氷の干渉器/Icy Manipulator

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(参考)
 
(20人の利用者による、間の32版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Icy Manipulator}}
 
{{#card:Icy Manipulator}}
  
[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]、特に[[除去]]の少ない[[パーミッション]]で重用される万能[[タッパー]]。[[リミテッド]]でも攻防一体の素晴らしい強さを発揮する。
+
汎用[[タッパー]][[アーティファクト]]。
  
[[起動コスト]]が軽いため、ほぼ毎[[ターン]]使えるのがポイント。[[エンチャント]]以外の[[パーマネント]]を一時的に封じることができ、[[プロテクション]]対策としても有効である。
+
[[起動コスト]]が[[軽い]]ため、ほぼ毎[[ターン]]使えるのがポイント。[[クリーチャー]][[攻撃]]を防ぐ、[[ブロッカー]]をどかす、相手の[[マナ基盤]]を攻める、([[第6版]]以前のルールでは)[[継続型アーティファクト]]を無効化するなど、状況に応じて使い分けができ[[腐る]]ことがほぼ無い。[[無色]]のアーティファクトなので[[色]]に対する[[プロテクション]]持ち対策としても有効である。[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]、特に[[除去]]の少ない[[パーミッション]]で重用される。
  
 
古くは、[[冬の宝珠/Winter Orb]]との[[シナジー]]が恐れられた(→[[プリズン]])。また[[地の毒/Psychic Venom]]や[[凄腕の暗殺者/Royal Assassin]]とのシナジーも有名。
 
古くは、[[冬の宝珠/Winter Orb]]との[[シナジー]]が恐れられた(→[[プリズン]])。また[[地の毒/Psychic Venom]]や[[凄腕の暗殺者/Royal Assassin]]とのシナジーも有名。
  
[[リミテッド]]では当然ながら強力な1枚。クリーチャー戦を巡る攻防に役立つし、場合によってはマナを押さえることが有効なケースもある。
+
[[リミテッド]]でも攻防一体の素晴らしい強さを発揮する。アーティファクトということでクリーチャーのタッパーより[[除去]]されにくい点もメリット。
アーティファクトということでクリーチャーのタッパーより除去されにくい点もメリット。
+
  
 
*通称'''アイシー'''。
 
*通称'''アイシー'''。
*[[アルファ]][[アイスエイジ]][[ミラディン]][[第9版]]と収録がとっても飛び飛びのカード。その後引き続き[[第10版]]にも収録されている。
+
*[[ミラディン]]での久々の復活の際に現在の日本語訳がついた。[[RPGマガジン]]内の連載記事において敵[[プレイヤー]]が使用した際は、現在と同じ日本語訳で呼ばれていた。ちなみに[[マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス]]では同じ「''氷の干渉器''」、[[ドリームキャスト版Magic:The Gathering]]では「''遠隔凍結装置''」と訳されていた。
*ミラディンでの久々の復活の際に日本語訳がついた。[[RPGマガジン]]内の連載記事において敵[[プレイヤー]]が使用し、その時に現在と同じ日本語訳で呼ばれていた。ちなみに[[マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス]]では同じ「氷の干渉器」、[[ドリームキャスト版Magic:The Gathering]]では「遠隔凍結装置」と訳されていた。
+
*黎明期のルール(第6版ルールになるまで)では、「タップ状態のブロック・クリーチャーでは戦闘ダメージを与えることができない」というルールがあったため攻撃時の[[コンバット・トリック]]としても使う事ができた。
*1994年1月25日より、[[ヴィンテージ]][[制限カード]]となっていたが、同年3月23日に制限解除され、2007年6月末日現在では問題なく使用できる。
+
 
 +
[[1994年]]1月25日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定されていたが、同年3月23日に制限解除された。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 +
後の[[ニクスへの旅]]で登場した[[タッサの激憤/Thassa's Ire]]はこれの[[エンチャント]]版に近い。そちらは[[有色]]で[[起動コスト]]も[[重い]]が、[[アンタップ]]も選べる上に連続起動ができる。クリーチャー版の方は[[おとりの達人/Master Decoy]]の項を参照。
 
===主な亜種===
 
===主な亜種===
 
*数種類のパーマネント
 
*数種類のパーマネント
**[[ギックスの指輪/Ring of Gix]]
+
**[[琥珀の牢/Amber Prison]] - 4[[マナ]]。[[起動]]4マナ。[[タップ状態]]を保持できる。([[ミラージュ]])
**[[琥珀の牢/Amber Prison]]
+
**[[ギックスの指輪/Ring of Gix]] - 3マナ、[[エコー]](3)。起動1マナ。([[ウルザズ・レガシー]])
**[[威圧の王笏/Scepter of Dominance]]
+
**[[威圧の王笏/Scepter of Dominance]] - [[白]]の[[有色アーティファクト]]。[[ダブルシンボル]]3マナ。[[パーマネント]]ならば種類を問わず[[対象]]にとれる。([[コンフラックス]])
 +
**[[転倒の磁石/Tumble Magnet]] - 3マナ。起動にマナが不要だが[[蓄積カウンター]]を消費する。クリーチャーとアーティファクトのみ。([[ミラディンの傷跡]])
 +
**[[行き詰まりの罠/Deadlock Trap]] - 3マナ。[[タップイン]]。起動に[[エネルギー・カウンター]]が必要。対象になったパーマネントはその[[ターン]]中に起動型能力を起動できない。クリーチャーと[[プレインズウォーカー]]のみ。([[カラデシュ]])
 +
**[[鎮定工作機/Pacification Array]] - 1マナ。起動2マナ。クリーチャーとアーティファクトのみ。([[霊気紛争]])
 +
**[[氷縛りの柱/Icebind Pillar]] - [[青]]の[[有色アーティファクト]]。[[シングルシンボル]]3マナ。起動1[[氷雪マナ]]。クリーチャーとアーティファクトのみ。([[カルドハイム]])
 +
**[[凍える伝記/Chilling Chronicle]] - [[変身する両面カード]]の[[第2面]]。土地でないパーマネントをタップして[[変身]]する。[[第1面]]の[[引く|ドロー]]能力を起動すると戻る。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
 +
**[[タミヨウの固定器/Tamiyo's Immobilizer]] - 4マナ。起動にマナが不要だが[[油カウンター]]を消費する。クリーチャーとアーティファクトのみ。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
 +
**[[編まれた網/Braided Net]] - 青の有色アーティファクト。3マナ。起動にマナが不要だが網カウンターを消費する。土地でないパーマネント全般。タップ状態の間は起動型能力も封じる。([[イクサラン:失われし洞窟]])
 +
*クリーチャーのみ
 +
**[[操り人形のヒモ/Puppet Strings]] - 3マナ。起動2マナ。[[アンタップ]]もできる。([[テンペスト]])
 +
**[[レオニンのボーラ/Leonin Bola]] - 1マナの[[装備品]]。[[装備]](1)。装備したクリーチャーにタップとこれを[[はずす]]事でタップする[[能力]]を与える。([[ダークスティール]])
 +
**[[威圧の杖/Staff of Domination]] - 3マナ。起動4マナ。その他に複数の能力を持つ。([[フィフス・ドーン]])
 +
**[[巨石の罠/Cyclopean Snare]] - 2マナ。起動3マナ。同時に自身が[[手札]]に[[戻す|戻る]]。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
 +
**[[進化の大桶/Evolution Vat]] - 3マナ。起動3マナ。同時に[[+1/+1カウンター]]を置き[[カウンター (目印)|カウンター]]を2倍にする能力も与える。([[ディセンション]])
 +
**[[首吊り罠/Trip Noose]] - 2マナ。起動2マナ。([[シャドウムーア]])
 +
**[[帝国の王冠/Crown of Empires]] - 2マナ。起動3マナ。他の[[帝国の王笏/Scepter of Empires|帝]][[帝国の玉座/Throne of Empires|国]]シリーズがあれば[[コントロール]]奪取。([[基本セット2012]])
 +
**[[セイレーンの歌竪琴/Siren Song Lyre]] - 2マナの装備品。装備(2)。装備したクリーチャーにタッパー能力を与える。([[神々の軍勢]])
 +
**[[脱走兵の間/Deserter's Quarters]] - 2マナ。起動6マナ。タップ状態を保持できる。([[ニクスへの旅]])
 +
**[[暴君の機械/Tyrant's Machine]] - 2マナ。起動4マナ。([[基本セット2015]])
 +
**[[贈賄者の財布/Briber's Purse]] - Xマナ。起動1マナ。タップでなく攻撃とブロック両方を封じる。X回までしか起動できない。([[タルキール覇王譚]])
 +
**[[糸車/Spinning Wheel]] - 3マナ。起動5マナ。[[マナ・アーティファクト]]でもある。([[エルドレインの王権]])
 +
**[[ヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter]] - 3マナ。起動1マナ。あなたのターン中なら起動マナ不要。伝説のアーティファクト。([[エルドレインの森]])
 +
**[[特製の闘車/Bespoke Battlewagon]] - 青4マナの[[機体]]。起動にエネルギー・カウンターが必要。([[モダンホライゾン3]]
 
*アーティファクトのみ
 
*アーティファクトのみ
**[[秘宝の障壁/Relic Barrier]]など
+
**[[秘宝の障壁/Relic Barrier]] - 2マナ。起動にマナは不要。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]])
 
+
**[[試練の石/Touchstone]] - あなたのアーティファクトは対象にできなくなった秘宝の障壁の[[下位互換]]。([[ウェザーライト]])
 +
**[[ちらつき蛾の井戸/Blinkmoth Well]] - 土地。起動2マナ。[[アーティファクト・クリーチャー]]は対象にできない。([[ミラディン]])
 +
**[[レーザー・スクリュードライバー/Laser Screwdriver]] - 3マナ。起動1マナ。その他に複数の能力を持つ。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]]第24位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 
*[[The Top 50 Artifacts of All Time]]第24位 ([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 +
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:アイスエイジ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:アイスエイジ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[アンコモン]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[アンコモン]]
+
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[アンコモン]]
  
 
[[Category:俗称のあるカード|こおりのかんしようき]]
 
[[Category:俗称のあるカード|こおりのかんしようき]]

2024年9月19日 (木) 15:47時点における最新版


Icy Manipulator / 氷の干渉器 (4)
アーティファクト

(1),(T):アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。


汎用タッパーアーティファクト

起動コスト軽いため、ほぼ毎ターン使えるのがポイント。クリーチャー攻撃を防ぐ、ブロッカーをどかす、相手のマナ基盤を攻める、(第6版以前のルールでは)継続型アーティファクトを無効化するなど、状況に応じて使い分けができ腐ることがほぼ無い。無色のアーティファクトなのでに対するプロテクション持ち対策としても有効である。コントロールデッキ、特に除去の少ないパーミッションで重用される。

古くは、冬の宝珠/Winter Orbとのシナジーが恐れられた(→プリズン)。また地の毒/Psychic Venom凄腕の暗殺者/Royal Assassinとのシナジーも有名。

リミテッドでも攻防一体の素晴らしい強さを発揮する。アーティファクトということでクリーチャーのタッパーより除去されにくい点もメリット。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されていたが、同年3月23日に制限解除された。

[編集] 関連カード

後のニクスへの旅で登場したタッサの激憤/Thassa's Ireはこれのエンチャント版に近い。そちらは有色起動コスト重いが、アンタップも選べる上に連続起動ができる。クリーチャー版の方はおとりの達人/Master Decoyの項を参照。

[編集] 主な亜種

[編集] 参考

MOBILE