メンター
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+ | 前期に引き続き'''アゾリウス・メンター'''(''Azorius Mentor'')と呼ばれるデッキが存在している。 | ||
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+ | [[ダスクモーン:戦慄の館]]で[[忌まわしき眼魔/Abhorrent Oculus]]が登場すると[[リアニメイト]]時の圧力の高さからこちらがメインとなり、僧院の導師は母屋を取られ[[サイドボード]]に引いた'''アゾリウス眼魔'''(''Azorius Oculus'')が[[メタゲーム]]上位に浮上してきた。そちらについての詳細は[[眼魔#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|眼魔]]を参照。 | ||
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+ | [[考慮/Consider]]、[[手練/Sleight of Hand]]、[[フェイの解放/Free the Fae]]で[[ライブラリー]]を掘り進め、僧院の導師とモンクトークンによる面の制圧、あるいは[[傲慢なジン/Haughty Djinn]]による一点突破を狙う、[[ビート・コントロール]]というより[[チェイン・コンボ]]に近いタイプのデッキ。[[フィニッシャー]]が[[除去]]あるいはドロー呪文で[[墓地]]に落ちても、[[救いの手/Helping Hand]]や[[再稼働/Recommission]]で[[リアニメイト]]できるというギミックも仕込まれている。 | ||
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+ | **[[MO]]スタンダードチャレンジ2023/12/29 2位([https://www.mtgo.com/decklist/standard-challenge-32-2023-12-3012599385?player=Zendikatt#deck_Zendikatt 参考]) | ||
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+ | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]~[[イクサラン:失われし洞窟]]) | ||
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[[運命再編]]参入直後の[[スタンダード]]では[[僧院の導師/Monastery Mentor]]はあまり活躍できなかったが、[[ローテーション]]後はこれを中心に据えた[[白青黒]]の[[ビート・コントロール]][[デッキ]]が登場した。 | [[運命再編]]参入直後の[[スタンダード]]では[[僧院の導師/Monastery Mentor]]はあまり活躍できなかったが、[[ローテーション]]後はこれを中心に据えた[[白青黒]]の[[ビート・コントロール]][[デッキ]]が登場した。 | ||
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[[天使への願い/Entreat the Angels]]を[[フィニッシャー]]に据えた長期戦志向の奇跡コントロールと比べるとやや前のめりな構成であり、[[目くらまし/Daze]]もよく採用される。 | [[天使への願い/Entreat the Angels]]を[[フィニッシャー]]に据えた長期戦志向の奇跡コントロールと比べるとやや前のめりな構成であり、[[目くらまし/Daze]]もよく採用される。 | ||
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+ | その後[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]が[[禁止カード|禁止]]され奇跡コントロールが大きく衰退。[[先触れ/Portent]]採用型にシフトして行ったが、その後も有力なフィニッシャーの1つとして採用され続けている。師範の占い独楽と[[相殺/Counterbalance]]のソフト[[ロック]]が無くなってしまったため、長期戦向けの天使への願いよりもこちらが優先されるようだ。 | ||
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+ | 2017年4月24日に隆盛するこのデッキの弱体化、そしてこのデッキの捕食者である[[MUD|Mishra's Workshopデッキ]]の[[抵抗の宝球/Sphere of Resistance]]系カードの影響を減少させてメタゲームを開けさせるため、[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]と[[噴出/Gush]]が[[制限カード]]に指定された。大幅に弱体化したものの、その後も[[メタ]]の一角を占める活躍をしていた。その活躍ぶりは12回のVintage Challengeのトップ8のうち3割を占めるほどであった。 | ||
+ | その後2017年9月1日に、環境の多様性の問題と「僧院の導師が青いデッキにとって明らかに最高の勝利条件」であることを理由に、僧院の導師が制限カードに指定され弱体化した。 | ||
+ | その後は[[逆説的な結果/Paradoxical Outcome]]を投入した'''[[逆説ストーム#ヴィンテージ|逆説メンター]]'''や、[[未来の大魔術師/Magus of the Future]]や[[道の探求者/Seeker of the Way]]などを足したものが登場している。 | ||
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+ | [[灯争大戦]]参入後は、[[戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist]]によって1マナの[[単体除去]]や[[ドローソース]]を使い回してアドバンテージをとる'''ジェスカイ・アルカニスト'''と呼ばれるタイプが登場した。 | ||
===赤白青=== | ===赤白青=== | ||
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− | **[[ヴィンテージ選手権15]] | + | **[[ヴィンテージ選手権15]] ベスト8([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/vintagechamp15 参考]) |
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*[[赤白青]]のタイプ。[[軽い|軽量]]ドローとしては[[定業/Preordain]]や[[噴出/Gush]]が採用されている。 | *[[赤白青]]のタイプ。[[軽い|軽量]]ドローとしては[[定業/Preordain]]や[[噴出/Gush]]が採用されている。 | ||
===白青黒=== | ===白青黒=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ヴィンテージ選手権15]] | + | **[[ヴィンテージ選手権15]] 第23位([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/vintagechamp15/top-32-decklists-2015-08-23#brian_pallass_mentor_-_vintage_championship_rd_place 参考]) |
**使用者:[[Brian Pallas]] | **使用者:[[Brian Pallas]] | ||
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*[[白青黒]]のタイプ。[[Vault Control]]の一種であり、軽量ドローとしては[[物読み/Thoughtcast]]が採用されている。 | *[[白青黒]]のタイプ。[[Vault Control]]の一種であり、軽量ドローとしては[[物読み/Thoughtcast]]が採用されている。 | ||
*[[メインデッキ]]の[[カード]]が1枚不明。 | *[[メインデッキ]]の[[カード]]が1枚不明。 | ||
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+ | **ヨーロッパヴィンテージ選手権18 トップ8([https://www.magicbazar.fr/article/52-eternal_weekend_2018 参考]) | ||
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+ | *[[僧院の導師/Monastery Mentor]]制限指定後の[[赤白青]]型。 | ||
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+ | ===ジェスカイ・アルカニスト=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[北米ヴィンテージ選手権19]] 準優勝([https://www.eternalcentral.com/north-america-vintage-champs-2019-coverage-decklists-and-results/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Boston Schatteman]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ヴィンテージ]](~[[エルドレインの王権]]) | ||
+ | {{#MagicFactory:df324162}} | ||
+ | *[[エルドレインの王権]]において[[噴出/Gush]]と相性がいい[[神秘の聖域/Mystic Sanctuary]]を獲得したことで、アドバンテージ能力がますます向上した。 | ||
+ | *[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]解禁以降は、これを[[相棒]]として採用するために[[僧院の導師/Monastery Mentor]]を抜いたタイプ([http://www.magic-factory.net/file/df324171/ 参考])が主流となった。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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[[Category:赤白青クロック・パーミッションデッキ]] | [[Category:赤白青クロック・パーミッションデッキ]] | ||
[[Category:タルキール覇王譚ブロックを含むスタンダードデッキ]] | [[Category:タルキール覇王譚ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:戦乱のゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:イニストラード:真夜中の狩り~ニューカペナの街角を含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:団結のドミナリア~機械兵団の進軍:決戦の後にを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:エルドレインの森~サンダー・ジャンクションの無法者を含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:ブルームバロウ~ダスクモーン:戦慄の館を含むスタンダードデッキ]] | ||
[[Category:モダンデッキ]] | [[Category:モダンデッキ]] | ||
[[Category:レガシーデッキ]] | [[Category:レガシーデッキ]] | ||
[[Category:ヴィンテージデッキ]] | [[Category:ヴィンテージデッキ]] |
2025年2月10日 (月) 20:47時点における最新版
メンター(Mentor)は、僧院の導師/Monastery Mentorを中心に据えたデッキの総称。運命再編参入後の様々なフォーマットに存在する。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、果敢を持つ白の1/1のモンク(Monk)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
僧院の導師/Monastery Mentorを戦場に出し、除去や打ち消しなどのクリーチャーでない呪文を次々唱えてモンク・トークンを量産するとともに、僧院の導師本体とトークンの果敢を誘発させて高い打点を叩き出す。
デッキカラーは様々だが、僧院の導師の白と軽量ドローを擁する青の2色を含む白青黒や赤白青のものが多い。
[編集] 団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期
前期に引き続きアゾリウス・メンター(Azorius Mentor)と呼ばれるデッキが存在している。
クリーチャー — 眼(Eye)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの墓地にあるカード6枚を追放する。
飛行
各対戦相手のアップキープの開始時に、あなたは戦慄予示する。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見る。それらのうち1枚を2/2のクリーチャーとして裏向きで戦場に出し、残りをあなたの墓地に置く。それがクリーチャー・カードなら、そのマナ・コストで、いつでも表向きにしてよい。)
ダスクモーン:戦慄の館で忌まわしき眼魔/Abhorrent Oculusが登場するとリアニメイト時の圧力の高さからこちらがメインとなり、僧院の導師は母屋を取られサイドボードに引いたアゾリウス眼魔(Azorius Oculus)がメタゲーム上位に浮上してきた。そちらについての詳細は眼魔を参照。
[編集] サンプルリスト
[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
機械兵団の進軍で僧院の導師が再録。白青黒でエスパー・メンター(Esper Mentor)と呼ばれるデッキが登場した。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
飛行、警戒
1/3Free the Fae / フェイの解放 (1)(青)
インスタント — 出来事(Adventure)
カード4枚を切削する。その後、その切削したカードの中からインスタントやソーサリーやフェアリー(Faerie)であるカード1枚をあなたの手札に加える。
クリーチャー — ジン(Djinn)
飛行
傲慢なジンのパワーは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカードの枚数に等しい。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
考慮/Consider、手練/Sleight of Hand、フェイの解放/Free the Faeでライブラリーを掘り進め、僧院の導師とモンクトークンによる面の制圧、あるいは傲慢なジン/Haughty Djinnによる一点突破を狙う、ビート・コントロールというよりチェイン・コンボに近いタイプのデッキ。フィニッシャーが除去あるいはドロー呪文で墓地に落ちても、救いの手/Helping Handや再稼働/Recommissionでリアニメイトできるというギミックも仕込まれている。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
エスパー・メンター [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
運命再編参入直後のスタンダードでは僧院の導師/Monastery Mentorはあまり活躍できなかったが、ローテーション後はこれを中心に据えた白青黒のビート・コントロールデッキが登場した。
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+1]:ターン終了時まで、ゼンディカーの同盟者、ギデオンは破壊不能を持つ5/5の人間(Human)・兵士(Soldier)・同盟者(Ally)クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、これに与えられるすべてのダメージを軽減する。
[0]:白の2/2の騎士(Knight)・同盟者クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
強迫/Duressや蔑み/Despiseなどの手札破壊呪文、勇敢な姿勢/Valorous Stanceや残忍な切断/Murderous Cutなどの除去呪文で対戦相手の行動を妨害しつつ、宝船の巡航/Treasure Cruiseで手札を補充し、僧院の導師の能力を繰り返し誘発させて戦う。
変身すれば墓地の呪文を唱えられるヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy、全体強化能力を持つゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarは、単純なカードパワーの高さに加え、僧院の導師との相性も良い重要なパーツ。
[編集] サンプルレシピ
Esper Mentor [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] モダン
エスパーメンター(Esper Mentor)、エスパーミッドレンジ(Esper Midrange)などと呼ばれる白青黒のビート・コントロールデッキが存在する。
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック(1)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
コジレックの審問/Inquisition of Kozilekなどの手札破壊呪文、呪文嵌め/Spell Snareなどの打ち消し呪文、流刑への道/Path to Exileなどの除去呪文で対戦相手の行動を妨害しながら、僧院の導師/Monastery Mentorの能力を繰り返し誘発させて戦う。
軽量ドローである思考掃き/Thought Scourは僧院の導師との相性が良いのはもちろん、墓地を肥やすことで瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageや未練ある魂/Lingering Souls、探査持ちのサポートにもなる重要なパーツ。
[編集] サンプルレシピ
Esper Mentor [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- デザイナーの松本友樹もほぼ同一のデッキを使用してベスト8に入賞している。デザイナー本人による解説も参照。
[編集] レガシー
レガシーでは、奇跡コントロールの一種として組まれることが多い。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
僧院の導師/Monastery Mentorは渦まく知識/Brainstormや思案/Ponderといった青の軽量ドロー、デッキのキーカードである師範の占い独楽/Sensei's Divining Topとの相性が良く、奇跡コントロールに無理なく組み込むことができる。
天使への願い/Entreat the Angelsをフィニッシャーに据えた長期戦志向の奇跡コントロールと比べるとやや前のめりな構成であり、目くらまし/Dazeもよく採用される。
その後師範の占い独楽/Sensei's Divining Topが禁止され奇跡コントロールが大きく衰退。先触れ/Portent採用型にシフトして行ったが、その後も有力なフィニッシャーの1つとして採用され続けている。師範の占い独楽と相殺/Counterbalanceのソフトロックが無くなってしまったため、長期戦向けの天使への願いよりもこちらが優先されるようだ。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリリール15 優勝 (参考)
- 使用者:Claudio Bonanni
- フォーマット
Miracles(Legacy) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ヴィンテージ
インスタントやソーサリーだけでなく、軽く強力なアーティファクトが多数存在するヴィンテージは僧院の導師/Monastery Mentorが最も真価を発揮できるフォーマットであり、これをフィニッシャーに据えたコントロールデッキが活躍している。
ブラック・ロータス/Black Lotusや各種Moxによるマナ加速から僧院の導師を高速で設置し、対戦相手の行動を意志の力/Force of Willや精神的つまづき/Mental Misstepで打ち消しつつ、更なるMoxやAncestral Recallなどのドロー呪文を連打して僧院の導師の能力を何度も誘発させる。
2017年4月24日に隆盛するこのデッキの弱体化、そしてこのデッキの捕食者であるMishra's Workshopデッキの抵抗の宝球/Sphere of Resistance系カードの影響を減少させてメタゲームを開けさせるため、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeと噴出/Gushが制限カードに指定された。大幅に弱体化したものの、その後もメタの一角を占める活躍をしていた。その活躍ぶりは12回のVintage Challengeのトップ8のうち3割を占めるほどであった。 その後2017年9月1日に、環境の多様性の問題と「僧院の導師が青いデッキにとって明らかに最高の勝利条件」であることを理由に、僧院の導師が制限カードに指定され弱体化した。 その後は逆説的な結果/Paradoxical Outcomeを投入した逆説メンターや、未来の大魔術師/Magus of the Futureや道の探求者/Seeker of the Wayなどを足したものが登場している。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
トランプル
戦慄衆の秘儀術師が攻撃するたび、あなたの墓地からマナ総量が戦慄衆の秘儀術師のパワー以下でありインスタントかソーサリーであるカード1枚を対象とする。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その呪文があなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
灯争大戦参入後は、戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanistによって1マナの単体除去やドローソースを使い回してアドバンテージをとるジェスカイ・アルカニストと呼ばれるタイプが登場した。
[編集] 赤白青
- 備考
- ヴィンテージ選手権15 ベスト8(参考)
- 使用者:Michael Herbig
- フォーマット
Jeskai Mentor(Vintage) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤白青のタイプ。軽量ドローとしては定業/Preordainや噴出/Gushが採用されている。
[編集] 白青黒
- 備考
- ヴィンテージ選手権15 第23位(参考)
- 使用者:Brian Pallas
- フォーマット
Esper Mentor [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白青黒のタイプ。Vault Controlの一種であり、軽量ドローとしては物読み/Thoughtcastが採用されている。
- メインデッキのカードが1枚不明。
[編集] 僧院の導師制限後
- 備考
- ヨーロッパヴィンテージ選手権18 トップ8(参考)
- 使用者:Raffaele Ramagli
- フォーマット
Mentor(Vintage) [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 僧院の導師/Monastery Mentor制限指定後の赤白青型。
[編集] ジェスカイ・アルカニスト
- 備考
- 北米ヴィンテージ選手権19 準優勝(参考)
- 使用者:Boston Schatteman
- フォーマット
Jeskai Arcanist(Vintage) [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- エルドレインの王権において噴出/Gushと相性がいい神秘の聖域/Mystic Sanctuaryを獲得したことで、アドバンテージ能力がますます向上した。
- 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den解禁以降は、これを相棒として採用するために僧院の導師/Monastery Mentorを抜いたタイプ(参考)が主流となった。