衝動/Impulse
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− | + | [[スタンダード]]では[[カウンターハンマー]]や[[World Championship Decks 1997#Janosch Kuhnのトリコロール|トリコロール]]などに採用された。[[エクステンデッド]]でも渦まく知識と併用、あるいは[[シャッフル]]手段が少ないこともあって優先されて採用されることもあった。中速の[[コンボデッキ]]などでも、[[コンボパーツ]]を揃えるため採用されることがある。 | |
+ | *[[開発部]]では「ライブラリーの一番上のn枚からカード1枚を選んで手札に加える」[[効果]]を「カード濾過/card filtering」<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0019007/ メカニズム的カラー・パイ 2017年版](Making Magic 2017年6月5日)</ref>あるいはこのカードから「衝動/impulsing」<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030865/ こぼれ話:『基本セット2019』](Making Magic 2018年7月30日)</ref>と呼んでいる。 | ||
+ | **[[赤]]の「ライブラリーの一番上のカードを追放し、一定期間だけそれをプレイすることを許可する」効果も「[[衝動的ドロー]]/impulsive draw」と呼ばれる。このことについて[[Mark Rosewater]]は「([[青]]のカードにこの[[カード名|名前]]が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは[[カラーパイ#色の哲学と関係性|色の哲学]]への理解が進んでいなかった」と述べている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/116237604418/if-red-is-supposed-to-be-the-impulsive-color-why Blogatog](Mark RosewaterのBlog 2015年4月12日)</ref>。 | ||
*[[ビジョンズ]]版のカード({{Gatherer|id=3641|カード画像}})には、「その後、[[ライブラリー]]を[[切り直す]]」という1文が追加されてしまっているが、これは誤りであり、[[エラッタ]]が出ている。切り直してはならない。 | *[[ビジョンズ]]版のカード({{Gatherer|id=3641|カード画像}})には、「その後、[[ライブラリー]]を[[切り直す]]」という1文が追加されてしまっているが、これは誤りであり、[[エラッタ]]が出ている。切り直してはならない。 | ||
*2001年11月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で、[[プロモーション・カード]]になった。 | *2001年11月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で、[[プロモーション・カード]]になった。 | ||
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ライブラリーを見るだけで、手札に加えられないクリーチャーの亜種は[[物知りフクロウ/Sage Owl]]を参照。 | ライブラリーを見るだけで、手札に加えられないクリーチャーの亜種は[[物知りフクロウ/Sage Owl]]を参照。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ビジョンズ]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ビジョンズ]] - [[コモン]] |
2018年8月2日 (木) 21:47時点における版
ライブラリーの一番上の4枚から好きなカードを手札に加えられる、限定的なサーチを行うインスタント呪文。
土地が足りなければ土地を、呪文が欲しければ呪文を、ほぼ確実に探し出せるため、デッキの安定に大きく貢献する。渦まく知識/Brainstormと比べると、1マナ重い代わりにライブラリーを見れる枚数が1枚増えた上にドローが停滞することは無いが、見た中に必要なカードが2枚以上あってもライブラリーの一番下に置かなくてはならない。
スタンダードではカウンターハンマーやトリコロールなどに採用された。エクステンデッドでも渦まく知識と併用、あるいはシャッフル手段が少ないこともあって優先されて採用されることもあった。中速のコンボデッキなどでも、コンボパーツを揃えるため採用されることがある。
- 開発部では「ライブラリーの一番上のn枚からカード1枚を選んで手札に加える」効果を「カード濾過/card filtering」[1]あるいはこのカードから「衝動/impulsing」[2]と呼んでいる。
- ビジョンズ版のカード(カード画像)には、「その後、ライブラリーを切り直す」という1文が追加されてしまっているが、これは誤りであり、エラッタが出ている。切り直してはならない。
- 2001年11月のフライデー・ナイト・マジックで、プロモーション・カードになった。
- From the Vault:Twentyに1997年を代表する1枚として収録され、新規イラストが与えられた。迅速vs狡知にも同じイラストで収録されている。
関連カード
主な亜種
特筆しない限り「ライブラリーの一番上から特定の枚数のカードを見る。そのうち特定の枚数のカードを手札に加え、残りをライブラリーの一番下に望む順番で置く」効果を持つ青のカード。
同様の効果で、手札に加えなかったカードを墓地に置くカードは祖先の記憶/Ancestral Memoriesを参照。
- Diabolic Vision - UB。ソーサリー。5枚見て1枚加える。残りはライブラリーの一番上に置く。(アイスエイジ)
- 拾い読み/Browse - 3U。エンチャント。起動型能力で5枚見て1枚加える。残りは追放する。(アライアンス)
- 手練/Sleight of Hand - U。ソーサリー。2枚見て1枚加える。(ポータル・セカンドエイジ)
- ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar - 2U。クリーチャー。CIPで3枚見て1枚加える。エコーつき。(ウルザズ・レガシー)
- 俗世の相談/Worldly Counsel - 1U。インスタント。版図の数だけ見て1枚加える。(インベイジョン)
- 予言の稲妻/Prophetic Bolt - 3UR。インスタント。4枚見て1枚加える。4点火力つき。(アポカリプス)
- 洞察のひらめき/Flash of Insight - X1U。インスタント。X枚見て1枚加える。フラッシュバックも持つ。(ジャッジメント)
- 策謀/Machinate - 1UU。インスタント。コントロールするアーティファクトの数だけ見て1枚加える。(ダークスティール)
- 暗黒への突入/Plunge into Darkness - 1B。インスタント。支払ったライフの数だけ見て1枚加える。残りは追放する。双呪つき。(フィフス・ドーン)
- あざみの使い魔、明日歌/Tomorrow, Azami's Familiar - 5U。伝説のクリーチャー。ドローを3枚見て1枚加えることに置換する。(神河謀叛)
- 時間の把握/Telling Time - 1U。インスタント。3枚見て、手札、ライブラリーの上、ライブラリーの下にそれぞれ置く。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 宮廷の軽騎兵/Court Hussar - 2U。クリーチャー。CIPで3枚見て1枚加える。向上呪文。(ディセンション)
- 盗人の運命/Thieves' Fortune - 2U。部族インスタント。4枚見て1枚加える。徘徊で1マナで唱えることができる。(モーニングタイド)
- 妖精からの助言/Advice from the Fae - (2/U)(2/U)(2/U)。ソーサリー。5枚見て、他のプレイヤーよりもクリーチャーを多くコントロールしているなら2枚、そうでないなら1枚加える。((シャドウムーア)
- 海門の神官/Sea Gate Oracle - 2U。クリーチャー。CIPで2枚見て1枚加える。(エルドラージ覚醒)
- 貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision - 2。アーティファクト。各アップキープと青の呪文を唱えるたびに蓄積カウンターが溜まり、生け贄に捧げて蓄積カウンターの数だけ見て1枚加える。(新たなるファイレクシア )
- 孤独な亡霊/Lone Revenant - 3UU。クリーチャー。プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび単騎だと4枚見て1枚加える。(アヴァシンの帰還)
- 時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage - 4UU。プレインズウォーカー。忠誠度能力で2枚見て1枚加える。(統率者2014)
- 時を越えた探索/Dig Through Time - 6UU。インスタント。7枚見て2枚加える。探査つき。(タルキール覇王譚)
- 予期/Anticipate - 1U。インスタント。3枚見て1枚加える。見られる枚数が1枚減った下位互換。(タルキール龍紀伝)
- 龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai - 3WU。伝説のクリーチャー。プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび3枚見て1枚加える。(タルキール龍紀伝)
- 千里眼/Sight Beyond Sight - 3U。ソーサリー。2枚見て1枚加える。反復つき。(タルキール龍紀伝)
- 商人の荷運び/Merchant's Dockhand - 1。アーティファクト・クリーチャー。起動型能力でコストとしてタップしたアーティファクトに等しい枚数見て1枚加える。(霊気紛争)
- 至高の意志/Supreme Will - 2U。インスタント。4枚見て1枚加える。モードつき。(破滅の刻)
特定の種類のカードを手札に加えるカード。太字は手札に加えなかったカードを墓地に置くもの。
同様の効果で、主にクリーチャー・カードを手札に加える緑のカードは自然との融和/Commune with Natureを参照。
- 深遠の覗き見/Peer Through Depths - 1U。インスタント。5枚見てソーサリーかインスタントを1枚加える。秘儀。(神河物語)
- ボーラスの占い師/Augur of Bolas - 1U。クリーチャー。CIPで3枚見てソーサリーかインスタントを1枚加える。(基本セット2013)
- 発掘された道しるべ/Uncovered Clues - 2U。ソーサリー。4枚見てインスタントやソーサリーを最大2枚加える。(ドラゴンの迷路)
- パズルの欠片/Pieces of the Puzzle - 2U。ソーサリー。5枚公開してインスタントやソーサリーを最大2枚加える。(イニストラードを覆う影)
- ニューロックの使い魔/Neurok Familiar - 1U。クリーチャー。CIPでライブラリーの一番上がアーティファクトなら加える。(ミラディン)
- 金属鱗のドレイク/Chromescale Drake - 6UUU。クリーチャー。CIPで3枚公開してアーティファクトを全て加える。親和つき。(ダークスティール)
- フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist - 3U。クリーチャー。CIPで3枚見てアーティファクトを1枚加える。(コンフラックス)
- ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas - 2UB。プレインズウォーカー。忠誠度能力で5枚見てアーティファクトを1枚加える。(ミラディン包囲戦)
- 光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane - 1U。クリーチャー。CIPで4枚見てアーティファクトを1枚加える。(カラデシュ)
- ヴィグの直観/Vigean Intuition - 3GU。インスタント。4枚公開して選んだタイプのカードを全て加える。(ディセンション)
- マーフォークの道探し/Merfolk Wayfinder - 2U。クリーチャー。CIPで3枚公開して島/Islandを全て加える。(ゼンディカー)
- 卓絶のナーセット/Narset Transcendent - 2WU。プレインズウォーカー。忠誠度能力でライブラリーの一番上がクリーチャーや土地以外なら加える。(タルキール龍紀伝)
- 水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin - 1U。伝説のエンチャント。タップ能力で4枚見てクリーチャーや土地以外のカードを1枚加える。両面カードの第2面。(イクサラン)
ライブラリーを見るだけで、手札に加えられないクリーチャーの亜種は物知りフクロウ/Sage Owlを参照。
脚注
- ↑ メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日)
- ↑ こぼれ話:『基本セット2019』(Making Magic 2018年7月30日)
- ↑ Blogatog(Mark RosewaterのBlog 2015年4月12日)