青黒コントロール
提供:MTG Wiki
細 (カテゴリ編集のみ) |
|||
32行: | 32行: | ||
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期== | ==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期== | ||
− | |||
長らく[[青白コントロール]]に押され気味だったが、[[エルドラージ覚醒]]と[[基本セット2011]]で高水準のパーツを獲得し、[[Tier]]1クラスのデッキに成長した。 | 長らく[[青白コントロール]]に押され気味だったが、[[エルドラージ覚醒]]と[[基本セット2011]]で高水準のパーツを獲得し、[[Tier]]1クラスのデッキに成長した。 | ||
67行: | 66行: | ||
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期== | ==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期== | ||
− | |||
[[ローウィン]]参入直後は、新メカニズム・[[想起]]と[[その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin]]の[[シナジー]]に着目した[[マネキンコントロール]]が登場。 | [[ローウィン]]参入直後は、新メカニズム・[[想起]]と[[その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin]]の[[シナジー]]に着目した[[マネキンコントロール]]が登場。 | ||
87行: | 85行: | ||
==時のらせんブロック構築== | ==時のらせんブロック構築== | ||
− | |||
[[時のらせんブロック構築]]における青黒コントロールは、強力な[[滅び/Damnation]]をベースとした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。 | [[時のらせんブロック構築]]における青黒コントロールは、強力な[[滅び/Damnation]]をベースとした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。 | ||
105行: | 102行: | ||
===未来予知後=== | ===未来予知後=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリフィレンツェ07]] | + | **[[グランプリフィレンツェ07]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpfir07/welcome 参考]) |
**使用者:[[Mido Kagawa]] | **使用者:[[Mido Kagawa]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
285行: | 282行: | ||
==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期== | ==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期== | ||
− | |||
[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]期では、[[時のらせん]]参入後の[[世界選手権06]]で、[[ドロー・ゴー]]タイプの[[パーミッション]]、[[Dralnu du Louvre]]が登場した。 | [[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]期では、[[時のらせん]]参入後の[[世界選手権06]]で、[[ドロー・ゴー]]タイプの[[パーミッション]]、[[Dralnu du Louvre]]が登場した。 | ||
298行: | 294行: | ||
==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期== | ==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期== | ||
− | |||
[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]期では、[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を使用した[[呪師コントロール]]のうち、[[闇の腹心/Dark Confidant]]を[[ドローエンジン]]に採用したものが[[環境]]初期の[[スタンダード]]に登場。 | [[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]期では、[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を使用した[[呪師コントロール]]のうち、[[闇の腹心/Dark Confidant]]を[[ドローエンジン]]に採用したものが[[環境]]初期の[[スタンダード]]に登場。 | ||
309行: | 304行: | ||
==オデッセイ・ブロック期== | ==オデッセイ・ブロック期== | ||
− | |||
[[オデッセイ・ブロック]]期では、[[サイカトグ/Psychatog]]を[[フィニッシャー]]とした強力な[[サイカトグ|サイカトグデッキ]]が登場する。 | [[オデッセイ・ブロック]]期では、[[サイカトグ/Psychatog]]を[[フィニッシャー]]とした強力な[[サイカトグ|サイカトグデッキ]]が登場する。 | ||
318行: | 312行: | ||
==インベイジョン・ブロック構築== | ==インベイジョン・ブロック構築== | ||
− | + | [[ステロイド/ブロック構築/インベイジョン|ステロイド]]や[[Void#インベイジョン・ブロック期|Void]]が[[メタゲーム]]の中心にあった[[インベイジョン・ブロック構築]]において、それらを[[メタる|メタった]][[カウンターシャンブラー]]が登場した。 | |
− | [[ステロイド | + | |
{{#card:アーボーグのシャンブラー}} | {{#card:アーボーグのシャンブラー}} | ||
327行: | 320行: | ||
==マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期== | ==マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期== | ||
− | |||
[[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン・ブロック]]期では、[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[フィニッシャー]]にした[[ドロー・ゴー]]の一種、[[ネザーゴー]]が現れた。 | [[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン・ブロック]]期では、[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[フィニッシャー]]にした[[ドロー・ゴー]]の一種、[[ネザーゴー]]が現れた。 | ||
338行: | 330行: | ||
==マスクス・ブロック構築== | ==マスクス・ブロック構築== | ||
− | |||
[[マスクス・ブロック構築]]では、[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]を[[フィニッシャー]]にした[[カウンターウンパス]]が登場。 | [[マスクス・ブロック構築]]では、[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]を[[フィニッシャー]]にした[[カウンターウンパス]]が登場。 | ||
344行: | 335行: | ||
==ウルザ・ブロック期== | ==ウルザ・ブロック期== | ||
− | |||
[[青茶単]]などの[[青単コントロール#ウルザ・ブロック期|青単コントロール]]が全盛期を迎えた[[ウルザ・ブロック]]期において、[[強迫/Duress]]や[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]などのために[[黒]]を[[タッチ]]した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が登場した。 | [[青茶単]]などの[[青単コントロール#ウルザ・ブロック期|青単コントロール]]が全盛期を迎えた[[ウルザ・ブロック]]期において、[[強迫/Duress]]や[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]などのために[[黒]]を[[タッチ]]した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が登場した。 | ||
362行: | 352行: | ||
==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期== | ==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期== | ||
− | |||
[[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト・ブロック]]期では、[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]を[[フィニッシャー]]にしたタイプが現れた。 | [[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト・ブロック]]期では、[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]を[[フィニッシャー]]にしたタイプが現れた。 | ||
429行: | 418行: | ||
==黎明期== | ==黎明期== | ||
− | |||
超強力[[手札破壊]][[呪文]][[精神錯乱/Mind Twist]]をメインにした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が最初のアメリカ選手権を制した。 | 超強力[[手札破壊]][[呪文]][[精神錯乱/Mind Twist]]をメインにした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が最初のアメリカ選手権を制した。 | ||
2013年6月16日 (日) 02:23時点における版
青黒コントロール(UB Control)は、青黒をメインとしたコントロールデッキの総称。
目次 |
概要
一般的には青のカウンター、ドローと、黒のクリーチャー除去、手札破壊を組み合わせたものになる。
青白コントロールと比較すると、全体除去によるアドバンテージなどは得にくいものの、黒の除去には軽いものが揃っているので序盤から安定してクリーチャーを除去できる。なおかつ、後半出てくるファッティを相手にしても、カウンターバーンのようにバウンスとカウンターでクリーチャーに対処しなければならないということは起こらない。
また手札破壊と、フィニッシャーを除去しやすい性質上、別色同タイプのパーミッションに有利。ただしソーサリーである手札破壊は、マナを残す必要があるカウンターとの相性はよくないため、サイドボードから手札破壊を投入する戦略が一般的。
代わりに、黒の除去では黒のクリーチャーを破壊しにくく、またハンド・アドバンテージを必要とする点は変わらないので、黒のビートダウンや手札破壊デッキには他の色の組み合わせよりも弱い。また、青黒にかみ合ったフィニッシャーが登場しないと環境に出てくることはない。
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
強迫/Duressとコジレックの審問/Inquisition of Kozilekを失ったことによる手札破壊の大きな弱体化でデッキタイプの存続自体が危ぶまれていたが、除去やカウンターの強さは健在であり、引き続き活躍する。
基本構成は前環境のものと同様、マナ漏出/Mana Leakや破滅の刃/Doom Bladeを用いたパーミッションであるが、イニストラードから熟慮/Think Twiceや禁忌の錬金術/Forbidden Alchemyといったインスタントドロー手段や雲散霧消/Dissipateを獲得したため、よりパーミッション戦術に重きが置かれている。また瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageというパワーカードの加入によりカウンターや単体除去の水増しを行い、アドバンテージを得ることが可能。フラッシュバックを最大限に活用するためネファリアの溺墓/Nephalia Drownyardといった墓地を肥やすカードもよく使われる。
手札破壊としては蔑み/Despiseや困窮/Distressがあるが、必須というほどではない。青白コントロールとの差別化要素はむしろ単体除去の豊富さになっている。
青黒テゼレットも続けて存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリブリスベン11 優勝 (参考)
- 使用者:Jeremy Neeman
- フォーマット
UB Control [1] | |
---|---|
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
長らく青白コントロールに押され気味だったが、エルドラージ覚醒と基本セット2011で高水準のパーツを獲得し、Tier1クラスのデッキに成長した。
同環境の青白コントロール同様、マナ漏出/Mana Leak、定業/Preordain、精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorをフル投入したパーミッションである。手札破壊のコジレックの審問/Inquisition of Kozilek、全体除去の弱者の消耗/Consume the Meek、フィニッシャーの墓所のタイタン/Grave Titanなどの登場で、青白と同等以上のデッキにまでのし上がり、世界選手権10でもベスト8中、優勝・準優勝を含む5席を占めるに至った。→*1
ミラディン包囲戦では喉首狙い/Go for the Throatや黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenithを獲得。また新たなプレインズウォーカーのボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasが登場、これを活用した青黒テゼレットという亜種も生まれた。だが同時に隆盛したCaw-Bladeに対しては、アーキタイプの点でも、色の役割上装備品を割れない点でも不利であり、トップメタの座を譲り渡すこととなった。
禁止カード指定後は、自身も精神を刻む者、ジェイスを失ったものの、それ以上に天敵・Caw-Bladeの衰退が大きく、再びその数を増している。ドローサポートの穴を埋めるカードとしては、主にジェイス・ベレレン/Jace Belerenが採用される。→*2
初期型
- 備考
- 世界選手権10 優勝
- 使用者:Guillaume Matignon
- フォーマット
青黒コントロール [2] | |||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- ミラディンの傷跡参入直後の初期型。
後期型
- 備考
- アメリカ選手権11 優勝 (参考)
- 使用者:Ali Aintrazi
- フォーマット
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン参入直後は、新メカニズム・想起とその場しのぎの人形/Makeshift Mannequinのシナジーに着目したマネキンコントロールが登場。
モーニングタイド以降青黒のデッキはクロック・パーミッションであるフェアリーが主流となるが、滅び/Damnation等を採用しコントロールに寄せたデッキも登場した。→*1
サンプルレシピ
- 備考
- アメリカ選手権08 ベスト4 (参考)
- 使用者:Paul Cheon
- フォーマット
UB Faeries [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- フェアリーをベースに、影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator等を投入したコントロールデッキ。
時のらせんブロック構築
時のらせんブロック構築における青黒コントロールは、強力な滅び/Damnationをベースとしたコントロールデッキ。
滅び/Damnationに加え、対コントロールに有効なザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirの存在が大きい。プロツアー横浜07では上位3位を独占した(→#初期型)。
蓄積ランドや虹色のレンズ/Prismatic Lensでマナ加速し、除去やカウンターでコントロールするのが基本。
神秘の指導/Mystical Teachingsによるサーチを組みこんでおり状況に合わせて対応していく戦略をとる。サーチ前提の1・2枚挿しのカードが多く、その内容によって対応力ががらりと変るため非常に繊細なデッキである。
その他にも、ピクルスに滅び/Damnationを追加したバージョン、赤をタッチして虚空/Voidを足したもの(→虚空)、さらなるアドバンテージ獲得手段として死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lordを組み込んだDralnu du Louvreなど、さまざまなバリエーションがある。
未来予知施行後は連合の秘宝/Coalition Relicやトレイリア西部/Tolaria West・涙の川/River of Tearsを得て格段にマナ基盤が強化された。海外では「連合の秘宝コントロール(Relic Control)」とも呼ばれる(→#未来予知後)。
未来予知後
- 備考
- グランプリフィレンツェ07 ベスト4 (参考)
- 使用者:Mido Kagawa
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (9) | |
4 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
2 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
1 | トリスケラバス/Triskelavus |
2 | 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant |
呪文 (28) | |
4 | 滅び/Damnation |
4 | 取り消し/Cancel |
3 | 入念な考慮/Careful Consideration |
2 | 遅延/Delay |
1 | 消えない賛歌/Haunting Hymn |
1 | 永遠からの引き抜き/Pull from Eternity |
1 | 殺戮の契約/Slaughter Pact |
3 | 神秘の指導/Mystical Teachings |
1 | 絞殺の煤/Strangling Soot |
2 | 占有/Take Possession |
2 | 連合の秘宝/Coalition Relic |
4 | 虹色のレンズ/Prismatic Lens |
土地 (23) | |
1 | アカデミーの廃墟/Academy Ruins |
4 | 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef |
4 | 島/Island |
1 | 平地/Plains |
2 | 涙の川/River of Tears |
2 | 沼/Swamp |
4 | 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
2 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth |
2 | トレイリア西部/Tolaria West |
サイドボード | |
1 | 古えの遺恨/Ancient Grudge |
1 | 根絶/Extirpate |
1 | インプの悪戯/Imp's Mischief |
1 | 山/Mountain |
1 | 永遠からの引き抜き/Pull from Eternity |
1 | 殺戮の契約/Slaughter Pact |
2 | 呪文の噴出/Spell Burst |
1 | 絞殺の煤/Strangling Soot |
3 | ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter |
3 | 虚空/Void |
- 未来予知参入後の「連合の秘宝コントロール」。
初期型
- 備考
- プロツアー横浜07 優勝 (参考)
- 使用者:Guillaume Wafo-Tapa
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (7) | |
2 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
2 | 吸収するウェルク/Draining Whelk |
2 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
1 | トリスケラバス/Triskelavus |
呪文 (27) | |
4 | 滅び/Damnation |
4 | 入念な考慮/Careful Consideration |
4 | 取り消し/Cancel |
1 | 消えない賛歌/Haunting Hymn |
2 | 熟慮/Think Twice |
3 | 神秘の指導/Mystical Teachings |
1 | 応じ返し/Snapback |
2 | 突然の死/Sudden Death |
2 | 堕落の触手/Tendrils of Corruption |
4 | 虹色のレンズ/Prismatic Lens |
土地 (26) | |
4 | 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse |
4 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth |
4 | 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef |
10 | 島/Island |
1 | 沼/Swamp |
1 | 溶鉄の金屑場/Molten Slagheap |
1 | アカデミーの廃墟/Academy Ruins |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
サイドボード | |
1 | 山/Mountain |
1 | 運命の盗人/Fortune Thief |
1 | 平地/Plains |
1 | 解呪/Disenchant |
1 | 時間の孤立/Temporal Isolation |
1 | 根絶/Extirpate |
1 | 突然の死/Sudden Death |
2 | 永遠からの引き抜き/Pull from Eternity |
3 | 早すぎる埋葬/Premature Burial |
3 | 砕岩を食うもの/Detritivore |
- プロツアー横浜07段階のもので、見事優勝を飾った。「会場でもっとも美しいデッキ」とも呼ばれる。
- 4枚投入されたヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothが特徴的。これにより堕落の触手/Tendrils of Corruptionの威力が格段に増し、マナ基盤も安定する。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期では、時のらせん参入後の世界選手権06で、ドロー・ゴータイプのパーミッション、Dralnu du Louvreが登場した。
神秘の指導/Mystical Teachingsによるサーチが特徴的なデッキである。
そして、次元の混乱で黒い神の怒り/Wrath of Godこと滅び/Damnationが登場。ウルザトロン系列の青黒トロンなど、様々なデッキが組まれた。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期では、呪師の弟子/Jushi Apprenticeを使用した呪師コントロールのうち、闇の腹心/Dark Confidantをドローエンジンに採用したものが環境初期のスタンダードに登場。
またコールドスナップ参入後は、呪師の弟子は使用せず、闇の腹心のライフロスを減らすために師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを採用し、新たに占術の岩床/Scrying Sheetsや相殺/Counterbalanceを採り入れたデッキ(ヤソコンなど)も現れた。
オデッセイ・ブロック期
オデッセイ・ブロック期では、サイカトグ/Psychatogをフィニッシャーとした強力なサイカトグデッキが登場する。
激動/Upheavalとのコンボを軸にした激動サイカトグが最初に登場。以後さまざまなバリエーションが現れ、当時のスタンダードにおいて常に最前線を走り続けた。
インベイジョン・ブロック構築
ステロイドやVoidがメタゲームの中心にあったインベイジョン・ブロック構築において、それらをメタったカウンターシャンブラーが登場した。
詳細はカウンターシャンブラーを参照のこと。
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期では、冥界のスピリット/Nether Spiritをフィニッシャーにしたドロー・ゴーの一種、ネザーゴーが現れた。
何度も蘇る冥界のスピリット/Nether Spiritは序盤のブロッカーとフィニッシャーを兼ねる。
インベイジョン・ブロック期の多色化の傾向に合わせ、赤や白を足したものも存在した。
マスクス・ブロック構築
マスクス・ブロック構築では、のたうつウンパス/Thrashing Wumpusをフィニッシャーにしたカウンターウンパスが登場。
ウルザ・ブロック期
青茶単などの青単コントロールが全盛期を迎えたウルザ・ブロック期において、強迫/Duressや吸血の教示者/Vampiric Tutorなどのために黒をタッチしたコントロールデッキが登場した。
サンプルレシピ
- 備考
- The Finals99 ベスト8
- 使用者:村上祐樹
- フォーマット
UB Monolith [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- メルカディアン・マスクス参入直後のもので、青茶単に黒をタッチした構成。
ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期
ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期では、虹のイフリート/Rainbow Efreetをフィニッシャーにしたタイプが現れた。
序盤の動きは後のユーロブルーに近く、カウンターなどで耐えてネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskでリセットする。リセット後に、手札破壊で安全確認をしてフィニッシャーを出し、あとはカウンターでフィニッシャーを守り切って殴り勝つだけである。
サンプルレシピ
- 備考
- The Finals97 ベスト8
- 使用者:野口猛雄
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (3) | 1 | 転覆/Capsize | |
1 | 虹のイフリート/Rainbow Efreet | 4 | 水流破/Hydroblast |
2 | 大気の精霊/Air Elemental | 2 | 魔力流出/Energy Flux |
呪文 (32) | 2 | スークアタの火渡り/Suq'Ata Firewalker | |
4 | 対抗呪文/Counterspell | 2 | 非業の死/Perish |
4 | 雲散霧消/Dissipate | 1 | 悪魔の布告/Diabolic Edict |
3 | 放逐/Dismiss | 1 | 強要/Coercion |
3 | 魔力消沈/Power Sink | 1 | 破裂の王笏/Disrupting Scepter |
2 | ミューズの囁き/Whispers of the Muse | 1 | フェルドンの杖/Feldon's Cane |
3 | 衝動/Impulse | ||
1 | 回想/Recall | ||
3 | 悪魔の布告/Diabolic Edict | ||
3 | 強要/Coercion | ||
2 | ロボトミー/Lobotomy | ||
4 | ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk | ||
土地 (25) | |||
13 | 島/Island | ||
4 | 沼/Swamp | ||
2 | 地底の大河/Underground River | ||
2 | 湿原の大河/Bad River | ||
4 | 流砂/Quicksand |
黎明期
超強力手札破壊呪文精神錯乱/Mind Twistをメインにしたコントロールデッキが最初のアメリカ選手権を制した。
詳細はBo Bellのデッキを参照のこと。
エクステンデッド
オデッセイ以降、スタンダードと同様にサイカトグデッキが活躍する。
純正の青黒タイプのほかに、他の色をタッチしたもの、等時の王笏/Isochron Scepterを搭載したセプターサイカ、発掘のギミックを加えた発掘サイカトグなど、さまざまなバリエーションが存在する。
参考
- 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」 Part1-青黒コントロール(mtg-jp.com,文:浅原晃)
- デッキ集