瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage

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*相手が高速ウィニーの場合、単に2/1瞬速として2ターン目に相打ちを取る使い方もできる。場合によってはアドバンテージを諦めテンポを取りにいけるのも優秀。
 
*相手が高速ウィニーの場合、単に2/1瞬速として2ターン目に相打ちを取る使い方もできる。場合によってはアドバンテージを諦めテンポを取りにいけるのも優秀。
 
*[[ETB]]能力なので使いまわしが可能。終盤土地が余り、数体立っている状態のこれを[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]]ですべて手札に戻してしまうプレイングがあり、圧倒的なアドバンテージとなる。
 
*[[ETB]]能力なので使いまわしが可能。終盤土地が余り、数体立っている状態のこれを[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]]ですべて手札に戻してしまうプレイングがあり、圧倒的なアドバンテージとなる。
*このカードとの組み合わせが強力すぎるという理由で収録を見送られたカードが存在する。[[基本セット2013]]での[[炎の斬りつけ/Flame Slash]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/extra-mile-2012-08-03 The Extra Mile]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004100/ マジック2013のカード達 特別編]([[Daily MTG]] 2012年8月3日)</ref>、[[ドラゴンの迷路]]での[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/balancing-fun-2013-05-03 Balancing for Fun]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004135/ 楽しさのためのバランス調整]([[Daily MTG]] 2013年5月3日)</ref>がその例。
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*このカードとの組み合わせが強力すぎるという理由で収録を見送られたカードが存在する。[[基本セット2013]]での[[炎の斬りつけ/Flame Slash]]<ref>[https://web.archive.org/web/20210927162327/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/extra-mile-2012-08-03 The Extra Mile(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004100/ マジック2013のカード達 特別編]([[Daily MTG]] 2012年8月3日 [[Zac Hill]]著)</ref>、[[ドラゴンの迷路]]での[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]<ref>[https://web.archive.org/web/20220811121115/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/balancing-fun-2013-05-03 Balancing for Fun(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/ld/0004135/ 楽しさのためのバランス調整]([[Latest Developments]] 2013年5月3日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>がその例。
*スタンダードからエターナルまでの[[構築]]環境の使用率の高さから[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]と合わせて「[[壊れ]]た」2マナのクリーチャーサイクルと呼ばれていた<ref>[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/latest-developments/20151211 マジック的一問一答]([[Latest Developments]] [[2015年]]12月11日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016593/ おしえてあなたの望むこと]([[Making Magic]] [[2016年]]3月7日)</ref>。
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*スタンダードからエターナルまでの[[構築]]環境の使用率の高さから[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]と合わせて「[[壊れ]]た」2マナのクリーチャーサイクルと呼ばれていた<ref>[https://web.archive.org/web/20220122160511/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/magical-mailbag-2015-12-11 Magical Mailbag(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0016174/ マジック的一問一答](Latest Developments [[2015年]]12月11日 Sam Stoddard著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/tell-me-what-you-want-2016-03-07 Tell Me What You Want]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016593/ おしえてあなたの望むこと][[Making Magic]] [[2016年]]3月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
*[[2016年]]の[[プロツアー地域予選]]参加者に新規[[絵|イラスト]]版の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[http://magic.wizards.com/ja/events/instoreplay/rptqsyd16 プロツアー・シドニー2016へ向けたプロツアー地域予選(RPTQ)](マジック英語公式サイト日本語版)</ref>。また[[モダンマスターズ2017]]にはさらに{{Gatherer|id=426373|新規のイラスト}}で収録、その際に稀少度が[[神話レア]]に格上げされた。
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*[[2016年]]の[[プロツアー地域予選]]参加者に新規[[絵|イラスト]]版の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://web.archive.org/web/20211023185108/http://magic.wizards.com/ja/events/instoreplay/rptqsyd16 プロツアー・シドニー2016へ向けたプロツアー地域予選(RPTQ)<Internet Archive>](マジック英語公式サイト日本語版)</ref>。また[[モダンマスターズ2017]]にはさらに{{Gatherer|id=426373|新規のイラスト}}で収録、その際に稀少度が[[神話レア]]に格上げされた。
  
 
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元のデザインは「[[土地]]の[[スロット]]に入れられる[[打ち消す|カウンター]]」というもの。[[色マナ]]が出ないという点以外欠点がなく、そのため容易にデッキに採用できてしまう上、[[起動型能力]]による打ち消しなのでこれ自体が非常に打ち消されづらいという強力極まりないデザインだった。当初は土地がテーマの[[ゼンディカー]]に収録される予定だったが、どのように調整しても上手くバランスを取れなかったため、改めてTiagoに連絡を取った上で全く別のカードをデザインした。そのような経緯を経ているため、非常に遅れて印刷されたインビテーショナルカードである。
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元のデザインは「[[土地]]の[[スロット]]に入れられる[[打ち消す|カウンター]]」というもの。[[色マナ]]が出ないという点以外欠点がなく、そのため容易にデッキに採用できてしまう上、[[起動型能力]]による打ち消しなのでこれ自体が非常に打ち消されづらいという強力極まりないデザインだった。当初は土地がテーマの[[ゼンディカー]]に収録される予定だったが、どのように調整しても上手くバランスを取れなかったため、改めてTiagoに連絡を取った上で全く別のカードをデザインした<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/scary-stories-part-1-2011-09-16 Scary Stories, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003998/ 恐るべき物語 その1](Making Magic [[2011年]]9月19日 Mark Rosewater著)</ref>。そのような経緯を経ているため、非常に遅れて印刷されたインビテーショナルカードである。
  
 
*[[イニストラード]]版の{{Gatherer|id=274413}}では、インビテーショナル・カード発案者として黒髪で七三分けのTiago Chan自身が描かれている。一方、[[モダンマスターズ2017]]ではChanではない新規{{Gatherer|id=456921}}が与えられ、[[アルティメットマスターズ]]でもこちらの[[絵]]で再録されている。
 
*[[イニストラード]]版の{{Gatherer|id=274413}}では、インビテーショナル・カード発案者として黒髪で七三分けのTiago Chan自身が描かれている。一方、[[モダンマスターズ2017]]ではChanではない新規{{Gatherer|id=456921}}が与えられ、[[アルティメットマスターズ]]でもこちらの[[絵]]で再録されている。
*元ネタはおそらく[[神河救済]]で登場した[[魂力]]
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**イニストラード版イラストでは右手に瓶のようなものを装着している。この中には[[霊/Geist]]が詰まっている<ref>[https://web.archive.org/web/20201111210106/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/saga-snapcaster-mage-2011-10-24 The Saga of Snapcaster Mage(Internet Archive)](Arcana [[2011年]]10月24日 [[Monty Ashley]]著) - イニストラード版のイラスト製作過程</ref>。
**後の[[神河:輝ける世界]]では、実際に[[魂力]]を持つ土地として、[[皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire]]をはじめとする[[伝説の]]土地サイクルが登場した。
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*元ネタはおそらく[[神河救済]]で登場した[[魂力]](英名:Chanmel)。
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**後の[[神河:輝ける世界]]では、実際に魂力を持つ土地として、[[皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire]]をはじめとする[[伝説の土地]]サイクルが登場した。
 
*ちなみに「土地に替えられるカウンター呪文」という似たようなコンセプトのカードとして[[衝撃的な幻視/Traumatic Visions]]が存在する。こちらは[[基本土地サイクリング]]を持つ[[確定カウンター]]のインスタント。
 
*ちなみに「土地に替えられるカウンター呪文」という似たようなコンセプトのカードとして[[衝撃的な幻視/Traumatic Visions]]が存在する。こちらは[[基本土地サイクリング]]を持つ[[確定カウンター]]のインスタント。
 
**時代は下って[[ゼンディカーの夜明け]]では、[[ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption]]という同様のコンセプトにより近いカードが登場した。こちらは[[不確定カウンター]]と土地の[[モードを持つ両面カード]]。
 
**時代は下って[[ゼンディカーの夜明け]]では、[[ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption]]という同様のコンセプトにより近いカードが登場した。こちらは[[不確定カウンター]]と土地の[[モードを持つ両面カード]]。
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**[[欲深い衝動/Covetous Urge]] - (青/黒)(青/黒)(青/黒)(青/黒)になった精神的な介入。([[エルドレインの王権]])
 
**[[欲深い衝動/Covetous Urge]] - (青/黒)(青/黒)(青/黒)(青/黒)になった精神的な介入。([[エルドレインの王権]])
 
**'''[[完璧な偽造/Flawless Forgery]]''' - (3)(青)(青)[[犠牲]]3ソーサリー版記憶の略取。追放してそのコピーを唱えるため、墓地には戻らない。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
 
**'''[[完璧な偽造/Flawless Forgery]]''' - (3)(青)(青)[[犠牲]]3ソーサリー版記憶の略取。追放してそのコピーを唱えるため、墓地には戻らない。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
**'''[[魔女王、ターシャ/Tasha, the Witch Queen]]''' - (3)(青)(黒)プレインズウォーカー。+1[[忠誠度能力]]で各対戦相手の墓地から1枚ずつ追放し、-3忠誠度能力で1枚唱える。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
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**'''[[魔女王、ターシャ/Tasha, the Witch Queen]]''' - (3)(青)(黒)[[プレインズウォーカー]]。+1[[忠誠度能力]]で各対戦相手の墓地から1枚ずつ追放し、-3忠誠度能力で1枚唱える。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 
*[[炎の中の過去/Past in Flames]] - (3)(赤)ソーサリーでフラッシュバック(4)(赤)つき。このターン、あなたの墓地の各インスタントとソーサリーにフラッシュバックを与える。([[イニストラード]])
 
*[[炎の中の過去/Past in Flames]] - (3)(赤)ソーサリーでフラッシュバック(4)(赤)つき。このターン、あなたの墓地の各インスタントとソーサリーにフラッシュバックを与える。([[イニストラード]])
 
**[[反体制魔道士、ケス/Kess, Dissident Mage]] - (1)(青)(黒)(赤)クリーチャーの[[常在型能力]]。あなたのターン中限定で、1ターンに1枚だけ唱えてよい。([[統率者2017]])
 
**[[反体制魔道士、ケス/Kess, Dissident Mage]] - (1)(青)(黒)(赤)クリーチャーの[[常在型能力]]。あなたのターン中限定で、1ターンに1枚だけ唱えてよい。([[統率者2017]])
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==参考==
 
==参考==
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/scary-stories-part-1-2011-09-19 Scary Stories, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003998/ 日本語訳 恐るべき物語 その1]([[WotC]]、[[Making Magic]] [[2011年]]9月19日 [[Mark Rosewater]])
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/saga-snapcaster-mage-2011-10-24 The Saga of Snapcaster Mage]([[WotC]])
 
 
*[[機能別カードリスト]]
 
*[[機能別カードリスト]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[神話レア]]
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*[[カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター]] - [[神話レア]](「過去の影」)
 
__NOTOC__
 
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2023年3月22日 (水) 21:07時点における版


Snapcaster Mage / 瞬唱の魔道士 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

2/1

一時的に自分墓地インスタントソーサリー1枚にフラッシュバックを与えるETB能力を持った瞬速クリーチャー

過去のカードを引き合いに出せば、インスタントも対象にできる埋め合わせ/Recoupを内蔵した2マナ2/1瞬速クリーチャーと言ったところ。2マナ相当の呪文効果を同じく2マナのクリーチャーが内蔵しており、驚異的なコスト・パフォーマンスと言えるだろう。まず、2/1を戦場に出しつつカードを1枚再利用できるので、単純にアドバンテージを得られる。さらにこれ自体がインスタント・タイミング唱えられることが肝であり、これが手札にあると擬似的に自分の墓地のインスタントすべてが、本来のコスト+(1)(青)でフラッシュバックできる状態になる。

カウンターの再利用を筆頭に、対戦相手の各行動に適したインスタントを再利用できるというのは非常に強力である。もちろん、単体で有用なソーサリーを再利用するのもよい。クリーチャーとしても攻撃してよしチャンプブロックしてよしの性能で、前半でも後半でも無駄にならない。

その汎用性、使い勝手は圧倒的であり、登場以来青系のコントロールデッキクロック・パーミッションなど、様々なデッキに採用されている。能力の性質上、軽くて強力な呪文が環境に存在するほどこのカードも強さを増すため、採用されているフォーマットスタンダードに留まらず、エクステンデッドモダンレガシー、果てはヴィンテージでまで使われる類希なるパワーカードである。エターナル環境においては青いカードであるということで意志の力/Force of Willのコストに使えることも強みになる。

ルール

  • フラッシュバック・コストになるのは「マナ総量」ではなく「マナ・コスト」である。
    • マナ・コストの無いカードを対象にすることもできる。しかしその場合、フラッシュバックは得るがフラッシュバック・コストは存在しないので、「存在しないコストは支払えない」ルールにより、そのカードは唱えられない。
      • マナ・コストが(0)であるカードは、フラッシュバック・コストも(0)になるので0マナで唱えられる。
    • ファイレクシア・マナ混成マナ・シンボルおよび単色混成マナ・シンボルなどの特殊な性質のマナ・シンボルもそのままフラッシュバック・コストになる。ファイレクシア・マナはライフで支払えるし、混成マナは2種類のどちらで支払ってもよい。
    • マナ・コストにXが含まれるのなら、フラッシュバックで唱える際にもXの値を指定しそれを支払う。
  • 必要な場合は、追加コストを支払わなければならない。またキッカーのような任意の追加コストは支払うか支払わないかを選べる。
  • 既にフラッシュバックを持つカードを対象にした場合、そのカードはフラッシュバックを2つ持つ。ただし一方のフラッシュバックを適用するとそのカードは追放されてしまうので、1枚のカードを2回フラッシュバックすることはできない。
  • フラッシュバック自体が代替コストなので、他の代替コストで唱えることはできない。例えば、徘徊超過怒濤を持つ呪文はそれらで唱えることはできないし、意志の力/Force of Willも(3)(U)(U)を支払わなければならない。
    • 召集探査は代替コストを定義するのではなくコスト支払いの手段を増やすものであるため、フラッシュバックで呪文を唱えた際も適用できる。
  • フラッシュバックで唱える際のコストには、通常どおりコスト減少コスト増加が適用される。
  • この能力はフラッシュバックを与えるだけで、カード・タイプを変更したり呪文を唱えることができるタイミングを変更したりする効果はない。他の効果の影響がない限り、対戦相手のターンに墓地にあるソーサリー・カードを唱えることはできない。

インビテーショナルカード

このカードはインビテーショナル07優勝者、Tiago Chanによってデザインされたインビテーショナルカードである。

Tiagoが最初に提出したデザイン案は以下の通り。


非公式/非実在カード

Denying Channel
土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2)(青)(青),Denying Channelを捨てる:呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


元のデザインは「土地スロットに入れられるカウンター」というもの。色マナが出ないという点以外欠点がなく、そのため容易にデッキに採用できてしまう上、起動型能力による打ち消しなのでこれ自体が非常に打ち消されづらいという強力極まりないデザインだった。当初は土地がテーマのゼンディカーに収録される予定だったが、どのように調整しても上手くバランスを取れなかったため、改めてTiagoに連絡を取った上で全く別のカードをデザインした[6]。そのような経緯を経ているため、非常に遅れて印刷されたインビテーショナルカードである。

類似カード

特記しない限り、あなたの墓地のインスタントかソーサリー1枚を対象とし、それを唱えた後に追放する。太字はマナ・コストを支払わず唱えてよい、一種のリアニメイトのような形。インスタントやソーサリー以外も墓地からプレイできるものはヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willの項を、単に手札に戻すものは復習/Relearnの項を参照。

脚注

  1. The Extra Mile(Internet Archive)/マジック2013のカード達 特別編(Daily MTG 2012年8月3日 Zac Hill著)
  2. Balancing for Fun(Internet Archive)/楽しさのためのバランス調整(Latest Developments 2013年5月3日 Sam Stoddard著)
  3. Magical Mailbag(Internet Archive)/マジック的一問一答(Latest Developments 2015年12月11日 Sam Stoddard著)
  4. Tell Me What You Want/おしえてあなたの望むことMaking Magic 2016年3月7日 Mark Rosewater著)
  5. プロツアー・シドニー2016へ向けたプロツアー地域予選(RPTQ)<Internet Archive>(マジック英語公式サイト日本語版)
  6. Scary Stories, Part 1/恐るべき物語 その1(Making Magic 2011年9月19日 Mark Rosewater著)
  7. The Saga of Snapcaster Mage(Internet Archive)(Arcana 2011年10月24日 Monty Ashley著) - イニストラード版のイラスト製作過程

参考

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