サンダー・ジャンクションの無法者

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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037757/ 『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]4月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037757/ 『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]4月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037777/ 『サンダー』を呼び起こせ その1]([[Making Magic]] [[2024年]]4月22日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037777/ 『サンダー』を呼び起こせ その1]([[Making Magic]] [[2024年]]4月22日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037799/ 『サンダー』を呼び起こせ その2]([[Making Magic]] [[2024年]]4月29日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0038088/ デザイン演説2024]([[Making Magic]] [[2024年]]8月19日)
  
 
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2024年8月26日 (月) 21:51時点における版

サンダー・ジャンクションの無法者/Outlaws of Thunder Junction
シンボル カウボーイハット
略号 OTJ
コードネーム Quilting
発売日 Arena:2024年4月16日(日本時間では17日)
:2024年4月19日
セット枚数 全374種類
(プレイブースター収録271種類+基本土地+各種バリエーション)

サンダー・ジャンクションの無法者/Outlaws of Thunder Junctionは、スタンダード用の本流のセット2024年4月19日発売。キャッチコピーは「揉め事は起こすもの!/Rustle up some trouble」。

目次

概要

領界路/Omenpath編」最終章。西部開拓時代をモチーフとする新登場次元/Planeサンダー・ジャンクション/Thunder Junctionを舞台とする。領界路によって"発見"された次元、サンダー・ジャンクション。新天地を夢見て多くの次元から開拓者が渡ってきたが、同時に故郷から追われた無法者共も集まりつつあった。エルドレイン/Eldraineから領界路を通じて様々な次元を旅してきたケラン/Kellanは此の地でついに実父オーコ/Okoと再会するが、オーコはアショク/Ashiokからの依頼で無法者達を集め次元に隠された秘宝の強奪作戦を進めていた。次元を超えても過去と因縁はついて回る。ケランの旅路の終着点で待つものとは──。

「ショーケース・セット/Showcase Set」と呼ばれる、領界路を通じて繋がった多元宇宙/Multiverseから、テーマに沿ったキャラクターやアイテムを集合させる新たなデザイン領域に挑戦したセット。テーマは「悪役」と「西部劇」であり、多元宇宙から集った悪役が強奪計画を立てるという筋書きからデザインが進められた。新旧、メジャーマイナーを問わず様々なキャラクターが再登場している。

新規ルール用語として無法者悪事を働くが登場。新規キーワード能力として騎乗計画放題が登場した。そのほか再録メカニズムとしてフラッシュバック親和上陸調査キーワード・カウンターが再登場した。

暗殺者傭兵海賊ならず者邪術師をひっくるめて「無法者/Outlaw」と呼ぶ。今セットでは右も左も無法者が溢れ、無法者をタイプ的に参照するカードも多数収録されている。

悪事を働く/Commit a crime」とは対戦相手や対戦相手のコントロールするものや対戦相手の墓地カード対象にすることである。悪事を働くことで誘発する誘発型能力や、悪事を働いたターンの間に機能する常在型能力を持つカードが登場している。

悪党は遠大な「計画/Plot」を立てて実行するものである。計画は計画コスト支払うことでカードを追放しておけば、後のターンマナ・コストを支払うことなく唱えられるキーワード能力である。計画を利用し1ターンの間に複数の呪文唱えることや、逆に手札から呪文を唱えないことで有利になるカードも多く収録されている。

放題/Spree」は新たな形のモード選択を行えるインスタントソーサリーが持つキーワード能力である。マナ・コストに加え各モードに記された追加コストを支払うことでそのモードを使用できる。序盤は単体のモードで控え目に唱え、後半は複数のモードを選択し放題で強力な効果を発揮できる。

西部劇といえばを駆る開拓者たちの姿である。ただしマジック:ザ・ギャザリングでは乗騎は馬とは限らない。騎乗/Saddle N搭乗のように合計パワーがNになるようにクリーチャータップすることでコストを支払うことができ、乗騎の多くは騎乗された状態で攻撃したときに誘発する能力を持つ。

西部の荒野は砂漠で表されている。プレイ・ブースター基本土地スロットからは砂漠を持つ2色土地が出現し、砂漠を参照するカードも収録されている。

新規クリーチャー・タイプとしてアルマジロコヨーテ乗騎フクロネズミ匪獣が登場、ビーバーヤマアラシアン・ゲームから正式なマジックタイプに編入された。そのほか特徴的なクリーチャー・タイプとしてサボテンの人型種族であるカクタスフォーク/Cactusfolkを表す職業を持った植物アクル/Akulを始めとするドラゴン、珍しい種族としてブラッシュワグホマリッドが登場している。

ブースター・ファン

プレイ・ブースターからは通常版と異なるイラストやを持つボーダーレス版やショーケース・フレーム版のカードが出現することがある。また、そういった特殊仕様が無いレア以上のカードには拡張アート版が用意され、コレクター・ブースターから入手できる。

プレイ・ブースターからは速報、ビッグスコア、スペシャルゲストと複数の別種セット扱いのカードが出現する。このうちビッグスコアのみがスタンダード使用可能のため注意。

  • 今回のザ・リストはビッグスコアとスペシャルゲストのみで構成されているため、従来の再録元のセットと同じ仕様で再録される形のザ・リストは存在しないことになる。

速報/Breaking News

エルドレインの森おとぎ話と同じようなボーナスシート。新聞紙風の特殊なフレームと版画風のアートを持つ。すべて再録カードであり、「悪事を働く」ことのできるカードで構成されている。プレイ・ブースターには必ず1枚封入されている。

これらはカード・セットとしてのサンダー・ジャンクションの無法者には含まれず独自のエキスパンション・シンボルコレクター番号を持ち、リミテッドでパックから出た場合は使用できるが、構築では同名のカードが使用可能セットに含まれてない限りスタンダードを含む各フォーマットでは使用できない

神話レアの速報カードにはテクスチャー・フォイル仕様のボーダーレス版カードが存在し、これらはコレクター・ブースターからのみ入手できる。

ビッグスコア/The Big Score

サンダー・ジャンクションに開拓以前から存在していたとされる伝説の地、宝物庫/The Vaultことマーグ・タラナウ/Maag Taranauに収められていた宝をイメージしたカード群。新録カードを含み、プレイ・ブースターから一定の確率で出現する。

サンダー・ジャンクションの無法者とは別に独自のエキスパンション・シンボルとコレクター番号を持つが、スタンダードを含む各フォーマットで使用可能

通常版とは別に拡張アート版と、特殊なフレームと異なるイラストを持つ宝物庫フレーム/Vault Frame版が存在しており、これらはコレクター・ブースターからのみ入手できる。さらに一部の宝物庫フレーム版にはフレーム部分に特別な金の箔押しがされた「レイズド・フォイル仕様」が存在し、これもコレクター・ブースターから低確率で入手できる。

スペシャルゲスト/Special Guest

サンダー・ジャンクションをイメージした新規イラストのボーダーレス版再録カード群。プレイ・ブースターから一定の確率で出現する。

独自のエキスパンション・シンボルとコレクター番号を持ち、いずれも同名のカードが使用可能セットに含まれてない限りスタンダードを含む各フォーマットでは使用できない。発売時点では病的な日和見主義者/Morbid Opportunistのみスタンダードでも使用可能。

「西部」基本土地/full-art Western land

Salvatorre Zee Yazzieによる西部の荒野に騙し絵風にマナ・シンボルが描かれたフルアートの基本土地

「手配書」ショーケース/Wanted Poster Showcase

荒野のお尋ね者を表したショーケース・フレーム。通常版とは異なるイラストで、西部劇の手配書風の特殊なフレームとなっている。オーコ達一味の伝説のカードに存在する。

ボーダーレス/Borderless

プレインズウォーカー・カードとレアファストランドサイクルには、カードの縁まで通常版とは違うイラストが描かれたボーダーレス版カードが存在する。

リミテッド

2色の組み合わせごとにそれぞれデッキアーキタイプとなるテーマが当てられている[1]

テーマ
白青 あなたターン手札から呪文唱えない
白黒 生け贄死亡誘発
青黒 悪事
青赤 2回目の呪文
黒赤 無法者
黒緑 墓地クリーチャー・カード
赤緑 パワー4以上
赤白 傭兵アグロ
緑白 乗騎
緑青 計画
  • 開発中には赤緑のテーマが宝物である時期が存在したが、バランス調整の難しさから変更された。その名残として、には宝物を生成するカードが散見される[2]

注目のストーリー

コレクター番号

コレクター番号は不規則な部分があり、土地砂漠である土地、素朴な農場/Bucolic Ranchファストランドの並びでそれぞれアルファベット順で配置されている。そして再覚醒したジェイス/Jace Reawakenedの並びではなく通常版カードの末尾である271番に配置されている。

プレイ・ブースターから出現する通常版のカードはコレクター番号271番までであり、以降は基本土地ショーケース・フレームプロモーション・カード等となっている。

フルアート西部基本土地/full-art western land(#0272~0276)
フルアートで騙し絵風に各色のマナ・シンボルが入った西部の荒野のイラストが描かれた基本土地。
各種ブースター、バンドルからノンフォイル版、フォイル版共に入手できる。
基本土地/Basic Land(#0277~0286)
通常の枠の基本土地。
各種ブースター、バンドルからノンフォイル版、フォイル版共に入手できる。
「手配書」ショーケース/Wanted Poster Showcase(#0287~0299)
通常版とは異なるイラストが描かれ、西部劇の手配書風の特殊なフレームのカード。アショク/Ashiok(ジェイス/Jace)以外のオーコ一味である伝説のクリーチャー・カードとプレインズウォーカー・カードに存在する。
各種ブースターからノンフォイル版、フォイル版共に入手できる。
ボーダーレス2色土地/Borderless Dual Land(#0300~0304)
カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたファストランド。一繋ぎのイラストを分割したものになっている。
各種ブースターからノンフォイル版、フォイル版共に入手できる。
ボーダーレス・プレインズウォーカー/Borderless Planeswalker(#0305~0306)
カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたプレインズウォーカー・カード。並びは通常とは異なり多色首謀者、オーコ/Oko, the Ringleaderの次に再覚醒したジェイス/Jace Reawakenedとなっている。
各種ブースターからノンフォイル版、フォイル版共に入手できる。
拡張アート枠/Extended-Art Frame (#0307~0367)
イラストが両端の枠まで拡大されたカード。ショーケース、ボーダーレスに当てはまらないすべてのレア・神話レアに存在する。
ノンフォイル版、フォイル版ともにコレクター・ブースターで入手できる。
WPNプロモ(#0368~0372)
イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
サンダー・ジャンクションの無法者シーズンのWPNプロモパックからのみ入手できる。フォイル版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。
バンドルプロモ/Bundle Promo(#0373)
通常版とは異なるイラストのフォイル版宝物庫の鍵/The Key to the Vault
バンドルからのみ入手でき、ノンフォイル版は存在しない。またバンドル日本語版は発売しないので、日本語版カードは存在しない。
BOX特典カード/Buy-a-Box Promo(#0374)
通常版とは異なるイラストの、フォイル拡張アート版の財宝使い、マグダ/Magda, the Hoardmaster
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。

事前情報

本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[3]

イベント

プレリリース
2024年4月12日から18日の間に開催される。
参加者にはプレリリース・パックが配布され、40枚以上のシールドデッキを作り対戦する。
プレリリース・パックの内容は

「悪党仲間を集めよう!」キャンペーンとして、初めてウィザーズ・アカウントを作る友人を誘ったプレイヤーには、2人にそれぞれプロモーション・カードとして新規イラストの拡張アート版オルテカの現象織り/Oltec Matterweaver、新規イラストの変成の泉/Transmutation Fontが配布される。友達紹介プロモとして耕作/Cultivateも配布される。

マジック初心者体験会(オープンハウス)
4月19日から21日の間に開催される。初心者のためにスターターキットやジャンプスタート2022などを使った体験会が行われる。参加者にはプロモーション・カードやサンダー・ジャンクションの無法者テーマのステッカーシートが配布される。参加者には旧枠加工版魔性の教示者/Diabolic Tutorが配布される。また「悪党仲間を集めよう!」キャンペーン、友達紹介プロモはこのイベントにも適用される。
コマンダー・パーティー
4月26日から5月2日の間に開催される。特別なルールが追加された統率者戦で開催される。参加者にはプロモーション・カードとして旧枠加工版高くつく略奪/Costly Plunderが配布される。
スタンダード・ショーダウン
毎週行われるスタンダードのイベント。4月19日から7月25日までの期間に開催される。優勝者にはプロモーション・カードとして領界路フルアート基本土地が配布される。
プロツアー『サンダー・ジャンクション』
4月26日から28日まで、シアトルで開催されるプロツアー。今回は単独で開催され、一般公開されない。
ストアチャンピオンシップ
5月4日から12日の間に開催される。スタンダードで開催される。プロモーション・カードとして、参加者にはCHAMPSプロモと同じ仕様の猛火のルートワラ/Blazing Rootwalla、トップ8入賞者にはCHAMPSプロモ仕様の虚ろな者/Hollow One、優勝者にはフルアートテキストレス版の復讐蔦/Vengevineが配布される。

製品ラインナップ

プレイ・ブースター
パック開封とリミテッドプレイの両方を楽しむことを目的としたブースターパック
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で36パック入りのブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードとしてフォイル版財宝使い、マグダ/Magda, the Hoardmasterが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード14枚+特殊カード1枚。
コレクターブースター
主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で12パック入りのブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
  • フォイル仕様のレアか神話レア1枚。出現するのはメインセットのブースター・ファン、速報、ビッグスコアの通常版か宝物庫フレーム版、スペシャルゲスト、テクスチャー・フォイル仕様の速報、レイズド・フォイル仕様のビッグスコアのいずれか。
  • レアか神話レアの速報カード1枚。
  • サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキのレアか神話レア1枚。出現するのはノンフォイル仕様のメイン統率者カードか、ノンフォイルかフォイル仕様の拡張アート版新規カードのいずれか。
  • ブースターファン版のメインセットかビッグスコアのレアか神話レア1枚。メインセットの拡張アート、ボーダーレス、ショーケース・フレームか宝物庫フレーム版ビッグスコアが出現する。
  • メインセットかビッグスコアのレアか神話レア1枚。
  • フォイル仕様の速報のアンコモン1枚。
  • 速報のアンコモン1枚。
  • フォイル仕様のアンコモン3枚。
  • フォイル仕様のコモン4枚。
  • フォイル仕様のフルアート西部土地1枚。
  • フォイル仕様の両面トークン・カード1枚。
バンドル(日本語版なし)
以下の内容が封入された大型商品。
  • プレイ・ブースター×9。
  • フォイル版の基本土地15枚(フルアート版5枚を含む)。
  • 基本土地15枚(フルアート版5枚を含む)。
  • 通常とは異なるイラストのフォイル版宝物庫の鍵/The Key to the Vault
  • 大型スピンダウンライフカウンター
サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ
統率者戦用の構築済みデッキ。独立した製品であり新規カードを含む収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない

主な開発スタッフ

その他のスタッフについては米国版公式サイトセットアーカイブのクレジットを参照。

公式特集ページ

製品情報

開発コラム

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

背景設定

メインストーリー。

サイドストーリー。

その他。

その他

動画

脚注

  1. WeeklyMTG | Outlaws of Thunder Junction | The Big Score(Twitch)
  2. @ofsaintdraft(X/Twitter 2024年4月14日 Jeremy Geist
  3. Maro’s Teaser for Outlaws of Thunder Junction(Blogatog 2024年3月19日)
  4. Mark Rosewaterによれば鉄道の喧嘩屋/Railway Brawlerの誤りであったとのこと(Blogatog(Blogatog 2024年3月28日))

参考

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