赤緑白ビートダウン

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*[[赤緑]]の[[ステロイド]]に[[タッチ]]白、または[[白緑ビートダウン]]にタッチ赤などの形で組まれることもある。
 
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[グランプリオークランド12]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpauc12/welcome 参考])
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**使用者:[[Adam Witton]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[基本セット2012]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
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==イニストラード・ブロック構築==
 
==イニストラード・ブロック構築==

2012年11月4日 (日) 20:45時点における版

赤緑白ビートダウン(RGW Beatdown)は、赤緑白の3で組まれるビートダウンデッキ

目次

概要

の優秀なクリーチャー火力、白のパーマネントコントロールを擁する。高速ビートダウンに適した3であり、非常に攻撃的でありながら高い柔軟性も併せ持つ。しかし対戦相手呪文手札に干渉する術を持たないため、自身を上回る速度を持つコンボデッキに弱い。

マジック黎明期から高い人気を持ち、Zooや、Three Deuceなどと総称されることもあるデッキカラーである。

イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

この環境に多数存在する、遥か見/Farseekスラーグ牙/Thragtuskを採用した系中速デッキの1パターンとして、赤緑白のものも組まれている。



スタンダード環境イニストラード・ブロック構築の赤緑白デッキと同様の、CIP能力修復の天使/Restoration Angelシナジーを中心とした中速ビートダウンである。採用されるクリーチャーはスラーグ牙や高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsなど防御的な性格を帯びたものになっており、マナ加速から突撃するアタッカー静穏の天使/Angel of Serenityまでの時間を稼ぐブロッカーという2つの役割を状況に応じて使い分けながら戦う。

サンプルレシピ

Naya Midrange [1]
土地 (26)
3 断崖の避難所/Clifftop Retreat
4 森/Forest
2 ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
3 山/Mountain
3 根縛りの岩山/Rootbound Crag
3 セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (19)
3 静穏の天使/Angel of Serenity
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
4 修復の天使/Restoration Angel
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (15)
2 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 小悪魔の遊び/Devil's Play
4 遥か見/Farseek
3 忘却の輪/Oblivion Ring
2 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
3 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
サイドボード (15)
1 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer
1 小悪魔の遊び/Devil's Play
1 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
1 天啓の光/Ray of Revelation
2 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
1 終末/Terminus
2 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts


イニストラード・ブロック構築

アヴァシンの帰還で強力な天使が多数登場したことで、従来の赤緑中速ビートダウンの亜種、ウルフ&エンジェルWolves and Angels)が成立した。



アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim軽蔑された村人/Scorned Villagerの2大マナ・クリーチャーから、高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsなどの優秀な中堅大型クリーチャーを次々と展開。最後はウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartの爆発的な強化忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedなどの火力によって勝負を決める。

を濃くして鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Heronsなどを採用したもの、修復の天使/Restoration Angelタッチする程度にとどめたもの、従来通り白を用いない赤緑2色のもの(WolvesRG Wolf Runなどと呼ばれる)など、バリエーションは様々。

プロツアー「アヴァシンの帰還」ではトップメタとなり、参加者の約27%(赤緑タイプも含めると31%強)がこのデッキを選択。Top8に3人を輩出した。

サンプルレシピ

Wolves and Angels [2]
土地 (25)
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
3 断崖の避難所/Clifftop Retreat
4 進化する未開地/Evolving Wilds
8 森/Forest
3 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
1 山/Mountain
2 平地/Plains
クリーチャー (28)
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
3 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
3 悪鬼の狩人/Fiend Hunter
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
1 月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
4 修復の天使/Restoration Angel
4 軽蔑された村人/Scorned Villager
1 ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker
4 ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart
呪文 (7)
3 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
4 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
サイドボード (15)
2 硫黄の流弾/Brimstone Volley
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
3 金輪際/Nevermore
3 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
1 忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked
2 解放の樹/Tree of Redemption
1 ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker
2 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts


アラーラの断片ブロック期

赤緑白ナヤカラービートダウンデッキが存在する。



貴族の教主/Noble Hierarch野生のナカティル/Wild Nacatlから大型クリーチャープレインズウォーカーにつなぎ、ナヤの魔除け/Naya Charmなどのパーマネントコントロールでサポートする。

貴族の教主や野生のナカティルはイーオスのレインジャー/Ranger of Eosからサーチされ、このカードによりカード・アドバンテージも稼ぐことができる。

アラーラの断片ブロック構築のほか、ゼンディカー参入後のスタンダードでも活躍しており、こちらは特にフィニッシャー悪斬の天使/Baneslayer Angelが採用されている。世界選手権09Andre Coimbraが使用し、優勝している。→*1

エルドラージ覚醒復讐蔦/Vengevineが登場して以降は、イーオスのレインジャーや血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfなどとの相性から能力の条件を満たしやすく、よく採用されている。血髪編みのエルフの続唱で確実に復讐蔦の条件を満たすため、デッキ内のクリーチャー比率を高めている場合が多い。さらに基本セット2011で復讐蔦と相性のよい獣相のシャーマン/Fauna Shamanが登場、このカードによるシルバーバレット戦略も組み込まれている。

スタンダード版

ゼンディカー期

ナヤライトセイバー [3]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 森/Forest
3 山/Mountain
1 巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood
4 平地/Plains
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
クリーチャー (25)
4 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 硬鎧の群れ/Scute Mob
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (11)
3 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
4 稲妻/Lightning Bolt
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
2 噴出の稲妻/Burst Lightning
4 天界の粛清/Celestial Purge
4 ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster
4 大貂皮鹿/Great Sable Stag


ワールドウェイク期

LSV Naya [4]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
5 森/Forest
3 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 山/Mountain
2 平地/Plains
1 怒り狂う山峡/Raging Ravine
1 根縛りの岩山/Rootbound Crag
1 セジーリのステップ/Sejiri Steppe
2 活発な野生林/Stirring Wildwood
1 地盤の際/Tectonic Edge
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (25)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 硬鎧の群れ/Scute Mob
2 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (11)
2 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 稲妻/Lightning Bolt
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
2 悪斬の天使/Baneslayer Angel
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage
2 不屈の随員/Dauntless Escort
1 ゴブリンの先達/Goblin Guide
2 魔力のとげ/Manabarbs
1 忘却の輪/Oblivion Ring
1 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic

アラーラの断片ブロック構築版

Naya Agrro [5]
土地 (24)
2 風変わりな果樹園/Exotic Orchard
7 森/Forest
4 ジャングルの祭殿/Jungle Shrine
3 山/Mountain
3 ナヤの全景/Naya Panorama
5 平地/Plains
クリーチャー (20)
2 戦誉の天使/Battlegrace Angel
4 不屈の随員/Dauntless Escort
2 アニマのドルイド/Druid of the Anima
4 貴族の教主/Noble Hierarch
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 茨異種/Thornling
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (16)
2 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
4 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2 軍部政変/Martial Coup
2 ナヤの魔除け/Naya Charm
3 忘却の輪/Oblivion Ring
2 流刑への道/Path to Exile
1 サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
サイドボード (15)
1 戦誉の天使/Battlegrace Angel
2 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 天界の粛清/Celestial Purge
1 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
2 領土を滅ぼすもの/Realm Razer
1 茨異種/Thornling


時のらせんブロック構築

カヴーの捕食者/Kavu Predator焦熱の裁き/Fiery Justiceシナジーを搭載したカヴー・ジャスティスが登場。



詳細はカヴー・ジャスティスを参照のこと。

ラヴニカ・ブロック期

番狼/Watchwolfなどの動物クリーチャー火力でサポートする軽量ウィニーZooが登場。



ショックランドの恩恵でマナ基盤の安定性も高い。詳細はZooを参照のこと。

オデッセイ・ブロック期

同時期のマッドステロを加えたレッドゾーンが存在。


また、オンスロート参入後は、同環境白緑ビートダウン争乱の崖地/Contested Cliffsなどのためにを足したビーストデッキも登場した。


この時期の活躍の要因としては、ジャッジメント緑白を優遇していたことも大きい。

エクステンデッド(ローウィン期)

ローウィン期のエクステンデッドでも活躍している。



デッキの動きはアラーラの断片ブロック期スタンダードのものと同じであり、獣相のシャーマン/Fauna Shaman復讐蔦/Vengevine墓地に落とし血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf続唱戦場に復帰させる。

ミラディン包囲戦饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineなどの優秀な装備品が加わり、これらのカードサーチするため石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticが投入される。同時に狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmageバジリスクの首輪/Basilisk Collarコンボも盛り込まれる。

サンプルレシピ

Naya [6]
土地 (24)
3 乾燥台地/Arid Mesa
4 銅線の地溝/Copperline Gorge
3 森/Forest
2 山/Mountain
2 平地/Plains
3 怒り狂う山峡/Raging Ravine
4 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
3 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (28)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage
4 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
3 復讐蔦/Vengevine
呪文 (10)
2 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
3 稲妻/Lightning Bolt
1 迫撃鞘/Mortarpod
1 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
1 骨溜め/Bonehoard
サイドボード (13)
3 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 カルデラの乱暴者/Caldera Hellion
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 領土を滅ぼすもの/Realm Razer
3 静月の騎兵/Stillmoon Cavalier


エクステンデッド(アラーラの断片期)

アラーラの断片野生のナカティル/Wild Nacatl長毛のソクター/Woolly Thoctarが加わったことで赤緑白ナヤ・ズーが生まれた。



詳細はZooを参照のこと。

エクステンデッド(デュアルランド期)

デュアルランド時代のエクステンデッドにも同様のデッキは存在した。



デュアルランドやフェッチランド土地譲渡/Land Grantなどにより色拘束を緩和する。詳細はThree Deuceを参照のこと。

エターナル

エターナルでも、ラヴニカ・ブロック時代と同様Zooが活躍している。



闇の腹心/Dark Confidantなどのためにでなくが採用されることが多かったが、アラーラの断片ブロックで白絡みの強力なクリーチャーを次々に獲得したため、再び白が採用されるようになっている。

近年の急激なクリーチャーのパワーアップの恩恵を受け、デッキパーツが多く入れ替わったため、デュアルランドなどを除けば比較的容易にパーツを集めることが可能になった。

黎明期

Zooタイプ


黎明期から密林の猿人/Kird Apeサバンナ・ライオン/Savannah Lionsなど、1マナでパワーが2のクリーチャーは存在したため、Zooに近いデッキを組むことができた。個々の性能は現在の方が高いものの、高マナレシオウィニー+軽火力という根本的な構成は殆ど変わっていない。

アーニーゲドンタイプ


アーニーゲドンタッチするのは普通だが、より三色に近い構成を取ったものも存在。火力のほか、序盤の攻防に役立つウスデン・トロール/Uthden Trollなどが採用される。

参考

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