アゾリウス・アーティファクト
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+ | [[タルキール:龍嵐録]]参入後は[[団結の最前線/United Battlefront]]を最大限活用しつつ、身代わり合成機の[[トークン]][[生成]][[能力]]を[[誘発]]させやすくするために、3マナの非[[クリーチャー]]・[[アーティファクト]]及び[[再利用隔室/Repurposing Bay]]で3マナ域に変えられる2マナの非クリーチャー・アーティファクトを多く採用したタイプが登場した。 | ||
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− | **[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[ | + | **[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[ブルームバロウ]]) |
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*[[三歩先/Three Steps Ahead]]は[[打ち消し]]だけでなくアーティファクト[[コピー]]の[[モード]]で身代わり合成機をコピーしてフィニッシュ手段としても使用出来る。 | *[[三歩先/Three Steps Ahead]]は[[打ち消し]]だけでなくアーティファクト[[コピー]]の[[モード]]で身代わり合成機をコピーしてフィニッシュ手段としても使用出来る。 | ||
+ | *より[[スペル]]を増やして純粋な[[青白コントロール/スタンダード/団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|アゾリウス・コントロール]]に寄せた構成も存在する。([http://www.magic-factory.net/file/df323851/ 参考]) | ||
====霊気走破後==== | ====霊気走破後==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **ReCQ on 03/08/2025 24位([https://melee.gg/Decklist/View/487040 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[IzzetCake]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
**[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[霊気走破]]) | **[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[霊気走破]]) | ||
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− | *[[身代わり合成機/Simulacrum Synthesizer]]と相性がいい[[記録の守護者/Memory Guardian]] | + | *[[身代わり合成機/Simulacrum Synthesizer]]と相性がいい[[記録の守護者/Memory Guardian]]がフル投入されている。 |
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+ | **Standard Challenge 32 on 04/26/2025 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/standard-challenge-32-2025-04-2612772669 参考]) | ||
+ | **使用者:rerere([[平山怜]]) | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[タルキール:龍嵐録]]) | ||
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+ | *追加の[[団結の最前線/United Battlefront]]として[[カイラの再建/Kayla's Reconstruction]]を採用している。 | ||
+ | *[[団結の最前線/United Battlefront]]で拾える[[青赤ビートダウン#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|イゼット果敢]]対策として[[真昼の決闘/High Noon]]を[[メインデッキ]]から投入しており、[[赤]]マナ源として[[サンビロウの境界/Sunbillow Verge]]も仕込まれているため[[起動型能力]]も活用できる。 | ||
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− | [[フォーゴトン・レルム探訪]]以降は[[パイオニア]]でも姿を見せるようになった。 | + | [[フォーゴトン・レルム探訪]]以降は[[パイオニア]]でも姿を見せるようになった。[[アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact]]が採用されることから'''白青魂込め'''(''WU Ensoul'')とも呼ばれる。 |
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− | + | 詳細は[[白青魂込め]]を参照。 | |
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2025年4月29日 (火) 21:48時点における最新版
アゾリウス・アーティファクト(Azorius Artifacts)は、主に白青の2色で構成されるアーティファクトを中心としたデッキ。単に白青アーティファクト(White-Blue Artifacts)とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期
ローテーションで失ったパーツがほぼ無く、前環境末期から存在した身代わり合成機/Simulacrum Synthesizer型のデッキが活躍している。
アーティファクト
身代わり合成機が戦場に出たとき、占術2を行う。
マナ総量が3以上でありこれでないアーティファクト1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、「このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。」を持つ無色の0/0の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
アーティファクト
エンジン始動!(あなたが速度を持たないなら、1から始まる。速度はあなたの各ターンに1回、対戦相手がライフを失ったとき、1上がる。最高速度は4である。)
このアーティファクトが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。このアーティファクトが戦場を離れるまで、それを追放する。
最高速度 ― (T):あなたがコントロールしていてクリーチャーや機体(Vehicle)である1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。起動はソーサリーとしてのみ行う。
ビッグスコアで追加された身代わり合成機によるトークン生産能力は千の月の鍛冶場/Thousand Moons Smithyを上回り、回った場合は下手なビートダウンよりクロックが早い。アーティファクトを展開するだけで自動的にトークンが生産されるため、相手の除去が追いつかない程の数を並べることが出来る。スタンダードにおける主要な除去は喉首狙い/Go for the Throatであり、生産されるトークンに当たらないのも追い風である。その反面、身代わり合成機の代替となるカードが変身条件の少し厳しい千の月の鍛冶場/Thousand Moons Smithyしか無く、身代わり合成機本体を対処されると辛いという弱点もある。
霊気走破にて危険な罠/Perilous Snareや帰還航路/Voyage Homeという優秀な呪文を手に入れ大きく強化された。また、同じく霊気走破で登場した再利用隔室/Repurposing Bayを採用し、アーティファクトのシルバーバレット的な戦略を取る亜種も登場した。この場合も複数あっても問題ないフィニッシャーである身代わり合成機は4枚フル採用される。
タルキール:龍嵐録参入後は団結の最前線/United Battlefrontを最大限活用しつつ、身代わり合成機のトークン生成能力を誘発させやすくするために、3マナの非クリーチャー・アーティファクト及び再利用隔室/Repurposing Bayで3マナ域に変えられる2マナの非クリーチャー・アーティファクトを多く採用したタイプが登場した。
[編集] サンプルレシピ
[編集] 初期型
- 三歩先/Three Steps Aheadは打ち消しだけでなくアーティファクトコピーのモードで身代わり合成機をコピーしてフィニッシュ手段としても使用出来る。
- よりスペルを増やして純粋なアゾリウス・コントロールに寄せた構成も存在する。(参考)
[編集] 霊気走破後
Azorius Artifacts(Standard:DMU-DFT) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 身代わり合成機/Simulacrum Synthesizerと相性がいい記録の守護者/Memory Guardianがフル投入されている。
[編集] タルキール:龍嵐録後
Azorius Artifacts(Standard:DMU-TDM) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追加の団結の最前線/United Battlefrontとしてカイラの再建/Kayla's Reconstructionを採用している。
- 団結の最前線/United Battlefrontで拾えるイゼット果敢対策として真昼の決闘/High Noonをメインデッキから投入しており、赤マナ源としてサンビロウの境界/Sunbillow Vergeも仕込まれているため起動型能力も活用できる。
[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
イクサラン:失われし洞窟で白と青に強力なアーティファクトを多数獲得したことにより、コントロール型のデッキが組まれるようになった。
アーティファクト
編まれた網は、網(net)カウンター3個が置かれた状態で戦場に出る。
(T),編まれた網の上から網カウンター1個を取り除く:土地でもこれでもないパーマネント1つを対象とする。それをタップする。それがタップ状態であり続けるかぎり、それの起動型能力は起動できない。
アーティファクトで作製(1)(青)
〔青〕 アーティファクト
(3)(青),(T):あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき1枚のカードを引く。その後、編まれた結縄をオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
伝説のアーティファクト
千の月の鍛冶場が戦場に出たとき、「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、アーティファクトやクリーチャーでありあなたがコントロールしているものの数に等しい。」を持つ白のノーム(Gnome)・兵士(Soldier)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、アーティファクトやクリーチャーでありあなたがコントロールしていてアンタップ状態である5つをタップしてもよい。そうしたなら、千の月の鍛冶場を変身させる。」
伝説のアーティファクト 土地
(《千の月の鍛冶場/Thousand Moons Smithy》から変身する。)
(T):(白)を加える。
あなたが千の兵舎によって生み出されたマナを使ってアーティファクトやクリーチャーである呪文1つを唱えるたび、「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、アーティファクトやクリーチャーでありあなたがコントロールしているものの数に等しい。」を持つ白のノーム(Gnome)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
加工鋳造所/Fabrication Foundryやスランの蜘蛛/Thran Spiderなどのマナ加速から、バネ仕掛けの鋸刃/Spring-Loaded Sawbladesや不安定な象形橋/Unstable Glyphbridgeなどの除去アーティファクトに繋いで時間を稼ぐ。編まれた結縄/Braided Quipuなどでカード・アドバンテージを稼ぎ、十分な数のアーティファクトを展開したならば、千の月の鍛冶場/Thousand Moons Smithyを変身させ大型ノームを量産して勝利する。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
Azorius Artifacts [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期
ローテーション後も主要パーツは残っており、フォーゴトン・レルム探訪でアーティファクト関連カードが追加されたことでビートダウン型が強化されたデッキが登場した。しかし、除去に対する脆弱さが原因で次第にトーナメントシーンにおける数を減らしていった。
伝説のアーティファクト
あなたは、あなたのアンタップ・ステップにウォーターディープの黒杖をアンタップしないことを選んでもよい。
歩く像を動かす ― (1)(青),(T):あなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないアーティファクト1つを対象とする。ウォーターディープの黒杖がタップ状態であり続けているかぎり、それは4/4のアーティファクト・クリーチャーになる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)
巧妙な鍛冶が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見る。あなたは「その中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
1つ以上のアーティファクトがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、巧妙な鍛冶の上に+1/+1カウンター1個を置く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
[編集] サンプルレシピ
アゾリウス・アーティファクト [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカのギルド~基本セット2021期
それ以前にもアーティファクトデッキをサポートするカードは多数存在していたが、エルドレインの王権で複数のアーティファクト・クリーチャー、白と青の有色アーティファクトや関連カードが追加されると、これらを軸に据えたデッキが組まれるようになった。
アーティファクト
ガラスの棺が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていてマナ総量が3以下であるクリーチャー1体を対象とする。ガラスの棺が戦場を離れるまでそれを追放する。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクトやエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。
デッキ構成は様々だが、大きく分けて2つのタイプが存在する。
- ビートダウン型
- 軽量アーティファクト・クリーチャーを素早く展開し、きらきらするすべて/All That Glittersや鋼の監視者/Steel Overseerでクリーチャーを強化しながら戦う。回避能力を得られるジンジャーブルート/Gingerbruteやロークスワインのガーゴイル/Locthwain Gargoyleが主な強化先。鋼の監視者の能力を再利用できる通路の監視者/Corridor Monitorを取り入れたタイプも存在する。
- 神々の思し召し/Gods Willingによるバックアップ、神秘の炉/Mystic Forgeによる展開補助、跳ね橋/Crashing Drawbridgeを絡めた速攻戦術などが搭載される場合がある。
- コントロール型
- ゆっくりと展開するコントロールタイプも存在する。
- ドローアーティファクトでライブラリーを掘り進めつつ、真夜中の時計/Midnight Clockでマナを伸ばし、ガラスの棺/Glass Casketをはじめとする置物系除去や時の一掃/Time Wipe等で適宜戦場を捌きながら、パーマネントの数を増やしていく。
- 主な勝ち手段は煌めくドラゴン/Shimmer Dragonによるビートダウン、または各種プレインズウォーカーが使われる。
[編集] サンプルレシピ
[編集] ビートダウン型
Azorius Artifacts [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 神秘の炉/Mystic Forgeと1マナのアーティファクトクリーチャーを使ったビートダウン型。
[編集] パイオニア
フォーゴトン・レルム探訪以降はパイオニアでも姿を見せるようになった。アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactが採用されることから白青魂込め(WU Ensoul)とも呼ばれる。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトは、他のタイプに加えて基本のパワーとタフネスが5/5のクリーチャーである。
詳細は白青魂込めを参照。