リアニメイト

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*[[リアニメイト/ブロック構築/テンペスト|テンペスト・ブロック構築]]
 
*[[リアニメイト/ブロック構築/テンペスト|テンペスト・ブロック構築]]
  
==エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都後)==
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==エクステンデッド(時のらせん期)==
[[エクステンデッド]]では、[[ローテーション]][[再活性/Reanimate]][[死体発掘/Exhume]]などの主力[[リアニメイトカード]]を失い、一時期勢力は急激に衰退。
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[[ローテーション]]後も、[[#エクステンデッド(ミラディン期)|ミラディン期]]に引き続き、'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''と'''[[死せる生]]'''が存在している。
  
しかし[[ラヴニカ:ギルドの都]]の新メカニズム・[[発掘]]に自力でリアニメイトできる[[イチョリッド/Ichorid]]を組み合わせた'''[[フリゴリッド]]'''が登場、[[メタゲーム|メタ]]の中心を担うことになる。
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==エクステンデッド(ミラディン期)==
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この時期のリアニメイト[[デッキ]]は、主に二つ存在する。
  
{{#card:Ichorid}}
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一つ目は、[[面晶体のカニ/Hedron Crab]]などの[[墓地]][[肥やす|肥やし]]手段を獲得した新型の'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''。
{{#card:Golgari Grave-Troll}}
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二つ目は、[[死せる生/Living End]]を[[キーカード]]とする[[コンボデッキ]]、'''[[死せる生]]'''。
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==エクステンデッド(オンスロート期)==
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[[墓地]]活用手段を豊富に擁する[[オデッセイ・ブロック]]が退場したため、この時期はリアニメイト系の[[デッキ]]が非常に少ない。リアニメイトシステムを組み込んだデッキの数少ない例としては、'''[[Bubble Hulk]]'''が挙げられる。
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[[御霊の足跡/Footsteps of the Goryo]]から[[変幻の大男/Protean Hulk]]を[[戦場に出す]]ことで[[コンボパーツ]]を揃える瞬殺[[コンボデッキ]]である。詳細は[[Bubble Hulk]]を参照。
  
また一部では、[[再活性/Reanimate]]などを[[生+死/Life+Death]]で代用する古典的なリアニメイトデッキも使用されている。
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==エクステンデッド(インベイジョン期)==
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[[テンペスト・ブロック]]と[[ウルザ・ブロック]]の退場によって[[再活性/Reanimate]]や[[死体発掘/Exhume]]などの主力リアニメイト手段を失ったため、古典的なリアニメイトデッキは急激に衰退することになる。[[生+死/Life+Death]]を用いるタイプも一部では使用されたが、主流となるほどの勢いはなかった。
  
 
{{#card:Life+Death}}
 
{{#card:Life+Death}}
  
==エクステンデッド(オデッセイ後)==
 
リアニメイトは[[オデッセイ]]参入以降、[[エクステンデッド]]でも強力な[[アーキタイプ]]として君臨することとなった。
 
  
まずは、[[納墓/Entomb]][[再活性/Reanimate]]の黄金パターンを有する'''[[ベンツォ]]'''[[環境]]を席巻。
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しかし、[[ラヴニカ:ギルドの都]]の新メカニズム・[[発掘]]と、自力でリアニメイトできる[[イチョリッド/Ichorid]]を組み合わせた'''[[フリゴリッド#エクステンデッド|フリゴリッド]]'''が登場、[[メタゲーム|メタ]]の中心を担うことになる。
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[[未来予知]]以降、フリゴリッドは'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''システムを獲得し、さらなる発展を遂げる。
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==エクステンデッド(テンペスト期)==
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[[環境]]初期より、[[納墓/Entomb]]を活用した古典的なリアニメイトデッキが活躍した(→[[#サンプルレシピ(納墓禁止前)|*1]])。
  
 
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{{#card:Entomb}}
 
{{#card:Reanimate}}
 
{{#card:Reanimate}}
  
初期には[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]][[Krovikan Horror]]を合わせた[[ゾンビ]]・[[トークン]]量産エンジンが搭載され、'''[[ワイルドゾンビ]]'''や'''[[ゾンビプリズン]]'''へと派生していった。
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同時期には、[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]]を利用した'''[[アングリーハーミット2]]'''[[オース#エクステンデッド|オースデッキ]]にリアニメイト要素を組み込んだ'''[[リアニメイトオース]]'''などが存在した。
  
また[[縫合グール/Sutured Ghoul]]登場後は、[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]]をパートナーに据えた'''[[アングリーハーミット2]]'''が驚異的な瞬殺力を見せつけた。
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納墓が[[禁止カード]]に指定されて以降は、[[入念な研究/Careful Study]][[実物提示教育/Show and Tell]]のために[[青]]を足した高速型(→[[#サンプルレシピ(納墓禁止後)|*2]])に発展。また隠遁ドルイドが禁止されたことで消滅したアングリーハーミット2は、'''[[アングリーグール]]'''や'''[[セファリッド・ブレックファースト]]'''('''[[セファリッド・ライフ]]''')へと形を変える。
  
{{#card:Hermit Druid}}
 
  
[[納墓/Entomb]]や[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]]が[[禁止カード]]になった後は、[[入念な研究/Careful Study]]や[[実物提示教育/Show and Tell]]のために[[青]]を足した高速型(→[[#後期型|*1]])、また[[縫合グール/Sutured Ghoul]]型は[[生き埋め/Buried Alive]]と[[クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper]]をパートナーに据えた[[アングリーグール]]などが登場した。
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[[ミラディン]]参入後は、[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]を利用した[[アーティファクト]]型リアニメイトが登場した(→'''[[ティンカースタックス]]'''、'''[[ウェルダー・リアニメイト]]''')。
 
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また、[[ミラディン]]で超[[重い|重量]]級の[[アーティファクト]]が数多く登場したため、それらを[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]でリアニメイトする[[デッキ]]もあらわれた(→'''[[ティンカースタックス]]'''、'''[[ウェルダー・リアニメイト]]''')。
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{{#card:Goblin Welder}}
 
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===後期型===
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その他にも、[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]を利用した[[部族 (俗称)|部族]]型リアニメイト、'''[[ゴブリン召集]]'''も存在した。
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===サンプルレシピ(納墓禁止後)===
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーコロンバス04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参考])
 
**[[プロツアーコロンバス04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参考])
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*[[納墓/Entomb]][[禁止カード|禁止]]後の後期型。
 
*[[納墓/Entomb]][[禁止カード|禁止]]後の後期型。
  
===中期型===
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===サンプルレシピ(納墓禁止前)===
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーヒューストン02]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/welcomeja 参考])
 
**[[プロツアーヒューストン02]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/welcomeja 参考])
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*チーム[[Your Move Games]]の製作したバージョン。
 
*チーム[[Your Move Games]]の製作したバージョン。
*前の環境の[[ベンツォ]]と異なり、黒[[単色デッキ|単色]]の純粋な速攻デッキに仕上がっている。
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*[[#エクステンデッド(アイスエイジ期)|前の環境]]の[[ベンツォ]]と異なり、[[黒単色デッキ|黒単色]]の純粋な速攻デッキに仕上がっている。
  
==エクステンデッド(デュアルランド期)==
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==エクステンデッド(アイスエイジ期)==
[[デュアルランド]]時代の[[エクステンデッド]]にもいくつかのデッキが存在した。
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[[メルカディアン・マスクス]][[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]を獲得したことで、リアニメイト型[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の'''[[ナイトメア・サバイバル]]'''が躍進を果たす。
  
ひとつは、[[適者生存/Survival of the Fittest]]と[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]の[[シナジー]]で[[187クリーチャー]]を使いまわす'''[[ナイトメア・サバイバル]]'''。
 
 
{{#card:Survival of the Fittest}}
 
 
{{#card:Recurring Nightmare}}
 
{{#card:Recurring Nightmare}}
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動きは[[テンペスト・ブロック]]期のものと変わらないが、[[メルカディアン・マスクス]]で相性抜群の[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]を獲得、さらに凶悪化している。
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また、[[ネメシス]]以降には[[補充]][[コンボデッキ]]'''[[パンデバースト]]'''が活躍した。
 
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もうひとつは[[はじける子嚢/Saproling Burst]]と[[伏魔殿/Pandemonium]]の2枚を[[補充/Replenish]]で揃える[[補充]]デッキの一種、'''[[パンデバースト]]'''
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{{#card:Replenish}}
 
{{#card:Replenish}}
  
しかし、これらはいずれも[[キーカード]]([[適者生存/Survival of the Fittest]]と[[補充/Replenish]])が[[禁止カード]]に指定されてしまい、エクステンデッドからの退場を余儀なくされた。
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しかし、2001年4月1日より[[適者生存/Survival of the Fittest]]と[[補充/Replenish]][[禁止カード]]に指定されたことで、上記二つのデッキは姿を消した。
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その後、[[アポカリプス]]参入後に[[リビングデス]]の流れを汲むコントロールデッキである'''[[マルカ・デス]]'''が登場する。
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さらに[[オデッセイ]]が参入して[[納墓/Entomb]]を獲得して以降は、より積極的にリアニメイトを組み込んだ'''[[ベンツォ]]'''、およびその派生の'''[[ワイルドゾンビ]]'''や'''[[ゾンビプリズン]]'''が登場した。
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==エクステンデッド(黎明期)==
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[[テンペスト・ブロック]]で、[[再活性/Reanimate]]や[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]などを獲得して以降に姿を出し始める。
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[[ナイトメア・サバイバル]]もこの頃から存在しており、繰り返す悪夢を利用した[[コンボデッキ]]として'''[[フリー・ホエリイ]]'''も登場している。
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いわゆるリアニメイトデッキとは異なるが、サポートとして再活性を採用するようなデッキは存在した。[[パンデモノート]]はその代表例。
  
 
==モダン==
 
==モダン==

2013年6月17日 (月) 19:09時点における版

リアニメイト(Reanimater / Reanimation)は、墓地からクリーチャー(まれに、他のパーマネント)を直接戦場に出すこと。または、そのような呪文能力デッキの総称。アニメイトリアニリアニメイターとも呼ばれる。語源は英語の「Re(再び)」「Animate(魂を吹き込む)」から。再活性/Reanimateというそのまんまなカードもある。


目次

概要

リアニメイトの魅力は、クリーチャーマナ・コストを完全に無視しながら比較的早い段階で戦場に出せることにある。普通「出れば強いけど重くて使えない」と見向きもされないクリーチャーを使えるというわけである。

古えの動く死体/Animate Deadしか無かった頃から存在するデッキタイプだが、実戦的なデッキへと仕上がっていったのは、ウェザーライトにて生き埋め/Buried Aliveが出てきてから。弱点の多いデッキだが、早いターンから大型クリーチャーで殴れる快感に取り憑かれた者は多い。

(色が合わないなどで)手札から唱えることが不可能なクリーチャーが使われることも多いので、バウンスに非常に弱い。逆に墓地に落ちてもリアニメイト手段が残っていれば何度でも戦場に出すことができるので、カウンター除去には若干耐性がある。

リアニメイト防止

一部の強力なカードは、リアニメイトによって容易に戦場に出すことを防ぐために、墓地にカードを残さないようにする能力を備えている場合がある。そのような能力を、俗にリアニメイト防止策(anti-reanimation clause)と呼ぶ。

リアニメイト防止策は、主に以下の2パターンがある。

誘発型能力によるリアニメイト防止
元いた領域を問わず墓地に置かれることで誘発し、その解決時に効果としてライブラリーに戻すパターン。真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truthなど、自身だけでなく墓地のカードすべてを戻すものもある。
このパターンの場合、もみ消し/Stifleなどで能力を打ち消したり、イクスリッドの看守/Yixlid Jailerで能力を失わせたりすることによって墓地に残せるほか、その能力がスタックに置かれている間は墓地にあるため、インスタント・タイミングのリアニメイト呪文・能力があればリアニメイトが可能である。
これを持つカード
セラのアバター/Serra Avatar清純/Purity狡知/Guile戦慄/Dread敵愾/Hostility活力/Vigor真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre世界棘のワーム/Worldspine Wurm
常在型能力によるリアニメイト防止
「墓地に置かれる」ことを「そのカードを公開し、ライブラリーに加えて切り直す」に置き換える置換効果を生成するパターン。
誘発型能力ではなく、また墓地に存在する期間が存在しないので、もみ消しなどで打ち消すことはできず、インスタント・タイミングでのリアニメイトも不可能である。墓地に置かれる前に能力を失わせることで墓地に残すことはできるが、エルドラージ覚醒現在、戦場・墓地以外の領域にあるカードの能力を失わせるカードは存在せず、墓地に置くには一度戦場を経由する必要があるため、リアニメイトに利用するのは非常に難しい。
  • イクスリッドの看守/Yixlid Jailerではこの能力を妨害することはできない。置換効果は、それが置換するべきイベントが起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ以前の領域にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
  • 虚空の力線/Leyline of the Voidなどの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこの能力を持つカードが戦場やスタックから墓地に置かれる場合、そのカードのコントローラーがライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に置かれる場合はオーナーが選ぶ。置換効果の項目を参照。
これを持つカード
レガシーの兵器/Legacy Weaponダークスティールの巨像/Darksteel Colossus大祖始/Progenitus荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

どの領域からもライブラリーに戻る性質から、リアニメイト防止策を持つカードはライブラリーアウト防止として用いられる場合もある(キメラ、対ライブラリー破壊など)。また、ライブラリーから直接出すタイプのデッキ(Pro Bantなど)にとってはメリットにもなり得る。

主なデッキ

このジャンルの主なデッキには以下のタイプが存在する。

詳細は各項目を参照のこと。

スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

ブロック構築

下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。

エクステンデッド(時のらせん期)

ローテーション後も、ミラディン期に引き続き、ナルコブリッジ死せる生が存在している。

エクステンデッド(ミラディン期)

この時期のリアニメイトデッキは、主に二つ存在する。

一つ目は、面晶体のカニ/Hedron Crabなどの墓地肥やし手段を獲得した新型のナルコブリッジ



二つ目は、死せる生/Living Endキーカードとするコンボデッキ死せる生



エクステンデッド(オンスロート期)

墓地活用手段を豊富に擁するオデッセイ・ブロックが退場したため、この時期はリアニメイト系のデッキが非常に少ない。リアニメイトシステムを組み込んだデッキの数少ない例としては、Bubble Hulkが挙げられる。



御霊の足跡/Footsteps of the Goryoから変幻の大男/Protean Hulk戦場に出すことでコンボパーツを揃える瞬殺コンボデッキである。詳細はBubble Hulkを参照。

エクステンデッド(インベイジョン期)

テンペスト・ブロックウルザ・ブロックの退場によって再活性/Reanimate死体発掘/Exhumeなどの主力リアニメイト手段を失ったため、古典的なリアニメイトデッキは急激に衰退することになる。生+死/Life+Deathを用いるタイプも一部では使用されたが、主流となるほどの勢いはなかった。



しかし、ラヴニカ:ギルドの都の新メカニズム・発掘と、自力でリアニメイトできるイチョリッド/Ichoridを組み合わせたフリゴリッドが登場、メタの中心を担うことになる。



未来予知以降、フリゴリッドはナルコブリッジシステムを獲得し、さらなる発展を遂げる。


エクステンデッド(テンペスト期)

環境初期より、納墓/Entombを活用した古典的なリアニメイトデッキが活躍した(→*1)。



同時期には、隠遁ドルイド/Hermit Druidを利用したアングリーハーミット2オースデッキにリアニメイト要素を組み込んだリアニメイトオースなどが存在した。

納墓が禁止カードに指定されて以降は、入念な研究/Careful Study実物提示教育/Show and Tellのためにを足した高速型(→*2)に発展。また隠遁ドルイドが禁止されたことで消滅したアングリーハーミット2は、アングリーグールセファリッド・ブレックファーストセファリッド・ライフ)へと形を変える。


ミラディン参入後は、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderを利用したアーティファクト型リアニメイトが登場した(→ティンカースタックスウェルダー・リアニメイト)。



その他にも、総帥の召集/Patriarch's Biddingを利用した部族型リアニメイト、ゴブリン召集も存在した。


サンプルレシピ(納墓禁止後)

リアニメイト [1]
土地 (16)
4 地底の大河/Underground River
4 汚染された三角州/Polluted Delta
6 沼/Swamp
2 島/Island
クリーチャー (11)
4 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
4 朽ちゆくインプ/Putrid Imp
3 刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing
呪文 (33)
4 吸血の教示者/Vampiric Tutor
4 入念な研究/Careful Study
4 死体発掘/Exhume
3 強迫/Duress
4 渦まく知識/Brainstorm
4 金属モックス/Chrome Mox
4 再活性/Reanimate
1 実物提示教育/Show and Tell
1 不快な夢/Sickening Dreams
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
サイドボード (15)
4 燻し/Smother
3 ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator
2 金粉のドレイク/Gilded Drake
2 実物提示教育/Show and Tell
1 残響する真実/Echoing Truth
1 頭蓋の摘出/Cranial Extraction
1 魔力流出/Energy Flux
1 エネルギー・フィールド/Energy Field


サンプルレシピ(納墓禁止前)

リアニメイト [2]
土地 (23)
19 沼/Swamp
4 裏切り者の都/City of Traitors
クリーチャー (9)
2 顔なしの解体者/Faceless Butcher
1 新緑の魔力/Verdant Force
1 土喰い巨獣/Petradon
1 共生のワーム/Symbiotic Wurm
1 戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful
1 幻影のニショーバ/Phantom Nishoba
1 要塞の監督官/Stronghold Taskmaster
1 冥界のスピリット/Nether Spirit
呪文 (28)
4 納墓/Entomb
4 吸血の教示者/Vampiric Tutor
4 死体発掘/Exhume
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
4 最後の儀式/Last Rites
4 強迫/Duress
4 再活性/Reanimate
サイドボード (15)
4 悪魔の布告/Diabolic Edict
1 木裂獣/Woodripper
2 次元の狭間/Planar Void
1 アーボーグのシャンブラー/Urborg Shambler
2 仕組まれた疫病/Engineered Plague
3 ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator
2 顔なしの解体者/Faceless Butcher


エクステンデッド(アイスエイジ期)

メルカディアン・マスクスゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobを獲得したことで、リアニメイト型コントロールデッキナイトメア・サバイバルが躍進を果たす。



また、ネメシス以降には補充コンボデッキパンデバーストが活躍した。


しかし、2001年4月1日より適者生存/Survival of the Fittest補充/Replenish禁止カードに指定されたことで、上記二つのデッキは姿を消した。


その後、アポカリプス参入後にリビングデスの流れを汲むコントロールデッキであるマルカ・デスが登場する。



さらにオデッセイが参入して納墓/Entombを獲得して以降は、より積極的にリアニメイトを組み込んだベンツォ、およびその派生のワイルドゾンビゾンビプリズンが登場した。


エクステンデッド(黎明期)

テンペスト・ブロックで、再活性/Reanimate繰り返す悪夢/Recurring Nightmareなどを獲得して以降に姿を出し始める。



ナイトメア・サバイバルもこの頃から存在しており、繰り返す悪夢を利用したコンボデッキとしてフリー・ホエリイも登場している。


いわゆるリアニメイトデッキとは異なるが、サポートとして再活性を採用するようなデッキは存在した。パンデモノートはその代表例。

モダン

当初は、エクステンデッドに続いて死せる生/Living Endサイクリングを軸にした死せる生が代表。


各種コンボパーツ野生のナカティル/Wild Nacatl禁止指定により環境が低速化してからは、堀葬の儀式/Unburial Ritesによるリアニメイト戦略も姿を見せるようになった。



主なフィニッシャーエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobiteなど。けちな贈り物/Gifts Ungivenで堀葬の儀式とフィニッシャーの2枚だけを選ぶことにより、確実に両方を墓地に落とすことができる。青白トロンなどのけちコントロールにおいて勝ち手段を務めるだけでなく、手軽な瞬殺ギミックであることから、白青を含むデッキアグレッシブ・サイドボーディングとして採用されることもしばしば。

またグリセルブランド/Griselbrandの登場後は、フィニッシャーの居座りではなく高速召喚を目的とした御霊の復讐/Goryo's Vengeance型のデッキも現れた。追加の踏み倒し手段として裂け目の突破/Through the Breachが併用されることが多い。

レガシー

発掘を使用したフリゴリッドが長期に渡って活躍を続けている。



また、2009年10月に納墓/Entomb禁止解除されたため、オーソドックスなファッティ高速召喚型も活躍するようになった。



基本的な動きは旧エクステンデッドのものとほぼ同じ。納墓や入念な研究/Careful Studyフィニッシャー墓地に落とし、再活性/Reanimate死体発掘/Exhume動く死体/Animate Deadでリアニメイトする。

初期は神秘の教示者/Mystical Tutorにより高い安定性と柔軟性を得ていたが、これが禁止されたことで一時勢いを落としていた。その後大量ドロー能力を持つ核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augurが登場、リアニメイトの二の矢とピッチカウンターを常に構え続ける戦略によって復権を果たす。さらにより速効性の高いグリセルブランド/Griselbrandが登場し、この戦略を継承する形で再びメタゲームの上位に食い込むようになっている。

その他のフィニッシャー候補は様々で、除去コンボを封じるエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria展開済みの盤面を止める鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite魅力的な執政官/Blazing Archon、万能パーマネント対策となる絶望の天使/Angel of Despair潮吹きの暴君/Tidespout Tyrantなどから数枚を採用し、状況に応じてシルバーバレットする。

初期型

Reanimater [3]
土地 (16)
2 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 島/Island
4 汚染された三角州/Polluted Delta
2 沼/Swamp
4 Underground Sea
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (7)
1 魅力的な執政官/Blazing Archon
1 浄火の大天使/Empyrial Archangel
2 墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
2 エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
1 鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind
呪文 (37)
4 渦まく知識/Brainstorm
4 入念な研究/Careful Study
1 暗黒の儀式/Dark Ritual
4 目くらまし/Daze
1 残響する真実/Echoing Truth
4 納墓/Entomb
4 死体発掘/Exhume
4 意志の力/Force of Will
4 神秘の教示者/Mystical Tutor
4 再活性/Reanimate
1 実物提示教育/Show and Tell
2 思考囲い/Thoughtseize
サイドボード (15)
1 動く死体/Animate Dead
1 蒸気の連鎖/Chain of Vapor
1 残響する真実/Echoing Truth
1 ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall
1 エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
1 誤った指図/Misdirection
2 非業の死/Perish
1 実物提示教育/Show and Tell
3 呪文貫き/Spell Pierce
1 鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind
1 拭い捨て/Wipe Away
1 森滅ぼしの最長老/Woodfall Primus


  • 神秘の教示者禁止前のタイプ。

アヴァシンの帰還後

Reanimator [4]
土地 (18)
2 島/Island
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 汚染された三角州/Polluted Delta
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
2 沼/Swamp
4 Underground Sea
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (7)
1 絶望の天使/Angel of Despair
1 魅力的な執政官/Blazing Archon
4 グリセルブランド/Griselbrand
1 エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
呪文 (35)
4 動く死体/Animate Dead
4 渦まく知識/Brainstorm
4 入念な研究/Careful Study
4 目くらまし/Daze
4 納墓/Entomb
1 死体発掘/Exhume
4 意志の力/Force of Will
3 思案/Ponder
4 再活性/Reanimate
3 思考囲い/Thoughtseize
サイドボード (15)
2 古えの墳墓/Ancient Tomb
2 棺の追放/Coffin Purge
1 呪われたトーテム像/Cursed Totem
2 残響する真実/Echoing Truth
1 金粉のドレイク/Gilded Drake
4 実物提示教育/Show and Tell
3 水没/Submerge


ヴィンテージ

ヴィンテージにおいても、リアニメイトは有力なデッキの一角である。ドローディスカードを両立させるBazaar of Baghdadの存在が大きい。

1つは、世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonナイトメア能力を逆手に取った無限コンボデッキ、ワールドゴージャー


もう1つは、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで強力なコントロール力を持つアーティファクトを使い回すコントロールデッキスタックスである。


これ以外にも様々なデッキが存在しており、ヴィンテージでは墓地対策は必須とされる。

参考

MOBILE