統率者戦
提供:MTG Wiki
統率者戦/Commanderはカジュアル変種ルールの1つ。
目次 |
解説
統率者と呼ばれるカードをキーとするフォーマット。統率者はデッキの色を決定し、ゲームのルール上でも優遇された非常に重要な存在である。
主な特徴は以下の4点。なお、簡略な記述に留めているため、詳細なルールは#ルールを参照。
- 統率者は統率領域から唱えることができ、除去されても統率領域に戻すことができる。
- 統率者と合致した色のカードのみデッキに入れられる。(→固有色)
- デッキ枚数は100枚。同名カードは1枚のみ入れられる。(→ハイランダー)
- 多人数戦で、初期ライフは40。
変種としてデュエルコマンダー、コモン統率者戦、タイニー・リーダーズ、ブロールなどがある。
統率者戦の哲学
ルール委員会によって「The Philosophy of Commander(統率者戦の哲学)」が示されている。
曰く、「統率者戦は楽しむためのフォーマットである」という点が大前提であり、特に強く強調されている。勝敗に関わらず、プレイヤー同士が体験を共有することや、デッキ構築とゲームを通して自分を表現する機会を得る事が最も重要であり、ルールや禁止カードリストもこの哲学を促進させるためのものに過ぎない。また、プレイグループごとにこれらを最適化することを推奨している(→#選択ルール)。
傾向と特徴
- 無差別戦
- 通常、3人以上の多人数戦でゲームを行う。人数に特に決まりはないが、最も一般的なプレイヤー人数は4人である。
- 無差別戦の多人数戦であるため、2人対戦とはまた違ったカード選択やプレイングが重要になる。すなわち、政治的駆け引きや誘導、ブラフ、ヘイト管理などの手腕が問われることにもなり、また統率者戦の醍醐味にもなっている。例えばオールプレイ能力や突撃鎧/Assault Suitなどといった対戦相手にも恩恵のあるカードを巧みに用いることで、ヘイトを減らしたり、後々の脅威に対し協力を取り付けたり、あるいは単に助け舟を出して一方的なゲーム展開を防いだり……といったやり取りは基本と言える。また、投票カードや多様な洞察力/Manifold Insightsなど、多人数戦でこそ盛り上がるカードも多く、それらを活躍させるための場でもある。
- 統率者とデッキカラー
- 単色(あるいは無色)の統率者を選ぶと、色事故の心配をする必要がなくなり安定性が高くなる。しかし色の役割上どうしても戦略が狭まってしまい、デッキパワーが下がる恐れがある。一方で、多色の統率者を選ぶと多色地形を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。統率者とデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。
- 有効なカードや戦略
- ハイランダーのルールに準拠するため、サーチカードの重要性が高い。そのため、結界師ズアー/Zur the Enchanterなどのサーチ能力を持った統率者が非常に有効に機能し、結果としてコンボデッキが優勢になりやすい。
- マナさえあれば統率者を唱えられるという特性上、マナ加速も重要性が高い。特に土地サーチカードやマナ・アーティファクトによる序盤のマナ加速は統率者戦の定石と言ってもよい。
- マナ・アーティファクトの中でも、特に太陽の指輪/Sol Ringは半ば必須カードのような扱いであり、統率者戦用セットではすべての構築済みデッキに収録されている。
- その他にも、ダイアモンドや印鑑、ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingotといったカードがよく用いられる。
ルール
構築ルール
まず、伝説のクリーチャー・カード1枚、もしくは統率者として利用できる能力を持ったプレインズウォーカー・カードを1枚、もしくは互いに共闘を持つ伝説のクリーチャー・カードかプレインズウォーカー・カード2枚を選ぶ。これ(これら)を統率者と呼ぶ。
統率者の固有色(マナ・コストやルール文章に含まれるマナ・シンボルの色と、色指標、特性定義能力によって定義された色)は、デッキ内に入れられるカードの固有色を指定し、統率者の固有色に含まれない固有色を持ったカードをデッキに入れることはできない。詳細は固有色の項を参照。
- 例えば、復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer(緑白青)を統率者として選んだならば、黒や赤のマナ・シンボル(色指標・特性定義能力)を持つカードはデッキに入れられない。すなわち、通常の赤や黒のカードに加え、生+死/Life+Death、威圧のタリスマン/Talisman of Dominance、ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage、情け知らずのガラク/Garruk Relentlessなども認められない。
デッキ内には、基本土地カード以外は同じカード名のカードを1枚ずつしか入れることができない(ハイランダー)。枚数は、統率者と合わせてちょうど100枚である。相棒を用いる場合、それは100枚のうちの1枚には含めず、実質101枚デッキになる。
- 相棒を用いる場合、あるいはコミュニティ内の合意によってゲームの外部から他のカードをゲームに加えることを許可されている場合でも、それらの各カードは固有色およびハイランダーのルールに従う必要がある。すなわち、統率者の固有色と合致していないカードや既にデッキに入っているカードはゲームに加えることができない。
ゲームルール
- 統率者
- ゲームを開始する前に、各プレイヤーは自分のデッキの統率者を宣言し、それを統率領域に置く。統率者であることは特性ではなくそのカードの持つ性質である。「統率者であること」はコピーされず、継続的効果によって上書きされず、コントロール変更効果により失われない。
- 統率者を統率領域から唱える
- 統率者が統率領域にある限り、そのオーナーは統率者を唱えることができる。ただし、この方法でそれまでに統率者を唱えた回数1回につき、追加コストとして(2)を支払う必要がある。これを俗に統率者税/Commander Taxと呼ぶ。
- 復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewerならば、1回目は追加コストなしの(3)(緑)(白)(青)、2回目は(2)増えて(5)(緑)(白)(青)、3回目は(4)増えて(7)(緑)(白)(青)...と増えていく。
- 手札など、統率領域以外の領域から統率者を唱える場合はこれにカウントされず、通常の呪文コストで唱える。
- 統率者ダメージ
- 統率者によってプレイヤーに与えられた戦闘ダメージを統率者ダメージと呼ぶ。いずれかのプレイヤーが同一の統率者から21点以上の統率者ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する。これは状況起因処理である。詳細は統率者ダメージを参照。
- ライフ
- プレイヤーの開始時のライフの総量は40点である。
- ゲームの外部を参照する効果
- ゲームの外部から、他のカードをゲームに加えようとする効果は機能しない。すなわち、各種願いやウラモグの種父/Spawnsire of Ulamogの起動型能力などは機能しない。相棒はゲームの外部からそれ自身をゲームに加えるため、機能する。これは総合ルールではなく統率者戦コミュニティで規定されているルールである。
- 総合ルールにおいては、プレイヤーがゲームの外部からカードをゲームに加えようとする場合、そのカードが次のいずれかに該当しているならゲームに加えることはできない。
- 同じカード名のカードがそのプレイヤーの開始時のデッキに含まれている。
- 同じカード名のカードをそのプレイヤーが既にゲームの外部から加えている。
- そのカードの固有色がそのプレイヤーの統率者の固有色と合致していない。
- これらはイコリア:巨獣の棲処で相棒が登場した際にコミュニティがゲームの外部を許容したゲームをプレイしやすいように作られたルールであり、プレイグループの合意があればこのルールを無視することを決めても構わないとされている[1]。
- 多人数戦ルールに準拠
- 1対1でゲームを行ってもよいが、多人数戦で行うのが一般的である。多人数戦の場合、通常は無差別戦の「複数への攻撃」選択ルールを用い、「影響範囲制限」選択ルールを用いない。また、マリガンなどのそのほかのルールも多人数戦のものを用いる。詳細は多人数戦#ルールおよび複数への攻撃を参照。
- その他
- 統率者であってもレジェンド・ルールの影響を受け、コントロール奪取などで同じカード名の伝説のパーマネントをコントロールしているとどちらか一方が墓地に置かれる。
- 以前は選択したルールによっては墓地に置かれない場合もあった。詳細は#旧ルールの「オープンルール」参照。
使用カード
原則として、銀枠や金枠といったものを除く、これまでに印刷されたすべての定形のマジックのカードが使用できる。
禁止カード
以下のカードを禁止カードとする。
- アンティに関するカード(→アンティ#アンティに関係したカード)
- カード・タイプが策略であるカード(→策略#策略カード一覧)
- Ancestral Recall
- 天秤/Balance
- 生命の律動/Biorhythm
- Black Lotus
- 陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
- チャネル/Channel
- Chaos Orb
- 合同勝利/Coalition Victory
- 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
- 上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant
- Falling Star
- Fastbond
- 閃光/Flash
- けちな贈り物/Gifts Ungiven
- グリセルブランド/Griselbrand
- エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
- カラカス/Karakas
- トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest
- Library of Alexandria
- 限りある資源/Limited Resources
- 呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser
- Mox Emerald
- Mox Jet
- Mox Pearl
- Mox Ruby
- Mox Sapphire
- 一望の鏡/Panoptic Mirror
- パラドックス装置/Paradox Engine
- 原始のタイタン/Primeval Titan
- クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix
- 繰り返す悪夢/Recurring Nightmare
- ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary
- Shahrazad
- 隔離するタイタン/Sundering Titan
- 星の揺らぎ/Sway of the Stars
- 森林の始源体/Sylvan Primordial
- Time Vault
- Time Walk
- 修繕/Tinker
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- 企業秘密/Trade Secrets
- 激動/Upheaval
- 世界火/Worldfire
- ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain
かつて禁止されていたカード
以下のカードはかつて禁止であったが、いずれも禁止解除されている。
- 丸砥石/Grindstone
- 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
- 忍耐の試練/Test of Endurance
- 裂け目掃き/Riftsweeper
- 世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon
- ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond
- 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star
- 威圧の杖/Staff of Domination
- 金属細工師/Metalworker
- 変幻の大男/Protean Hulk
- 絵描きの召使い/Painter's Servant
使用カードに関する備考
- マジック・イベント規定に定義されているフォーマットではないため、禁止カードも公式な規定ではなく、あくまで「禁止カードとすることが推奨されている」という扱いである。
- かつては「統率者に指定できないカード」が存在していたが、2014年9月12日のルール変更により禁止カードリストに統合された。
- 禁止カードにはパワー9が全て名を連ねている錯覚を受けるが、Timetwisterは使用可能である。また、ヴィンテージで禁止されている夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denも使用可能である。誤解している人が多いので注意。
- 以前は便宜上、使用可能カードの括りを「原則としてヴィンテージで認められている全てのカードを使用できる」としていた。2020年5月18日に夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denがヴィンテージで禁止指定を受けたことでこの記述に不整合が出たため、ヴィンテージに言及しない形に改められた[2]。
選択ルール
統率者戦はカジュアルフォーマットであるため、以下のような様々な選択ルール(ハウスルール)が提唱されている。これらを用いる場合、コミュニティ内で事前に合意や確認を取るなどし、トラブルの出ないようにしたい。ハウスルールの項も参照のこと。
Partial Paris Mulligan(部分的パリ・マリガン)
- 現在のマリガン(ロンドン・マリガン)が採用されている以前、個々のカードを引ける確率を上げることなく土地事故を和らげるため、特殊なマリガンルールとしてPartial Paris Mulliganが設けられていた。
- ゲームを始めるときに各プレイヤーが手札を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。
Gijs Mulligan(ハイス・マリガン)
- マリガンを手早く終わらせるために、ジャッジのGijsbert Hoogendijkによって考案されたマリガンルール。Ron Fosterのコラムで紹介された[3]。
- ゲームを始めるときに各プレイヤーが手札を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。
- 手札が気に入らない場合、その手札をライブラリーに戻さず脇に置き、新たに7枚引き直す。
- 1の手順を望むだけ繰り返す。
- 脇に置いたカードは、そのプレイヤーの最初のターンを終えた後でライブラリーに戻して切り直す(時間節約のため)。
EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)
- 統率者が選ばれた後、各プレイヤーはデッキのカードと1対1で入れ替えるための時間として3分が与えられる。
Victory Points(代替勝利条件)
- いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という勝利条件の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。
- 統率者戦公式サイトでは「1ターンに最大の戦闘ダメージを与えたプレイヤー」「マナ・プールに最も多くのマナを貯めたプレイヤー」「統率者ダメージによる勝利」「統率者に最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。
Democratic Victory(民主的勝利)
- 勝利と社交的プレイングのバランスがとれたプレイヤーに報奨を与える手段として用意された選択ルール。
The League Rule(リーグルール)
- デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じ統率者を選ぶことができず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードをデッキに入れることができない。
Stranglehold Cage Commander(「締め付けと檻」ルール)
- 統率者戦特有のコンボデッキ有利を是正しようとAdam Styborskiが提唱した選択ルール[4]。
- 統率領域に締め付け/Strangleholdと墓掘りの檻/Grafdigger's Cageが置かれた状態でプレイする。これらを唱える必要はなく、統率者領域から効果を発揮している状態でゲームを行う。
フリー基本土地ルール
- 土地事故(マナスクリュー)を緩和する選択ルール。Ron Fosterのコラムで紹介された[3]。
常時統治者ルール
- 遅く、停滞しがちなゲームのテンポを速めて戦闘を促すため、Shivam Bhattが提唱した選択ルール。Ron Fosterのコラムで紹介された[3]。
Magic Online
Magic Onlineでも認定フォーマットとしてCommanderの名称で実装されている。
ルールは実際の統率者戦とほぼ同様であるが、マリガンはPartial Paris Mulliganではなく、最初の1回だけ枚数を減らさずに引き直せる方式が採用されている。
制定当初はルール文章のマナ・シンボルによる構築制限は設けられていない(例えば、メムナーク/Memnarchは無色の統率者として使用できた)点が異なっていたが、2011年6月28日のMagic Onlineのアップデートで固有色を用いるように変更された[5]。
禁止カードは実際の統率者戦と同一である。
- 以前はMagic Online独自のリスト(内容は司令官戦を参照)で管理されていたが、先述のアップデートに際し、共通のリストを用いるように変更された。
旧ルール
- 以前は統率者戦に関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、2009年9月20日のルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては#The League Rule(リーグルール)を参照)。
- 2009年9月20日のルール改正で変更されるまでは、統率者を置く領域は統率領域の代わりに追放(ゲーム外)領域を用いていた。
- 2009年9月20日のルール改正で、マリガンの手順が通常の多人数戦用マリガンからPartial Paris Mulliganに変更された。そして2016年1月18日のルール変更では、当時現行の公式マリガンルール(バンクーバー・マリガン)に変更された。その後、公式フォーマットのマリガンルールの変更に合わせ、現行のマリガンルール(ロンドン・マリガン)へと移行した。
- 統率者が領域を移動する際の置換効果は何度かルールが改訂されている。
- 初期のルールではいずれかの領域から墓地に置かれる場合のみ統率領域に置くことを選択できたが、統率者を追放して永久的に取り除く手段を封じるために、2011年6月17日の改定で追放された際も置換できるようなった。
- 2015年3月23日の更新では、同じ理由で、統率者がいずれかの領域から手札かライブラリーに置かれる場合にもこのルールが適用されるようになった。
- 先の変更により、オーナーが意図して選択しなければ「統率者が他のプレイヤーにより裏向きで追放される」という状況が発生しなくなった。そのためそのような状況に対応していた「カードを裏向きで追放する場合、即座にその表を確認し、それが他のプレイヤーがオーナーである統率者ならば表向きで統率領域に置く」という旨のルールが2016年7月の更新で削除された。
- 2016年1月18日のルール改正で変更されるまでは、「デッキ内のカードはその色のマナしか生み出せず、不適正な色マナを生み出す場合は代わりに無色マナを生み出す」という追加ルールが存在していた。現在はルール文章の通りに定められた色マナを生み出す。
- Unstableの発売記念として、2017年12月1日から2018年1月15日まで、特例として銀枠のカードも使用可能推奨となった[6]。ただし、銀枠カードを用いて行われた統率者戦では、通常の禁止カードの他、一部の銀枠カードが禁止カード、または「使用時に注意が必要なカード(使用非推奨)」が指定された。
- 禁止カード/使用非推奨カードの他、伝説のアーティファクトである大演算器/The Grand Calcutronが統率者に指定できるという特別裁定が出された。現在ではオラクル更新により実際に統率者として使用できる能力を持っている。
- 銀枠を用いて行われた統率者戦の禁止カードは以下の通り。
- その際の使用時に注意が必要なカードは以下の通り
- 2020年4月20日のルール改正で変更されるまでは、ゲームの外部からカードを加える効果は一切機能しないものとなっていた。相棒の登場に合わせ、「ゲームの外部から他のカードを加える効果は機能しない」と改められ、相棒を用いることができるようなった。
- 2020年5月18日のルール改正で変更されるまでは、使用可能カードの括りを「統率者戦禁止カード除く、原則としてヴィンテージで認められている全てのカードを使用できる」だったが、夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denがヴィンテージで禁止指定を受けた、「統率者戦禁止カード除く、定形のマジックのカードが使用できる」と改められ、統率者戦で夢の巣のルールスを用いることができるようなった。
その他
- 統率者と同名の統率者カード(大判のカード)を併用することもできる。詳細は該当項を参照。
- 統率者以外にも伝説のクリーチャー・カードを入れても構わない。
- 基本的に多人数戦で行われ、ライフだけでなく統率者ダメージや統率者を唱えた回数も記録する必要があるため、一般的なライフカウンターは不向き。そもそも初期ライフの40点をカウントできないものも多い。そのため、メモ帳の使用が強く推奨される。
- 人気の高さからか、2011年から毎年、統率者戦用セットが発売されるようになった。通常のカードセットにおいてもタズリ将軍/General Tazriや墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidowなど、伝説のクリーチャーは統率者戦も視野に入れてデザインされる様になった。
- かつては「エルダー・ドラゴン・ハイランダー/Elder Dragon Highlander (EDH)」「司令官戦」などと称されていたが、統率者セットの発表とともに、現在の名称に変更された。
脚注
- ↑ 『イコリア:巨獣の住処』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2020年4月13日)
- ↑ 18 May 2020 Update(Official Commander Website 2020年5月18日)
- ↑ 3.0 3.1 3.2 第6回:おすすめ変則ルール紹介(ロン・フォスターの統率者日記 2020年1月17日 Ron Foster著)
- ↑ Two Cards To Bring Them All (And In Fairness Bind Them)(Serious Fun 2012年1月31日 Adam Styborski著)
- ↑ Announcements -- June 28, 2011 (Internet Archive)(Magic Online Blog 2011年6月28日)
- ↑ SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017 (Internet Archive) (mtgcommander.net公式)
- ↑ UNRULES UPDATE - NERF WAR BANNED (Internet Archive) (mtgcommander.net公式)
参考リンク
- Commander Rules(Official Commander Website)
- 統率者戦(旧エルダードラゴン・ハイランダー) 公式ルール (進藤欣也氏による上記の和訳)
- Word of Commander/ワード・オブ・統率者(Making Magic 2011年6月20日 Mark Rosewater著)
- ロン・フォスターの統率者日記(マジック日本公式サイト Ron Foster著)
- MTG統率者戦Wiki