袖の下/Bribery

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[[モダン]]でも、[[12post#モダン|12post]]の[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]等の逆利用を狙ってしばしば投入された。このカードの対策として[[子守り大トカゲ/Brooding Saurian]]が用いられることもあったほど。しかし現在は[[雲上の座/Cloudpost]]の禁止も含めた環境の変化により採用は稀である。[[青黒ライブラリーアウト]]がエムラクールに対処するために[[サイドボード]]に用意することが稀にある。
 
[[モダン]]でも、[[12post#モダン|12post]]の[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]等の逆利用を狙ってしばしば投入された。このカードの対策として[[子守り大トカゲ/Brooding Saurian]]が用いられることもあったほど。しかし現在は[[雲上の座/Cloudpost]]の禁止も含めた環境の変化により採用は稀である。[[青黒ライブラリーアウト]]がエムラクールに対処するために[[サイドボード]]に用意することが稀にある。
  
*[[統率者戦]]などの[[多人数戦]]では、袖の下で他のプレイヤーからクリーチャー・カードを借りたプレイヤーが[[敗北]]した場合、そのクリーチャーは追放される({{CR|800.4a}})。
 
*クリーチャー・カードを選ばないことも適正である。[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]しかライブラリーにないなら、そのほうがよいだろう。→[[探す]]
 
 
*副次的な効果として、相手のライブラリーを見て、明確な[[デッキ]]構成を知ることができる。また、相手の[[手札]]もある程度推察できる。
 
*副次的な効果として、相手のライブラリーを見て、明確な[[デッキ]]構成を知ることができる。また、相手の[[手札]]もある程度推察できる。
 
*[[プリズマティック]]では禁止されている。
 
 
 
*もともとは[[ウルザズ・デスティニー]]に収録するためにデザインされたカードだが、ウルザズ・デスティニーには同じくクリーチャーのコントロールを奪う[[不実/Treachery]]が存在するため、次の[[エキスパンション]]である[[メルカディアン・マスクス]]へと押しやられた。
 
*もともとは[[ウルザズ・デスティニー]]に収録するためにデザインされたカードだが、ウルザズ・デスティニーには同じくクリーチャーのコントロールを奪う[[不実/Treachery]]が存在するため、次の[[エキスパンション]]である[[メルカディアン・マスクス]]へと押しやられた。
 
**不実がウルザズ・デスティニーに残ったのは、[[ウルザ・ブロック]]のメカニズムである[[フリースペル]]が使われていたためである。
 
**不実がウルザズ・デスティニーに残ったのは、[[ウルザ・ブロック]]のメカニズムである[[フリースペル]]が使われていたためである。
 
 
*「袖の下」とは、いわゆる賄賂のこと。
 
*「袖の下」とは、いわゆる賄賂のこと。
 
**[[デュエルファイター刃]]で「ねこじゃらしで相手の袖から[[剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba]]を誘い出す」という描写がされていたが、これは単なる洒落である。
 
**[[デュエルファイター刃]]で「ねこじゃらしで相手の袖から[[剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba]]を誘い出す」という描写がされていたが、これは単なる洒落である。
 
*[[2013年]]に[[ジャッジ褒賞]]として配布された。ひどく皮肉が効いてるというか、意味深である。
 
*[[2013年]]に[[ジャッジ褒賞]]として配布された。ひどく皮肉が効いてるというか、意味深である。
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[[2004年]]9月20日より[[プリズマティック]]で[[禁止カード]]に指定された。
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==ルール==
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*クリーチャー・カードを選ばないことも適正である。[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]しかライブラリーにないなら、そのほうがよいだろう。詳細は[[探す]]の項を参照。
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*[[統率者戦]]などの[[多人数戦]]では、袖の下で他のプレイヤーからクリーチャー・カードを借りたプレイヤーが[[敗北]]した場合、そのクリーチャーは追放される({{CR|800.4a}})。[[脅しつけ/Threaten]]などのコントロール変更効果とは処理が異なるので注意。詳細は[[多人数戦#ゲームから離れたプレイヤーに関するルール]]の項を参照。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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*[[堕ちた忍び/Fallen Shinobi]] - (3)(青)(黒)5/4[[忍術]](2)(青)(黒)クリーチャーのサボタージュ能力。上から2枚をこのターンプレイしてよい。([[モダンホライゾン]])
 
*[[堕ちた忍び/Fallen Shinobi]] - (3)(青)(黒)5/4[[忍術]](2)(青)(黒)クリーチャーのサボタージュ能力。上から2枚をこのターンプレイしてよい。([[モダンホライゾン]])
 
*[[深海の破滅、ジャイルーダ/Gyruda, Doom of Depths]] - (4)(青/黒)(青/黒)6/6クリーチャーのETB能力。あなたも含め各プレイヤーのライブラリーの上から4枚を墓地に置き、あなたはそこからマナ・コストが偶数のクリーチャー1枚を戦場に出す。([[イコリア:巨獣の棲処]])
 
*[[深海の破滅、ジャイルーダ/Gyruda, Doom of Depths]] - (4)(青/黒)(青/黒)6/6クリーチャーのETB能力。あなたも含め各プレイヤーのライブラリーの上から4枚を墓地に置き、あなたはそこからマナ・コストが偶数のクリーチャー1枚を戦場に出す。([[イコリア:巨獣の棲処]])
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以下は奪ったカードをマナ・コストを支払って唱えるもの。ただし'''太字'''は好きな[[色マナ]]を支払って唱えられる。墓地から奪うものは[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]の項を参照。
 
以下は奪ったカードをマナ・コストを支払って唱えるもの。ただし'''太字'''は好きな[[色マナ]]を支払って唱えられる。墓地から奪うものは[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]の項を参照。
 
*[[にやにや笑いのトーテム像/Grinning Totem]] - (4)アーティファクトのタップ能力。起動[[コスト]](2)と自身の生け贄。カードを1枚探して追放し、次の[[アップキープ]]までプレイしてよい。([[ミラージュ]])
 
*[[にやにや笑いのトーテム像/Grinning Totem]] - (4)アーティファクトのタップ能力。起動[[コスト]](2)と自身の生け贄。カードを1枚探して追放し、次の[[アップキープ]]までプレイしてよい。([[ミラージュ]])
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*[[盗み取る融合体/Thieving Amalgam]] - (5)(黒)(黒)6/7クリーチャー。対戦相手の[[アップキープ]]にそのライブラリーの一番上のカードを[[予示]]する。([[統率者2019]])
 
*[[盗み取る融合体/Thieving Amalgam]] - (5)(黒)(黒)6/7クリーチャー。対戦相手の[[アップキープ]]にそのライブラリーの一番上のカードを[[予示]]する。([[統率者2019]])
 
*'''[[義賊/Robber of the Rich]]''' - (1)(赤)2/2[[速攻]][[到達]]の[[ならず者]]。攻撃時にあなたの方が手札が少なければライブラリーの上1枚を追放し、追放されている限りならず者が攻撃したターンのみ唱えてよい。([[エルドレインの王権]])
 
*'''[[義賊/Robber of the Rich]]''' - (1)(赤)2/2[[速攻]][[到達]]の[[ならず者]]。攻撃時にあなたの方が手札が少なければライブラリーの上1枚を追放し、追放されている限りならず者が攻撃したターンのみ唱えてよい。([[エルドレインの王権]])
*'''[[熱心な秘儀術師、ハルダン/Haldan, Avid Arcanist]]''' - (2)(青)1/4[[秘儀を運ぶもの、パコ/Pako, Arcane Retriever]]との[[共闘]]クリーチャー。パコが攻撃時に追放したクリーチャーでないカードのみ唱えてよい。(統率者2020)
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*'''[[熱心な秘儀術師、ハルダン/Haldan, Avid Arcanist]]''' - (2)(青)1/4[[秘儀を運ぶもの、パコ/Pako, Arcane Retriever]]との[[共闘]]クリーチャー。あなたが追放した取得カウンターが置かれたクリーチャーでないカードのみ唱えてよい。(統率者2020)
 
*[[精神吸い/Mindleecher]] - (4)(黒)(黒)5/5飛行[[変容]]コスト(4)(黒)クリーチャーの変容時誘発。各対戦相手のライブラリーの上1枚を裏向きに追放し、追放されている限りプレイしてよい。(統率者2020)
 
*[[精神吸い/Mindleecher]] - (4)(黒)(黒)5/5飛行[[変容]]コスト(4)(黒)クリーチャーの変容時誘発。各対戦相手のライブラリーの上1枚を裏向きに追放し、追放されている限りプレイしてよい。(統率者2020)
 
==参考==
 
==参考==

2020年5月28日 (木) 11:53時点における版


Bribery / 袖の下 (3)(青)(青)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、クリーチャー・カード1枚を探し、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。


対戦相手ライブラリーから直接クリーチャーを奪う、変則的なコントロール奪取呪文

支配魔法/Control Magicなどが実質的に除去も兼ねているのに比べて、ライブラリーから直接奪っても敵陣の状態に影響を与えることができず、カード・アドバンテージ面での得にはならない点が大きなネック。しかし逆に、対戦相手がクリーチャーを唱えるまで待つことなくこちらのペースで確実に奪いに行ける点、戦場に出ると厄介なクリーチャーに未然に対処できる点は強みである。特に支配魔法では奪うことができないプロテクション被覆呪禁などを持つクリーチャーに対処できる点が心強い。支配魔法が受け身で防御的なのに対し、アグレッシブな効果と言える。例えば相手がパーミッションであるなら、打ち消しの体勢が整う前に早々に撃ってフィニッシャーを奪いに行く事ができる。

5マナと少々重いものの、ある意味「5マナでフィニッシャーを唱えた」ようなものなので、妥当なマナ・コストだろう。特にマナ加速ないしマナ・コストの踏み倒しを前提とした「出たら勝ち」級のクリーチャー、例えばダークスティールの巨像/Darksteel Colossusなどを奪えれば笑いが止まらないほどの大幅なアドバンテージとなる。もっとも逆に、ウィニーなどが相手だと5マナに値しないようなクリーチャーばかりということも多く、効くか否かが対戦相手のデッキ、ひいては環境メタゲームによってはっきり分かれるカードと言える。

実際スタンダードにおいても活躍に波がある。メルカディアン・マスクス初出時は不実/Treacheryという強力なライバルがいたこともあって、評価が低かった。第8版再録時は夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Starなどの狙い目のフィニッシャーが活躍していたため、青系コントロールのサイドボードにしばしば採用された。

モダンでも、12post引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn等の逆利用を狙ってしばしば投入された。このカードの対策として子守り大トカゲ/Brooding Saurianが用いられることもあったほど。しかし現在は雲上の座/Cloudpostの禁止も含めた環境の変化により採用は稀である。青黒ライブラリーアウトがエムラクールに対処するためにサイドボードに用意することが稀にある。

2004年9月20日よりプリズマティック禁止カードに指定された。

ルール

関連カード

対戦相手がオーナーであるカードをライブラリーから奪ってマナ・コストを支払うことなく唱えるまたは、戦場に出すカード。墓地から奪うものはリアニメイトの項を、手札から奪うものは心盗み/Psychic Theftの項を、戦場から直接奪うものは支配魔法/Control Magicの項を参照。

以下は奪ったカードをマナ・コストを支払って唱えるもの。ただし太字は好きな色マナを支払って唱えられる。墓地から奪うものは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageの項を参照。

参考

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