赤緑白ビートダウン

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赤緑白ビートダウン(RGW Beatdown)は、赤緑白の3で組まれるビートダウンデッキ

目次

概要

の優秀なクリーチャー火力、白のパーマネントコントロールを擁する。高速ビートダウンに適した3であり、非常に攻撃的でありながら高い柔軟性も併せ持つ。しかし対戦相手呪文手札に干渉する術を持たないため、自身を上回る速度を持つコンボデッキに弱い。

マジック黎明期から高い人気を持ち、Zooや、Three Deuceなどと総称されることもあるデッキカラーである。

タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期

環境緑白トークンタッチしたナヤトークン(Naya Tokens)が存在する。



基本的な動きは緑白トークンと同じ。採用される赤のカード炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller光輝の炎/Radiant Flamesなど。

サンプルレシピ

Naya Tokens [1]
土地 (26)
8 森/Forest
5 平地/Plains
3 鋭い突端/Needle Spires
2 燃えがらの林間地/Cinder Glade
3 梢の眺望/Canopy Vista
2 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey
1 要塞化した村/Fortified Village
クリーチャー (10)
4 森の代言者/Sylvan Advocate
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
2 大天使アヴァシン/Archangel Avacyn
呪文 (24)
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
4 ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar
2 炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller
3 石の宣告/Declaration in Stone
1 悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance
3 ドロモカの命令/Dromoka's Command
2 荒野の確保/Secure the Wastes
4 ニッサの誓い/Oath of Nissa
1 停滞の罠/Stasis Snare
サイドボード (15)
1 大天使アヴァシン/Archangel Avacyn
1 荒野の確保/Secure the Wastes
1 悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance
1 龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka
3 光輝の炎/Radiant Flames
2 ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist
3 翼切り/Clip Wings
2 進化の飛躍/Evolutionary Leap
1 議事会の自然主義者/Conclave Naturalists


テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

この環境デッキとしては2楔3色のものが多いが、弧3色のものとして赤緑白ビートダウンも存在している。主な活躍は運命再編参入後。



エルフの神秘家/Elvish Mysticからゼナゴスの狂信者/Fanatic of Xenagos大いなる狩りの巫師/Shaman of the Great Huntなどのアタッカーに繋げる基本的な動きは同環境の赤緑アグロと同じ。こちらはを足したことで、岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks勇敢な姿勢/Valorous Stanceといった優秀な除去を採用できるようになっている。

タルキール龍紀伝参入後は、サテュロスの重装歩兵/Satyr Hoplite恩寵の重装歩兵/Favored Hopliteなどの英雄的能力を持つクリーチャータイタンの力/Titan's Strength神々の思し召し/Gods Willingなどの対象を取る呪文でサポートする、ナヤヒロイック(Naya Heroic)と呼ばれるデッキも登場した。構造はテーロス・ブロック構築赤白英雄的によく似ており、ドロモカの命令/Dromoka's Commandなどのためにタッチした赤白英雄的とも言える。

サンプルレシピ(ナヤアグロ)

Naya Aggro [2]
土地 (24)
1 平地/Plains
6 山/Mountain
4 森/Forest
4 マナの合流点/Mana Confluence
1 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
4 大いなる狩りの巫師/Shaman of the Great Hunt
4 ゼナゴスの狂信者/Fanatic of Xenagos
4 ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
4 嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon
4 荒野の後継者/Heir of the Wilds
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
呪文 (12)
1 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
2 勇敢な姿勢/Valorous Stance
3 稲妻の一撃/Lightning Strike
4 岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks
2 前哨地の包囲/Outpost Siege
サイドボード (15)
2 スズメバチの巣/Hornet Nest
2 灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix
3 弧状の稲妻/Arc Lightning
1 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler
2 群衆の掟/Mob Rule
2 破壊的な享楽/Destructive Revelry
3 乱撃斬/Wild Slash


  • 運命再編参入後のナヤアグロと呼ばれるタイプ。

サンプルレシピ(ナヤヒロイック)

Naya Heroic [3]
土地 (20)
1 森/Forest
2 平地/Plains
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
4 マナの合流点/Mana Confluence
3 凱旋の神殿/Temple of Triumph
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 豊潤の神殿/Temple of Plenty
クリーチャー (12)
4 サテュロスの重装歩兵/Satyr Hoplite
4 ラゴンナ団の先駆者/Lagonna-Band Trailblazer
4 恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite
呪文 (28)
3 タイタンの力/Titan's Strength
3 アジャニの存在/Ajani's Presence
4 ドロモカの命令/Dromoka's Command
4 果敢な一撃/Defiant Strike
4 神々の思し召し/Gods Willing
2 戦士の教訓/Warriors' Lesson
3 ティムールの激闘/Temur Battle Rage
2 強大化/Become Immense
1 魂の基点/Center Soul
2 ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod
サイドボード (15)
2 ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod
3 神々の神盾/Aegis of the Gods
2 勇敢な姿勢/Valorous Stance
2 定命の者の熱意/Mortal's Ardor
3 神話実現/Myth Realized
3 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler


  • タルキール龍紀伝参入後のナヤヒロイックと呼ばれるタイプ。

テーロス・ブロック構築

赤緑タッチミッドレンジデッキが活躍している。



基本的な動きは同時期のスタンダードに存在するグルールモンスターと同じ。森の女人像/Sylvan Caryatid旅するサテュロス/Voyaging Satyrからマナ加速し、都市国家の破壊者/Polis Crusher嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonなどのクリーチャーと、歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどのプレインズウォーカーを連打する。

環境初期は赤緑2のタイプが優勢だったが、後にエルズペスや岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocksのために白を足したこちらのタイプが主流になった。神々の軍勢参入直前には環境を支配するデッキとなり、Magic OnlineのDaily Eventの上位をほぼ独占(参考)。メインデッキから峰の噴火/Peak Eruptionなどの同系対策を入れたものまで現れるようになった。

神々の軍勢からはクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix豊潤の神殿/Temple of Plentyを獲得。他のデッキも強化されたためトップメタの地位からは退いたものの、メタの一角として活躍を続けた。

ニクスへの旅からも払拭の光/Banishing Lightなどを獲得し、強化される。プロツアー「ニクスへの旅」では使用率2位(参考/翻訳)となり、Top8に2人を送り込んだ。

サンプルレシピ

Naya Midrange [4]
土地 (24)
4 森/Forest
3 マナの合流点/Mana Confluence
8 山/Mountain
1 平地/Plains
4 奔放の神殿/Temple of Abandon
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty
クリーチャー (21)
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
4 都市国家の破壊者/Polis Crusher
1 世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
4 嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
4 旅するサテュロス/Voyaging Satyr
呪文 (15)
4 払拭の光/Banishing Light
4 岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks
2 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
4 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
1 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler
サイドボード (15)
2 パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros
4 狩人狩り/Hunt the Hunter
4 マグマのしぶき/Magma Spray
2 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
3 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler


  • 公式記事Daily Deckの解説も参照。

ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期

の優秀なクリーチャーを利用するビートダウンデッキが存在する。



デッキのバリエーションは様々で、主に以下のようなものがある。

アグロ型
万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lionなどの低マナ域のクリーチャーを中心とするアグロタイプ。ボロスの反攻者/Boros Reckonerなどののクリーチャーを多めに採用して精霊への挑戦/Brave the Elementsを活用する、Brave Nayaと呼ばれるタイプも存在する。
ミッドレンジ型
マナ・クリーチャーから中マナ域のクリーチャーやプレインズウォーカーに繋げるミッドレンジタイプ。コンセプトは同環境グルールモンスタージャンドモンスターに近い。
ヴィトゥ=ガジーの末裔/Scion of Vitu-Ghaziなどのトークン生成カード鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forgeを採用した、Naya Tokensと呼ばれるタイプも存在する。
オーラ型
呪禁クリーチャーとオーラシナジーを中心としたナヤオーラ(Naya Auras)と呼ばれるタイプ。詳細はナヤオーラを参照。

Brave Naya

Brave Naya [5]
土地 (22)
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 寺院の庭/Temple Garden
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
クリーチャー (26)
4 万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon
4 ドライアドの闘士/Dryad Militant
4 復活の声/Voice of Resurgence
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
2 管区の隊長/Precinct Captain
4 ボロスの反攻者/Boros Reckoner
4 ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager
呪文 (12)
3 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
4 精霊への挑戦/Brave the Elements
4 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
1 ボロスの魔除け/Boros Charm
サイドボード (15)
3 ボロスの魔除け/Boros Charm
1 自然に帰れ/Back to Nature
2 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
1 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler
1 不動のアジャニ/Ajani Steadfast
3 セテッサ式戦術/Setessan Tactics
2 放逐する僧侶/Banisher Priest
2 ワームの到来/Advent of the Wurm


  • Brave Nayaと呼ばれるタイプ。

Naya Tokens

Naya Tokens [6]
土地 (23)
2 森/Forest
1 平地/Plains
2 マナの合流点/Mana Confluence
3 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 寺院の庭/Temple Garden
2 奔放の神殿/Temple of Abandon
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty
2 凱旋の神殿/Temple of Triumph
クリーチャー (23)
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 ヴィトゥ=ガジーの末裔/Scion of Vitu-Ghazi
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
4 復活の声/Voice of Resurgence
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
3 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
呪文 (14)
2 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
4 ドムリ・ラーデ/Domri Rade
3 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
2 歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler
3 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
サイドボード (15)
3 霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra
1 岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks
4 ニクス毛の雄羊/Nyx-Fleece Ram
2 神討ち/Deicide
1 セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice
4 神々の憤怒/Anger of the Gods


  • Naya Tokensと呼ばれるタイプ。

イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

1マナ域12枚の超軽量ウィニーから7マナのフィニッシャーを用いるランプ寄りのミッドレンジまで、多種多様な構成のデッキが存在する。

ローテーション直後は多色地形の選択肢がやや乏しく、遥か見/Farseekによってマナ加速と同時に色マナの安定を図る、4~7マナ域中心のタイプが主流だった。このタイプはナヤミッドレンジ(Naya Midrange)あるいはナヤランプ(Naya Ramp)と呼ばれる。



スタンダード前環境イニストラード・ブロック構築赤緑白デッキの流れを汲む、CIP能力修復の天使/Restoration Angelシナジーを中心とした構成を取る。採用されるクリーチャー高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsスラーグ牙/Thragtuskなど防御的な性格を帯びたものになっており、マナ加速から突撃するアタッカー静穏の天使/Angel of Serenityまでの時間を稼ぐブロッカーという2つの役割を状況に応じて使い分けながら戦う。

ギルド門侵犯参入後は、踏み鳴らされる地/Stomping Ground聖なる鋳造所/Sacred Foundryの追加によりマナ基盤が安定したこと、炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryボロスの反攻者/Boros Reckonerなどの優秀な低マナ域のクリーチャーが登場したことを受け、遥か見に依存しないアグロ寄りのデッキも増加した。

特に大きな活躍を見せているのは2つ。1つは2~5マナ域を主戦力とするタイプで、ナヤアグロ(Naya Aggro)、ナヤミッドレンジ(Naya Midrange)、ドムリナヤ(Domri Naya)、Naya Zooなど様々に呼ばれる。



採用されるクリーチャーはボロスの反攻者、ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteなど。アドバンテージの獲得に長け、ボロスの反攻者とのシナジーもあるドムリ・ラーデ/Domri Radeもよく使われる。また円環の賢者/Gyre Sageを用いるタイプは、Twitter上でデッキリストを公開した(参考齋藤友晴の名前を取ってSaito Zooなどと呼ばれる。

もう1つは1~3マナ域を中心とする人間デッキの一種、Naya Blitz



詳細はNaya Blitzを参照。

  • 上記のように、この環境でナヤミッドレンジと言った場合、該当するデッキタイプは2つあるので注意。

サンプルレシピ1

Naya Midrange [7]
土地 (26)
3 断崖の避難所/Clifftop Retreat
4 森/Forest
2 ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
3 山/Mountain
3 根縛りの岩山/Rootbound Crag
3 セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (19)
3 静穏の天使/Angel of Serenity
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
4 修復の天使/Restoration Angel
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (15)
2 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 小悪魔の遊び/Devil's Play
4 遥か見/Farseek
3 忘却の輪/Oblivion Ring
2 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
3 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
サイドボード (15)
1 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer
1 小悪魔の遊び/Devil's Play
1 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
1 天啓の光/Ray of Revelation
2 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
1 終末/Terminus
2 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts


  • 遥か見を採用したミッドレンジタイプ。

サンプルレシピ2

Zoo [8]
土地 (24)
3 断崖の避難所/Clifftop Retreat
2 山/Mountain
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
3 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (28)
4 ボロスの反攻者/Boros Reckoner
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar
4 円環の賢者/Gyre Sage
4 地獄乗り/Hellrider
4 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
1 スラーグ牙/Thragtusk
3 雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite
呪文 (8)
4 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
4 ドムリ・ラーデ/Domri Rade
サイドボード (15)
1 戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader
3 ボロスの魔除け/Boros Charm
2 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
2 近野の巡礼者/Nearheath Pilgrim
2 平和な心/Pacifism
2 安らかなる眠り/Rest in Peace
1 スラーグ牙/Thragtusk
2 獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity


  • ギルド門侵犯参入後のSaito Zooと呼ばれるタイプ。

イニストラード・ブロック構築

アヴァシンの帰還で強力な天使が多数登場したことで、従来の赤緑中速ビートダウンの亜種、ウルフ&エンジェルWolves and Angels)が成立した。



アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim軽蔑された村人/Scorned Villagerの2大マナ・クリーチャーから、高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsなどの優秀な中堅大型クリーチャーを次々と展開。最後はウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartの爆発的な強化忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedなどの火力によって勝負を決める。

を濃くして鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Heronsなどを採用したもの、修復の天使/Restoration Angelタッチする程度にとどめたもの、従来通り白を用いない赤緑2色のもの(WolvesRG Wolf Runなどと呼ばれる)など、バリエーションは様々。

プロツアー「アヴァシンの帰還」ではトップメタとなり、参加者の約27%(赤緑タイプも含めると31%強)がこのデッキを選択。Top8に3人を輩出した。

サンプルレシピ

Wolves and Angels [9]
土地 (25)
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
3 断崖の避難所/Clifftop Retreat
4 進化する未開地/Evolving Wilds
8 森/Forest
3 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
1 山/Mountain
2 平地/Plains
クリーチャー (28)
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
3 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
3 悪鬼の狩人/Fiend Hunter
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
1 月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
4 修復の天使/Restoration Angel
4 軽蔑された村人/Scorned Villager
1 ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker
4 ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart
呪文 (7)
3 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
4 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
サイドボード (15)
2 硫黄の流弾/Brimstone Volley
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
3 金輪際/Nevermore
3 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
1 忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked
2 解放の樹/Tree of Redemption
1 ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker
2 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts


ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

赤緑白出産の殻(Birthing Pod)が活躍する。



詳細は出産の殻を参照。

また、刃の接合者/Blade Splicer高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells修復の天使/Restoration Angelを中心とする出産の殻と同様の構成でありながら、出産の殻/Birthing Podを用いないタイプの赤緑白ビートダウンも存在する。

アラーラの断片ブロック期

赤緑白ナヤカラービートダウンデッキが存在する。



貴族の教主/Noble Hierarch野生のナカティル/Wild Nacatlから大型クリーチャープレインズウォーカーにつなぎ、ナヤの魔除け/Naya Charmなどのパーマネントコントロールでサポートする。

貴族の教主や野生のナカティルはイーオスのレインジャー/Ranger of Eosからサーチされ、このカードによりカード・アドバンテージも稼ぐことができる。

アラーラの断片ブロック構築のほか、ゼンディカー参入後のスタンダードでも活躍しており、こちらは特にフィニッシャー悪斬の天使/Baneslayer Angelが採用されている。世界選手権09Andre Coimbraが使用し、優勝している。→*1

エルドラージ覚醒復讐蔦/Vengevineが登場して以降は、イーオスのレインジャーや血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfなどとの相性から能力の条件を満たしやすく、よく採用されている。血髪編みのエルフの続唱で確実に復讐蔦の条件を満たすため、デッキ内のクリーチャー比率を高めている場合が多い。さらに基本セット2011で復讐蔦と相性のよい獣相のシャーマン/Fauna Shamanが登場、このカードによるシルバーバレット戦略も組み込まれている。

スタンダード(ゼンディカー期)

ナヤライトセイバー [10]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 森/Forest
3 山/Mountain
1 巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood
4 平地/Plains
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
クリーチャー (25)
4 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 硬鎧の群れ/Scute Mob
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (11)
3 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
4 稲妻/Lightning Bolt
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
2 噴出の稲妻/Burst Lightning
4 天界の粛清/Celestial Purge
4 ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster
4 大貂皮鹿/Great Sable Stag


スタンダード(ワールドウェイク期)

LSV Naya [11]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
5 森/Forest
3 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 山/Mountain
2 平地/Plains
1 怒り狂う山峡/Raging Ravine
1 根縛りの岩山/Rootbound Crag
1 セジーリのステップ/Sejiri Steppe
2 活発な野生林/Stirring Wildwood
1 地盤の際/Tectonic Edge
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (25)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 硬鎧の群れ/Scute Mob
2 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (11)
2 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 稲妻/Lightning Bolt
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
2 悪斬の天使/Baneslayer Angel
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage
2 不屈の随員/Dauntless Escort
1 ゴブリンの先達/Goblin Guide
2 魔力のとげ/Manabarbs
1 忘却の輪/Oblivion Ring
1 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic


アラーラの断片ブロック構築版

Naya Agrro [12]
土地 (24)
2 風変わりな果樹園/Exotic Orchard
7 森/Forest
4 ジャングルの祭殿/Jungle Shrine
3 山/Mountain
3 ナヤの全景/Naya Panorama
5 平地/Plains
クリーチャー (20)
2 戦誉の天使/Battlegrace Angel
4 不屈の随員/Dauntless Escort
2 アニマのドルイド/Druid of the Anima
4 貴族の教主/Noble Hierarch
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 茨異種/Thornling
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (16)
2 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
4 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2 軍部政変/Martial Coup
2 ナヤの魔除け/Naya Charm
3 忘却の輪/Oblivion Ring
2 流刑への道/Path to Exile
1 サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
サイドボード (15)
1 戦誉の天使/Battlegrace Angel
2 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 天界の粛清/Celestial Purge
1 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
2 領土を滅ぼすもの/Realm Razer
1 茨異種/Thornling


時のらせんブロック構築

カヴーの捕食者/Kavu Predator焦熱の裁き/Fiery Justiceシナジーを搭載したカヴー・ジャスティスが登場。



詳細はカヴー・ジャスティスを参照のこと。

ラヴニカ・ブロック期

番狼/Watchwolfなどの動物クリーチャー火力でサポートする軽量ウィニーZooが登場。



ショックランドの恩恵でマナ基盤の安定性も高い。詳細はZooを参照のこと。

オデッセイ・ブロック期

同時期のマッドステロを加えたレッドゾーンが存在。


また、オンスロート参入後は、同環境白緑ビートダウン争乱の崖地/Contested Cliffsなどのためにを足したビーストデッキも登場した。


この時期の活躍の要因としては、ジャッジメント緑白を優遇していたことも大きい。

エクステンデッド(ローウィン期)

ローウィン期のエクステンデッドでも活躍している。



デッキの動きはアラーラの断片ブロック期スタンダードのものと同じであり、獣相のシャーマン/Fauna Shaman復讐蔦/Vengevine墓地に落とし血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf続唱戦場に復帰させる。

ミラディン包囲戦饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineなどの優秀な装備品が加わり、これらのカードサーチするため石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticが投入される。同時に狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmageバジリスクの首輪/Basilisk Collarコンボも盛り込まれる。

サンプルレシピ

Naya [13]
土地 (24)
3 乾燥台地/Arid Mesa
4 銅線の地溝/Copperline Gorge
3 森/Forest
2 山/Mountain
2 平地/Plains
3 怒り狂う山峡/Raging Ravine
4 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
3 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (28)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage
4 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
3 復讐蔦/Vengevine
呪文 (10)
2 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
3 稲妻/Lightning Bolt
1 迫撃鞘/Mortarpod
1 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
1 骨溜め/Bonehoard
サイドボード (13)
3 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 カルデラの乱暴者/Caldera Hellion
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 領土を滅ぼすもの/Realm Razer
3 静月の騎兵/Stillmoon Cavalier


エクステンデッド(アラーラの断片期)

アラーラの断片野生のナカティル/Wild Nacatl長毛のソクター/Woolly Thoctarが加わったことで赤緑白ナヤ・ズーが生まれた。



詳細はZooを参照のこと。

エクステンデッド(デュアルランド期)

デュアルランド時代のエクステンデッドにも同様のデッキは存在した。



デュアルランドやフェッチランド土地譲渡/Land Grantなどにより色拘束を緩和する。詳細はThree Deuceを参照のこと。

エターナル

エターナルでも、ラヴニカ・ブロック時代と同様Zooが活躍している。



闇の腹心/Dark Confidantなどのためにでなくが採用されることが多かったが、アラーラの断片ブロックで白絡みの強力なクリーチャーを次々に獲得したため、再び白が採用されるようになっている。

近年の急激なクリーチャーのパワーアップの恩恵を受け、デッキパーツが多く入れ替わったため、デュアルランドなどを除けば比較的容易にパーツを集めることが可能になった。

黎明期

Zooタイプ



黎明期から密林の猿人/Kird Apeサバンナ・ライオン/Savannah Lionsなど、1マナでパワーが2のクリーチャーは存在したため、Zooに近いデッキを組むことができた。個々の性能は現在の方が高いものの、高マナレシオウィニー+軽火力という根本的な構成は殆ど変わっていない。

アーニーゲドンタイプ



アーニーゲドンタッチするのは普通だが、より三色に近い構成を取ったものも存在。火力のほか、序盤の攻防に役立つウスデン・トロール/Uthden Trollなどが採用される。

参考

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