リアニメイト
提供:MTG Wiki
(スタンダードとブロック構築を分割。ノートに補足) |
(分割を見据えてエクステンデッドを追記。ノート参照) |
||
69行: | 69行: | ||
*[[リアニメイト/ブロック構築/テンペスト|テンペスト・ブロック構築]] | *[[リアニメイト/ブロック構築/テンペスト|テンペスト・ブロック構築]] | ||
− | == | + | ==エクステンデッド(時のらせん期)== |
− | + | [[ローテーション]]後も、[[#エクステンデッド(ミラディン期)|ミラディン期]]に引き続き、'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''と'''[[死せる生]]'''が存在している。 | |
− | + | ==エクステンデッド(ミラディン期)== | |
+ | この時期のリアニメイト[[デッキ]]は、主に二つ存在する。 | ||
− | {{#card: | + | 一つ目は、[[面晶体のカニ/Hedron Crab]]などの[[墓地]][[肥やす|肥やし]]手段を獲得した新型の'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''。 |
− | {{#card: | + | |
+ | {{#card:Bridge from Below}} | ||
+ | {{#card:Dread Return}} | ||
+ | {{#card:Hedron Crab}} | ||
+ | |||
+ | 二つ目は、[[死せる生/Living End]]を[[キーカード]]とする[[コンボデッキ]]、'''[[死せる生]]'''。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Living End}} | ||
+ | {{#card:Demonic Dread}} | ||
+ | |||
+ | ==エクステンデッド(オンスロート期)== | ||
+ | [[墓地]]活用手段を豊富に擁する[[オデッセイ・ブロック]]が退場したため、この時期はリアニメイト系の[[デッキ]]が非常に少ない。リアニメイトシステムを組み込んだデッキの数少ない例としては、'''[[Bubble Hulk]]'''が挙げられる。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Footsteps of the Goryo}} | ||
+ | {{#card:Protean Hulk}} | ||
+ | |||
+ | [[御霊の足跡/Footsteps of the Goryo]]から[[変幻の大男/Protean Hulk]]を[[戦場に出す]]ことで[[コンボパーツ]]を揃える瞬殺[[コンボデッキ]]である。詳細は[[Bubble Hulk]]を参照。 | ||
− | + | ==エクステンデッド(インベイジョン期)== | |
+ | [[テンペスト・ブロック]]と[[ウルザ・ブロック]]の退場によって[[再活性/Reanimate]]や[[死体発掘/Exhume]]などの主力リアニメイト手段を失ったため、古典的なリアニメイトデッキは急激に衰退することになる。[[生+死/Life+Death]]を用いるタイプも一部では使用されたが、主流となるほどの勢いはなかった。 | ||
{{#card:Life+Death}} | {{#card:Life+Death}} | ||
− | |||
− | |||
− | + | しかし、[[ラヴニカ:ギルドの都]]の新メカニズム・[[発掘]]と、自力でリアニメイトできる[[イチョリッド/Ichorid]]を組み合わせた'''[[フリゴリッド#エクステンデッド|フリゴリッド]]'''が登場、[[メタゲーム|メタ]]の中心を担うことになる。 | |
+ | |||
+ | {{#card:Ichorid}} | ||
+ | {{#card:Golgari Grave-Troll}} | ||
+ | |||
+ | [[未来予知]]以降、フリゴリッドは'''[[ナルコブリッジ#エクステンデッド|ナルコブリッジ]]'''システムを獲得し、さらなる発展を遂げる。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Bridge from Below}} | ||
+ | |||
+ | ==エクステンデッド(テンペスト期)== | ||
+ | [[環境]]初期より、[[納墓/Entomb]]を活用した古典的なリアニメイトデッキが活躍した(→[[#サンプルレシピ(納墓禁止前)|*1]])。 | ||
{{#card:Entomb}} | {{#card:Entomb}} | ||
{{#card:Reanimate}} | {{#card:Reanimate}} | ||
− | + | 同時期には、[[隠遁ドルイド/Hermit Druid]]を利用した'''[[アングリーハーミット2]]'''、[[オース#エクステンデッド|オースデッキ]]にリアニメイト要素を組み込んだ'''[[リアニメイトオース]]'''などが存在した。 | |
− | + | 納墓が[[禁止カード]]に指定されて以降は、[[入念な研究/Careful Study]]や[[実物提示教育/Show and Tell]]のために[[青]]を足した高速型(→[[#サンプルレシピ(納墓禁止後)|*2]])に発展。また隠遁ドルイドが禁止されたことで消滅したアングリーハーミット2は、'''[[アングリーグール]]'''や'''[[セファリッド・ブレックファースト]]'''('''[[セファリッド・ライフ]]''')へと形を変える。 | |
− | |||
− | + | [[ミラディン]]参入後は、[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]を利用した[[アーティファクト]]型リアニメイトが登場した(→'''[[ティンカースタックス]]'''、'''[[ウェルダー・リアニメイト]]''')。 | |
− | + | ||
− | + | ||
{{#card:Goblin Welder}} | {{#card:Goblin Welder}} | ||
− | === | + | |
+ | その他にも、[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]を利用した[[部族 (俗称)|部族]]型リアニメイト、'''[[ゴブリン召集]]'''も存在した。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Patriarch's Bidding}} | ||
+ | |||
+ | ===サンプルレシピ(納墓禁止後)=== | ||
*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーコロンバス04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参考]) | **[[プロツアーコロンバス04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcol05ja/welcome 参考]) | ||
112行: | 140行: | ||
*[[納墓/Entomb]][[禁止カード|禁止]]後の後期型。 | *[[納墓/Entomb]][[禁止カード|禁止]]後の後期型。 | ||
− | === | + | ===サンプルレシピ(納墓禁止前)=== |
*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーヒューストン02]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/welcomeja 参考]) | **[[プロツアーヒューストン02]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/welcomeja 参考]) | ||
122行: | 150行: | ||
*チーム[[Your Move Games]]の製作したバージョン。 | *チーム[[Your Move Games]]の製作したバージョン。 | ||
− | * | + | *[[#エクステンデッド(アイスエイジ期)|前の環境]]の[[ベンツォ]]と異なり、[[黒単色デッキ|黒単色]]の純粋な速攻デッキに仕上がっている。 |
− | == | + | ==エクステンデッド(アイスエイジ期)== |
− | [[ | + | [[メルカディアン・マスクス]]で[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]を獲得したことで、リアニメイト型[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の'''[[ナイトメア・サバイバル]]'''が躍進を果たす。 |
− | |||
− | |||
− | |||
{{#card:Recurring Nightmare}} | {{#card:Recurring Nightmare}} | ||
+ | {{#card:Survival of the Fittest}} | ||
− | + | また、[[ネメシス]]以降には[[補充]]型[[コンボデッキ]]の'''[[パンデバースト]]'''が活躍した。 | |
− | + | ||
− | + | ||
{{#card:Replenish}} | {{#card:Replenish}} | ||
− | + | しかし、2001年4月1日より[[適者生存/Survival of the Fittest]]と[[補充/Replenish]]が[[禁止カード]]に指定されたことで、上記二つのデッキは姿を消した。 | |
+ | |||
+ | |||
+ | その後、[[アポカリプス]]参入後に[[リビングデス]]の流れを汲むコントロールデッキである'''[[マルカ・デス]]'''が登場する。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Living Death}} | ||
+ | {{#card:Pernicious Deed}} | ||
+ | |||
+ | さらに[[オデッセイ]]が参入して[[納墓/Entomb]]を獲得して以降は、より積極的にリアニメイトを組み込んだ'''[[ベンツォ]]'''、およびその派生の'''[[ワイルドゾンビ]]'''や'''[[ゾンビプリズン]]'''が登場した。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Entomb}} | ||
+ | |||
+ | ==エクステンデッド(黎明期)== | ||
+ | [[テンペスト・ブロック]]で、[[再活性/Reanimate]]や[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]などを獲得して以降に姿を出し始める。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Reanimate}} | ||
+ | {{#card:Recurring Nightmare}} | ||
+ | |||
+ | [[ナイトメア・サバイバル]]もこの頃から存在しており、繰り返す悪夢を利用した[[コンボデッキ]]として'''[[フリー・ホエリイ]]'''も登場している。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | いわゆるリアニメイトデッキとは異なるが、サポートとして再活性を採用するようなデッキは存在した。[[パンデモノート]]はその代表例。 | ||
==モダン== | ==モダン== |
2013年6月17日 (月) 19:09時点における版
リアニメイト(Reanimater / Reanimation)は、墓地からクリーチャー(まれに、他のパーマネント)を直接戦場に出すこと。または、そのような呪文や能力、デッキの総称。アニメイト、リアニ、リアニメイターとも呼ばれる。語源は英語の「Re(再び)」「Animate(魂を吹き込む)」から。再活性/Reanimateというそのまんまなカードもある。
- なお、この直接戦場に出すことを釣る、戦場に出す効果の発生源を釣り竿という。
- 修繕/Tinkerなどでライブラリーから、エルフの笛吹き/Elvish Piperなどで手札から戦場に出す場合には用いない。
目次 |
概要
リアニメイトの魅力は、クリーチャーのマナ・コストと色を完全に無視しながら比較的早い段階で戦場に出せることにある。普通「出れば強いけど重くて使えない」と見向きもされないクリーチャーを使えるというわけである。
古えの動く死体/Animate Deadしか無かった頃から存在するデッキタイプだが、実戦的なデッキへと仕上がっていったのは、ウェザーライトにて生き埋め/Buried Aliveが出てきてから。弱点の多いデッキだが、早いターンから大型クリーチャーで殴れる快感に取り憑かれた者は多い。
(色が合わないなどで)手札から唱えることが不可能なクリーチャーが使われることも多いので、バウンスに非常に弱い。逆に墓地に落ちてもリアニメイト手段が残っていれば何度でも戦場に出すことができるので、カウンターや除去には若干耐性がある。
リアニメイト防止
一部の強力なカードは、リアニメイトによって容易に戦場に出すことを防ぐために、墓地にカードを残さないようにする能力を備えている場合がある。そのような能力を、俗にリアニメイト防止策(anti-reanimation clause)と呼ぶ。
リアニメイト防止策は、主に以下の2パターンがある。
- 誘発型能力によるリアニメイト防止
- 元いた領域を問わず墓地に置かれることで誘発し、その解決時に効果としてライブラリーに戻すパターン。真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truthなど、自身だけでなく墓地のカードすべてを戻すものもある。
- このパターンの場合、もみ消し/Stifleなどで能力を打ち消したり、イクスリッドの看守/Yixlid Jailerで能力を失わせたりすることによって墓地に残せるほか、その能力がスタックに置かれている間は墓地にあるため、インスタント・タイミングのリアニメイト呪文・能力があればリアニメイトが可能である。
- 常在型能力によるリアニメイト防止
- 「墓地に置かれる」ことを「そのカードを公開し、ライブラリーに加えて切り直す」に置き換える置換効果を生成するパターン。
- 誘発型能力ではなく、また墓地に存在する期間が存在しないので、もみ消しなどで打ち消すことはできず、インスタント・タイミングでのリアニメイトも不可能である。墓地に置かれる前に能力を失わせることで墓地に残すことはできるが、エルドラージ覚醒現在、戦場・墓地以外の領域にあるカードの能力を失わせるカードは存在せず、墓地に置くには一度戦場を経由する必要があるため、リアニメイトに利用するのは非常に難しい。
- イクスリッドの看守/Yixlid Jailerではこの能力を妨害することはできない。置換効果は、それが置換するべきイベントが起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ以前の領域にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
- 虚空の力線/Leyline of the Voidなどの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこの能力を持つカードが戦場やスタックから墓地に置かれる場合、そのカードのコントローラーがライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に置かれる場合はオーナーが選ぶ。置換効果の項目を参照。
- これを持つカード
- レガシーの兵器/Legacy Weapon、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus、大祖始/Progenitus、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus
- セラのアバター/Serra Avatarも一時期はこちらの能力を持っていた。
どの領域からもライブラリーに戻る性質から、リアニメイト防止策を持つカードはライブラリーアウト防止として用いられる場合もある(キメラ、対ライブラリー破壊など)。また、ライブラリーから直接出すタイプのデッキ(Pro Bantなど)にとってはメリットにもなり得る。
主なデッキ
このジャンルの主なデッキには以下のタイプが存在する。
- 通常のファッティを呼ぶタイプ : ゴジラ、ニコル・シュート、ベンツォなど
- 大量のクリーチャーを一気に呼び出すタイプ : 波動機リアニメイト、ゴブリン召集など
- コントロールデッキ : Animate Mix、ナチュラルデス、ナイトメア・サバイバル、太陽拳など
- 瞬殺コンボタイプ : アングリーハーミット2、セファリッド・ブレックファースト、ワールドゴージャーなど
- クリーチャーではなく、エンチャントやアーティファクトをリアニメイトするタイプ : 補充、スタックス
- ビートダウン : ベリード・アライブ、フリゴリッド
詳細は各項目を参照のこと。
スタンダード
下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。
- リアニメイト/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
- ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
- アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
- 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
- ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
- 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
- オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
- オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
- ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期
- テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期
- ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期
- アイスエイジ・ブロック+ミラージュ・ブロック期
- 黎明期
ブロック構築
下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。
エクステンデッド(時のらせん期)
ローテーション後も、ミラディン期に引き続き、ナルコブリッジと死せる生が存在している。
エクステンデッド(ミラディン期)
この時期のリアニメイトデッキは、主に二つ存在する。
一つ目は、面晶体のカニ/Hedron Crabなどの墓地肥やし手段を獲得した新型のナルコブリッジ。
二つ目は、死せる生/Living Endをキーカードとするコンボデッキ、死せる生。
エクステンデッド(オンスロート期)
墓地活用手段を豊富に擁するオデッセイ・ブロックが退場したため、この時期はリアニメイト系のデッキが非常に少ない。リアニメイトシステムを組み込んだデッキの数少ない例としては、Bubble Hulkが挙げられる。
御霊の足跡/Footsteps of the Goryoから変幻の大男/Protean Hulkを戦場に出すことでコンボパーツを揃える瞬殺コンボデッキである。詳細はBubble Hulkを参照。
エクステンデッド(インベイジョン期)
テンペスト・ブロックとウルザ・ブロックの退場によって再活性/Reanimateや死体発掘/Exhumeなどの主力リアニメイト手段を失ったため、古典的なリアニメイトデッキは急激に衰退することになる。生+死/Life+Deathを用いるタイプも一部では使用されたが、主流となるほどの勢いはなかった。
しかし、ラヴニカ:ギルドの都の新メカニズム・発掘と、自力でリアニメイトできるイチョリッド/Ichoridを組み合わせたフリゴリッドが登場、メタの中心を担うことになる。
未来予知以降、フリゴリッドはナルコブリッジシステムを獲得し、さらなる発展を遂げる。
エクステンデッド(テンペスト期)
環境初期より、納墓/Entombを活用した古典的なリアニメイトデッキが活躍した(→*1)。
同時期には、隠遁ドルイド/Hermit Druidを利用したアングリーハーミット2、オースデッキにリアニメイト要素を組み込んだリアニメイトオースなどが存在した。
納墓が禁止カードに指定されて以降は、入念な研究/Careful Studyや実物提示教育/Show and Tellのために青を足した高速型(→*2)に発展。また隠遁ドルイドが禁止されたことで消滅したアングリーハーミット2は、アングリーグールやセファリッド・ブレックファースト(セファリッド・ライフ)へと形を変える。
ミラディン参入後は、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderを利用したアーティファクト型リアニメイトが登場した(→ティンカースタックス、ウェルダー・リアニメイト)。
その他にも、総帥の召集/Patriarch's Biddingを利用した部族型リアニメイト、ゴブリン召集も存在した。
サンプルレシピ(納墓禁止後)
- 備考
- プロツアーコロンバス04 ベスト4 (参考)
- 使用者:Gadiel Szleifer
- フォーマット
リアニメイト [1] | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
サンプルレシピ(納墓禁止前)
- 備考
- プロツアーヒューストン02 準優勝 (参考)
- 使用者:Rob Dougherty
- フォーマット
リアニメイト [2] | |
---|---|
- チームYour Move Gamesの製作したバージョン。
- 前の環境のベンツォと異なり、黒単色の純粋な速攻デッキに仕上がっている。
エクステンデッド(アイスエイジ期)
メルカディアン・マスクスでゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobを獲得したことで、リアニメイト型コントロールデッキのナイトメア・サバイバルが躍進を果たす。
また、ネメシス以降には補充型コンボデッキのパンデバーストが活躍した。
しかし、2001年4月1日より適者生存/Survival of the Fittestと補充/Replenishが禁止カードに指定されたことで、上記二つのデッキは姿を消した。
その後、アポカリプス参入後にリビングデスの流れを汲むコントロールデッキであるマルカ・デスが登場する。
さらにオデッセイが参入して納墓/Entombを獲得して以降は、より積極的にリアニメイトを組み込んだベンツォ、およびその派生のワイルドゾンビやゾンビプリズンが登場した。
エクステンデッド(黎明期)
テンペスト・ブロックで、再活性/Reanimateや繰り返す悪夢/Recurring Nightmareなどを獲得して以降に姿を出し始める。
ナイトメア・サバイバルもこの頃から存在しており、繰り返す悪夢を利用したコンボデッキとしてフリー・ホエリイも登場している。
いわゆるリアニメイトデッキとは異なるが、サポートとして再活性を採用するようなデッキは存在した。パンデモノートはその代表例。
モダン
当初は、エクステンデッドに続いて死せる生/Living Endとサイクリングを軸にした死せる生が代表。
各種コンボパーツや野生のナカティル/Wild Nacatlの禁止指定により環境が低速化してからは、堀葬の儀式/Unburial Ritesによるリアニメイト戦略も姿を見せるようになった。
主なフィニッシャーはエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria、大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobiteなど。けちな贈り物/Gifts Ungivenで堀葬の儀式とフィニッシャーの2枚だけを選ぶことにより、確実に両方を墓地に落とすことができる。青白トロンなどのけちコントロールにおいて勝ち手段を務めるだけでなく、手軽な瞬殺ギミックであることから、白青を含むデッキのアグレッシブ・サイドボーディングとして採用されることもしばしば。
またグリセルブランド/Griselbrandの登場後は、フィニッシャーの居座りではなく高速召喚を目的とした御霊の復讐/Goryo's Vengeance型のデッキも現れた。追加の踏み倒し手段として裂け目の突破/Through the Breachが併用されることが多い。
- 戦慄の復活/Dread Returnはフォーマット制定当初からの禁止カード。
レガシー
また、2009年10月に納墓/Entombが禁止解除されたため、オーソドックスなファッティ高速召喚型も活躍するようになった。
基本的な動きは旧エクステンデッドのものとほぼ同じ。納墓や入念な研究/Careful Studyでフィニッシャーを墓地に落とし、再活性/Reanimateや死体発掘/Exhume、動く死体/Animate Deadでリアニメイトする。
初期は神秘の教示者/Mystical Tutorにより高い安定性と柔軟性を得ていたが、これが禁止されたことで一時勢いを落としていた。その後大量ドロー能力を持つ核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augurが登場、リアニメイトの二の矢とピッチカウンターを常に構え続ける戦略によって復権を果たす。さらにより速効性の高いグリセルブランド/Griselbrandが登場し、この戦略を継承する形で再びメタゲームの上位に食い込むようになっている。
その他のフィニッシャー候補は様々で、除去やコンボを封じるエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria、展開済みの盤面を止める鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Windや大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobiteや魅力的な執政官/Blazing Archon、万能パーマネント対策となる絶望の天使/Angel of Despairや潮吹きの暴君/Tidespout Tyrantなどから数枚を採用し、状況に応じてシルバーバレットする。
初期型
- 備考
- グランプリマドリード10 優勝 (参考)
- 使用者:Andreas Muller
- フォーマット
- 神秘の教示者禁止前のタイプ。
アヴァシンの帰還後
- 備考
- グランプリアトランタ12 9位、12勝3敗 (参考)
- 使用者:Jeremy Blair
- フォーマット
Reanimator [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- グリセルブランド登場後のタイプ。
- 墓地対策をかわすため、サイドボード後はShow and Tellに変形できるようになっている。
ヴィンテージ
ヴィンテージにおいても、リアニメイトは有力なデッキの一角である。ドローとディスカードを両立させるBazaar of Baghdadの存在が大きい。
1つは、世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonのナイトメア能力を逆手に取った無限コンボデッキ、ワールドゴージャー。
もう1つは、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで強力なコントロール力を持つアーティファクトを使い回すコントロールデッキ、スタックスである。
これ以外にも様々なデッキが存在しており、ヴィンテージでは墓地対策は必須とされる。