ヤソコン
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'''ヤソコン'''は、東京圏の強豪・[[八十岡翔太]]のデザインによる[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。いわゆる「デッキブランド」である。八十岡が作成したコントロールデッキは、どれもヤソコンと呼ばれる宿命にあるらしい。基本的には[[Lord of Magic Championships|LoM]]開催期に作られたものを指す。 | '''ヤソコン'''は、東京圏の強豪・[[八十岡翔太]]のデザインによる[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。いわゆる「デッキブランド」である。八十岡が作成したコントロールデッキは、どれもヤソコンと呼ばれる宿命にあるらしい。基本的には[[Lord of Magic Championships|LoM]]開催期に作られたものを指す。 | ||
− | == | + | ==ブロック構築== |
− | + | ===神河ブロック構築=== | |
+ | [[神河ブロック構築]]におけるヤソコンは、神河ブロック構築で[[メタゲーム|メタ]]の中心にある[[けちコントロール#神河ブロック構築|けちコン]]を標的とした[[青単色デッキ|青単]][[パーミッション]]、いわゆる[[呪師コントロール]]である。 | ||
− | {{#card: | + | {{#card:Jushi Apprentice}} |
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− | + | [[ドローエンジン]]として[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]や[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]などの[[クリーチャー]]を使用するのが大きな特徴。 | |
− | [[ | + | この[[環境]]に優秀な[[打ち消す|カウンター]]は少ないものの、パーミッションなので[[ボードコントロール]]系のけちコンには圧倒的に有利。[[メインデッキ|メイン]]から入っている[[不忠の糸/Threads of Disloyalty]]などにより、[[白ウィニー/ブロック構築/神河|白ウィニー]]との相性も悪くない。 |
− | + | [[グランプリ新潟05]]ではベスト8に2人が残るという好成績を収めた。 | |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[グランプリ新潟05]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpnii05ja/welcome 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[有留知広]] |
+ | **デザイン:[[八十岡翔太]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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− | ==ラヴニカ・ブロック構築== | + | ===ラヴニカ・ブロック構築=== |
[[ラヴニカ・ブロック構築]]におけるヤソコンは、[[青白黒コントロール|青白黒]]3[[色]]の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[チーム戦]]かつ[[ブロック構築]]という非常に狭い領域での[[フォーマット]]に用意された。 | [[ラヴニカ・ブロック構築]]におけるヤソコンは、[[青白黒コントロール|青白黒]]3[[色]]の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[チーム戦]]かつ[[ブロック構築]]という非常に狭い領域での[[フォーマット]]に用意された。 | ||
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[[プロツアーチャールストン06]]では[[デッキ]]の使用者全員が[[マネーフィニッシュ]]、製作者の[[八十岡翔太]]自身は優勝という快挙を成し遂げた。 | [[プロツアーチャールストン06]]では[[デッキ]]の使用者全員が[[マネーフィニッシュ]]、製作者の[[八十岡翔太]]自身は優勝という快挙を成し遂げた。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーチャールストン06]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcha06ja/welcome 参考]) | **[[プロツアーチャールストン06]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptcha06ja/welcome 参考]) | ||
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{{#MagicFactory:df310526}} | {{#MagicFactory:df310526}} | ||
− | == | + | ===ミラディンの傷跡ブロック構築=== |
− | [[ | + | [[ミラディンの傷跡ブロック構築]]におけるヤソコンは、[[多色デッキ|多色]]化は難しいとされてきた同[[環境]]の常識を覆す、[[青黒赤]][[タッチ]][[緑]]4[[色]]の[[青黒テゼレット|テゼレットコントロール]]。 |
− | {{#card: | + | {{#card:Tezzeret, Agent of Bolas}} |
+ | {{#card:Mycosynth Wellspring}} | ||
− | [[ | + | [[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]を中心に多くの[[アーティファクト]]が使用されているが、中でも重要なのは[[マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring]]。[[太陽の宝球/Sphere of the Suns]]などとともに4色の[[マナ基盤]]を大きく支え、自分の[[漸増爆弾/Ratchet Bomb]]に巻き込んだり、[[内にいる獣/Beast Within]]や[[オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter]]の[[対象]]にしたりすることで[[カード・アドバンテージ]]を得ることができる。 |
− | + | もちろん上記の[[カード]]は単純に[[除去]]としても優秀で、その他にも多色の利を活かして様々な除去[[呪文]]を採用している。[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]から[[グレムリン地雷/Gremlin Mine]]や[[呪詛の寄生虫/Hex Parasite]]を[[シルバーバレット]]できることもあり、非常に[[ボードコントロール]]に長けた[[デッキ]]だといえる。 | |
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[プロツアー名古屋11]] ベスト8(ミラディンの傷跡ブロック構築部門 6-3-1) ([http://coverage.mtg-jp.com/PTNagoya11/ 参考]) |
− | **使用者:[[ | + | **使用者:[[藤田剛史]] |
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*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ | + | **[[ミラディンの傷跡ブロック構築]]([[ミラディンの傷跡]]+[[ミラディン包囲戦]]+[[新たなるファイレクシア]]) |
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− | + | {{#MagicFactory:df304935}} | |
− | + | *製作者の八十岡本人はもちろん、[[渡辺雄也]]、[[森勝洋]]も同じデッキをシェアされている。 | |
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− | ==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期== | + | ===オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期=== |
[[オンスロート・ブロック]]+[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]におけるヤソコンは、[[青白コントロール/スタンダード/オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期|青白コントロール]]の一種。[[ミラディン]]登場直後のもので、[[加工/Fabricate]]による[[シルバーバレット]]戦略を利用したタイプをこう呼ぶ。 | [[オンスロート・ブロック]]+[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]におけるヤソコンは、[[青白コントロール/スタンダード/オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期|青白コントロール]]の一種。[[ミラディン]]登場直後のもので、[[加工/Fabricate]]による[[シルバーバレット]]戦略を利用したタイプをこう呼ぶ。 | ||
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*この[[デッキ]]は、東京近郊の複数の大会が年に1回共催している「[[Lord of Magic Championships]]」2003年の大会でデビューを飾った。ミラディン発売直後に開催された非[[認定大会]]で、デッキの完成度と新[[エキスパンション]]の[[カード]]を生かした構成で注目を浴びた。 | *この[[デッキ]]は、東京近郊の複数の大会が年に1回共催している「[[Lord of Magic Championships]]」2003年の大会でデビューを飾った。ミラディン発売直後に開催された非[[認定大会]]で、デッキの完成度と新[[エキスパンション]]の[[カード]]を生かした構成で注目を浴びた。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**2003年[[LoM]] 準優勝 ([http://lom.jp/2003/ 参考]) | **2003年[[LoM]] 準優勝 ([http://lom.jp/2003/ 参考]) | ||
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− | == | + | ===ミラディン・ブロック+神河ブロック期=== |
− | [[ | + | [[ミラディン・ブロック]]+[[神河ブロック]]期の[[スタンダード]]におけるヤソコンは、[[青緑コントロール|青緑]]メインの[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[フィフス・ドーン]]登場後のもので、[[粗野な覚醒/Rude Awakening]]を[[エンドカード]]とした[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプをこう呼ぶ。 |
− | == | + | {{#card:Rude Awakening}} |
+ | {{#card:Eternal Witness}} | ||
+ | {{#card:Gifts Ungiven}} | ||
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+ | [[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]による[[シルバーバレット]]戦略を主体とした、いわゆる[[けちコントロール#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|けちコントロール]]の一種で、[[永遠の証人/Eternal Witness]]と[[全ての太陽の夜明け/All Suns' Dawn]]で[[墓地]]の[[カード]]を拾う。 | ||
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+ | 主に4[[色]]で構成され、[[粗野な覚醒/Rude Awakening]]や[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]、[[神の怒り/Wrath of God]]などが組み込まれている事が多い。 | ||
+ | *備考 | ||
+ | **2004年[[LoM]][[スタンダード]]部門 全勝 ([http://2004.lom.jp/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[第8版]]+[[ミラディン・ブロック]]+[[神河物語]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df310529}} | ||
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+ | ===神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[LoM|Lord of Magic Championships 2005]] 優勝 ([http://2005.lom.jp/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[有留知広]] | ||
+ | **デザイン:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]) | ||
+ | {{#MagicFactory:df310527}} | ||
+ | *[[スタンダード]]で行われた[[Lord of Magic Championships|LoM]]では[[青黒コントロール/スタンダード/神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期|青黒]]バージョンが登場し、見事にワンツーフィニッシュを飾った。 | ||
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+ | ===コールドスナップ後=== | ||
+ | [[コールドスナップ]]参入後に組まれた[[青黒]]の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[占術の岩床/Scrying Sheets]]を使用した、いわゆる[[氷雪コントロール]]の一種である。 | ||
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+ | {{#card:Sensei's Divining Top}} | ||
+ | {{#card:Dark Confidant}} | ||
+ | {{#card:Scrying Sheets}} | ||
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+ | [[キーカード|キー]]となる[[アドバンテージ]]エンジンは[[占術の岩床/Scrying Sheets]]、[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]の3枚。師範の占い独楽による[[ライブラリー操作]]で占術の岩床を活用しつつ、闇の腹心の[[ライフロス]]を減らす。 | ||
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+ | [[デッキ]]のその他の部分は純粋な[[青黒コントロール]]から変化はなく、[[打ち消す|カウンター]]や[[手札破壊]]などで構成される。 | ||
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+ | [[フィニッシャー]]には定番の[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]のほか、占術の岩床と相性のよい[[ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot]]も使用される。 | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[日本選手権06]] 第5位 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/jpnat06ja/welcome&dcmp=ILC-MTGJPNL 参考]) | ||
+ | **使用者:[[鈴木貴大]] | ||
+ | **デザイン:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]) | ||
+ | {{#MagicFactory:df310525}} | ||
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+ | ===ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期=== | ||
+ | この[[環境]]のヤソコンは[[青黒テゼレット]]の形を取る。 | ||
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+ | {{#card:Tezzeret, Agent of Bolas}} | ||
+ | {{#card:Torpor Orb}} | ||
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+ | [[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]と各種[[アーティファクト]]を採用した[[青黒コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青黒コントロール]]であるが、この[[デッキ]]ではアーティファクトは最低限の枚数に抑え、[[手札破壊]]、[[除去]]、[[打ち消す|カウンター]]などにも多くの[[スロット]]を割いている。 | ||
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+ | 各種[[CIP]][[能力]]、特に[[トップメタ]]の[[Caw-Go|Caw-Blade]]の対策として、[[メインデッキ]]から4枚[[積む|積ま]]れた[[倦怠の宝珠/Torpor Orb]]が一際目を引く。 | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリシンガポール11]] 第5位 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsin11/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]) | ||
+ | {{#MagicFactory:df304862}} | ||
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+ | ===ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期=== | ||
+ | この時期の[[スタンダード]]におけるヤソコンは、この[[環境]]では珍しい[[青黒コントロール]]。 | ||
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+ | {{#card:Ashiok, Nightmare Weaver}} | ||
+ | {{#card:Prognostic Sphinx}} | ||
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+ | この環境の[[青]]系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]は[[至高の評決/Supreme Verdict]]や[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]の存在から[[白]]を含む構成になる場合がほとんどだが、これは[[青黒]]2色で構成されている。[[クリーチャー]]は各種[[単体除去]]と[[漸増爆弾/Ratchet Bomb]]で対処し、[[土地]]が伸びたら[[好機/Opportunity]]で[[手札]]を補充する。 | ||
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+ | [[フィニッシャー]]の選択も独特で、定番の[[霊異種/AEtherling]]ではなく、[[軽い]][[波使い/Master of Waves]]と[[予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx]]が採用されている。また、[[家畜化/Domestication]]や[[悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver]]で[[対戦相手]]のクリーチャーを利用して勝つことも可能。 | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリ静岡13]] 順位 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpshi13/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpshz14/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2014]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]]+[[テーロス]]) | ||
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+ | {{#magicfactory:df311426}} | ||
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+ | ==エクステンデッド== | ||
+ | ===時のらせん期=== | ||
長らく「ヤソコン」から離れていた氏の、久々のオリジナル[[デッキ]]。[[緑青黒]][[タッチ]][[白]]の[[ビート・コントロール]]であり、[[Next Level Blue]]にかけて'''Next Level Doran'''と名付けられている。 | 長らく「ヤソコン」から離れていた氏の、久々のオリジナル[[デッキ]]。[[緑青黒]][[タッチ]][[白]]の[[ビート・コントロール]]であり、[[Next Level Blue]]にかけて'''Next Level Doran'''と名付けられている。 | ||
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序盤はまるで[[黒緑白ビートダウン#エクステンデッド(時のらせん期)|ドランデッキ]]のような動きをしながら、次の[[ターン]]にいきなり[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]降臨という芸当も可能。一見して何のデッキなのかわからない不思議さで、[[プロツアーアムステルダム10]]の会場を沸かせた。 | 序盤はまるで[[黒緑白ビートダウン#エクステンデッド(時のらせん期)|ドランデッキ]]のような動きをしながら、次の[[ターン]]にいきなり[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]降臨という芸当も可能。一見して何のデッキなのかわからない不思議さで、[[プロツアーアムステルダム10]]の会場を沸かせた。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーアムステルダム10]] エクステンデッド部門9-1 ([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/ 参考]) | **[[プロツアーアムステルダム10]] エクステンデッド部門9-1 ([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/ 参考]) | ||
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==モダン== | ==モダン== | ||
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===イニストラード後=== | ===イニストラード後=== | ||
[[イニストラード]]参入後の[[モダン]][[環境]]で組まれた、[[青黒赤緑]]の4[[色]]の[[けちコントロール]]。 | [[イニストラード]]参入後の[[モダン]][[環境]]で組まれた、[[青黒赤緑]]の4[[色]]の[[けちコントロール]]。 | ||
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*デッキデザインの詳細については[http://coverage.mtg-jp.com/worlds11/article/002574/ こちら]も参照のこと。 | *デッキデザインの詳細については[http://coverage.mtg-jp.com/worlds11/article/002574/ こちら]も参照のこと。 | ||
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+ | ===基本セット2013後=== | ||
+ | [[基本セット2013]]参入後のヤソコンは、[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]を使った[[青]][[タッチ]]赤緑[[グッドスタッフ]]系[[ビート・コントロール]][[デッキ]]。キーカードの[[謎めいた命令/Cryptic Command]]と[[永遠の証人/Eternal Witness]]から'''Eternal Command'''と呼ばれることもある。 | ||
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+ | {{#card:Cryptic Command}} | ||
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+ | コンセプトは永遠の証人と[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]を使い、謎めいた命令を回収・[[フラッシュバック]]して使い倒すデッキ。これらによる[[テンポ・アドバンテージ]]、[[マナ・アドバンテージ]]の損失を補うべく霊気の薬瓶が投入されている。 | ||
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+ | デッキにはその他にも、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]のサイズを上げる為の[[血清の幻視/Serum Visions]]や、[[引く|ドロー]]兼[[ディスカード]]、かつ[[手札]]で[[腐る|腐っている]]霊気の薬瓶を有効利用できる[[知識の渇望/Thirst for Knowledge]]を採用するなど、シナジーを考慮した無駄のない構成となっている。サイドボード後の[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]と[[エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage]]も薬瓶との相性は抜群で、前者は呪文を唱えなかったターンの[[終了ステップ|エンド前]]に登場させていきなり[[変身]]させたり、後者は[[打ち消されない]]2回分の[[否認/Negate]]となる。 | ||
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+ | [[八十岡翔太]]氏はこのデッキを使用し、[[プレイヤー選手権12]]で予選を11勝1敗という圧倒的な戦績でトップ通過、総合準優勝という好成績を残した。元々[[レガシー]]での数々の実績を持ちながら、当時のモダン環境ではあまり見られなかった霊気の薬瓶を大々的にフィーチャーしたデッキであり、このカードがモダンでも十分通用することを証明した。 | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **[[プレイヤー選手権12]] 準優勝([http://coverage.mtg-jp.com/mtgpc12/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[基本セット2013]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df307277}} | ||
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+ | *デッキデザインの詳細は[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/tpc12/video10 こちら]も参照。(リンク先は英語) | ||
+ | *日本の公式コラムによるリプレイは[http://mtg-jp.com/reading/kajidigital/003813/ こちら]。 | ||
==参考== | ==参考== |
2014年3月20日 (木) 11:24時点における版
ヤソコンは、東京圏の強豪・八十岡翔太のデザインによるコントロールデッキ。いわゆる「デッキブランド」である。八十岡が作成したコントロールデッキは、どれもヤソコンと呼ばれる宿命にあるらしい。基本的にはLoM開催期に作られたものを指す。
目次 |
ブロック構築
神河ブロック構築
神河ブロック構築におけるヤソコンは、神河ブロック構築でメタの中心にあるけちコンを標的とした青単パーミッション、いわゆる呪師コントロールである。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(2)(青),(T):カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、呪師の弟子を反転する。
1/2Tomoya the Revealer / 暴く者、智也 (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(3)(青)(青),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。Xはあなたの手札のカードの枚数に等しい。
2/3ドローエンジンとして呪師の弟子/Jushi Apprenticeや巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrollsなどのクリーチャーを使用するのが大きな特徴。
この環境に優秀なカウンターは少ないものの、パーミッションなのでボードコントロール系のけちコンには圧倒的に有利。メインから入っている不忠の糸/Threads of Disloyaltyなどにより、白ウィニーとの相性も悪くない。
グランプリ新潟05ではベスト8に2人が残るという好成績を収めた。
ラヴニカ・ブロック構築
ラヴニカ・ブロック構築におけるヤソコンは、青白黒3色のコントロールデッキ。チーム戦かつブロック構築という非常に狭い領域でのフォーマットに用意された。
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 騎士(Knight)
警戒
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、それを唱えるために(白)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。
カウンターと除去でコントロールしつつ、宮廷の軽騎兵/Court Hussarでクロックを与える。アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IVでテンポを稼ぎ、最後は債務者の弔鐘/Debtors' Knellで絶望の天使/Angel of Despairを使いまわして勝利する。
序盤からカウンターやクロックを与えられるにもかかわらず、終盤息切れせずにすむように構成されており、そのバランス感覚は素晴らしい。
プロツアーチャールストン06ではデッキの使用者全員がマネーフィニッシュ、製作者の八十岡翔太自身は優勝という快挙を成し遂げた。
- 備考
- プロツアーチャールストン06 優勝 (参考)
- 使用者:八十岡翔太 チーム:Kajiharu80
- フォーマット
WUB [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディンの傷跡ブロック構築
ミラディンの傷跡ブロック構築におけるヤソコンは、多色化は難しいとされてきた同環境の常識を覆す、青黒赤タッチ緑4色のテゼレットコントロール。
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
アーティファクト
マイコシンスの水源が戦場に出るか戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探す。それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasを中心に多くのアーティファクトが使用されているが、中でも重要なのはマイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring。太陽の宝球/Sphere of the Sunsなどとともに4色のマナ基盤を大きく支え、自分の漸増爆弾/Ratchet Bombに巻き込んだり、内にいる獣/Beast Withinやオキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelterの対象にしたりすることでカード・アドバンテージを得ることができる。
もちろん上記のカードは単純に除去としても優秀で、その他にも多色の利を活かして様々な除去呪文を採用している。粗石の魔道士/Trinket Mageからグレムリン地雷/Gremlin Mineや呪詛の寄生虫/Hex Parasiteをシルバーバレットできることもあり、非常にボードコントロールに長けたデッキだといえる。
- 備考
- プロツアー名古屋11 ベスト8(ミラディンの傷跡ブロック構築部門 6-3-1) (参考)
- 使用者:藤田剛史
- フォーマット
4C Tez [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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スタンダード
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
カウンターモンガーを参照。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期のスタンダードにおけるヤソコンは、青白コントロールの一種。ミラディン登場直後のもので、加工/Fabricateによるシルバーバレット戦略を利用したタイプをこう呼ぶ。
アーティファクト
(3),(T)または(黒),(T):あなたの墓地にあるアーティファクト・クリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
サーチする候補は、映し身人形/Duplicantやトリスケリオン/Triskelion、骸骨の破片/Skeleton Shard、波停機/Stabilizerなど。これらを使う必要がない場合でも、真面目な身代わり/Solemn Simulacrumや忘却石/Oblivion Stoneを持ってくることができる。
骸骨の破片/Skeleton Shardに若干頼る形になるため、ひっかき爪/Scrabbling Clawsが永遠のドラゴン/Eternal Dragonやゴブリン召集対策として広まってからは衰退してしまった。
- このデッキは、東京近郊の複数の大会が年に1回共催している「Lord of Magic Championships」2003年の大会でデビューを飾った。ミラディン発売直後に開催された非認定大会で、デッキの完成度と新エキスパンションのカードを生かした構成で注目を浴びた。
- 備考
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (7) | |
3 | 賛美されし天使/Exalted Angel |
3 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum |
1 | 映し身人形/Duplicant |
呪文 (28) | |
4 | 神の怒り/Wrath of God |
2 | 正義の命令/Decree of Justice |
4 | 知識の渇望/Thirst for Knowledge |
2 | 加工/Fabricate |
3 | 巻き直し/Rewind |
3 | マナ漏出/Mana Leak |
2 | 蒸気の連鎖/Chain of Vapor |
1 | 骸骨の破片/Skeleton Shard |
1 | 波停機/Stabilizer |
1 | 精神隷属器/Mindslaver |
3 | 忘却石/Oblivion Stone |
2 | 赤の防御円/Circle of Protection: Red |
土地 (25) | |
8 | 平地/Plains |
7 | 島/Island |
1 | 沼/Swamp |
4 | 沿岸の塔/Coastal Tower |
1 | 教議会の座席/Seat of the Synod |
1 | 古えの居住地/Ancient Den |
1 | 大闘技場/Grand Coliseum |
2 | 隠れ石/Stalking Stones |
サイドボード | |
4 | 因果応報/Karma |
2 | もみ消し/Stifle |
1 | 波停機/Stabilizer |
2 | 聖なる場/Sacred Ground |
2 | 赤の防御円/Circle of Protection: Red |
1 | 正義の命令/Decree of Justice |
1 | 巻き直し/Rewind |
2 | 催眠の宝珠/Mesmeric Orb |
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
ミラディン・ブロック+神河ブロック期のスタンダードにおけるヤソコンは、青緑メインのコントロールデッキ。フィフス・ドーン登場後のもので、粗野な覚醒/Rude Awakeningをエンドカードとしたターボランドタイプをこう呼ぶ。
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたがコントロールするすべての土地をアンタップする。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールする土地は2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。
双呪(2)(緑)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
2/1インスタント
対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを最大4枚まで探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す。
けちな贈り物/Gifts Ungivenによるシルバーバレット戦略を主体とした、いわゆるけちコントロールの一種で、永遠の証人/Eternal Witnessと全ての太陽の夜明け/All Suns' Dawnで墓地のカードを拾う。
主に4色で構成され、粗野な覚醒/Rude Awakeningや頭蓋の摘出/Cranial Extraction、神の怒り/Wrath of Godなどが組み込まれている事が多い。
Gifts [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
- 備考
- Lord of Magic Championships 2005 優勝 (参考)
- 使用者:有留知広
- デザイン:八十岡翔太
- フォーマット
Jushi [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コールドスナップ後
コールドスナップ参入後に組まれた青黒のコントロールデッキ。占術の岩床/Scrying Sheetsを使用した、いわゆる氷雪コントロールの一種である。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1氷雪土地
(T):(◇)を加える。
(1)(氷),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。そのカードが氷雪であるなら、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。((氷)は氷雪である発生源からのマナ1点で支払うことができる。)
キーとなるアドバンテージエンジンは占術の岩床/Scrying Sheets、師範の占い独楽/Sensei's Divining Top、闇の腹心/Dark Confidantの3枚。師範の占い独楽によるライブラリー操作で占術の岩床を活用しつつ、闇の腹心のライフロスを減らす。
デッキのその他の部分は純粋な青黒コントロールから変化はなく、カウンターや手札破壊などで構成される。
フィニッシャーには定番の曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorのほか、占術の岩床と相性のよいファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfootも使用される。
Snow [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasと各種アーティファクトを採用した青黒コントロールであるが、このデッキではアーティファクトは最低限の枚数に抑え、手札破壊、除去、カウンターなどにも多くのスロットを割いている。
各種CIP能力、特にトップメタのCaw-Bladeの対策として、メインデッキから4枚積まれた倦怠の宝珠/Torpor Orbが一際目を引く。
- 備考
- グランプリシンガポール11 第5位 (参考)
- 使用者:八十岡翔太
- フォーマット
ヤソテゼ [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
この時期のスタンダードにおけるヤソコンは、この環境では珍しい青黒コントロール。
伝説のプレインズウォーカー — アショク(Ashiok)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された、マナ総量がXのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)でもある。
[-10]:すべての対戦相手の手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。
クリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
カード1枚を捨てる:ターン終了時まで、予知するスフィンクスは呪禁を得る。これをタップする。
予知するスフィンクスが攻撃するたび、占術3を行う。
この環境の青系コントロールは至高の評決/Supreme Verdictやスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationの存在から白を含む構成になる場合がほとんどだが、これは青黒2色で構成されている。クリーチャーは各種単体除去と漸増爆弾/Ratchet Bombで対処し、土地が伸びたら好機/Opportunityで手札を補充する。
フィニッシャーの選択も独特で、定番の霊異種/AEtherlingではなく、軽い波使い/Master of Wavesと予知するスフィンクス/Prognostic Sphinxが採用されている。また、家畜化/Domesticationや悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverで対戦相手のクリーチャーを利用して勝つことも可能。
UB Control [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エクステンデッド
時のらせん期
長らく「ヤソコン」から離れていた氏の、久々のオリジナルデッキ。緑青黒タッチ白のビート・コントロールであり、Next Level BlueにかけてNext Level Doranと名付けられている。
伝説のクリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk) シャーマン(Shaman)
各クリーチャーは、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
0/5伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
基本は思考囲い/Thoughtseize、タルモゴイフ/Tarmogoyf、謎めいた命令/Cryptic Commandといった緑青黒のパワーカードからなるグッドスタッフ。そこに包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerをタッチし、クロックの底上げが図られている。貴族の教主/Noble Hierarchと、フェッチランドからサーチできるつぶやき林/Murmuring Boskにより、無理なく白マナを出せるようになっているのがポイント。
序盤はまるでドランデッキのような動きをしながら、次のターンにいきなり精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor降臨という芸当も可能。一見して何のデッキなのかわからない不思議さで、プロツアーアムステルダム10の会場を沸かせた。
- 備考
- プロツアーアムステルダム10 エクステンデッド部門9-1 (参考)
- 使用者:八十岡翔太
- フォーマット
Next Level Doran [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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モダン
イニストラード後
イニストラード参入後のモダン環境で組まれた、青黒赤緑の4色のけちコントロール。
インスタント
対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを最大4枚まで探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。罰する火はそれに2点のダメージを与える。
対戦相手1人がライフを得るたび、あなたは(赤)を支払ってもよい。そうしたなら、あなたの墓地にある罰する火をあなたの手札に戻す。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
回顧(あなたはこのカードを、それの他のコストの支払いに加えて土地カードを1枚捨てることで、このカードをあなたの墓地から唱えてもよい。)
手札破壊・クリーチャー除去によるコントロール要素と、けちな贈り物/Gifts Ungivenによるシルバーバレット戦術を基調とする。
対ビートダウンには燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows+罰する火/Punishing Fireのコンボが、対コントロールにはカラスの罪/Raven's Crime+壌土からの生命/Life from the Loamのカラスローム同様のコンボがそれぞれ効果的。これらのコンボパーツをけちな贈り物でサーチすることができる。
初登場した世界選手権11では中村修平氏にシェアされ、モダン部門6戦全勝の好成績を残した。
- 2011年1月1日より罰する火はモダンの禁止カードに指定されている。
ヤソコン (モダン) [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- デッキデザインの詳細についてはこちらも参照のこと。
基本セット2013後
基本セット2013参入後のヤソコンは、霊気の薬瓶/AEther Vialを使った青タッチ赤緑グッドスタッフ系ビート・コントロールデッキ。キーカードの謎めいた命令/Cryptic Commandと永遠の証人/Eternal WitnessからEternal Commandと呼ばれることもある。
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたの対戦相手がコントロールするすべてのクリーチャーをタップする。
・カードを1枚引く。
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
2/1クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
コンセプトは永遠の証人と瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを使い、謎めいた命令を回収・フラッシュバックして使い倒すデッキ。これらによるテンポ・アドバンテージ、マナ・アドバンテージの損失を補うべく霊気の薬瓶が投入されている。
デッキにはその他にも、タルモゴイフ/Tarmogoyfのサイズを上げる為の血清の幻視/Serum Visionsや、ドロー兼ディスカード、かつ手札で腐っている霊気の薬瓶を有効利用できる知識の渇望/Thirst for Knowledgeを採用するなど、シナジーを考慮した無駄のない構成となっている。サイドボード後の高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsとエレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmageも薬瓶との相性は抜群で、前者は呪文を唱えなかったターンのエンド前に登場させていきなり変身させたり、後者は打ち消されない2回分の否認/Negateとなる。
八十岡翔太氏はこのデッキを使用し、プレイヤー選手権12で予選を11勝1敗という圧倒的な戦績でトップ通過、総合準優勝という好成績を残した。元々レガシーでの数々の実績を持ちながら、当時のモダン環境ではあまり見られなかった霊気の薬瓶を大々的にフィーチャーしたデッキであり、このカードがモダンでも十分通用することを証明した。
URG Junk [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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