メンター
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2024年10月13日 (日) 12:04時点における版
メンター(Mentor)は、僧院の導師/Monastery Mentorを中心に据えたデッキの総称。運命再編参入後の様々なフォーマットに存在する。
目次 |
概要
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、果敢を持つ白の1/1のモンク(Monk)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
僧院の導師/Monastery Mentorを戦場に出し、除去や打ち消しなどのクリーチャーでない呪文を次々唱えてモンク・トークンを量産するとともに、僧院の導師本体とトークンの果敢を誘発させて高い打点を叩き出す。
デッキカラーは様々だが、僧院の導師の白と軽量ドローを擁する青の2色を含む白青黒や赤白青のものが多い。
スタンダード(団結のドミナリア〜ファウンデーションズ期)
前期に引き続きアゾリウス・メンター/Azorius Mentorと呼ばれるデッキが存在している。
クリーチャー — 眼(Eye)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの墓地にあるカード6枚を追放する。
飛行
各対戦相手のアップキープの開始時に、あなたは戦慄予示する。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見る。それらのうち1枚を2/2のクリーチャーとして裏向きで戦場に出し、残りをあなたの墓地に置く。それがクリーチャー・カードなら、そのマナ・コストで、いつでも表向きにしてよい。)
ダスクモーン:戦慄の館で忌まわしき眼魔/Abhorrent Oculusが登場すると横並びの爆発力からこちらがメインとなり、僧院の導師は母屋を取られサイドボードに引いたアゾリウス眼魔/Azorius Oculusがメタゲーム上位に浮上してきた。
サンプルレシピ
サンプルレシピ(アゾリウス眼魔)
- 備考
- プレイヤーズコンベンション静岡24準優勝(参考)
- 使用者:川口哲
- フォーマット
アゾリウス眼魔 [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期)
機械兵団の進軍で僧院の導師が再録。白青黒でエスパーメンター(Esper Mentor)と呼ばれるデッキが登場した。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
飛行、警戒
1/3Free the Fae / フェイの解放 (1)(青)
インスタント — 出来事(Adventure)
カード4枚を切削する。その後、その切削したカードの中からインスタントやソーサリーやフェアリー(Faerie)であるカード1枚をあなたの手札に加える。
クリーチャー — ジン(Djinn)
飛行
傲慢なジンのパワーは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカードの枚数に等しい。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
考慮/Consider、手練/Sleight of Hand、フェイの解放/Free the Faeでライブラリーを掘り進め、僧院の導師とモンクトークンによる面の制圧、あるいは傲慢なジン/Haughty Djinnによる一点突破を狙う、ビート・コントロールというよりチェイン・コンボに近いタイプのデッキ。フィニッシャーが除去あるいはドロー呪文で墓地に落ちても、救いの手/Helping Handや再稼働/Recommissionでリアニメイトできるというギミックも仕込まれている。
サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
エスパー・メンター [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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スタンダード(タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期)
運命再編参入直後のスタンダードでは僧院の導師/Monastery Mentorはあまり活躍できなかったが、ローテーション後はこれを中心に据えた白青黒のビート・コントロールデッキが登場した。
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+1]:ターン終了時まで、ゼンディカーの同盟者、ギデオンは破壊不能を持つ5/5の人間(Human)・兵士(Soldier)・同盟者(Ally)クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、これに与えられるすべてのダメージを軽減する。
[0]:白の2/2の騎士(Knight)・同盟者クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
強迫/Duressや蔑み/Despiseなどの手札破壊呪文、勇敢な姿勢/Valorous Stanceや残忍な切断/Murderous Cutなどの除去呪文で対戦相手の行動を妨害しつつ、宝船の巡航/Treasure Cruiseで手札を補充し、僧院の導師の能力を繰り返し誘発させて戦う。
変身すれば墓地の呪文を唱えられるヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy、全体強化能力を持つゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarは、単純なカードパワーの高さに加え、僧院の導師との相性も良い重要なパーツ。
サンプルレシピ
Esper Mentor [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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モダン
エスパーメンター(Esper Mentor)、エスパーミッドレンジ(Esper Midrange)などと呼ばれる白青黒のビート・コントロールデッキが存在する。
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック(1)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
コジレックの審問/Inquisition of Kozilekなどの手札破壊呪文、呪文嵌め/Spell Snareなどの打ち消し呪文、流刑への道/Path to Exileなどの除去呪文で対戦相手の行動を妨害しながら、僧院の導師/Monastery Mentorの能力を繰り返し誘発させて戦う。
軽量ドローである思考掃き/Thought Scourは僧院の導師との相性が良いのはもちろん、墓地を肥やすことで瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageや未練ある魂/Lingering Souls、探査持ちのサポートにもなる重要なパーツ。
サンプルレシピ
Esper Mentor [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- デザイナーの松本友樹もほぼ同一のデッキを使用してベスト8に入賞している。デザイナー本人による解説も参照。
レガシー
レガシーでは、奇跡コントロールの一種として組まれることが多い。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
僧院の導師/Monastery Mentorは渦まく知識/Brainstormや思案/Ponderといった青の軽量ドロー、デッキのキーカードである師範の占い独楽/Sensei's Divining Topとの相性が良く、奇跡コントロールに無理なく組み込むことができる。
天使への願い/Entreat the Angelsをフィニッシャーに据えた長期戦志向の奇跡コントロールと比べるとやや前のめりな構成であり、目くらまし/Dazeもよく採用される。
その後師範の占い独楽/Sensei's Divining Topが禁止され奇跡コントロールが大きく衰退。先触れ/Portent採用型にシフトして行ったが、その後も有力なフィニッシャーの1つとして採用され続けている。師範の占い独楽と相殺/Counterbalanceのソフトロックが無くなってしまったため、長期戦向けの天使への願いよりもこちらが優先されるようだ。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリリール15 優勝 (参考)
- 使用者:Claudio Bonanni
- フォーマット
Miracles(Legacy) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヴィンテージ
インスタントやソーサリーだけでなく、軽く強力なアーティファクトが多数存在するヴィンテージは僧院の導師/Monastery Mentorが最も真価を発揮できるフォーマットであり、これをフィニッシャーに据えたコントロールデッキが活躍している。
ブラック・ロータス/Black Lotusや各種Moxによるマナ加速から僧院の導師を高速で設置し、対戦相手の行動を意志の力/Force of Willや精神的つまづき/Mental Misstepで打ち消しつつ、更なるMoxやAncestral Recallなどのドロー呪文を連打して僧院の導師の能力を何度も誘発させる。
2017年4月24日に隆盛するこのデッキの弱体化、そしてこのデッキの捕食者であるMishra's Workshopデッキの抵抗の宝球/Sphere of Resistance系カードの影響を減少させてメタゲームを開けさせるため、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeと噴出/Gushが制限カードに指定された。大幅に弱体化したものの、その後もメタの一角を占める活躍をしていた。その活躍ぶりは12回のVintage Challengeのトップ8のうち3割を占めるほどであった。 その後2017年9月1日に、環境の多様性の問題と「僧院の導師が青いデッキにとって明らかに最高の勝利条件」であることを理由に、僧院の導師が制限カードに指定され弱体化した。 その後は逆説的な結果/Paradoxical Outcomeを投入しVault Controlの要素を組み込んだものや、未来の大魔術師/Magus of the Futureや道の探求者/Seeker of the Wayなどを足したものが登場している。
赤白青
- 備考
- ヴィンテージ選手権15 ベスト8 (参考)
- 使用者:Michael Herbig
- フォーマット
Jeskai Mentor(Vintage) [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤白青のタイプ。軽量ドローとしては定業/Preordainや噴出/Gushが採用されている。
白青黒
- 備考
- ヴィンテージ選手権15 第23位 (参考)
- 使用者:Brian Pallas
- フォーマット
Esper Mentor [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白青黒のタイプ。Vault Controlの一種であり、軽量ドローとしては物読み/Thoughtcastが採用されている。
- メインデッキのカードが1枚不明。
僧院の導師制限後(逆説型)
Paradoxical Mentor [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白青黒のタイプ。修繕/Tinkerからのサーチ先としてTime Vaultなどの他に荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusも入っている。