エルドラージ (デッキ)
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**Modern Constructed League on 01/05/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2016-01-05 参考]) | **Modern Constructed League on 01/05/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2016-01-05 参考]) |
2016年1月7日 (木) 01:54時点における版
エルドラージ(Eldrazi)は、超巨大エルドラージ・クリーチャーの高速召喚に特化したランプデッキの総称。エルドラージ・ランプ(Eldrazi Ramp)の名で呼ばれることも多い。
目次 |
概要
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
エルドラージ覚醒において、非常に重いが強力な3体の伝説のエルドラージが登場。エルドラージの寺院/Eldrazi Templeやウギンの目/Eye of Uginといったエルドラージの部族サポートの存在もあり、それらを高速で戦場に出すランプデッキがゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築やスタンダードで活躍した。
その後戦乱のゼンディカーでエルドラージが再登場し、同じようなコンセプトのデッキがスタンダードで再び組まれるようになった。エルドラージの部族サポートはほとんど存在しないが、代わりに無色カードのサポートが用いられる。
- エルドラージの碑/Eldrazi Monumentを使用するビートダウンデッキ、エルドラージの碑も単に「エルドラージ」と呼ばれることがあるが、このデッキとは別物である。
タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
戦乱のゼンディカーで絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerなどのエルドラージと無色カードのサポートが登場したことにより、緑系のランプデッキが環境に姿を見せるようになった。
土地
(T):(◇)を加える。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、無色の呪文を唱えるためにのみ使用できる。あなたが7つ以上の土地をコントロールしているときにのみ起動できる。
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
爆発的植生/Explosive Vegetation、面晶体の記録庫/Hedron Archive、見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Godsなどでマナ加速し、ウラモグや精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonなどの高マナ域のフィニッシャーに繋げてゲームを決める。
デッキカラーは様々で、大きく分けて以下の3つのタイプがある。
- 緑単
- マナ加速を重視する緑単色ないし緑単タッチ1色のタイプ。
- 爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mysticなどのマナ・クリーチャー、ニッサの巡礼/Nissa's Pilgrimageや荒野の地図作成/Map the Wastesなどの土地サーチ呪文で序盤から積極的にマナを伸ばす。
- 黒緑
- コントロールを重視する黒緑のタイプ。
- 3マナ以下のマナ加速手段はほとんど採用されず、代わりに蔑み/Despiseなどの手札破壊、完全無視/Complete Disregardや衰滅/Languishなどのクリーチャー除去で対戦相手の動きを減速させる。マナ加速とライブラリー操作を兼ねる地下墓地の選別者/Catacomb Sifterもよく使われるパーツ。
- 緑青
- 水の帳の分離/Part the Waterveilを中心に据えた緑青のタイプ。
- マナ・クリーチャーや土地サーチ呪文、土地とマナ・クリーチャーを同時にアンタップできる深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depthsでマナ加速し、水の帳の分離で追加のターンを獲得しつつ更なる高マナ域に繋げる。最後はウラモグや水の帳の分離の覚醒で勝負を決める。
緑単
- 備考
- StarCityGames.com Premier IQ on 10/25/2015 優勝 (参考)
- 使用者:Joshua Dickerson
- フォーマット
- 緑単色のタイプ。
赤緑
- 備考
- グランプリケベックシティ15 ベスト4 (参考)
- 使用者:Jake Mondello
- フォーマット
Gr Eldrazi [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単タッチ赤のタイプ。赤のカードは強力な高マナ域クリーチャーの龍王アタルカ/Dragonlord Atarkaおよびサイドボードの火力となっている。また序盤を支えるブロッカーとして、土地サーチとのシナジーを持つジャディの横枝/Jaddi Offshoot、荒野の地図作成の鼓舞とのシナジーを持つ搭載歩行機械/Hangarback Walkerが採用されている。
- 公式記事Daily Deck(参考/翻訳)も参照。
黒緑
- 備考
- プロツアー「戦乱のゼンディカー」 第159位、スタンダード部門7-3 (参考/参考)
- 使用者:Victoriano Lim
- フォーマット
BG Eldrazi [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑青
- 備考
- グランプリ神戸15 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Pavel Matousek
- フォーマット
GU Eldrazi [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑青のタイプ。
ゼンディカー・ブロック期
基本セット2011で原始のタイタン/Primeval Titanが登場したことで、スタンダードでも成立するようになった。基本的に緑単色で組まれる。
土地
(T):(◇)を加える。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文を唱えるためか、無色のエルドラージの能力を起動するためにのみ支払える。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
破壊不能
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
無限に廻るもの、ウラモグがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
探検/Exploreや永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceで6マナ域までマナ加速し、原始のタイタンからエルドラージの寺院/Eldrazi Templeとウギンの目/Eye of Uginをサーチすることで、10~15マナ域までマナ加速するとともに伝説のエルドラージをサーチして戦場に出す。
当初は全ては塵/All Is Dustを採用したものが主流だったが、全体除去を捨て、ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker経由で「3ターン目原始のタイタン」を狙う構成に変化したことで環境終盤に台頭。ローテーション後もほとんど失うものがなく引き続き活躍を続けたものの、同じ原始のタイタンを中心としたランプデッキである赤緑ヴァラクートの存在が大きな逆風となり、衰退した。
- 赤緑ヴァラクートと比較すると、あちらがランドブーストでマナ加速して土地の能力で勝利するデッキであるのに対し、こちらはランドブーストとマナ・クリーチャーでマナ加速してクリーチャーで勝利するデッキであり、クリーチャー除去などで妨害されやすいという弱点がある。
初期型
- 備考
- アメリカ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:John Kolos
- フォーマット
Eldrazi Ramp [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2011参入直後のもの。
ミラディンの傷跡後
- 備考
- 世界選手権10 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Love Janse
- フォーマット
Eldrazi Ramp [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ミラディンの傷跡参入後(ローテーション直後)のもの。
基本セット2012後
- 備考
- イギリス選手権11 優勝 (参考)
- 使用者:Daniel Royde
- フォーマット
Mono-Green Eldrazi [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2012参入後のもの。獣相のシャーマン/Fauna Shamanと緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithによるシルバーバレットギミックが搭載されている。
ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築
デッキの発祥はゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、カードを4枚引く。
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
真実の解体者、コジレックがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
草茂る胸壁/Overgrown Battlementや永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceなどからマナ加速し、全ては塵/All Is Dustで盤面をリセットしつつ、ウギンの目/Eye of Uginや古きものの活性/Ancient Stirringsで手札に加えた伝説のエルドラージを戦場に出すのが基本的な動き。3種のエルドラージの中では、最も軽い真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truthが優先的に採用される傾向にある。
対処しにくい巨大クリーチャーを高速で戦場に出せるため、打ち消しを持たないコントロールデッキには有利だが、防御面が甘く、ビートダウンに序盤攻勢をかけられると脆いのが弱点。当初は緑単色のものが主流だったが、プロツアーサンファン10ではこの弱点を補うべく前兆の壁/Wall of Omensやギデオン・ジュラ/Gideon Juraを採用した緑白のものも現れた。
緑単
Shu Komuro, 24 points [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単色のタイプ。
緑白
WG Eldrazi [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑白のタイプ。
- 使用者による解説も参照。
モダン
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
アーティファクト
(2),(T),探検の地図を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
モダンではエルドラージの寺院/Eldrazi Templeではなく、神座やウルザランドを使ったタイプが主流である。初期は神座が使われていたが、雲上の座が禁止されウルザランドに移行した。詳細は12post、ウルザトロンを参照。
また、戦乱のゼンディカー参入後は小型~中型のエルドラージクリーチャーを中心とした黒単エルドラージ(Mono Black Eldrazi)と呼ばれる黒系のビートダウンデッキが登場している。
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを追放する。その後、あなたは追放領域からそのプレイヤーがオーナーである土地カードを、望む枚数あなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
5/8クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) 昇華者(Processor)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは追放領域からあなたの対戦相手がオーナーであるカードを2枚、それらのオーナーの墓地に置いてもよい。そうしたなら、無色の1/1のエルドラージ(Eldrazi)・末裔(Scion)クリーチャー・トークンを3体生成する。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ。
4/5ウギンの目/Eye of Uginやエルドラージの寺院/Eldrazi Templeに加えてウギンの目からマナが出せるようになるヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothを採用し、高速でエルドラージクリーチャーを展開する。
採用されるクリーチャーはマナを延ばせるコジレックの媒介者/Kozilek's Channelerや忘却蒔き/Oblivion Sower、CIP能力に優れた昇華者である荒廃を招くもの/Blight Herderや不毛の地の絞殺者/Wasteland Strangler、それ以外には絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや果てしなきもの/Endless Oneなど。また、昇華者のために大祖始の遺産/Relic of Progenitusやボジューカの沼/Bojuka Bogといった追放する手段が採用される。
黒単の他、赤や白をタッチして軽量除去や苦手とする親和への対策カードを足したタイプなどが存在する。
黒単
Mono Black Eldrazi(Modern) [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追放手段として大祖始の遺産に加えて虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbombとひっかき爪/Scrabbling Clawsまで採用されている。
タッチ赤
BR Eldrazi(Modern) [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タッチ白
BW Eldrazi(Modern) [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タッチ青
BUr Eldrazi(Modern) [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- クリーチャーとして希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope、追放手段として悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverが採用されている他、サイドボードでは赤もタッチされている。
心なき召喚型
Mono Black Heartless Eldrazi(Modern) [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追加のコスト軽減として心なき召喚/Heartless Summoningと破滅の伝導者/Conduit of Ruin、追加のサーチとしてウギンの聖域/Sanctum of Uginと破滅の伝導者を採用し、ウラモグの高速着地を重視したタイプ。
レガシー
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
レガシーにおいても、初期のモダン同様神座を使ったタイプが主流である。詳細は12postを参照。