けちコントロール

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'''けちコントロール'''(''Gifts'')は、[[神河ブロック構築]]で[[メタ]]の中心に存在した、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]を使用する[[コントロール#デッキ|コントロールデッキ]]の総称。略して「けちコン」とも呼ばれる。[[ブロック構築]]以外でも[[スタンダード]]から[[エターナル]]まで、あらゆる[[フォーマット]]で人気が高い。
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'''けちコントロール'''(''Gifts'')は、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]を使用する[[コントロール#デッキ|コントロールデッキ]]の総称。略して「けちコン」とも呼ばれる。
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[[神河ブロック構築]]から[[スタンダード]][[エターナル]]まで、あらゆる[[フォーマット]]で人気が高い。
  
 
==概要==
 
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{{#card:Gifts Ungiven}}
 
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[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]による[[シルバーバレット]]戦略が基本。といっても[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]は必ずしも4枚採用されるわけではなく、[[環境]]にもよるが、2枚の投入に抑えている[[デッキ]]も存在する。[[墓地]]に置かれてしまう[[カード]]もあるが、それを回収する手段を同時に選択する事により、結果的に確実に目的のカードを手に入れることができる。回収手段は環境によって様々である。
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[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]による[[シルバーバレット]]戦略が基本。といってもけちな贈り物は必ずしも4枚採用されるわけではなく、[[環境]]にもよるが、2枚の投入に抑えている[[デッキ]]も存在する。[[墓地]]に置かれてしまう[[カード]]もあるが、それを[[回収]]する手段を同時に選択する事により、結果的に確実に目的のカードを手に入れることができる。回収手段は環境によって様々である。
  
使う側にとっても使われる側にとっても、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]でのカード選択が肝である。そのため、このデッキ自体の[[プレイング]]が結構難しいのはもちろん、このデッキを相手にしたときもかなり頭を使わなくてはいけない。そういう意味で、特に[[ミラーマッチ]]では大変なことになる。
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使う側にとっても使われる側にとっても、けちな贈り物でのカード選択が肝である。そのため、この[[デッキ]]自体の[[プレイング]]が結構難しいのはもちろん、このデッキを相手にしたときもかなり頭を使わなくてはいけない。そういう意味で、特に[[ミラーマッチ]]では大変なことになる。
  
デッキの作りは制作者の好みに寄るところが大きく、シルバーバレット型ならではの自由度の高さを持つ。以下に各[[環境]]におけるけちコンの歴史を総括する。
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デッキの作りは制作者の好みに寄るところが大きく、シルバーバレット型ならではの自由度の高さを持つ。
  
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[[ラヴニカ・ブロック]]参入後の[[スタンダード]]でも、[[#神河ブロック構築|神河ブロック構築のもの]]と基本的には変わらず。
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[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]期の[[スタンダード]]でも、[[#神河ブロック構築|神河ブロック構築のもの]]と基本的には変わらない。
  
 
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[[明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star]]や[[神の怒り/Wrath of God]]などのために[[ブロック構築]]では使われなくなった白を使用するのが特徴である(→[[白けち]])。[[第9版]]で[[回収/Reclaim]]、[[ラヴニカ:ギルドの都]]で[[喚起/Recollect]]をそれぞれ得たことにより[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]は実質二枚サーチとして機能するようになった。
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[[明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star]]や[[神の怒り/Wrath of God]]などのために神河ブロック構築では使われなくなった[[]]を使用するのが特徴である(→[[白けち]])。[[第9版]]で[[回収/Reclaim]]、[[ラヴニカ:ギルドの都]]で[[喚起/Recollect]]をそれぞれ得たことにより、[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]は実質二枚サーチとして機能するようになった。
  
 
また、[[よりよい品物]]との[[ハイブリッドデッキ]]として[[グレーター・ギフト]]がある。
 
また、[[よりよい品物]]との[[ハイブリッドデッキ]]として[[グレーター・ギフト]]がある。
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==神河ブロック構築==
 
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[[神河ブロック構築]]では、主に[[青]][[緑]][[タッチ]][[黒]]または[[]][[黒]][[タッチ]][[青]]で構成される。
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[[神河ブロック構築]]では、主に[[緑青]][[タッチ]][[黒]]または[[黒緑]]タッチ[[青]]で構成される。
  
 
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まずは、この環境特有の、[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]][[木霊の手の内/Kodama's Reach]][[マナ加速]]し、[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]][[ライブラリー]]操作、というところからスタート。[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]で[[魂無き蘇生/Soulless Revival]]の[[連繋]]や[[花の神/Hana Kami]]を同時に[[サーチ]]して墓地のカードを回収する。
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[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]][[木霊の手の内/Kodama's Reach]]による[[マナ加速]][[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]による[[ライブラリー操作]]という、この[[環境]]特有の動きから始まる。[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]で[[魂無き蘇生/Soulless Revival]]の[[連繋]]や[[花の神/Hana Kami]]を同時に[[サーチ]]して墓地の[[カード]]を[[回収]]する。
  
初期は[[白]]を足して[[全体除去]]の[[最後の裁き/Final Judgment]]を使用するタイプが主流だったが、[[神河救済]]で[[初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer]]を得たことによりデッキの完成度が大幅に高まり、[[トップメタ]]になった。特に後期では青のカードは[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]と[[フィニッシャー]]の[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]のみ、として[[緑]][[黒]][[タッチ]][[青]]の形が主流となる。
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初期は[[白]]を足して[[全体除去]]の[[最後の裁き/Final Judgment]]を使用するタイプが主流だったが、[[神河救済]]で[[初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer]]を得たことで白を足す必要がなくなり、デッキの完成度が大幅に高まり、[[トップメタ]]になった。特に後期では、青のカードはけちな贈り物と[[フィニッシャー]]の[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]のみとして緑黒タッチ青の形が主流となる。
  
 
*より[[マナ・アドバンテージ]]を重視し、明神による[[ボードコントロール]]をおこなうタイプが[[明神フレア]]である。
 
*より[[マナ・アドバンテージ]]を重視し、明神による[[ボードコントロール]]をおこなうタイプが[[明神フレア]]である。
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===サンプルデッキ(神河救済後)===
 
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*備考
 
*備考
**[[グランプリミネアポリス05]] 優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpmin05/welcome 参考])
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**[[グランプリミネアポリス05]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpmin05/welcome 参考])
 
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**使用者:[[Alex Lieberman]]
 
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*[[神河救済]]後の[[]][[]][[青]]バージョン。
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*最初に登場したバージョン。
 
*最初に登場したバージョン。
*[[白]]を[[タッチ]]して[[天空のもや/Ethereal Haze]]を使用する。[[魂無き蘇生/Soulless Revival]]と[[花の神/Hana Kami]]で天空のもやを連打されれば、[[白ウィニー#Kamikawa|白ウィニー]]などの[[手札]]や[[墓地]]に干渉できない[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]はなすすべがなくなってしまう。
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*[[白]]を[[タッチ]]して[[天空のもや/Ethereal Haze]]を使用する。[[魂無き蘇生/Soulless Revival]]と[[花の神/Hana Kami]]で天空のもやを連打されれば、[[白ウィニー#神河ブロック構築|白ウィニー]]などの[[手札]]や[[墓地]]に干渉できない[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン・デッキ]]はなすすべがなくなってしまう。
 
*[[サイドボード]]の[[北の樹の木霊/Kodama of the North Tree]]などから[[アグレッシブ・サイドボーディング]]を行う。
 
*[[サイドボード]]の[[北の樹の木霊/Kodama of the North Tree]]などから[[アグレッシブ・サイドボーディング]]を行う。
  
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同[[環境]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]に[[青]]を加えた[[青緑コントロール]][[デッキ]]。
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同[[環境]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]に[[青]]を加えた[[青緑コントロール#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|青緑コントロールデッキ]]。
  
 
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[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]と[[木霊の手の内/Kodama's Reach]]で[[土地]]を[[マナ加速|ブースト]]して一撃必殺の[[粗野な覚醒/Rude Awakening]]を放つ[[ターボランド#ターボランド(用語)|ターボランド]]タイプの[[デッキ]]。そこに[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]による[[シルバーバレット]]戦略を組み込む。[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]と[[永遠の証人/Eternal Witness]]の相性のよさは当初より知られていた。[[ヤソコン#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|2004年型ヤソコン]]もこの[[デッキタイプ]]である。
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[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]と[[木霊の手の内/Kodama's Reach]]で[[土地]]を[[マナ加速|ブースト]]して一撃必殺の[[粗野な覚醒/Rude Awakening]]を放つ[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプの[[デッキ]]。そこに[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]による[[シルバーバレット]]戦略を組み込む。けちな贈り物と[[永遠の証人/Eternal Witness]]の相性のよさは当初より知られていた。[[ヤソコン#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|2004年型ヤソコン]]もこの[[デッキタイプ]]である。
  
当時の[[メタ]]の中心にあった[[親和#デッキ|親和]]と[[ウルザトロン]]にも、それぞれ[[緑]]の[[アーティファクト]][[破壊]]と[[土地破壊]]で有利に戦うことが出来たため、[[メタゲーム]]的にも正解だったと思われる。
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当時の[[メタゲーム]]の中心にあった[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]]と[[ウルザトロン#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|ウルザトロン]]にも、それぞれ[[緑]]の[[アーティファクト]][[破壊]]と[[土地破壊]]で有利に戦うことが出来たため、メタゲームの観点からも正解だったと思われる。
  
 
この系統のデッキはのちに[[赤緑コントロール|赤緑]]の[[フレッシュメーカー]]や緑[[単色]]の[[創造の標]]へと移っていった。
 
この系統のデッキはのちに[[赤緑コントロール|赤緑]]の[[フレッシュメーカー]]や緑[[単色]]の[[創造の標]]へと移っていった。
  
*この時期はまだけちコントロールの呼称は一般的ではなく、単純に[[青緑コントロール]]とよばれていた。
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*この時期はまだけちコントロールの呼称は一般的ではなく、単純に青緑コントロールとよばれていた。
  
 
==エクステンデッド==
 
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*備考
 
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**[[ヴィンテージ選手権06]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage06/welcome 参考])
 
**使用者:[[Travis Spero]]
 
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*[[メインデッキ]]に採用された大量の一枚刺しのカードのうち、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]、[[埋め合わせ/Recoup]]、[[再建/Rebuild]]、[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]]以外は全て[[制限カード]]である。
 
*[[メインデッキ]]に採用された大量の一枚刺しのカードのうち、[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]、[[埋め合わせ/Recoup]]、[[再建/Rebuild]]、[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]]以外は全て[[制限カード]]である。
 
*[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]による瞬殺[[コンボ]]の要素も組み込まれている。
 
*[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]による瞬殺[[コンボ]]の要素も組み込まれている。
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==関連デッキ==
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*[[白けち]]
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*[[グレーター・ギフト]]
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*[[伍堂型けちコン]]
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*[[けちマルカ]]
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*[[けちベルチャー]]
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2010年11月13日 (土) 13:06時点における版

けちコントロール(Gifts)は、けちな贈り物/Gifts Ungivenを使用するコントロールデッキの総称。略して「けちコン」とも呼ばれる。

神河ブロック構築からスタンダードエターナルまで、あらゆるフォーマットで人気が高い。

目次

概要


Gifts Ungiven / けちな贈り物 (3)(青)
インスタント

対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを最大4枚まで探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す。


けちな贈り物/Gifts Ungivenによるシルバーバレット戦略が基本。といってもけちな贈り物は必ずしも4枚採用されるわけではなく、環境にもよるが、2枚の投入に抑えているデッキも存在する。墓地に置かれてしまうカードもあるが、それを回収する手段を同時に選択する事により、結果的に確実に目的のカードを手に入れることができる。回収手段は環境によって様々である。

使う側にとっても使われる側にとっても、けちな贈り物でのカード選択が肝である。そのため、このデッキ自体のプレイングが結構難しいのはもちろん、このデッキを相手にしたときもかなり頭を使わなくてはいけない。そういう意味で、特にミラーマッチでは大変なことになる。

デッキの作りは制作者の好みに寄るところが大きく、シルバーバレット型ならではの自由度の高さを持つ。

神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

神河ブロックラヴニカ・ブロック期のスタンダードでも、神河ブロック構築のものと基本的には変わらない。


Yosei, the Morning Star / 明けの星、陽星 (4)(白)(白)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) スピリット(Spirit)

飛行
明けの星、陽星が死亡したとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の次のアンタップ・ステップを飛ばす。そのプレイヤーがコントロールするパーマネントを最大5つまで対象とし、それらをタップする。

5/5


Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。


明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star神の怒り/Wrath of Godなどのために神河ブロック構築では使われなくなったを使用するのが特徴である(→白けち)。第9版回収/Reclaimラヴニカ:ギルドの都喚起/Recollectをそれぞれ得たことにより、けちな贈り物/Gifts Ungivenは実質二枚サーチとして機能するようになった。

また、よりよい品物とのハイブリッドデッキとしてグレーター・ギフトがある。

神河ブロック構築

神河ブロック構築では、主に緑青タッチまたは黒緑タッチで構成される。


Sakura-Tribe Elder / 桜族の長老 (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)

桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。

1/1


Kagemaro, First to Suffer / 初めて苦しんだもの、影麻呂 (3)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon) スピリット(Spirit)

初めて苦しんだもの、影麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札のカードの枚数に等しい。
(黒),初めて苦しんだもの、影麻呂を生け贄に捧げる:すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの手札のカードの枚数に等しい。

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桜族の長老/Sakura-Tribe Elder木霊の手の内/Kodama's Reachによるマナ加速師範の占い独楽/Sensei's Divining Topによるライブラリー操作という、この環境特有の動きから始まる。けちな贈り物/Gifts Ungiven魂無き蘇生/Soulless Revival連繋花の神/Hana Kamiを同時にサーチして墓地のカード回収する。

初期はを足して全体除去最後の裁き/Final Judgmentを使用するタイプが主流だったが、神河救済初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Sufferを得たことで白を足す必要がなくなり、デッキの完成度が大幅に高まり、トップメタになった。特に後期では、青のカードはけちな贈り物とフィニッシャー曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorのみとして緑黒タッチ青の形が主流となる。

サンプルデッキ(神河救済後)

メインデッキ(60) サイドボード
クリーチャー (12) 2 切苦の影/Kiku's Shadow
1 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star 1 引き裂く蔦/Rending Vines
3 初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer 3 肉体の奪取/Rend Flesh
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder 1 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
1 夜陰明神/Myojin of Night's Reach 2 鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber
1 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror 4 鼠の短牙/Nezumi Shortfang
1 花の神/Hana Kami 2 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree
1 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni
呪文 (25)
1 御霊の復讐/Goryo's Vengeance
1 崩老卑の囁き/Horobi's Whisper
1 魂無き蘇生/Soulless Revival
1 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
1 死の否定/Death Denied
1 摩滅/Wear Away
1 闇への流刑/Exile into Darkness
3 けちな贈り物/Gifts Ungiven
3 忌まわしい笑い/Hideous Laughter
4 不快な群れ/Sickening Shoal
4 木霊の手の内/Kodama's Reach
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
土地 (23)
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
9 沼/Swamp
1 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse
1 島/Island
7 森/Forest
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge

サンプルレシピ(初期型)

メインデッキ(60) サイドボード
クリーチャー (10) 1 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni
2 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star 1 夜陰明神/Myojin of Night's Reach
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder 1 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
1 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror 4 鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber
1 花の神/Hana Kami 3 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree
2 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni 1 摩滅/Wear Away
呪文 (26) 2 崩老卑の囁き/Horobi's Whisper
1 天空のもや/Ethereal Haze 1 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star
1 崩老卑の囁き/Horobi's Whisper 1 森/Forest
1 魂無き蘇生/Soulless Revival
2 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
1 摩滅/Wear Away
1 墓場の騒乱/Stir the Grave
4 けちな贈り物/Gifts Ungiven
3 忌まわしい笑い/Hideous Laughter
4 不快な群れ/Sickening Shoal
4 木霊の手の内/Kodama's Reach
4 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
土地 (24)
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 平地/Plains
9 沼/Swamp
1 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse
1 島/Island
7 森/Forest
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge

ミラディン・ブロック+神河ブロック期

環境緑コントロールを加えた青緑コントロールデッキ


Sakura-Tribe Elder / 桜族の長老 (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)

桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。

1/1


Eternal Witness / 永遠の証人 (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

2/1

桜族の長老/Sakura-Tribe Elder木霊の手の内/Kodama's Reach土地ブーストして一撃必殺の粗野な覚醒/Rude Awakeningを放つターボランドタイプのデッキ。そこにけちな贈り物/Gifts Ungivenによるシルバーバレット戦略を組み込む。けちな贈り物と永遠の証人/Eternal Witnessの相性のよさは当初より知られていた。2004年型ヤソコンもこのデッキタイプである。

当時のメタゲームの中心にあった親和ウルザトロンにも、それぞれアーティファクト破壊土地破壊で有利に戦うことが出来たため、メタゲームの観点からも正解だったと思われる。

この系統のデッキはのちに赤緑フレッシュメーカーや緑単色創造の標へと移っていった。

  • この時期はまだけちコントロールの呼称は一般的ではなく、単純に青緑コントロールとよばれていた。

エクステンデッド

エクステンデッドの代表的なデッキとして2種類ある。1つは、サイカトグ/Psychatog発掘を組み合わせた発掘サイカトグ


Psychatog / サイカトグ (1)(青)(黒)
クリーチャー — エイトグ(Atog)

カードを1枚捨てる:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
あなたの墓地にあるカード2枚を追放する:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。

1/2


Life from the Loam / 壌土からの生命 (1)(緑)
ソーサリー

あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。
発掘3(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを3枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)


マッドサイカゴルガリマッドネスにもこのシナジーは搭載される。

もう1つはThe Rockけちな贈り物/Gifts Ungivenを加えたもので、けちマルカと呼ばれる。


Pernicious Deed / 破滅的な行為 (1)(黒)(緑)
エンチャント

(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。



Eternal Witness / 永遠の証人 (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

2/1

こちらは永遠の証人/Eternal Witness起源/Genesisで墓地のカードを回収する。

ヴィンテージ

ヴィンテージでは、けちな贈り物/Gifts Ungiven修繕/Tinkerパワー9などの超パワーカードをサーチする。


Tinker / 修繕 (2)(青)
ソーサリー

この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。



Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


回収手段はヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will埋め合わせ/Recoupなど。ヴィンテージでは優秀なサーチカード(教示者など)は軒並み制限されているため、けちな贈り物/Gifts Ungivenは非常に強力である。だが、2007年6月20日よりけちな贈り物/Gifts Ungiven自体が制限カードに指定されてしまい、消滅を余儀なくされた。

サンプルレシピ

メインデッキ(60) サイドボード
クリーチャー (1) 3 真髄の針/Pithing Needle
1 ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus 2 赤霊破/Red Elemental Blast
呪文 (44) 2 紅蓮破/Pyroblast
1 Black Lotus 2 火+氷/Fire+Ice
1 水蓮の花びら/Lotus Petal 2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
1 Sol Ring 1 蒸気の連鎖/Chain of Vapor
1 Mana Crypt 1 ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall
1 Mox Pearl 1 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 Mox Jet 1 苦悶の触手/Tendrils of Agony
1 Mox Sapphire
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 魔力の櫃/Mana Vault
4 Mana Drain
4 Force of Will
4 渦まく知識/Brainstorm
4 商人の巻物/Merchant Scroll
4 けちな贈り物/Gifts Ungiven
2 誤った指図/Misdirection
1 Demonic Tutor
1 吸血の教示者/Vampiric Tutor
1 神秘の教示者/Mystical Tutor
1 ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
1 Ancestral Recall
1 Time Walk
1 修繕/Tinker
1 嘘か真か/Fact or Fiction
1 埋め合わせ/Recoup
1 再建/Rebuild
1 蒸気の連鎖/Chain of Vapor
1 燃え立つ願い/Burning Wish
土地 (15)
1 トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
2 Volcanic Island
2 Underground Sea
2 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
3 汚染された三角州/Polluted Delta
5 島/Island

関連デッキ

参考

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