袖の下/Bribery

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
27行: 27行:
 
対戦相手がオーナーであるパーマネントをライブラリーから奪って[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]または、戦場に出すカード。[[墓地]]から奪うものは[[リアニメイト]]の項を、[[手札]]から奪うものは[[心盗み/Psychic Theft]]の項を、戦場から直接奪うものは[[支配魔法/Control Magic]]の項を参照。
 
対戦相手がオーナーであるパーマネントをライブラリーから奪って[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]または、戦場に出すカード。[[墓地]]から奪うものは[[リアニメイト]]の項を、[[手札]]から奪うものは[[心盗み/Psychic Theft]]の項を、戦場から直接奪うものは[[支配魔法/Control Magic]]の項を参照。
 
*[[Helm of Obedience]] - (4)[[アーティファクト]]の[[タップ能力]]。(X)で[[起動]]し、ライブラリーの上からX枚のクリーチャーが公開されるまで墓地に置き、それらを全て戦場に出す。これはその後[[生け贄]]。([[アライアンス]])
 
*[[Helm of Obedience]] - (4)[[アーティファクト]]の[[タップ能力]]。(X)で[[起動]]し、ライブラリーの上からX枚のクリーチャーが公開されるまで墓地に置き、それらを全て戦場に出す。これはその後[[生け贄]]。([[アライアンス]])
**[[思考の解剖器/Thought Dissector]] - Helm of Obedienceのクリーチャーでなくアーティファクト版。残りは墓地でなくライブラリーの一番下へ。([[ダークスティール]])
+
**[[思考の解剖器/Thought Dissector]] - (4)アーティファクトのタップ能力。(X)で起動し、ライブラリーの上からX枚から最初のアーティファクトを1つ出す。出した場合これは生け贄。([[ダークスティール]])
 
*[[接収/Acquire]] - (3)(青)(青)[[ソーサリー]]。袖の下のアーティファクト版。([[フィフス・ドーン]])
 
*[[接収/Acquire]] - (3)(青)(青)[[ソーサリー]]。袖の下のアーティファクト版。([[フィフス・ドーン]])
 
*[[永遠の統制/Eternal Dominion]] - アーティファクト、クリーチャー、[[エンチャント]]、[[土地]]のいずれか。([[神河救済]])
 
*[[永遠の統制/Eternal Dominion]] - アーティファクト、クリーチャー、[[エンチャント]]、[[土地]]のいずれか。([[神河救済]])
42行: 42行:
 
*[[ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia's Scourge]] - (1)(青)(黒)(赤)1/3飛行クリーチャーの[[攻撃]]誘発能力。ETB時に各対戦相手のライブラリーの上から、これを唱える際に支払われたマナの数に等しい枚数追放したカードを唱えてよい。([[統率者2013]])
 
*[[ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia's Scourge]] - (1)(青)(黒)(赤)1/3飛行クリーチャーの[[攻撃]]誘発能力。ETB時に各対戦相手のライブラリーの上から、これを唱える際に支払われたマナの数に等しい枚数追放したカードを唱えてよい。([[統率者2013]])
 
*[[悪逆な富/Villainous Wealth]] - (X)(青)(黒)(緑)ソーサリー。ライブラリーの上からX枚を追放し、マナ・コストがX以下のカードを全て唱えてよい。([[タルキール覇王譚]])
 
*[[悪逆な富/Villainous Wealth]] - (X)(青)(黒)(緑)ソーサリー。ライブラリーの上からX枚を追放し、マナ・コストがX以下のカードを全て唱えてよい。([[タルキール覇王譚]])
*[[テレパスの才能/Talent of the Telepath]] - (2)(青)(青)ソーサリー。ライブラリーの上7枚からインスタントかソーサリーを1枚唱えてよい。[[魔巧]]達成時には2枚唱えてよい。([[マジック・オリジン]])
 
 
*[[忘却蒔き/Oblivion Sower]] - (6)5/8クリーチャー。これを唱えたとき、ライブラリーの上4枚を追放し土地を全て戦場に出す。([[戦乱のゼンディカー]])
 
*[[忘却蒔き/Oblivion Sower]] - (6)5/8クリーチャー。これを唱えたとき、ライブラリーの上4枚を追放し土地を全て戦場に出す。([[戦乱のゼンディカー]])
 
*[[意識の拡張/Mind's Dilation]] - (5)(青)(青)エンチャント。各対戦相手がそのターン最初の呪文を唱えるたびライブラリーの上1枚を追放し、唱えてよい。([[異界月]])
 
*[[意識の拡張/Mind's Dilation]] - (5)(青)(青)エンチャント。各対戦相手がそのターン最初の呪文を唱えるたびライブラリーの上1枚を追放し、唱えてよい。([[異界月]])
59行: 58行:
 
*'''[[死者の宝箱/Dead Man's Chest]]''' - (1)(黒)の[[オーラ]]。これを[[つけ]]られた対戦相手のクリーチャーの[[死亡]]時にライブラリーの上からその[[パワー]]枚追放し、追放されている限り唱えてよい。(イクサランの相克)
 
*'''[[死者の宝箱/Dead Man's Chest]]''' - (1)(黒)の[[オーラ]]。これを[[つけ]]られた対戦相手のクリーチャーの[[死亡]]時にライブラリーの上からその[[パワー]]枚追放し、追放されている限り唱えてよい。(イクサランの相克)
 
*'''[[正気泥棒/Thief of Sanity]]''' - (1)(青)(黒)2/2飛行クリーチャーのサボタージュ能力。ライブラリーの上3枚から1枚を裏向きに追放し、追放されている限り唱えてよい。([[ラヴニカのギルド]])
 
*'''[[正気泥棒/Thief of Sanity]]''' - (1)(青)(黒)2/2飛行クリーチャーのサボタージュ能力。ライブラリーの上3枚から1枚を裏向きに追放し、追放されている限り唱えてよい。([[ラヴニカのギルド]])
 
+
*[[盗み取る融合体/Thieving Amalgam]] - (5)(黒)(黒)6/7クリーチャー。対戦相手の[[アップキープ]]にそのライブラリーの一番上のカードを[[予示]]する。([[統率者2019]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-november-2003-2003-11-03 Card of the Day 2003/11/21]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200311.shtml 邦訳])
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-november-2003-2003-11-03 Card of the Day 2003/11/21]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200311.shtml 邦訳])
 
*[[カード個別評価:メルカディアン・マスクス]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:メルカディアン・マスクス]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]

2019年8月24日 (土) 15:55時点における版


Bribery / 袖の下 (3)(青)(青)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、クリーチャー・カード1枚を探し、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。


対戦相手ライブラリーから直接クリーチャーを奪う、変則的なコントロール奪取呪文

支配魔法/Control Magicなどが実質的に除去も兼ねているのに比べて、ライブラリーから直接奪っても戦場の状態に影響を与えることができず、カード・アドバンテージ面での得にはならない点が大きなネック。しかし逆に、対戦相手がクリーチャーを唱えるまで待つことなくこちらのペースで確実に奪いに行ける点、戦場に出ると厄介なクリーチャーに未然に対処できる点は強みである。特に支配魔法では奪うことができないプロテクション被覆呪禁などを持つクリーチャーに対処できる点が心強い。支配魔法が受け身で防御的なのに対し、アグレッシブな効果と言える。例えば相手がパーミッションであるなら、打ち消しの体制が整う前に早々に撃ってフィニッシャーを奪いに行く事ができる。

5マナと少々重いものの、ある意味「5マナでフィニッシャーを唱えた」ようなものなので、妥当なマナ・コストだろう。特にマナ加速ないしマナ・コストの踏み倒しを前提とした「出たら勝ち」級のクリーチャー、例えばダークスティールの巨像/Darksteel Colossusなどを奪えれば笑いが止まらないほどの大幅なアドバンテージとなる。もっとも逆に、ウィニーなどが相手だと5マナに値しないようなクリーチャーばかりということも多く、効くか否かが対戦相手のデッキ、ひいては環境メタゲームによってはっきり分かれるカードと言える。

実際スタンダードにおいても活躍に波がある。メルカディアン・マスクス初出時は不実/Treacheryという強力なライバルがいたこともあって、評価が低かった。第8版再録時は夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Starなどの狙い目のフィニッシャーが活躍していたため、青系コントロールのサイドボードにしばしば採用された。

モダンでも、12post引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn等の逆利用を狙ってしばしば投入された。このカードの対策として子守り大トカゲ/Brooding Saurianが用いられることもあったほど。しかし現在は雲上の座/Cloudpostの禁止も含めた環境の変化により採用は稀である。青黒ライブラリーアウトがエムラクールに対処するためにサイドボードに用意することが稀にある。

  • 統率者戦などの多人数戦では、袖の下で他のプレイヤーからクリーチャー・カードを借りたプレイヤーが敗北した場合、そのクリーチャーは追放される(CR:800.4a)。
  • クリーチャー・カードを選ばないことも適正である。触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableしかライブラリーにないなら、そのほうがよいだろう。→探す
  • 副次的な効果として、相手のライブラリーを見て、明確なデッキ構成を知ることができる。また、相手の手札もある程度推察できる。

関連カード

対戦相手がオーナーであるパーマネントをライブラリーから奪ってマナ・コストを支払うことなく唱えるまたは、戦場に出すカード。墓地から奪うものはリアニメイトの項を、手札から奪うものは心盗み/Psychic Theftの項を、戦場から直接奪うものは支配魔法/Control Magicの項を参照。

以下は奪ったカードをマナ・コストを支払って唱えるもの。ただし太字は好きな色マナを支払って唱えられる。墓地から奪うものは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageの項を参照。

参考

MOBILE