ティムール・アドベンチャー
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+ | [[デッキ]]の構成は時期によって大きく異なる。ただし、[[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]]の存在下で[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]、[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant]]、[[厚かましい借り手/Brazen Borrower]]などの[[当事者カード]]を連打し、[[手札]]を補充するという基本方針は共通している。 | ||
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+ | ==エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期== | ||
+ | 主要なパーツが[[エルドレインの王権]]に集中しているため[[ローテーション]]の影響は極めて少なく、[[ゼンディカーの夜明け]]参入後も[[緑青赤]]の[[ランプ]]系[[出来事 (デッキ)|出来事デッキ]]が引き続き[[メタゲーム|メタ]]の一角を担った。 | ||
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+ | だがゼンディカーの夜明け参入から1ヶ月も経たないうちに、オムナス、[[幸運のクローバー/Lucky Clover]]、[[僻境への脱出/Escape to the Wilds]]の3枚が[[禁止カード]]に指定され、4[[色]]型・3色型ともに大きく弱体化した。 | ||
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+ | その後は[[発生の根本原理/Genesis Ultimatum]]を[[エンドカード]]に据えた[[青赤緑コントロール#エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期|ティムール・ランプ]]の亜種として、[[出来事]][[ギミック]]を用いたものが登場した。 | ||
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+ | [[デッキ]]の[[土地]]以外の[[カード]]の[[マナ・コスト#マナ総量|マナ総量]]を奇数で統一し、[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を[[相棒]]に据えることも多い。[[当事者カード]]や[[予顕]]カードの存在により、偶数[[ターン]]の[[マナ]]も無駄になりにくい。黄金架のドラゴンによる[[マナ加速]]が[[コスト]]の嵩むアールンドの天啓やオボシュの運用を助け、逆にアールンドの天啓やオボシュが黄金架のドラゴンの[[打点]]を引き上げるという相互[[シナジー]]は強力。 | ||
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+ | **CFB Clash Qualifier 1 第16位([https://mtgmelee.com/Tournament/View/3698 参考]) | ||
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+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
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+ | *[[ローテーション]]と、それに続く[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]][[禁止カード|禁止]]の後のリスト。 | ||
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+ | **$5K Kaldheim Championship Qualifier #3 優勝([https://mtgmelee.com/Tournament/View/4256 参考]) | ||
+ | **使用者:[[茂里憲之]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df320430}} | ||
+ | *[[幸運のクローバー/Lucky Clover]]などの禁止後のリスト。[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]が[[相棒]]に据えられている。 | ||
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+ | **[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 第3位([https://magic.gg/events/kaldheim-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Javier Domínguez]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]) | ||
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+ | *[[カルドハイム]]参入後の[[ミッドレンジ]]型。オボシュが相棒に据えられている。定番とされる[[アールンドの天啓/Alrund's Epiphany]]の不採用が特徴的。 | ||
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+ | **Standard Challenge #12280388 on 04/03/2021 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2021-04-04 参考]) | ||
+ | **使用者:O_danielakos | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]) | ||
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+ | *カルドハイム参入後の、[[銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast]]を中心とする[[コンボ]]色の強いタイプ。 | ||
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+ | ====ストリクスヘイヴン:魔法学院後==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ]] 準優勝、スタンダード部門6勝2敗([https://magic.gg/events/strixhaven-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/stxchamps/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[John Girardot]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]) | ||
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+ | ==ラヴニカのギルド〜基本セット2021期== | ||
+ | [[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]などの[[禁止カード]]指定後、[[緑青赤]]の[[ランプ]]系[[出来事 (デッキ)|出来事デッキ]]が環境に姿を現すようになった。この時期のものは、[[キーカード]]の[[幸運のクローバー/Lucky Clover]]から'''ティムール・クローバー'''(''Temur Clover'')とも呼ばれる。 | ||
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{{#card:Lucky Clover}} | {{#card:Lucky Clover}} | ||
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− | + | 幸運のクローバーを設置したうえで[[豆の木の巨人/Beanstalk Giant|肥沃な足跡/Fertile Footsteps]]で[[マナ加速]]し、[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant|踏みつけ/Stomp]]や[[厚かましい借り手/Brazen Borrower|些細な盗み/Petty Theft]]で[[対戦相手]]の攻勢を凌ぎ、[[願いのフェイ/Fae of Wishes|成就/Granted]]で状況に応じた[[カード]]を[[シルバーバレット]]する。さらに[[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]]や[[僻境への脱出/Escape to the Wilds]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎ、最後は[[豆の木の巨人/Beanstalk Giant]]+[[投げ飛ばし/Fling]]などで勝負を決める。 | |
幸運のクローバーの有無で序中盤の展開力にかなり差が生まれるため、[[引く|引き]]に左右されやすい[[デッキ]]と言える。例として2[[ターン]]目に幸運のクローバーを設置できれば、3ターン目には肥沃な足跡とその[[コピー]]→踏みつけとそのコピーという[[鬼回り|ブン回り]]が可能だが、幸運のクローバーなしの3ターン目は肥沃な足跡から1[[マナ]]域に繋ぐだけで終わってしまう。 | 幸運のクローバーの有無で序中盤の展開力にかなり差が生まれるため、[[引く|引き]]に左右されやすい[[デッキ]]と言える。例として2[[ターン]]目に幸運のクローバーを設置できれば、3ターン目には肥沃な足跡とその[[コピー]]→踏みつけとそのコピーという[[鬼回り|ブン回り]]が可能だが、幸運のクローバーなしの3ターン目は肥沃な足跡から1[[マナ]]域に繋ぐだけで終わってしまう。 | ||
登場当初は[[地雷デッキ]]に過ぎなかったが、[[テーロス還魂記]]参入後は成就の新たなシルバーバレット候補として[[嵐の怒り/Storm's Wrath]]や[[影槍/Shadowspear]]を獲得。次第にその[[デッキパワー]]が評価されるようになり、[[メタゲーム|メタ]]の一角となった。テーロス還魂記期はまさしくコントロールキラーの代名詞であった<ref name="mana2021">『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.34 ISBN 9784798623849 </ref>。 | 登場当初は[[地雷デッキ]]に過ぎなかったが、[[テーロス還魂記]]参入後は成就の新たなシルバーバレット候補として[[嵐の怒り/Storm's Wrath]]や[[影槍/Shadowspear]]を獲得。次第にその[[デッキパワー]]が評価されるようになり、[[メタゲーム|メタ]]の一角となった。テーロス還魂記期はまさしくコントロールキラーの代名詞であった<ref name="mana2021">『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.34 ISBN 9784798623849 </ref>。 | ||
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*各種[[当事者カード]]、大量の[[衝動的ドロー]]を行う僻境への脱出、[[ウィッシュボード]]戦略を取る成就の存在から、[[ゲーム]]中の選択肢が極めて多く、[[プレイング]]の難しいデッキとされる。 | *各種[[当事者カード]]、大量の[[衝動的ドロー]]を行う僻境への脱出、[[ウィッシュボード]]戦略を取る成就の存在から、[[ゲーム]]中の選択肢が極めて多く、[[プレイング]]の難しいデッキとされる。 | ||
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**[[グランプリポートランド19]] ベスト4([https://coverage.channelfireball.com/event/46 参考]) | **[[グランプリポートランド19]] ベスト4([https://coverage.channelfireball.com/event/46 参考]) | ||
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*[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]などが[[禁止カード|禁止]]された後の初期のリスト。 | *[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]などが[[禁止カード|禁止]]された後の初期のリスト。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[グランプリリヨン20]] 第13位([https://coverage.channelfireball.com/event/56 参考]) | **[[グランプリリヨン20]] 第13位([https://coverage.channelfireball.com/event/56 参考]) | ||
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*[[テーロス還魂記]]参入後のリスト。 | *[[テーロス還魂記]]参入後のリスト。 | ||
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**[[MagicFest Online Season 2 - Finals]] 優勝([https://my.cfbevents.com/deck/view/37a4745d-8132-4f14-93af-f95cc49bf3fe 参考]) | **[[MagicFest Online Season 2 - Finals]] 優勝([https://my.cfbevents.com/deck/view/37a4745d-8132-4f14-93af-f95cc49bf3fe 参考]) | ||
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2023年10月8日 (日) 02:27時点における最新版
ティムール・アドベンチャー(Temur Adventures)は、出来事を持つカード(当事者カード)を中心とする緑青赤デッキで、出来事デッキの一種。エルドレインの王権参入後のスタンダードに存在する。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
あなたが出来事(Adventure)を持つクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(出来事を経験している必要はない。)
1/1クリーチャー — 巨人(Giant)
砕骨の巨人が呪文の対象になるたび、砕骨の巨人はその呪文のコントローラーに2点のダメージを与える。
4/3Stomp / 踏みつけ (1)(赤)
インスタント — 出来事(Adventure)
このターン、ダメージは軽減できない。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。踏みつけはそれに2点のダメージを与える。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
厚かましい借り手は、飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。
デッキの構成は時期によって大きく異なる。ただし、エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperの存在下で恋煩いの野獣/Lovestruck Beast、砕骨の巨人/Bonecrusher Giant、厚かましい借り手/Brazen Borrowerなどの当事者カードを連打し、手札を補充するという基本方針は共通している。
[編集] エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期
主要なパーツがエルドレインの王権に集中しているためローテーションの影響は極めて少なく、ゼンディカーの夜明け参入後も緑青赤のランプ系出来事デッキが引き続きメタの一角を担った。
アーティファクト
あなたがインスタントかソーサリーである出来事(Adventure)呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
創造の座、オムナスが戦場に出たとき、カード1枚を引く。
上陸 ― 土地1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、このターンで初めてこの能力が解決されるなら、あなたは4点のライフを得る。二度目なら、(赤)(緑)(白)(青)を加える。3度目なら、創造の座、オムナスは各対戦相手とあなたがコントロールしていない各プレインズウォーカーに、それぞれ4点のダメージを与える。
特に白をタッチして創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを採用した、オムナス・アドベンチャー(Omnath Adventures)と呼ばれる亜種が主流となっていた。詳細はオムナス・アドベンチャーを参照。
だがゼンディカーの夜明け参入から1ヶ月も経たないうちに、オムナス、幸運のクローバー/Lucky Clover、僻境への脱出/Escape to the Wildsの3枚が禁止カードに指定され、4色型・3色型ともに大きく弱体化した。
その後は発生の根本原理/Genesis Ultimatumをエンドカードに据えたティムール・ランプの亜種として、出来事ギミックを用いたものが登場した。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
対戦相手が峰の恐怖を対象として呪文を唱えるためのコストはライフ3点だけ多くなる。
これでないクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、1つを対象とする。峰の恐怖はそれに、その戦場に出たクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。その中から望む枚数のパーマネント・カードを戦場に出し、残りをあなたの手札に加える。発生の根本原理を追放する。
さらにカルドハイム参入後は大きく強化され、構成を変えてメタの一角に再浮上した。
大きく分けて2つのタイプが存在する。1つはミッドレンジないしビートダウン色の強いタイプ。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、速攻
黄金架のドラゴンが攻撃するか呪文の対象になるたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。
あなたがコントロールしている宝物は「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ2点を加える。」を持つ。
ソーサリー
飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン2体を生成する。このターンに続いて追加の1ターンを行う。アールンドの天啓を追放する。
予顕(4)(青)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
伝説のクリーチャー — ヘリオン(Hellion) ホラー(Horror)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、マナ総量が奇数のカードと土地カードのみが入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
あなたがコントロールしていてマナ総量が奇数である発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。
恋煩いの野獣/Lovestruck Beast、カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth、黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonなどのクリーチャーによる攻撃を、打ち消し呪文やアールンドの天啓/Alrund's Epiphanyでサポートする。
デッキの土地以外のカードのマナ総量を奇数で統一し、獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerを相棒に据えることも多い。当事者カードや予顕カードの存在により、偶数ターンのマナも無駄になりにくい。黄金架のドラゴンによるマナ加速がコストの嵩むアールンドの天啓やオボシュの運用を助け、逆にアールンドの天啓やオボシュが黄金架のドラゴンの打点を引き上げるという相互シナジーは強力。
もう1つはコンボ色の強いタイプ。ティムール・ルーカ(Temur Lukka)と呼ばれることも多い。
伝説のプレインズウォーカー — ルーカ(Lukka)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚追放する。それにより追放されたクリーチャー・カードは「あなたがルーカ(Lukka)・プレインズウォーカーをコントロールしているかぎり、あなたは追放領域からこのカードを唱えてもよい。」を得る。
[-2]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後、マナ総量がそれよりも大きいクリーチャー・カードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開する。そのカードを戦場に出し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
[-7]:あなたがコントロールしている各クリーチャーは、各対戦相手に、それぞれ自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
伝説のクリーチャー — 海蛇(Serpent)
この呪文は打ち消されない。
各アップキープの開始時に、《コーマの分体/Koma's Coil》という名前の青の3/3の海蛇(Serpent)クリーチャー・トークン1体を生成する。
他の海蛇1体を生け贄に捧げる:以下から1つを選ぶ。
・パーマネント1つを対象とする。それをタップする。このターン、それの起動型能力は起動できない。
・ターン終了時まで、星界の大蛇、コーマは破壊不能を得る。
当事者カードやラノワールの幻想家/Llanowar Visionaryを対象に銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcastの-2忠誠度能力を使用し、強力なフィニッシャーである星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpentをライブラリーから直接戦場に出すことを狙う。このコンボを確実に達成するため、メインデッキの4マナ以上のクリーチャーはコーマのみとなっている。
[編集] サンプルリスト
[編集] ゼンディカーの夜明け後
- ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止の後のリスト。
[編集] 幸運のクローバー禁止後
- 備考
- フォーマット
Temur Adventures [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 幸運のクローバー/Lucky Cloverなどの禁止後のリスト。獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerが相棒に据えられている。
[編集] カルドハイム後(オボシュ型)
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 第3位(参考/参考)
- 使用者:Javier Domínguez
- フォーマット
Temur Adventures [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- カルドハイム参入後のミッドレンジ型。オボシュが相棒に据えられている。定番とされるアールンドの天啓/Alrund's Epiphanyの不採用が特徴的。
[編集] カルドハイム後(ルーカ型)
Temur Lukka [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- カルドハイム参入後の、銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcastを中心とするコンボ色の強いタイプ。
[編集] ストリクスヘイヴン:魔法学院後
- 備考
- 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 準優勝、スタンダード部門6勝2敗(参考/参考)
- 使用者:John Girardot
- フォーマット
Temur Adventures [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカのギルド〜基本セット2021期
王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsなどの禁止カード指定後、緑青赤のランプ系出来事デッキが環境に姿を現すようになった。この時期のものは、キーカードの幸運のクローバー/Lucky Cloverからティムール・クローバー(Temur Clover)とも呼ばれる。
アーティファクト
あなたがインスタントかソーサリーである出来事(Adventure)呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
クリーチャー — 巨人(Giant)
豆の木の巨人のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしている土地の総数に等しい。
*/*Fertile Footsteps / 肥沃な足跡 (2)(緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探して戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
飛行
(1)(青),カード2枚を捨てる:願いのフェイをオーナーの手札に戻す。
Granted / 成就 (3)(青)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャーでないカード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。
幸運のクローバーを設置したうえで肥沃な足跡/Fertile Footstepsでマナ加速し、踏みつけ/Stompや些細な盗み/Petty Theftで対戦相手の攻勢を凌ぎ、成就/Grantedで状況に応じたカードをシルバーバレットする。さらにエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperや僻境への脱出/Escape to the Wildsでアドバンテージを稼ぎ、最後は豆の木の巨人/Beanstalk Giant+投げ飛ばし/Flingなどで勝負を決める。
幸運のクローバーの有無で序中盤の展開力にかなり差が生まれるため、引きに左右されやすいデッキと言える。例として2ターン目に幸運のクローバーを設置できれば、3ターン目には肥沃な足跡とそのコピー→踏みつけとそのコピーというブン回りが可能だが、幸運のクローバーなしの3ターン目は肥沃な足跡から1マナ域に繋ぐだけで終わってしまう。
登場当初は地雷デッキに過ぎなかったが、テーロス還魂記参入後は成就の新たなシルバーバレット候補として嵐の怒り/Storm's Wrathや影槍/Shadowspearを獲得。次第にそのデッキパワーが評価されるようになり、メタの一角となった。テーロス還魂記期はまさしくコントロールキラーの代名詞であった[1]。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- グランプリポートランド19 ベスト4(参考)
- 使用者:Nathan Zamora
- フォーマット
Temur Adventure [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsなどが禁止された後の初期のリスト。
[編集] テーロス還魂記後
- 備考
- グランプリリヨン20 第13位(参考)
- 使用者:Lukas Twist
- フォーマット
Temur Adventure [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
- テーロス還魂記参入後のリスト。
[編集] イコリア:巨獣の棲処後
- 備考
- MagicFest Online Season 2 - Finals 優勝(参考)
- 使用者:JasonFleurant#13042(Jason Fleurant)
- フォーマット
Temur Adventure [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イコリア:巨獣の棲処参入後のリスト。
[編集] 脚注
- ↑ 『マナバーン2021』(ホビージャパン、2020年12月21日初版)p.34 ISBN 9784798623849