ヴァラクート

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'''ヴァラクート'''(''Valakut'')は、その名の通り[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を中心とした[[デッキ]]である。[[ゼンディカー]]後の[[エクステンデッド]]に登場した[[風景の変容/Scapeshift]]との[[コンボ]]デッキが発祥だが、のちに[[スタンダード]]でも同種のデッキが現れた。
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{{Otheruses|[[デッキ]]|[[ゼンディカー]]初出の[[土地]]・[[カード]]|溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle}}
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'''ヴァラクート'''(''Valakut'')は、その名の通り[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を中心とした[[デッキ]]である。[[ゼンディカー]]後の[[エクステンデッド]]に登場した[[風景の変容/Scapeshift]]との[[コンボデッキ]]が発祥だが、のちに[[スタンダード]]でも同種のデッキが現れた。
  
 
==概要==
 
==概要==
 
{{#card:Valakut, the Molten Pinnacle}}
 
{{#card:Valakut, the Molten Pinnacle}}
  
[[緑]]のランド[[ブースト]]により[[土地]]を高速で並べ、なんらかの手段で[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]で[[対戦相手]]に致死量の[[ダメージ]]を与える。
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[[緑]][[マナ加速]]により[[土地]]を高速で並べ、なんらかの手段で[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]で[[対戦相手]]に致死量の[[ダメージ]]を与える。
  
このデッキのランドブーストは「[[山]]5つというヴァラクートの条件達成」「山を[[戦場に出す]]ことによるダメージ」「勝ち手段を早く撃つための[[マナ加速]]」の三役を兼ねており、さらに[[特殊地形]]を[[サーチ]]できるものはヴァラクート自体のサーチにもなる。
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このデッキの土地によるマナ加速は、「[[山]]5つというヴァラクートの条件達成」「山を[[戦場に出す]]ことによるダメージ」「勝ち手段を早く撃つための[[マナ加速]]」の三役を兼ねており、さらに[[基本でない土地]]を[[サーチ]]できるものはヴァラクート自体のサーチにもなる。
  
 
==スタンダード==
 
==スタンダード==
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原始のタイタンは、[[キーカード]]の[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を[[サーチ]]できる数少ないカードというだけではない。戦場に出た時にヴァラクートを2枚サーチ、次のターンの[[攻撃]]時に山が4枚以上あれば山2枚サーチで合計12点[[ダメージ]]が入る。さらに自身が6/6[[トランプル]]の[[アタッカー]]であり、このターンに山をもう1枚出せばさらに6点ダメージなので、「出して1[[ターン]]生き残ったら勝ち」に限りなく近いカードであると言える。
 
原始のタイタンは、[[キーカード]]の[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を[[サーチ]]できる数少ないカードというだけではない。戦場に出た時にヴァラクートを2枚サーチ、次のターンの[[攻撃]]時に山が4枚以上あれば山2枚サーチで合計12点[[ダメージ]]が入る。さらに自身が6/6[[トランプル]]の[[アタッカー]]であり、このターンに山をもう1枚出せばさらに6点ダメージなので、「出して1[[ターン]]生き残ったら勝ち」に限りなく近いカードであると言える。
  
原始のタイタンに[[除去]]を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので効果が薄く、[[打ち消す|カウンター]]しても[[召喚の罠/Summoning Trap]]から第二のタイタンを出される恐れがある。もちろん、[[手札]]のヴァラクートを[[プレイ]]して土地を並べるだけで、あるいは[[ファッティ]]の攻撃のみで勝つこともある。以上のように対処の難しいデッキであり、一躍[[環境]]の[[トップメタ]]となった。
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原始のタイタンに[[除去]]を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので完全な対処とは言えず、[[打ち消す|打ち消し]]ても[[召喚の罠/Summoning Trap]]から第二のタイタンを出される恐れがある。もちろん、[[手札]]のヴァラクートを[[プレイ]]して土地を並べるだけで、あるいは[[ファッティ]]の攻撃のみで勝つこともある。以上のように対処の難しいデッキであり、一躍[[環境]]の[[トップメタ]]となった。
  
 
*同時に[[リセット]]手段として[[破壊的な力/Destructive Force]]を採用するタイプもある。
 
*同時に[[リセット]]手段として[[破壊的な力/Destructive Force]]を採用するタイプもある。
*原始のタイタンの登場以前にも[[探検の地図/Expedition Map]]を用いてヴァラクートをサーチするバージョンが存在した(→[http://mtg-jp.com/reading/decks/004791/ 参考])が、[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。
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*原始のタイタンの登場以前にも[[探検の地図/Expedition Map]]を用いてヴァラクートをサーチするバージョンが存在した(→[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/004791/ 参考])が、[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。
 
*基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降の[[スタンダード]]の[[メタゲーム]]の中心を担っている。
 
*基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降の[[スタンダード]]の[[メタゲーム]]の中心を担っている。
  
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===後期型===
 
===後期型===
 
*備考
 
*備考
**[[The Finals10]] 準優勝([http://mtg-jp.com/eventc/finals10/ 参考])
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**[[The Finals10]] 準優勝 ([http://mtg-jp.com/eventc/finals10/ 参考])
 
**使用者:[[後藤祐征]]
 
**使用者:[[後藤祐征]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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{{#MagicFactory:df303755}}
 
{{#MagicFactory:df303755}}
 
 
*[[ミラディンの傷跡]]参入後の後期型。
 
*[[ミラディンの傷跡]]参入後の後期型。
  
==エクステンデッド(時のらせん期~ローウィン期)==
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==エクステンデッド==
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===時のらせん期~ローウィン期===
 
[[ラヴニカ・ブロック]]の退場により[[ショックランド]]を失うも、基本[[ギミック]]は健在。[[基本セット2011]]の[[原始のタイタン/Primeval Titan]]登場後は大きく2つのタイプに分かれた。
 
[[ラヴニカ・ブロック]]の退場により[[ショックランド]]を失うも、基本[[ギミック]]は健在。[[基本セット2011]]の[[原始のタイタン/Primeval Titan]]登場後は大きく2つのタイプに分かれた。
  
一つは[[スタンダード]]の原始のタイタン[[デッキ]]をベースに[[風景の変容/Scapeshift]]と[[虹色の前兆/Prismatic Omen]]を足したタイプであり、スタンダード同様'''赤緑ヴァラクート/RG Valakut'''と呼ばれる。
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一つは[[スタンダード]]の原始のタイタン[[デッキ]]をベースに[[風景の変容/Scapeshift]]と[[虹色の前兆/Prismatic Omen]]を足したタイプであり、スタンダード同様'''赤緑ヴァラクート'''(''RG Valakut'')と呼ばれる。
  
 
もう一つは[[山]]をほとんど採用せず、虹色の前兆に依存する代わりに[[青]]の[[カード]]を用いて対応力を上げた'''オーメン・ヴァラクート'''と呼ばれるタイプである。
 
もう一つは[[山]]をほとんど採用せず、虹色の前兆に依存する代わりに[[青]]の[[カード]]を用いて対応力を上げた'''オーメン・ヴァラクート'''と呼ばれるタイプである。
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詳細は[[オーメン・ヴァラクート]]を参照。
 
詳細は[[オーメン・ヴァラクート]]を参照。
  
===サンプルレシピ===
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====サンプルレシピ====
 
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*備考
 
*備考
**[[世界選手権10]] 5-1 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/welcome 参考])
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**[[グランプリアトランタ11]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpatl11/welcome 参考])
**使用者:[[Igor Gorbunov]]
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**使用者:[[Ben Stark]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[エクステンデッド]]([[基本セット2010]]、[[基本セット2011]]、[[ローウィン・ブロック]]~[[ミラディンの傷跡]])
 
**[[エクステンデッド]]([[基本セット2010]]、[[基本セット2011]]、[[ローウィン・ブロック]]~[[ミラディンの傷跡]])
  
{{#MagicFactory:df303769}}
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{{#MagicFactory:df303909}}
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*[[赤緑]]のデッキ。
  
*赤緑タイプ。
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===ミラディン期===
 
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==エクステンデッド(ミラディン期)==
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{{#card:Scapeshift}}
 
{{#card:Scapeshift}}
 
{{#card:Stomping Ground}}
 
{{#card:Stomping Ground}}
  
最初に登場したヴァラクートデッキであり、[[風景の変容/Scapeshift]]との[[コンボ]][[デッキ]]として組まれる。ヴァラクートでなく、'''風景の変容/Scapeshift'''の名前で呼ばれることも多い。
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最初に登場したヴァラクートデッキであり、[[風景の変容/Scapeshift]]との[[コンボデッキ]]として組まれる。ヴァラクートでなく、'''風景の変容'''(''Scapeshift'')の名前で呼ばれることも多い。
 
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まずは[[土地]][[サーチ]]を連打して[[土地]]を7~8枚にまで伸ばし、そして[[風景の変容/Scapeshift]]を[[唱える]]。一度に[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]と[[山]]数枚に変換できるため、ヴァラクートによって[[対戦相手]]に20点程度の[[ダメージ]]を与えて[[勝利]]する。
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*大いに[[ショックランド]]に助けられたデッキといえる。これらのおかげで、土地サーチに必要な[[緑マナ]][[ドロー]][[打ち消し|カウンター]][[青マナ]]を供給しつつ、十分な数の山を確保することができる。
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まずは[[土地]][[サーチ]]を連打して土地を7~8枚にまで伸ばし、そして風景の変容を[[唱える]]。一度に[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]][[]]数枚に変換できるため、ヴァラクートによって[[対戦相手]]に20点程度の[[ダメージ]]を与えて[[勝利]]する。
**逆に[[対戦相手]]もショックランドなどによる[[ライフロス]]が多いため、山6枚とヴァラクート1枚(18点ダメージ)でも勝てる場合が多い。
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===サンプルレシピ===
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*大いに[[ショックランド]]に助けられたデッキといえる。これらのおかげで、土地サーチに必要な[[緑マナ]]、[[引く|ドロー]]と[[打ち消す|カウンター]]の[[青マナ]]を供給しつつ、十分な数の山を確保することができる。
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**[[対戦相手]]もショックランドなどによる[[ライフロス]]が多いため、山6枚とヴァラクート1枚(18点ダメージ)でも勝てる場合が多い。
  
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====サンプルレシピ====
 
*備考
 
*備考
 
**[[グランプリ横浜10]] ベスト4 ([http://mtg-jp.com/eventc/worlds09/article/001590/ 参考])
 
**[[グランプリ横浜10]] ベスト4 ([http://mtg-jp.com/eventc/worlds09/article/001590/ 参考])
**使用者:[[石原隆志]]
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**使用者:[[石原隆志]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[エクステンデッド]]([[第9版]]~[[基本セット2010]]、[[ミラディン]]~[[ワールドウェイク]])
 
**[[エクステンデッド]]([[第9版]]~[[基本セット2010]]、[[ミラディン]]~[[ワールドウェイク]])
  
 
{{#MagicFactory:df302713}}
 
{{#MagicFactory:df302713}}
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==モダン==
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[[モダン]]では[[フォーマット]]制定当初から[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]が[[禁止カード]]になっていたが、2012/10/1から禁止指定が解除され、この[[デッキタイプ]]も[[環境]]に姿を現すようになった。
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{{#card:Scapeshift}}
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メイン色に[[青]]を含むかどうかで大きく2種類に分かれる。
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[[緑青]][[タッチ]][[赤]]のタイプは、[[ミラディン・ブロック|ミラディン]]期の[[エクステンデッド]]バージョンの後継に当たる。動きもほぼ同じで、[[緑]]の[[マナ加速]]で[[土地]]を伸ばし、[[青]]の[[呪文]]で時間を稼ぎながら[[ライブラリー]]を掘り進め、呼び込んだ[[風景の変容/Scapeshift]]によって勝負を決める。[[イニストラード]]参入後は[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]を獲得した。[[引く|ドロー]]や土地[[サーチ]]の重ねがけ兼[[ブロッカー]]という基本的な役割に加え、[[打ち消す|打ち消さ]]れた風景の変容を撃ち直したり、土地7枚からの18点[[ダメージ]]と合わせて[[ライフ]]をぴったり[[削る|削り]]切ったりと、[[デッキ]]の性質とうまく噛み合った優秀なパーツである。
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*[[風景の変容/Scapeshift]]が鍵となることから、'''スケープシフト''' (''Scapeshift'') 、更に略されて'''スケシ'''の名で呼ばれることも多い。
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緑赤のタイプは基本的に[[スタンダード]]バージョンの後継に当たるが、風景の変容と虹色の前兆も追加して殺傷力を高めているものが多い。また、風景の変容を減らすもしくは採用せずに[[裂け目の突破/Through the Breach]]や[[召喚の罠/Summoning Trap]]で原始のタイタンを出すことに特化したタイプも有り、こちらは'''ブリーチ・ヴァラクート'''、'''タイタン・ブリーチ'''、'''ブリーチ・スケープ'''などと呼ばれる。
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いずれのタイプでも原始のタイタンは4枚採用される。[[スロット]]に余裕があるため[[大祖始の遺産/Relic of Progenitus]]や[[虚空の杯/Chalice of the Void]]等の妨害系カードを[[メインデッキ]]から採用していることもある。
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[[戦乱のゼンディカー]]では追加の山・[[森]]である[[燃えがらの林間地/Cinder Glade]]を、[[破滅の刻]]では3種類目のヴァラクートサーチである[[約束の刻/Hour of Promise]]を獲得し、安定性が大きく向上した。
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また[[基本セット2020]]では[[死者の原野/Field of the Dead]]を手に入れた。これにより今までとは違う勝ち筋を手に入れることに成功し、勢力を大きく盛り返した。
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===青赤緑===
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*備考
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**[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptrtr12/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptrtr/ 参考])
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**使用者:[[Lee Shi Tian]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[ラヴニカへの回帰]])
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{{#MagicFactory:df307376}}
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*主流となっている[[青赤緑]]3色のタイプ。
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===ブリーチ・スケープ===
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*備考
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**[[グランプリオマハ15]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpoma15 参考])
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**使用者:[[Scott Lipp]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[タルキール覇王譚]])
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{{#MagicFactory:df312781}}
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*[[原始のタイタン/Primeval Titan]]と相性の良い[[裂け目の突破/Through the Breach]]や[[召喚の罠/Summoning Trap]]を採用した'''ブリーチ・スケープ''' (''Breach Scape'') と呼ばれるタイプ。
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===赤緑===
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*備考
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**[[グランプリピッツバーグ15]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppit15 参考])
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**使用者:[[Thien Nguyen]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]])
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{{#MagicFactory:df315542}}
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*原始のタイタンなど土地サーチを多く採用した[[赤緑]]2色のタイプ。
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===赤緑白青===
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*備考
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**[[グランプリシャーロット16]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpcha16 参考])
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**使用者:[[Jack Wang]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[イニストラードを覆う影]])
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 +
{{#MagicFactory:df316974}}
 +
*青緑t赤系をベースに[[白]]をタッチし、[[白日の下に/Bring to Light]]を採用した[[赤緑白青]]のタイプ。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://mtg-jp.com/eventc/worlds09/article/001590/ Extended Dechtech:三原 槙仁:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》]([[WotC]]、文:[[三原槙仁]]+[[川崎大輔]])
 
*[http://mtg-jp.com/eventc/worlds09/article/001590/ Extended Dechtech:三原 槙仁:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》]([[WotC]]、文:[[三原槙仁]]+[[川崎大輔]])
*[http://mtg-jp.com/reading/decks/003093/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第11回: 《風景の変容》デッキ(エクステンデッド)]([[WotC]]、文:[[高橋優太]])
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*[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/003093/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第11回: 《風景の変容》デッキ(エクステンデッド)]([[WotC]]、文:[[高橋優太]])
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
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{{DEFAULTSORT:うあらくうと}}
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[[Category:赤緑デッキ]]
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[[Category:青赤緑デッキ]]
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[[Category:コントロールデッキ]]
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[[Category:コンボデッキ]]
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[[Category:赤緑コントロールデッキ]]
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[[Category:赤緑コンボデッキ]]
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[[Category:青赤緑コンボデッキ]]
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[[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]]
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[[Category:ミラディン期のエクステンデッドデッキ]]
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[[Category:時のらせん期のエクステンデッドデッキ]]
 +
[[Category:ローウィン期のエクステンデッドデッキ]]
 +
[[Category:モダンデッキ]]

2020年11月17日 (火) 11:16時点における最新版

ヴァラクート(Valakut)は、その名の通り溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleを中心としたデッキである。ゼンディカー後のエクステンデッドに登場した風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキが発祥だが、のちにスタンダードでも同種のデッキが現れた。

目次

[編集] 概要


Valakut, the Molten Pinnacle / 溶鉄の尖峰、ヴァラクート
土地

溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
(T):(赤)を加える。


マナ加速により土地を高速で並べ、なんらかの手段で溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle対戦相手に致死量のダメージを与える。

このデッキの土地によるマナ加速は、「5つというヴァラクートの条件達成」「山を戦場に出すことによるダメージ」「勝ち手段を早く撃つためのマナ加速」の三役を兼ねており、さらに基本でない土地サーチできるものはヴァラクート自体のサーチにもなる。

[編集] スタンダード

スタンダードでは、赤緑コントロールに近い形で組まれる。特に基本セット2011で強力なフィニッシャー原始のタイタン/Primeval Titanが加わったことが大きく、Titan Rampと称される。


Primeval Titan / 原始のタイタン (4)(緑)(緑)
クリーチャー — 巨人(Giant)

トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

6/6


Khalni Heart Expedition / カルニの心臓の探検 (1)(緑)
エンチャント

上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカルニの心臓の探検の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
カルニの心臓の探検から探索カウンターを3個取り除くとともに、それを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。


探検/Explore耕作/Cultivateカルニの心臓の探検/Khalni Heart Expeditionで大量に土地を並べ、デッキの核となる原始のタイタンを高速で戦場に出す

原始のタイタンは、キーカード溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleサーチできる数少ないカードというだけではない。戦場に出た時にヴァラクートを2枚サーチ、次のターンの攻撃時に山が4枚以上あれば山2枚サーチで合計12点ダメージが入る。さらに自身が6/6トランプルアタッカーであり、このターンに山をもう1枚出せばさらに6点ダメージなので、「出して1ターン生き残ったら勝ち」に限りなく近いカードであると言える。

原始のタイタンに除去を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので完全な対処とは言えず、打ち消しても召喚の罠/Summoning Trapから第二のタイタンを出される恐れがある。もちろん、手札のヴァラクートをプレイして土地を並べるだけで、あるいはファッティの攻撃のみで勝つこともある。以上のように対処の難しいデッキであり、一躍環境トップメタとなった。

[編集] 初期型

RG Valakut [1]
土地 (28)
4 進化する未開地/Evolving Wilds
4 森/Forest
11 山/Mountain
4 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
4 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
1 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (9)
4 ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar
4 原始のタイタン/Primeval Titan
1 猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths
呪文 (23)
4 耕作/Cultivate
4 探検/Explore
4 砕土/Harrow
4 カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition
4 不屈の自然/Rampant Growth
3 召喚の罠/Summoning Trap
サイドボード (15)
3 ガイアの復讐者/Gaea's Revenge
4 強情なベイロス/Obstinate Baloth
4 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 沼/Swamp
3 思考の大出血/Thought Hemorrhage


[編集] 後期型

Valakut [2]
土地 (27)
11 山/Mountain
5 森/Forest
4 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
3 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 進化する未開地/Evolving Wilds
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (11)
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 原始のタイタン/Primeval Titan
4 ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar
呪文 (22)
4 探検/Explore
4 カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition
3 耕作/Cultivate
3 砕土/Harrow
4 召喚の罠/Summoning Trap
4 稲妻/Lightning Bolt
サイドボード (15)
4 ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker
3 転倒の磁石/Tumble Magnet
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
2 自然の要求/Nature's Claim
3 槌のコス/Koth of the Hammer
1 コジレックの職工/Artisan of Kozilek

[編集] エクステンデッド

[編集] 時のらせん期~ローウィン期

ラヴニカ・ブロックの退場によりショックランドを失うも、基本ギミックは健在。基本セット2011原始のタイタン/Primeval Titan登場後は大きく2つのタイプに分かれた。

一つはスタンダードの原始のタイタンデッキをベースに風景の変容/Scapeshift虹色の前兆/Prismatic Omenを足したタイプであり、スタンダード同様赤緑ヴァラクート(RG Valakut)と呼ばれる。

もう一つはをほとんど採用せず、虹色の前兆に依存する代わりにカードを用いて対応力を上げたオーメン・ヴァラクートと呼ばれるタイプである。


Prismatic Omen / 虹色の前兆 (1)(緑)
エンチャント

あなたがコントロールする土地は、自身の他のタイプに加えてすべての基本土地タイプでもある。


詳細はオーメン・ヴァラクートを参照。

[編集] サンプルレシピ

RG Valakut [3]
土地 (28)
3 進化する未開地/Evolving Wilds
5 森/Forest
10 山/Mountain
1 怒り狂う山峡/Raging Ravine
3 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
4 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (6)
2 ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya
4 原始のタイタン/Primeval Titan
呪文 (26)
2 耕作/Cultivate
4 探検/Explore
1 砕土/Harrow
4 カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition
4 稲妻/Lightning Bolt
3 虹色の前兆/Prismatic Omen
4 不屈の自然/Rampant Growth
4 風景の変容/Scapeshift
サイドボード (15)
2 焼却/Combust
4 大貂皮鹿/Great Sable Stag
1 槌のコス/Koth of the Hammer
2 自然の要求/Nature's Claim
4 強情なベイロス/Obstinate Baloth
2 火山の流弾/Volcanic Fallout

[編集] ミラディン期


Scapeshift / 風景の変容 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

望む数の土地を生け贄に捧げる。あなたのライブラリーから、その数以下の枚数の土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。



Stomping Ground / 踏み鳴らされる地
土地 — 山(Mountain) 森(Forest)

((T):(赤)か(緑)を加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。


最初に登場したヴァラクートデッキであり、風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキとして組まれる。ヴァラクートでなく、風景の変容(Scapeshift)の名前で呼ばれることも多い。

まずは土地サーチを連打して土地を7~8枚にまで伸ばし、そして風景の変容を唱える。一度に溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle数枚に変換できるため、ヴァラクートによって対戦相手に20点程度のダメージを与えて勝利する。

[編集] サンプルレシピ

Valakut [4]
土地 (23)
3 島/Island
3 森/Forest
1 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 繁殖池/Breeding Pool
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 溢れかえる果樹園/Flooded Grove
2 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
クリーチャー (12)
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle
4 ウッド・エルフ/Wood Elves
呪文 (25)
4 思案/Ponder
4 差し戻し/Remand
4 深遠の覗き見/Peer Through Depths
2 残響する真実/Echoing Truth
4 明日への探索/Search for Tomorrow
4 風景の変容/Scapeshift
3 謎めいた命令/Cryptic Command
サイドボード (15)
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 炎渦竜巻/Firespout
3 死亡+退場/Dead+Gone
2 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
1 粗野な覚醒/Rude Awakening
1 ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
1 すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All

[編集] モダン

モダンではフォーマット制定当初から溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle禁止カードになっていたが、2012/10/1から禁止指定が解除され、このデッキタイプ環境に姿を現すようになった。


Scapeshift / 風景の変容 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

望む数の土地を生け贄に捧げる。あなたのライブラリーから、その数以下の枚数の土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


メイン色にを含むかどうかで大きく2種類に分かれる。

緑青タッチのタイプは、ミラディン期のエクステンデッドバージョンの後継に当たる。動きもほぼ同じで、マナ加速土地を伸ばし、呪文で時間を稼ぎながらライブラリーを掘り進め、呼び込んだ風景の変容/Scapeshiftによって勝負を決める。イニストラード参入後は瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを獲得した。ドローや土地サーチの重ねがけ兼ブロッカーという基本的な役割に加え、打ち消された風景の変容を撃ち直したり、土地7枚からの18点ダメージと合わせてライフをぴったり削り切ったりと、デッキの性質とうまく噛み合った優秀なパーツである。

  • 風景の変容/Scapeshiftが鍵となることから、スケープシフト (Scapeshift) 、更に略されてスケシの名で呼ばれることも多い。

緑赤のタイプは基本的にスタンダードバージョンの後継に当たるが、風景の変容と虹色の前兆も追加して殺傷力を高めているものが多い。また、風景の変容を減らすもしくは採用せずに裂け目の突破/Through the Breach召喚の罠/Summoning Trapで原始のタイタンを出すことに特化したタイプも有り、こちらはブリーチ・ヴァラクートタイタン・ブリーチブリーチ・スケープなどと呼ばれる。 いずれのタイプでも原始のタイタンは4枚採用される。スロットに余裕があるため大祖始の遺産/Relic of Progenitus虚空の杯/Chalice of the Void等の妨害系カードをメインデッキから採用していることもある。

戦乱のゼンディカーでは追加の山・である燃えがらの林間地/Cinder Gladeを、破滅の刻では3種類目のヴァラクートサーチである約束の刻/Hour of Promiseを獲得し、安定性が大きく向上した。

また基本セット2020では死者の原野/Field of the Deadを手に入れた。これにより今までとは違う勝ち筋を手に入れることに成功し、勢力を大きく盛り返した。

[編集] 青赤緑

URG Scapeshift [5]
土地 (24)
1 繁殖池/Breeding Pool
2 溢れかえる果樹園/Flooded Grove
3 森/Forest
1 ハリマーの深み/Halimar Depths
3 島/Island
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
クリーチャー (7)
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
3 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
呪文 (29)
3 謎めいた命令/Cryptic Command
1 電解/Electrolyze
3 イゼットの魔除け/Izzet Charm
4 差し戻し/Remand
2 撤廃/Repeal
4 風景の変容/Scapeshift
4 明日への探索/Search for Tomorrow
4 血清の幻視/Serum Visions
4 時間の把握/Telling Time
サイドボード (15)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
1 内にいる獣/Beast Within
1 電解/Electrolyze
1 自然の要求/Nature's Claim
2 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
3 ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
2 火山の流弾/Volcanic Fallout
1 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
  • 主流となっている青赤緑3色のタイプ。

[編集] ブリーチ・スケープ

Breach Scape(Modern) [6]
土地 (25)
3 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
2 森/Forest
7 山/Mountain
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
1 血の墓所/Blood Crypt
クリーチャー (15)
3 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 原始のタイタン/Primeval Titan
2 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
2 強情なベイロス/Obstinate Baloth
呪文 (20)
4 明日への探索/Search for Tomorrow
2 風景の変容/Scapeshift
3 神々の憤怒/Anger of the Gods
2 遥か見/Farseek
2 召喚の罠/Summoning Trap
4 裂け目の突破/Through the Breach
3 虚空の杯/Chalice of the Void
サイドボード (15)
1 神々の憤怒/Anger of the Gods
1 強情なベイロス/Obstinate Baloth
1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
2 焼却/Combust
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
1 塩まき/Sowing Salt
1 粉砕の嵐/Shatterstorm
1 クローサの掌握/Krosan Grip
2 殺戮遊戯/Slaughter Games
3 沸騰/Boil

[編集] 赤緑

Titan Scapeshift(Modern) [7]
土地 (27)
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 燃えがらの林間地/Cinder Glade
4 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
4 森/Forest
7 山/Mountain
クリーチャー (8)
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 原始のタイタン/Primeval Titan
呪文 (25)
4 明日への探索/Search for Tomorrow
2 遥か見/Farseek
4 探検/Explore
4 風景の変容/Scapeshift
1 原初の命令/Primal Command
2 溶岩との融和/Commune with Lava
4 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
4 カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition
サイドボード (15)
3 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 塵への崩壊/Crumble to Dust
3 自然の要求/Nature's Claim
3 引き裂く流弾/Rending Volley
3 神々の憤怒/Anger of the Gods
  • 原始のタイタンなど土地サーチを多く採用した赤緑2色のタイプ。

[編集] 赤緑白青

Scapeshift [8]
土地 (26)
4 蒸気孔/Steam Vents
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 繁殖池/Breeding Pool
1 寺院の庭/Temple Garden
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 燃えがらの林間地/Cinder Glade
2 森/Forest
3 島/Island
1 山/Mountain
1 平地/Plains
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle
クリーチャー (5)
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
1 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
呪文 (29)
4 白日の下に/Bring to Light
3 風景の変容/Scapeshift
1 未開の狩り/Hunting Wilds
4 明日への探索/Search for Tomorrow
1 神々の憤怒/Anger of the Gods
2 遥か見/Farseek
4 謎めいた命令/Cryptic Command
2 電解/Electrolyze
2 イゼットの魔除け/Izzet Charm
2 俗世の相談/Worldly Counsel
4 差し戻し/Remand
サイドボード (15)
1 祖先の幻視/Ancestral Vision
2 払拭/Dispel
2 自然の要求/Nature's Claim
3 虚空の杯/Chalice of the Void
1 粉砕の嵐/Shatterstorm
1 塵への崩壊/Crumble to Dust
1 否認/Negate
1 神の怒り/Wrath of God
3 強情なベイロス/Obstinate Baloth

[編集] 参考

MOBILE