エルドレインの森後
4C Omnath [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 豆の木続唱型
Cascade Beanstalk [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 脚注
- ↑ 2020 Season Grand Finals Metagame Breakdown/2020年シーズン・グランドファイナル メタゲームブレイクダウン(MAGIC.gg 2020年10月8日 Frank Karsten著)