殺害/Murder

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Murder / 殺害 (1)(黒)(黒)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。


シンプルな単体除去。入れ替わりで基本セット落ちした破滅の刃/Doom Bladeを初めとする多くの黒の除去と異なり、対象に何の条件もないが、その分3マナとやや重い

構築では3マナの単体除去は使用に耐えないほどではないが、やはりテンポロスが大きく、強いとは言いがたい。破滅の刃や喉首狙い/Go for the Throatなどといった2マナ除去と共存する環境ではメタゲームに合わせてそれらを使い分ける方が無難だが、あまりに混沌としたメタであれば、相手を選ばないこのカードにも出番があるかもしれない。特にコントロールデッキ向け。

リミテッドではほとんどのクリーチャーに対処できる最高級の除去。特にコモンで収録されているセットでは基本的にトップコモンと言っていい。ただしダブルシンボルであるため、ある程度黒が濃いデッキでないと扱いにくい点に注意。特に多色推奨環境のニューカペナの街角では色の配分に少し気を配る必要が出てくる。カルロフ邸殺人事件では変装護法に邪魔されて思い通りに使えない場面が多いため、ほかの環境に比べると低めの評価を受けている。とはいえ黒のコモンで一二を争うことは変わらない。

[編集] フレイバー・テキスト

初出の基本セット2013版では、効果のシンプルさを強調するためか、審判の日/Day of Judgment取り消し/Cancelのように、フレイバー・テキストは書かれていない(カード画像)。

異界月で新規イラスト再録され、フレイバー・テキストが与えられた。基本セット2019版も異界月版のイラスト及びフレイバー・テキストが採用された。

「楽しんでいるなら仕事とは言えない。」
(出典:異界月)

マスターズ25th基本セット2020では基本セット2013版のイラストで再録され、それぞれ新規フレイバー・テキストが与えられた。

「どれほど私が忙しくなっても、こういった個人的接触のための時間は作るわ。」

(出典:マスターズ25th)
「運命であれ意思であれ、治世には終わりが来る。」

(出典:基本セット2020)

ニューカペナの街角では注目のストーリーとして新規イラストで再録。オブ・ニクシリス/Ob Nixilisによるザンダー/Xander殺害のシーンが描かれている。

ニューカペナの制御を掌握するための一番の近道は、この次元に隠されていた魔力の流れを奪うことだ、とオブ・ニクシリスは判断した。ザンダー卿の貴顕廊一家は最初の犠牲者となった。
(出典:ニューカペナの街角)

セット名に「Murder」を含むカルロフ邸殺人事件でも当然、注目のストーリーとして新規イラストおよび「拡大鏡」ショーケースイラストで再録。一連の事件における最初の犠牲者、ゼガーナ/Zeganaが描かれている。

歓楽者たちがゼガーナの遺体の周りに集まると、彼らの笑い声や話し声は次第に静まった。すぐに三つのことが明らかになった。これが殺人であること、犯人は彼らの中の誰かであること、テイサのパーティは間違いなく終わったということ。
(出典:カルロフ邸殺人事件(通常版))
「死の様式、誇示された遺体、注意深く配置されたギルドの紋章……。誰かがメッセージを送ろうとしている。」

(出典:カルロフ邸殺人事件(「拡大鏡」ショーケース版))

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

追放除去は損ない/Unmakeを、プレインズウォーカーも除去できるものは戦慄掘り/Dreadboreを参照。太字上位互換

タイプ等の制限なしかつ追加コストなしでクリーチャー1体を破壊するインスタント呪文。
タイプ等の制限なしかつ追加コストなしでクリーチャー1体を破壊するソーサリー呪文。
他の色マナが加わったことでクリーチャー以外のパーマネント・タイプのパーマネントも破壊できる呪文。

[編集] 参考

  1. 『基本セット2019』のパッケージ、各種プロモなど(Card Preview 2018年6月11日)
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