Zoo

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{{#card:Tarmogoyf}}
 
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その構成は様々だが、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]を中心に、3[[色]]以上で組まれている[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。近年の傾向として、クリーチャーの質が向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇しているといっても過言ではない。
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その構成は様々だが、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]を中心に、3[[色]]以上で組まれている[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇しているといっても過言ではない。
  
 
3色目は[[白]]か[[黒]]が足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りは[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]に通ずるものがある。
 
3色目は[[白]]か[[黒]]が足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りは[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]に通ずるものがある。
 
*少数ではあるが、[[デュアルランド]]と[[フェッチランド]]を多用することから、[[ガイアの力/Gaea's Might]]や[[部族の炎/Tribal Flames]]を投入した[[アグロドメイン|Domain Zoo]]の構成を取るものも存在する。ただし、[[エクステンデッド]]と違い強烈な[[特殊地形]]対策が多数存在する為、主流には至っていない。
 
*少数ではあるが、[[デュアルランド]]と[[フェッチランド]]を多用することから、[[ガイアの力/Gaea's Might]]や[[部族の炎/Tribal Flames]]を投入した[[アグロドメイン|Domain Zoo]]の構成を取るものも存在する。ただし、[[エクステンデッド]]と違い強烈な[[特殊地形]]対策が多数存在する為、主流には至っていない。
  
 
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基本的なデッキパーツ、タッチ色による特徴は以下で解説する。
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===クリーチャー===
 
クリーチャーの[[スロット]]には変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。
 
クリーチャーの[[スロット]]には変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。
*[[アタッカー]]には[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]など、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を筆頭に、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]などを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。ちなみに黎明期から用いられている[[密林の猿人/Kird Ape]]は、能動的にサイズアップ可能なため、未だ現役である。
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[[アタッカー]]には[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]など、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を筆頭に、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]などを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。
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*ちなみに黎明期から用いられている[[密林の猿人/Kird Ape]]は、能動的にサイズアップ可能なため、未だ現役である。
 
*特定のデッキを対策するカードとしては、[[難問の鎮め屋/Vexing Shusher]]や[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]などが用いられる。
 
*特定のデッキを対策するカードとしては、[[難問の鎮め屋/Vexing Shusher]]や[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]などが用いられる。
 
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===火力===
 
火力は黎明期からの[[稲妻/Lightning Bolt]]、[[Chain Lightning]]という1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策としての[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]もよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。
 
火力は黎明期からの[[稲妻/Lightning Bolt]]、[[Chain Lightning]]という1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策としての[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]もよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。
 
*場合によっては、自分も痛いが相手も痛い[[発展の代価/Price of Progress]]を[[メインデッキ|メイン]]から採用した[[スーサイド]]タイプも見られる。
 
*場合によっては、自分も痛いが相手も痛い[[発展の代価/Price of Progress]]を[[メインデッキ|メイン]]から採用した[[スーサイド]]タイプも見られる。
 
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===タッチ白===
 
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近年は、多数の白がらみのの強力カードが追加されたため、3色目に白を追加するタイプが多くなってきている。
 
近年は、多数の白がらみのの強力カードが追加されたため、3色目に白を追加するタイプが多くなってきている。
  
以前はクリーチャーに[[番狼/Watchwolf]]や[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]を、除去に[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]、[[墓地対策]]に[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]などの追加するのが目的であった。しかし、クリーチャーにおいては、番狼やブリキ通りの悪党のスロットを埋める[[クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage]]が登場し、攻撃力・応用力に寄与しているほか、コントロール力を上げる[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]や対コンボの[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]、3マナ圏には[[長毛のソクター/Woolly Thoctar]]を獲得し、[[サイズ]]負けをある程度克服している。また除去の剣を鍬には、[[ダメージレース]]を阻害する危険性があるため、[[流刑への道/Path to Exile]]を優先する傾向が強まっている。
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以前は追加のクリーチャーとして[[番狼/Watchwolf]]や[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]、[[墓地対策]]に[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]などを追加するのが目的であった。しかし、現在では番狼やブリキ通りの悪党のスロットを埋める[[クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage]]が登場し、攻撃力・応用力に寄与しているほか、コントロール力を上げる[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]や対コンボの[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]、3マナ圏には[[聖遺の騎士/Knight of the Reliquary]]や[[長毛のソクター/Woolly Thoctar]]を獲得し、[[サイズ]]負けをある程度克服している。
  
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除去には[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]などを用いていたが、剣を鍬には[[ダメージレース]]を阻害する危険性があるため、[[流刑への道/Path to Exile]]を優先する傾向が強まっている。
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===タッチ黒===
 
黒をタッチする場合は、息切れを防ぐ為の[[闇の腹心/Dark Confidant]]の存在が大きく、また[[手札破壊]]の[[思考囲い/Thoughtseize]]やクリーチャー除去の[[燻し/Smother]]などが追加され、[[コントロール]]力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。
 
黒をタッチする場合は、息切れを防ぐ為の[[闇の腹心/Dark Confidant]]の存在が大きく、また[[手札破壊]]の[[思考囲い/Thoughtseize]]やクリーチャー除去の[[燻し/Smother]]などが追加され、[[コントロール]]力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。
  
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しかし、純粋な攻撃力が下がり攻めが細くなってしまう点が弱点であり、タッチ黒のタイプが活躍するのはメタ次第といったところだろう。
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===その他===
 
墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のない[[アーティファクト]]に頼ることが多い。
 
墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のない[[アーティファクト]]に頼ることが多い。
 
  
 
弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。
 
弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。
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さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、[[虚空の杯/Chalice of the Void]]や[[三なる宝球/Trinisphere]]を先置きされると大きく減速するし、[[仕組まれた爆薬/Engineered Explosives]]で[[クロック]]が止まってしまうことも多い。
 
さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、[[虚空の杯/Chalice of the Void]]や[[三なる宝球/Trinisphere]]を先置きされると大きく減速するし、[[仕組まれた爆薬/Engineered Explosives]]で[[クロック]]が止まってしまうことも多い。
 
  
 
===サンプルレシピ1(~神河救済)===
 
===サンプルレシピ1(~神河救済)===

2009年11月16日 (月) 17:21時点における版

Zoo(ズー/動物園)とは、クリーチャー火力をベースに他ののサポートを加えた多色型のウィニーの総称。

目次

概要

大元を辿れば古えのエターナル環境に存在したウィニーデッキまで遡ることのできる、由緒正しいアーキタイプである。

デッキ名は、主力クリーチャーといった動物であることに由来する。

  • 赤緑白というデッキカラーのビートダウンの総称として用いられることも多い。白・緑の優秀なクリーチャーに赤の火力、白のサポートと安定性は非常に高い。

ラヴニカ・ブロック期

ギルドパクトの参入によりThree Deuceスタンダードおよびラヴニカ・ブロック構築に復帰した。


Stomping Ground / 踏み鳴らされる地
土地 — 山(Mountain) 森(Forest)

((T):(赤)か(緑)を加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。



Savannah Lions / サバンナ・ライオン (白)
クリーチャー — 猫(Cat)

2/1


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1

旧来からのメインアタッカーである密林の猿人/Kird Ape第9版再録され、またギルドパクトグルールカラーが強化されたことを機にスタンダードで華々しい復活を遂げる。

前述の密林の猿人や、サバンナ・ライオン/Savannah Lions番狼/Watchwolfといった優秀な軽量クリーチャー展開しつつ、火力で相手クリーチャーを排除する構成は昔と同じ。

Three Deuce同様非常に色拘束がキツイ為、土地はショックランドが全力投入されており、土地のダメージによりある意味スーサイドっぽくなっている。

タフネス3が比較的多いので、ウィニーの天敵である紅蓮地獄/Pyroclasmに耐性がある。また、サイドボード古の法の神/Kami of Ancient Lawブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan等により、アネックス・ワイルドファイアに若干有利である。

しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、神の怒り/Wrath of Godロクソドンの教主/Loxodon Hierarchを擁するよりよい品物などには不利。

神河ブロック落ちにより主力となる今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaを失ったことで徐々にボロスウィニーなどに押され始め、第10版入りで密林の猿人やサバンナ・ライオンを失い消滅した。

スタンダード版

初期型

メインデッキ サイドボード
クリーチャー (22) 2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
4 密林の猿人/Kird Ape 3 狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus
4 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda 2 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
3 古の法の神/Kami of Ancient Law 1 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
3 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman 4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
4 番狼/Watchwolf
呪文 (16)
3 ショック/Shock
4 黒焦げ/Char
3 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
2 照らす光/Bathe in Light
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
土地 (22)
2 森/Forest
1 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
1 カープルーザンの森/Karplusan Forest
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 低木林地/Brushland
4 寺院の庭/Temple Garden
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
  • スタンダード型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
  • バニラクリーチャーが非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。

後期型

Zoo [1]
土地 (20)
1 冠雪の森/Snow-Covered Forest
4 寺院の庭/Temple Garden
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 低木林地/Brushland
クリーチャー (20)
4 密林の猿人/Kird Ape
3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 番狼/Watchwolf
2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage
4 なだれ乗り/Avalanche Riders
呪文 (20)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 炎の印章/Seal of Fire
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
サイドボード (15)
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
4 氷結地獄/Cryoclasm
3 癇しゃく/Fiery Temper
2 反復/Reiterate


ラヴニカ・ブロック構築版


メインデッキ サイドボード
クリーチャー (24) 4 大竜巻/Savage Twister
4 極楽鳥/Birds of Paradise 3 類電の反響/Parallectric Feedback
4 セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage 4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
4 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman 2 信仰の足枷/Faith's Fetters
4 喧騒の貧霊/Rumbling Slum 1 痕跡消し/Leave No Trace
4 番狼/Watchwolf 1 照らす光/Bathe in Light
4 ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch
呪文 (14)
2 照らす光/Bathe in Light
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
2 悪魔火/Demonfire
2 太陽打ちの槌/Sunforger
土地 (22)
5 森/Forest
4 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
1 セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 寺院の庭/Temple Garden


エクステンデッド

オンスロート期のエクステンデッドでは、「ナヤズーナヤZooNaya Zoo)」「ナヤバーン(Naya Burn)」と呼ばれる純粋な赤緑白ビートダウン型と、アグロドメインの要素を組み込んだ「ドメイン・ズー(Domain Zoo)」の2種類が存在している。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosを加えたものは「レンジャー・ズー(Ranger Zoo)」とも呼ばれる。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Tribal Flames / 部族の炎 (1)(赤)
ソーサリー

版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。


フェッチランドを駆使し高速でショックランドを掻き集め、強力なウィニークリーチャーで相手のライフを削る。ドメイン・ズーでは部族の炎/Tribal Flamesガイアの力/Gaea's Mightなどの高効率ダメージ源も用いられる。

オンスロート・ブロックが抜けゼンディカーが入った時期に開催されたプロツアーオースティン09ではトップ8の中に4人がZooを採用した。罰する火/Punishing Fire燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsコンボを導入し優勝した「ルビンZoo/Rubin Zoo」を筆頭に、幽体の行列/Spectral Processionを加えた「幽体Zoo/Spectral Zoo」、溶鉄の雨/Molten Rainを加えた「溶鉄Zoo/Molten Zoo」が新種としてベスト8に入った。

ドメイン・ズー型の詳細はアグロドメインを参照。

サンプルレシピ1

ナヤバーン [2]
土地 (21)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (15)
2 火葬/Incinerate
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
3 炎の印章/Seal of Fire
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
サイドボード (15)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 忘却の輪/Oblivion Ring
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 法の定め/Rule of Law
3 火山の流弾/Volcanic Fallout

サンプルレシピ2

Rubin Zoo [3]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 幽霊街/Ghost Quarter
4 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2 湿地の干潟/Marsh Flats
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
2 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (21)
3 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
3 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (15)
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 稲妻/Lightning Bolt
2 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
4 罰する火/Punishing Fire
サイドボード (15)
3 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 血染めの月/Blood Moon
3 幽霊街/Ghost Quarter
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage


レガシー

現在のレガシーにも存在するデッキタイプである。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Wild Nacatl / 野生のナカティル (緑)
クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)

野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。

1/1


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

その構成は様々だが、クリーチャー火力を中心に、3以上で組まれているウィニービートダウンは総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇しているといっても過言ではない。

3色目はが足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りはフィッシュに通ずるものがある。

基本的なデッキパーツ、タッチ色による特徴は以下で解説する。

クリーチャー

クリーチャーのスロットには変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。

アタッカーにはスカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Eliteなど、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年タルモゴイフ/Tarmogoyfを筆頭に、野生のナカティル/Wild Nacatlなどを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。

火力

火力は黎明期からの稲妻/Lightning BoltChain Lightningという1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策としての渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerもよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。

タッチ白

近年は、多数の白がらみのの強力カードが追加されたため、3色目に白を追加するタイプが多くなってきている。

以前は追加のクリーチャーとして番狼/Watchwolf今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaサバンナ・ライオン/Savannah Lions墓地対策ヨツンの兵卒/Jotun Gruntなどを追加するのが目的であった。しかし、現在では番狼やブリキ通りの悪党のスロットを埋めるクァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemageが登場し、攻撃力・応用力に寄与しているほか、コントロール力を上げるガドック・ティーグ/Gaddock Teegや対コンボのエーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist、3マナ圏には聖遺の騎士/Knight of the Reliquary長毛のソクター/Woolly Thoctarを獲得し、サイズ負けをある程度克服している。

除去には剣を鍬に/Swords to Plowshares稲妻のらせん/Lightning Helixなどを用いていたが、剣を鍬にはダメージレースを阻害する危険性があるため、流刑への道/Path to Exileを優先する傾向が強まっている。

タッチ黒

黒をタッチする場合は、息切れを防ぐ為の闇の腹心/Dark Confidantの存在が大きく、また手札破壊思考囲い/Thoughtseizeやクリーチャー除去の燻し/Smotherなどが追加され、コントロール力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。

しかし、純粋な攻撃力が下がり攻めが細くなってしまう点が弱点であり、タッチ黒のタイプが活躍するのはメタ次第といったところだろう。

その他

墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のないアーティファクトに頼ることが多い。

弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。

また多色であることも弱点の一つ。純粋なデッキパワーを高めた結果ともいえるが、やはり特殊地形対策の得意なデッキとは相性がいいとは言えない状況である。場合によっては低速の青単BtBに対しても弱い。

さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、虚空の杯/Chalice of the Void三なる宝球/Trinisphereを先置きされると大きく減速するし、仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesクロックが止まってしまうことも多い。

サンプルレシピ1(~神河救済)

メインデッキ (60)
クリーチャー (21)
3 ブラストダーム/Blastoderm
3 ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire
2 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
2 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 熊人間/Werebear
呪文 (19)
2 ハルマゲドン/Armageddon
2 火+氷/Fire+Ice
2 火葬/Incinerate
3 等時の王笏/Isochron Scepter
4 稲妻/Lightning Bolt
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
2 税収/Tithe
土地 (20)
4 Plateau
4 Savannah
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 Taiga
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
1 ハルマゲドン/Armageddon
4 解呪/Disenchant
1 ガイアの祝福/Gaea's Blessing
2 ルーンの母/Mother of Runes
3 真髄の針/Pithing Needle
4 赤霊破/Red Elemental Blast

サンプルレシピ2(~コンフラックス)

メインデッキ (60)
クリーチャー (15)
3 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 密林の猿人/Kird Ape
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (23)
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 発展の代価/Price of Progress
3 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 火炎破/Fireblast
1 稲妻のらせん/Lightning Helix
土地 (22)
3 不毛の大地/Wasteland
2 Plateau
3 Taiga
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
3 山/Mountain
サイドボード
3 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
3 クローサの掌握/Krosan Grip
2 紅蓮破/Pyroblast
4 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 難問の鎮め屋/Vexing Shusher

黎明期

元来は黎明期のエターナルに存在した多色ウィニーを指す表現であった。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


密林の猿人/Kird Apeなどのクリーチャーによるビートダウン稲妻/Lightning Boltチャネル/Channel火の玉/Fireballなどの大量の火力でサポートする。

デュアルランドによりマナ基盤の安定性も高いうえ、多色の利点を活かし黎明期らしくパワー9などの強力な制限カードをフルに使うことができる。

サンプルレシピ

メインデッキ (61)
クリーチャー (12)
3 アルゴスのピクシー/Argothian Pixies
3 極楽鳥/Birds of Paradise
2 疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish
4 密林の猿人/Kird Ape
インスタント・ソーサリー (20)
1 チャネル/Channel
1 Regrowth
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 火の玉/Fireball
1 Demonic Tutor
1 精神錯乱/Mind Twist
1 Ancestral Recall
2 心霊破/Psionic Blast
1 Time Walk
エンチャント・アーティファクト (9)
1 森の知恵/Sylvan Library
1 支配魔法/Control Magic
1 Black Lotus
1 Chaos Orb
1 氷の干渉器/Icy Manipulator
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
土地 (20)
2 Bayou
2 真鍮の都/City of Brass
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
4 Taiga
4 Tropical Island
4 Volcanic Island

参考

MOBILE